記録ID: 4646366
全員に公開
沢登り
日高山脈
北日高(エサオマントッタベツ川〜エサオマン入ノ沢〜ポンベツ沢〜札内川十ノ沢〜札内川本流〜ピリカペタヌ沢)
2022年08月27日(土) ~
2022年09月03日(土)
- GPS
- 176:00
- 距離
- 39.6km
- 登り
- 3,427m
- 下り
- 3,546m
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇ニ據瓩咾譴ざ鏡100m(6:20)−(6:40)エサオマントッタベツ川出合−(7:30)入渓−(9:00)c920=Ⅽ1 今日明日で天気がイマイチなのでいけるところまでのつもりでdepa。びれい橋から先は荒れている。エサオマントッタベツ川分岐には看板あり。地図上の林道末端から入渓。すぐにポツポツ降り始めたので、c920付近の右岸が林になっているところで早々にタープ張る。結局この日は釣りしたり、火いじったりして終了。 Ⅽ1(5:30)−(6:00)山スキー沢出合−(8:15)北東カール−(10:00)札内JP−(11:00)エサオマントッタベツ岳−(16:00)カムイ岳直登沢出合=Ⅽ2 起きると雨降っていなく、昨日よりは視界がよいのでdepa。C1280Fは左岸の水流際直登。直後のナメは想像よりもしょぼかった。二股を右に取り、北東カールに飛び出すと楽園のような空間。しばし休憩したのち札内岳分岐の東へ突き上げるルンゼを詰める。途中から急激にガスる。札内分岐からエサオマンまでは踏み跡明瞭。エサオマンの北ポコまでは若干踏み跡薄くなるも、足元は抜けている。稜線上ホワイトアウト&爆風で手がかじかむ。なんだか極い。なにも見えないので北カール方向に適当に突っ込む。土石流の跡があり、そこを下っていくと(おそらく)北カールの底に着く。さらに沢型をおろしていくも、水冷たく風雨も加わりかなり寒い。ルームでチムニーのFと呼んでいるFは、言われてみればわかる程度のもの。よくて小滝、下手すればそれ未満の規模。C1070Fは左岸から斜め懸垂すると水に触れなくて済む。カムイ岳直登沢にすこし入ったところの河原で沈。 Ⅽ2(7:00)−(8:30)新冠川出合(9:30)−(11:15)ポンベツ沢出合=Ⅽ3 初めての晴れ。新冠出合でAACHに出合う。Pちゃんもいた。ポンベツ沢出合で行動終了し、明日に備える。乾燥大会ののち、釣り大会。本流は上流部とポイントが少し違っておもしろい。大物に2度ラインブレイクされ、悔恨の念を抱いて眠る。 Ⅽ3(9:00)−(10:46)エサオマントッタベツ岳直登沢出合(11:00)−(13:30)ナメワッカJPカール−(16:00)ナメワッカJP−(17:00)十ノ沢カール=Ⅽ4 昨日逃した魚へ再挑戦すべくみんなより少し早めに起床。粘りの末に大きいニジマスをゲット。テン場に持ち帰り刺身で頂く。十分に暖かくなったところでポンベツ沢へ向かう。1本目の水線付近から函地形顕著になるとのことだったが、いつまでたっても函は現れず、水線ばかりが過ぎていく。結局3本目までずっと河原。先日の大雨で側壁が崩壊し全てを埋めてしまったのであろうか。痛恨の極みである。その先の河原で幕営する予定だったが、大幅に巻いてしまったので急遽十ノ沢カールまで行くことにする。ガレを詰めていくとc1340F。これは右岸のルンゼを登り途中からFの落口に移った。カールはこぢんまりとしていてアットホームな雰囲気。機会があったら一度泊まってみたい。ガレや鹿道をうまく繋いでいくとナメワッカの東西稜線に大した薮漕ぎもなく出られる。東西稜線はハイマツ漕ぎ。主稜線に近づくほど獣道が明瞭になり楽ができた。ナメワッカ分岐もガスでまたしても展望なし。シュンベツへは踏み跡明瞭。時間が押していたので、途中の岩ポコのすぐ南のルンゼから急遽下降する。幸い、2度ほどCDがあるだけだった。カール底に着くと雨がパラつき始めたので急いでタープ張って薪集め。低気圧通過に備えてタープを補強し要塞を築く。 Ⅽ4=Ⅽ5 終日雨。ヒマだけど贅沢な時間。 Ⅽ5(8:45)−(11:00)札内川本流出合=Ⅽ6 起きると、どうやら低気圧は過ぎ去ったらしい。朝焼けが綺麗だった。十ノ沢は小滝が連続していて、増水の影響もあり飽きない渓相。あっというまに札内川本流へ。明日はもっと天気がいいらしいので札内岳アタックは明日にお預け。十ノ沢出合から数100m上流の右岸をテン場にする。ここのイワナは小さかった。 Ⅽ6(5:00)−(10:00)札内岳(10:30)−(16:00)ピリカペタヌ沢十ノ沢出合−(16:30)c1000=Ⅽ7 珍しく真面目に早く起きる。c1140のナメFは左岸水流際直登。そのすぐ上流の平坦になっているところは密林で伏流しているとのことだったが、増水の影響か伏流することはなく結局源頭まで水は途切れなかった。また密林もあまりなく、ここも大雨の影響で渓相が変わったのだろうと推測する。上部はつっぱる系の小滝が連続していて少し面白い。沢型消えたところから鹿道辿ると稜線直下のガレ場に出る。そこから薮漕ぎピークまで。ようやく晴れのピーク。これまでの道程が一望出来て気持ちがいい。ピリカペタヌ沢へはピークから北に踏み跡辿り下っていく。噂通りぬめって気が抜けない。Fは全て巻道かCDで処理できた。最後のC1220のFを下り、土砂が堆積してできた段差をMが下ろうとしたところ、その中の大き目の岩が崩れ、段差から落ちる。その後、岩の上に乗っていた直径30cmほどの岩を含む土砂がMの脚の上に落ちてきた。すぐに岩をどかすも左足がとても痛そう。30分経っても立てるようにもならないので救助要請を決める。幸い現場で電波が入ったので警察、消防に救助要請後、在札にも報告。13:00に受傷し、結局15:30にはヘリで運ばれていった。残ったメンツはそこから少し下ろしたc1000付近の河原で7日目の夜を過ごした。 Ⅽ7(6:30)−(9:45)トッタベツヒュッテ下山 10時に迎えを頼んでいるため、本山行で一番の冷え込みの中つらい起床。八ノ沢出合からは所謂河原になる。林道はほぼ崩壊。いいかんじにルーファイしながら下っていく。トッタベツヒュッテに到着するとちょうど迎えの車が到着した。 |
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1024人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する