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Yamareco

記録ID: 4618913
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

東天狗岳:山と大雨と渇き(白駒池〜海尻駅)

2022年08月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:21
距離
21.4km
登り
829m
下り
1,869m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:51
休憩
0:30
合計
8:21
距離 21.4km 登り 829m 下り 1,888m
11:04
6
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7
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0
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ゴール地点
天候 曇り→土砂降り
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
白砂新道は荒れ気味。
本日はこちらかスタート。
2022年08月21日 10:56撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 10:56
本日はこちらかスタート。
トイレ(洋式・水洗・50円)あり。
水場は見当たりませんでした。
2022年08月21日 10:56撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 10:56
トイレ(洋式・水洗・50円)あり。
水場は見当たりませんでした。
入り口には立派な標柱が。
2022年08月21日 10:57撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 10:57
入り口には立派な標柱が。
2022年08月21日 10:59撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 10:59
観光客が多いためか、登山道は木道で整備されています。
2022年08月21日 10:59撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 10:59
観光客が多いためか、登山道は木道で整備されています。
こりゃ完全に遊歩道ですね。
2022年08月21日 11:02撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:02
こりゃ完全に遊歩道ですね。
2022年08月21日 11:03撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:03
2022年08月21日 11:05撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:05
やって参りました白駒池。
2022年08月21日 11:06撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:06
やって参りました白駒池。
山小屋というより、観光地の売店っぽい雰囲気です。
2022年08月21日 11:07撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:07
山小屋というより、観光地の売店っぽい雰囲気です。
さて、ここから本格的な登山道です。
2022年08月21日 11:16撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:16
さて、ここから本格的な登山道です。
さらば白駒池。
2022年08月21日 11:17撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:17
さらば白駒池。
しばらくは木道で整備されていますが…
2022年08月21日 11:19撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:19
しばらくは木道で整備されていますが…
そのうち露岩と木の根の登山道に変わります。
2022年08月21日 11:21撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:21
そのうち露岩と木の根の登山道に変わります。
この辺まではスニーカーでも来れるでしょうが…
2022年08月21日 11:26撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:26
この辺まではスニーカーでも来れるでしょうが…
この後は完全に登山道になります。
2022年08月21日 11:36撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:36
この後は完全に登山道になります。
苔だらけだった登山道も、植生が変わってきました。
2022年08月21日 11:38撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:38
苔だらけだった登山道も、植生が変わってきました。
2022年08月21日 11:43撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 11:43
それにしても、思ったよりキツいルートです。
2022年08月21日 11:43撮影 by  iPod touch, Apple
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8/21 11:43
それにしても、思ったよりキツいルートです。
そして、稜線に乗り上げてから…
2022年08月21日 12:13撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 12:13
そして、稜線に乗り上げてから…
にゅうに登頂。
2022年08月21日 12:27撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 12:27
にゅうに登頂。
白駒池と丸山。
2022年08月21日 12:27撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 12:27
白駒池と丸山。
東天狗岳は雲の中です。
2022年08月21日 12:27撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 12:27
東天狗岳は雲の中です。
2022年08月21日 12:31撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 12:31
途中の展望から東天狗岳方面。晴れないかなぁ…
2022年08月21日 12:41撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 12:41
途中の展望から東天狗岳方面。晴れないかなぁ…
登山道は、相変わらず露岩だらけです。
2022年08月21日 12:48撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 12:48
登山道は、相変わらず露岩だらけです。
2022年08月21日 13:18撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 13:18
かろうじて天狗岳の双耳峰が見えます。
2022年08月21日 13:24撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 13:24
かろうじて天狗岳の双耳峰が見えます。
そして中山峠。
ここで黒百合ヒュッテによって水分補給をしておけば…
2022年08月21日 13:27撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 13:27
そして中山峠。
ここで黒百合ヒュッテによって水分補給をしておけば…
天狗の奥庭に比べると、岩場も可愛いものです。
2022年08月21日 13:31撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 13:31
天狗の奥庭に比べると、岩場も可愛いものです。
ようやく雲が晴れてきました。
2022年08月21日 13:36撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 13:36
ようやく雲が晴れてきました。
2022年08月21日 13:44撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 13:44
これは晴れ間は望めないなぁ…
2022年08月21日 13:44撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 13:44
これは晴れ間は望めないなぁ…
天狗の奥庭との合流地点。すでに喉の渇きでヘロヘロになっています。
2022年08月21日 14:23撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 14:23
天狗の奥庭との合流地点。すでに喉の渇きでヘロヘロになっています。
そして頂上が見えてきました。
2022年08月21日 14:35撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 14:35
そして頂上が見えてきました。
あともうちょい。
2022年08月21日 14:42撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 14:42
あともうちょい。
そして登頂。よほど疲れていたのか、裏側から道標を撮影して、早々に下山しました。
2022年08月21日 14:43撮影 by  iPod touch, Apple
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8/21 14:43
そして登頂。よほど疲れていたのか、裏側から道標を撮影して、早々に下山しました。
ここ、こんなにガチガチに整備されていましたっけ?
2022年08月21日 14:48撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 14:48
ここ、こんなにガチガチに整備されていましたっけ?
登山道はこんな感じ。
山頂直下の岩場を通過すると、ガレた登山道に変わります。
2022年08月21日 14:58撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 14:58
登山道はこんな感じ。
山頂直下の岩場を通過すると、ガレた登山道に変わります。
そして、ここから白砂新道へ。
2022年08月21日 15:02撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 15:02
そして、ここから白砂新道へ。
「白砂」というくらいですので、ガレ・ザレのいやらしい登山道です。
2022年08月21日 15:02撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 15:02
「白砂」というくらいですので、ガレ・ザレのいやらしい登山道です。
最近?道迷いの遭難があったためか、やたらとピンクリボンがついています。
2022年08月21日 15:14撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 15:14
最近?道迷いの遭難があったためか、やたらとピンクリボンがついています。
標高が低くなると、荒れ気味の登山道はマシになったのですが、ここから土砂降りの雨に降られます。
2022年08月21日 15:21撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 15:21
標高が低くなると、荒れ気味の登山道はマシになったのですが、ここから土砂降りの雨に降られます。
そして、ようやく本沢温泉へ。
2022年08月21日 16:29撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 16:29
そして、ようやく本沢温泉へ。
念願の水を手に入れたぞ!
2022年08月21日 16:29撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 16:29
念願の水を手に入れたぞ!
あとは作業道・林道をひたすら降るだけです。
2022年08月21日 16:41撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 16:41
あとは作業道・林道をひたすら降るだけです。
前回通ったときは高巻いた崩落地がすっかり修復されていました。これは地味に嬉しい。
2022年08月21日 16:50撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 16:50
前回通ったときは高巻いた崩落地がすっかり修復されていました。これは地味に嬉しい。
で、ゲートを通過。
2022年08月21日 17:20撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 17:20
で、ゲートを通過。
そして林道入口へ。
2022年08月21日 17:46撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 17:46
そして林道入口へ。
前回は森林伐採で通行止めになっていた林道は、封鎖されていない様子。これで迂回せずに海尻駅に降りられます。
2022年08月21日 17:46撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 17:46
前回は森林伐採で通行止めになっていた林道は、封鎖されていない様子。これで迂回せずに海尻駅に降りられます。
日付が入っておらず、脇に建てられていたので、単に使用済みの看板を置いているだけかと思いきや…
2022年08月21日 17:57撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 17:57
日付が入っておらず、脇に建てられていたので、単に使用済みの看板を置いているだけかと思いきや…
通過してから。ええ…どっちよこれ。
2022年08月21日 18:13撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 18:13
通過してから。ええ…どっちよこれ。
で、どうにか終電直前に海尻駅に到着。
ただ、先程の大雨で電車が遅れていて、ここからが大変でした。
2022年08月21日 19:17撮影 by  iPod touch, Apple
8/21 19:17
で、どうにか終電直前に海尻駅に到着。
ただ、先程の大雨で電車が遅れていて、ここからが大変でした。
撮影機器:

感想

夏の18きっぷ3回目。今回は、白駒池から北八ヶ岳の未踏ルートである白砂新道を歩くことにしました。

特に東天狗岳が好きなわけではないのですが、この暑い時期に日帰りで登ろうとすると、どうしても山域が限られてきます。

事前の調査では白砂新道が荒れ気味であることは承知のうえでしたが、水場の調査が甘かったために、水無しで登るハメに…

【コース状況】
■白駒池入り口BS〜にゅう登山道入り口
・白駒池には茅野駅からバスでアプローチできます。すでに標高2,000mを越えているため、かなり涼しいです。
・白駒池入り口にはトイレ(洋式・水洗・50円)があります。水場はありません。
・白駒池までの登山道は、観光客に配慮してか、ガチガチに整備されています。
・白駒荘で水場を探すものの、どこをどう探しても見つからない。
・青苔荘には水場が確実にあるのですが、タイムロスになるので、そのまま登ることに。
・「まあ累積標高差も700〜800m程度だし涼しいから大丈夫だろ」と、続行しましたが、普通に白駒荘で買っておけばよかったと、後に後悔することとなります。
・そして、にゅうに向けて登山道を登ります。

■にゅう登山道入り口〜中山峠
・にゅうまでは、比較的緩やかな登山道でしたが、露岩や木の根が混じった、そこそこ歩きづらいルートです。
・個人的には、若干標高差はあっても、丸山〜中山ルートのほうが、歩きやすいイメージです。
・水が無くても、にゅうまではさほど苦になりませんでした。
・にゅうからは、若干のアップダウンを経て、中山峠へ。
・中山峠の辺りでは、渇きの影響が出てきていましたので、しらびそ小屋にエスケープするか、そのまま東天狗岳に登るか検討し、残り250m程度の登りであるため、そのまま登ることを決断。
・どういうわけか、中山峠から黒百合ヒュッテにピストンして水分補給をする選択肢が思い浮かびませんでした。

■中山峠〜東天狗岳〜白砂新道分岐
・中山峠からは、平坦区間と急登区間のメリハリが効いた登山道となります。
・基本的には樹林帯の中なので直射日光は受けませんし、森林限界を超えると心地よい風が吹いています。
・水を飲んでいないためか、時折意識が朦朧としてきて、その都度立ち止まって集中力を取り戻して登っていきます。
・ほうほうの体になりながら、ようやく東天狗岳に登頂。完全に雲の中で、景観は皆無でしたので、早々に下山開始。もはや頭の中は本沢温泉の水場のことばかりです。
・しばらく降りると、白砂新道分岐に到着。
・熱中症の状況によっては根石岳山荘で給水しようとも思いましたが、そこまで体調が悪くなかったため、予定どおり白砂新道に突入。

■白砂新道分岐〜本沢温泉
・白砂新道は、事前の調査どおり、あまり踏まれておらず、若干荒れ気味でしたが、ピンクリボンは豊富でした。最近、道迷い遭難があったためでしょうか?
・よく考えたら、本沢温泉まで登って、硫黄岳ではなくわざわざ東天狗岳に登る酔狂な人はそう多くないでしょうし、逆もまた然りでしょう。
・多少遠回りになっても、夏沢峠から降りたほうが、(特に荒天時は)安全で降りやすいと思われます。
・ガレ・ザレ気味の登山道を降りていくと、天気が怪しくなり、ついには雨が降ってきました。
・とりあえずスマホ等をジップロックに入れて、ザックカバーを取り出してザックに取り付けます。
・しばらくすると、樹林帯の中にもかかわらず大粒の雨になるほどの土砂降りとなり、たまりかねて上着だけ雨具を着けました。
・幸い、登山道自体は、雨が降っても滑る状態ではなく、意外とサクサク降りられました。そして、念願の本沢温泉へ。

■本沢温泉〜海尻駅
・本沢温泉では、念願の水場で給水。まずは500mlのナルゲンボトルで一気飲み。そしてソフトボトルに1リットル給水。
・途中で土砂降りがなければ、無給水での体調への影響がよく分かったはずですが、幸か不幸か、いまいち影響はよく分かりませんでした。ただ、水を飲んでミネラルを補給してから、明らかに脚の機能は回復しました。
・本沢温泉からは、ひたすら作業道を降っていきます。
・次いで、海尻駅につながる林道を降りていきます。この林道、たまに歩きづらい箇所があるため、特に日没後に歩くのは注意が必要です。
・そして、通行止めなのかどうかよくわからない看板を経て、舗装道路へ。
・ほどなく、海尻駅に到着し、本日の山行は終了。

■おまけ
・時間的には、自宅への終電に間に合ったのですが、なんと大雨の影響で小海線に遅れが出て、結果的に終電に接続できなくなりました。
・ただ、小淵沢での特急あずさの接続には間に合ったため、慌ててスマホでチケットレスのきっぷを購入しました。
・そのまま都内まで戻っても良かったのですが、あまり時間の短縮にはならず、食事も温泉も望めないことから、甲府駅までのワープして、のんびり帰りました。

【まとめ】
・やはり、未踏ルートの水場をあてにしてはいけないものだと、身をもって知ることとなりました。
・実は冬山で無給水で登ったこともあるのですが、夏山では初めてです。興味本位で「水を飲まないとどのくらい登れるのか?」と思って本沢温泉まで無給水で行きましたが、良い子はマネしないように。
・白砂新道はあまり踏まれていないため、初心者にはオススメしかねます。実際、1週間前くらいに道迷い遭難があったようです。
・白砂新道以外は、難所はほとんどありません。
・以前、似たようなルートを歩いたのですが、累積標高差も距離も若干短いはずなのに、ほとんどタイムが変わらないとは、水を飲んでいないことを考慮しても脚力が落ちていると実感する次第。

【参考】東天狗岳:雨雲と伐採作業に泣いた南八ヶ岳(麦草峠〜海尻駅)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2556100.html

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