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Yamareco

記録ID: 4632648
全員に公開
沢登り
道南

冷水岳(平田内川→浄瑠璃川)

2022年08月27日(土) ~ 2022年08月28日(日)
 - 拍手
poyanpy その他5人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
13:52
距離
10.1km
登り
1,030m
下り
1,111m
歩くペース
ゆっくり
1.81.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:52
休憩
0:00
合計
4:52
距離 3.4km 登り 434m 下り 74m
6:49
292
スタート地点
11:41
宿泊地
2日目
山行
8:52
休憩
0:08
合計
9:00
距離 6.6km 登り 607m 下り 1,045m
6:37
200
宿泊地
9:57
10:05
332
15:37
ゴール地点
8/26(金)20:00(札幌南区)→23:30(国道277号見市大橋近くの駐車帯C0)
8/27(土)5:30起床→6:49(平田内温泉)→11:41(平田内川c600m付近C1)
8/28(日)5:00起床/6:37→9:57(冷水岳)10:05→15:37(国道277号浄瑠璃橋近くの駐車帯)
天候 曇り(一時雨)
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平田内温泉(閉鎖中)
2022年08月27日 06:51撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 6:51
平田内温泉(閉鎖中)
平田内温泉前の道路脇に温泉が湧き出ていた。
2022年08月27日 06:47撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 6:47
平田内温泉前の道路脇に温泉が湧き出ていた。
平田内温泉から入渓。入渓するや否やのチョックストーン滝。若者は正面やや右側を直登。
2022年08月27日 06:54撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 6:54
平田内温泉から入渓。入渓するや否やのチョックストーン滝。若者は正面やや右側を直登。
右岸側を行くと
2022年08月27日 06:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 6:58
右岸側を行くと
左岸側に渡るのが難しい。最後のひと登りでお助け紐を出してもらった。
2022年08月27日 07:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 7:02
左岸側に渡るのが難しい。最後のひと登りでお助け紐を出してもらった。
上流に砂防がダムがあり、ここまで林道が通っていた。
2022年08月27日 07:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 7:12
上流に砂防がダムがあり、ここまで林道が通っていた。
c285m付近
2022年08月27日 07:17撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 7:17
c285m付近
c350m付近
2022年08月27日 07:39撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 7:39
c350m付近
c390m付近
2022年08月27日 07:55撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 7:55
c390m付近
c400m付近
2022年08月27日 08:11撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 8:11
c400m付近
C410m付近の小滝
2022年08月27日 08:13撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 8:13
C410m付近の小滝
c410m付近の小滝は右岸を巻いた。
2022年08月27日 05:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 5:15
c410m付近の小滝は右岸を巻いた。
右岸の草付きを巻く。
2022年08月27日 08:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 8:21
右岸の草付きを巻く。
c430m付近
ここは、へつる人もいれば巻く人もいる。
2022年08月27日 08:30撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 8:30
c430m付近
ここは、へつる人もいれば巻く人もいる。
へつりその1
2022年08月27日 05:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 5:31
へつりその1
へつりその2
2022年08月27日 08:30撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 8:30
へつりその2
へつり完了
2022年08月27日 08:31撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 8:31
へつり完了
へつルメンバーを上流側から撮影
2022年08月27日 08:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/27 8:34
へつルメンバーを上流側から撮影
c440m付近
2022年08月27日 08:34撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 8:34
c440m付近
c440m付近
2022年08月27日 08:35撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 8:35
c440m付近
c440m付近を上流から撮影
2022年08月27日 08:35撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 8:35
c440m付近を上流から撮影
c440m付近の函
2022年08月27日 08:37撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 8:37
c440m付近の函
泳いで突破しようとしたが、水流強く、この後断念。
2022年08月27日 05:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 5:38
泳いで突破しようとしたが、水流強く、この後断念。
右岸を登るべく取り付く。
2022年08月27日 05:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 5:40
右岸を登るべく取り付く。
登りました。
2022年08月27日 08:40撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/27 8:40
登りました。
c450m付近
奥に滝が見える。
2022年08月27日 09:01撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 9:01
c450m付近
奥に滝が見える。
滝の手前はちょっとした函
2022年08月27日 09:02撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/27 9:02
滝の手前はちょっとした函
泳いで左岸側に取り付いて登れるという意見あり。
2022年08月27日 09:05撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 9:05
泳いで左岸側に取り付いて登れるという意見あり。
右岸草付きを高巻きました。必要最小限の美しいルート取りです。
2022年08月27日 06:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 6:23
右岸草付きを高巻きました。必要最小限の美しいルート取りです。
c470m付近
左側から沢が入っている。
2022年08月27日 09:37撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 9:37
c470m付近
左側から沢が入っている。
c505m付近
2022年08月27日 09:47撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 9:47
c505m付近
c510m付近
2022年08月27日 10:06撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/27 10:06
c510m付近
c510m付近のへつりを上流から撮影
2022年08月27日 07:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 7:06
c510m付近のへつりを上流から撮影
へつりの最後は登る。
2022年08月27日 10:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/27 10:10
へつりの最後は登る。
倒木の上を歩いたりして。
2022年08月27日 10:09撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 10:09
倒木の上を歩いたりして。
c520m付近の滝。流水の左側をフリーソロで直登する強い沢や。
2022年08月27日 10:17撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/27 10:17
c520m付近の滝。流水の左側をフリーソロで直登する強い沢や。
ズーム
2022年08月27日 07:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 7:20
ズーム
後続はロープを出してもらいました。
2022年08月27日 10:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 10:37
後続はロープを出してもらいました。
滝の上から撮影
2022年08月27日 10:36撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 10:36
滝の上から撮影
別の角度から撮影
2022年08月27日 10:39撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/27 10:39
別の角度から撮影
c540m二股
2022年08月27日 10:54撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 10:54
c540m二股
c570m付近
2022年08月27日 11:04撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/27 11:04
c570m付近
c570m付近
先頭は、左岸の木を使ってへつった。二番手も先頭に続いたが・・・。
2022年08月27日 11:12撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 11:12
c570m付近
先頭は、左岸の木を使ってへつった。二番手も先頭に続いたが・・・。
ドボンした。泳いで突破できるが、寒いので他のメンバーは右岸を巻いた。
2022年08月27日 11:12撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 11:12
ドボンした。泳いで突破できるが、寒いので他のメンバーは右岸を巻いた。
c590m付近
2022年08月27日 11:26撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/27 11:26
c590m付近
c600mを過ぎたあたりに幕営。よい焚火ができました。
2022年08月27日 13:08撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
8/27 13:08
c600mを過ぎたあたりに幕営。よい焚火ができました。
ザリガニ
2022年08月27日 17:13撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/27 17:13
ザリガニ
落ち着きます。
2022年08月27日 19:37撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
8/27 19:37
落ち着きます。
焚火の横で寝た強い沢や。
2022年08月28日 02:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/28 2:27
焚火の横で寝た強い沢や。
2〜3人用テントを二張り設営した場所。増水には耐えられないでしょう。
2022年08月28日 06:49撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/28 6:49
2〜3人用テントを二張り設営した場所。増水には耐えられないでしょう。
c610m付近
2022年08月28日 06:53撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/28 6:53
c610m付近
へつりアップ
2022年08月28日 06:56撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 6:56
へつりアップ
c610m二股手前
2022年08月28日 06:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/28 6:57
c610m二股手前
c610m二股で右股を遡行して浄瑠璃沢に抜けます。ここはc620m付近。
2022年08月28日 07:04撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/28 7:04
c610m二股で右股を遡行して浄瑠璃沢に抜けます。ここはc620m付近。
c660m付近
2022年08月28日 07:15撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 7:15
c660m付近
c690m付近
2022年08月28日 07:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/28 7:30
c690m付近
c730m付近
2022年08月28日 07:39撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 7:39
c730m付近
道南地域に生息する黒いカタツムリ
2022年08月28日 05:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/28 5:31
道南地域に生息する黒いカタツムリ
c1000m付近 源頭が近くなってきました。
2022年08月28日 08:43撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 8:43
c1000m付近 源頭が近くなってきました。
ピーク目指してヤブ漕ぎ
2022年08月28日 09:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/28 9:41
ピーク目指してヤブ漕ぎ
冷水岳ピークに三角点はありません。あるのは昔あった看板の名残のみ。
2022年08月28日 09:54撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/28 9:54
冷水岳ピークに三角点はありません。あるのは昔あった看板の名残のみ。
ピークゲット、満面の笑顔。
3
ピークゲット、満面の笑顔。
冷水岳から地形図に記載されている夏道上の最低コルに向かった藪を漕ぐ。夏道はなくなっているので、コンパスで切って進むが、右往左往してしまった。
2022年08月28日 10:55撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 10:55
冷水岳から地形図に記載されている夏道上の最低コルに向かった藪を漕ぐ。夏道はなくなっているので、コンパスで切って進むが、右往左往してしまった。
最低コルを経て、浄瑠璃川の源頭に続く沢型が出てきた。
2022年08月28日 11:45撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 11:45
最低コルを経て、浄瑠璃川の源頭に続く沢型が出てきた。
浄瑠璃川に出ました。
2022年08月28日 12:14撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/28 12:14
浄瑠璃川に出ました。
浄瑠璃川の看板滝である「門」に到着。
2022年08月28日 12:56撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
8/28 12:56
浄瑠璃川の看板滝である「門」に到着。
門の滝の落ち口には残置支点があった。
2022年08月28日 13:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/28 13:09
門の滝の落ち口には残置支点があった。
我らは、ロープを使わずに下降。
2022年08月28日 13:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/28 13:09
我らは、ロープを使わずに下降。
門の下から全景
2022年08月28日 13:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/28 13:14
門の下から全景
こんな所もありました。
2022年08月28日 13:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/28 13:30
こんな所もありました。
遡行時には巻いてしまうので、見ることができない大滝。
2022年08月28日 14:44撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
8/28 14:44
遡行時には巻いてしまうので、見ることができない大滝。
左岸側の木を使って下りられる所まで下りてから懸垂。30mダブルで下りられた。
2022年08月28日 14:47撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 14:47
左岸側の木を使って下りられる所まで下りてから懸垂。30mダブルで下りられた。
こういう小滝も出てきました。
2022年08月28日 14:59撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 14:59
こういう小滝も出てきました。
浄瑠璃川のF1。遡行時はこの滝から大高巻きするのが一般的だろうか。
2022年08月28日 15:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/28 15:13
浄瑠璃川のF1。遡行時はこの滝から大高巻きするのが一般的だろうか。
国道にかかる橋が見えてきた。もう少し。
2022年08月28日 15:31撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/28 15:31
国道にかかる橋が見えてきた。もう少し。
無事下山。

感想

この週末は、9月に予定している沢のプレ山行として、当初は南日高のトヨニ岳北峰春別川南西面直登沢を2人パーティ×2組のコラボ企画で予定していた。15年前の脂が乗っていた頃に遡行したこの沢を今の自分がどのくらいやれるのか、色んな思いを抱きながら、ワクワクドキドキと計画を立てたが、天気予報は秋雨前線北上により道東に大雨を降らせると告げていた。天気予報は1週間前になっても変わらず、全道の中で比較的天気が良さそうな道南の沢に入ることにした。
道南の!!の沢で山中泊で楽しめる沢を探すも、平田内川は1995年、浄瑠璃沢は2006年に遡行済みである。山中泊装備を背負って!!以上の沢を遡行するというプレ山行の目的を達成することを最優先とすれば、ここしかないだろう。平田内川の遡行は遠い昔のことで、忘却の彼方だし、浄瑠璃川は遡行しただけなので。
当初計画は、2人パーティ×2組のコラボ企画だったが、転戦を機に4人パーティの計画とした。山行日までにさらに2人のエントリーがあり、6人パーティの山行となった。
平田内川の遡行は95年遡行時の記録を参考に計画を立てたが、足並みのそろった技術のあるパーティゆえ、短時間でスマートに遡行することができた。
平田内川は、前半こそゴーロ地帯で大きな岩を上り下りして疲れるが、そのうち小滝やエメラルドグリーンの淵をたたえた小函が断続的に現れる美しい沢だ。95年遡行時は滝や函の多くを巻き、特にc470m二股手前の滝を大高巻きして多くの時間を要したが、今回は必要最小限の巻きで、沢を遡行したことが、スマートな美しい遡行になったものと思う。若くて強い沢やは頼もしい。パーティの技量の差というものを実感した。
結果として、昼前には幕営予定地に到着し、1日目は少々時間を持て余した感があったが、素敵な焚火を熾すことができ、焚火を囲みながらゆったり、まったりと贅沢な時間を過ごすことができた。
幕営箇所はc610m二股手前で、2〜3人用テント2張り張れそうなところを整地したが、増水には耐えられない場所だった。午後から時々雨が降ったが、スコール的な雨は短時間1回のみで、テントが流されるまで増水することはなかった。夜は雨がなく、若くて強い沢やは、夜中にテントを出て、焚火の横で寝ていた。
平田内川から冷水岳へのヤブ漕ぎはそうでもなかったが、冷水岳から浄瑠璃川への下降のヤブ漕ぎはそれなり消耗した。
冷水岳は三角点のない名前だけのピークで、最高点と思われる所に生えているダケカンバには看板の名残のクサビだけが残されていた。
冷水岳からの浄瑠璃沢への下降に当たっては、冷水沢に入り込まないように、今は廃道となって跡形もない夏道上の最低コルまで下りてから浄瑠璃川に下りることにしたのだが、最低コルに向かうまで少しだけ右往左往することになった。あのような地形での濃いヤブ漕ぎはコンパスを切っての猪突猛進がよいのかもしれない。いずれにしても最後尾を歩いたオレは、若きヤブ漕ぎ隊長に頭が上がらない。たいへんお世話になりました。ありがとうございます。
浄瑠璃沢の下降は気持ち良いくらいに標高をガンガン下げていくが、この沢の看板となっている「門」まで何もない。門の落ち口には残置支点があった。アングルを1本打って、支点を補強したが、我らはロープを出すことなく下りた。
門の次に出てくるのは30m大滝。この滝は、遡行時にはF1から大高巻きして目にすることがなかった滝だ。左岸に生えている木やブッシュを使って下りられる所まで下りて懸垂した。30mロープダブルで余裕だった。
最後のF1も懸垂。この滝を下りると、ようやく魚影が濃くなり、少し歩いて国道着。
日帰りで抜けられる行程だったかなと思ったが、冷水岳からの下降に時間を要し、終わってみればやはり1泊2日の山行。
見市川左股や冷水沢を遡行しての平田内川下降に興味がそそられる。来シーズンのお楽しみとしよう。

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