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記録ID: 467643
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

コマクサの様子を見に蔵王:大黒天から名号峰

2014年06月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:51
距離
14.1km
登り
837m
下り
824m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

大黒天7:20−8:05刈田岳8:10−熊野岳8:50−9:00熊野十字路9:05−10:05名号峰10:35−11:35熊野岳途中11:40−熊野十字路12:00−刈田岳12:25−12:27刈田岳避難小屋前12:40−13:10大黒天
天候 曇り時々晴、時々ガス
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大黒天登山口駐車場は広く、50台以上。土曜朝7時過ぎで5台、13時半に下ってきた時も余裕あり。
コース状況/
危険箇所等
登山道に危険箇所は無し。ガラ場では足元に注意。
広い大黒天駐車場
広い大黒天駐車場
大黒天登山口からの眺め
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大黒天登山口からの眺め
先ず階段から
火口のふちを歩くようになる
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火口のふちを歩くようになる
ミヤマスミレ
ハクサンチドリ
駐車場を見下ろす
駐車場を見下ろす
イワカガミとツマトリソウ
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イワカガミとツマトリソウ
まだ階段
刈田岳避難小屋
刈田嶺神社
気温は10℃
行く手はガスですが
行く手はガスですが
お釜は見えて来ました
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お釜は見えて来ました
ここが正面のような気が
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ここが正面のような気が
熊野十字路へ
イワカガミは豊富
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イワカガミは豊富
コマクサの大きな株、でもつぼみはまだ。
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コマクサの大きな株、でもつぼみはまだ。
熊野十字路
熊野岳避難小屋
山頂に向かう
熊野岳山頂
熊野神社
名号峰に向かって
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名号峰に向かって
岩礫地帯から名号峰方面
岩礫地帯から名号峰方面
マイズルソウ
ツマトリソウ
かもしか温泉跡分岐
かもしか温泉跡分岐
名号峰のコマクサ(つぼみ)
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名号峰のコマクサ(つぼみ)
花の色と形、モスグリーンの葉、上品です。
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花の色と形、モスグリーンの葉、上品です。
この位しかなかったのですが
この位しかなかったのですが
名号峰標識
名号峰から熊野岳方面
名号峰から熊野岳方面
サンカヨウ、葉に花が咲いているように見える。花期は短いらしい。
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サンカヨウ、葉に花が咲いているように見える。花期は短いらしい。
名号峰手前鞍部の湿地、何かの卵が。
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名号峰手前鞍部の湿地、何かの卵が。
コバイケイソウの花は遅れている。まだ、ショウジョウバカマが咲いているくらい。
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コバイケイソウの花は遅れている。まだ、ショウジョウバカマが咲いているくらい。
まだちょっと春の雰囲気
まだちょっと春の雰囲気
自然園から熊野岳
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自然園から熊野岳
熊野岳下の砂礫地帯
熊野岳下の砂礫地帯
もう少しで熊野十字路に登りつく。
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もう少しで熊野十字路に登りつく。
熊野岳避難小屋を振り返る
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熊野岳避難小屋を振り返る
お釜が良く見えるようになった
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お釜が良く見えるようになった
もう一度お釜
刈田嶺神社に帰ってきた
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刈田嶺神社に帰ってきた
朝は見えなかった大黒天への道からのお釜
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朝は見えなかった大黒天への道からのお釜
荒々しい火口
火口ふちを通って
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火口ふちを通って
小さくて見えないですが、刈田岳から大黒天の間でもコマクサが咲いていました。
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小さくて見えないですが、刈田岳から大黒天の間でもコマクサが咲いていました。

感想

今週末は梅雨の中休みで土曜はまあまあの天気が予想されるので、何処かに行きたい。まだ早いとは思ったが、蔵王にコマクサの様子を見に行くことにした。今日は大黒天から登ってみることにした。駐車場は広い。大黒天到着時の天気は、上空は曇りだが、視界はあり、でも、山の上の方はガスで見えない。駐車場から道路を渡って、登山口から蔵王の火山の荒々しい姿が見える。登山口から直ぐに木の階段、一旦平らになるが、直ぐに石段と木の階段の急な登りが続く。この辺でもう息があがってくるが、今日は大丈夫かな。火口に沿った所に出ると登りは緩くなり、火口に沿った潅木の尾根上の所を登って行く。もう一度階段があり、剣ヶ峰の道標の所に出る。この辺りでは上の方はガスで見えなかったが、もう一登りで刈田岳避難小屋が見え、直ぐに刈田岳山頂である。刈田嶺神社の温度計では10℃、歩くには適温である。刈田岳から下って行くと、徐々にガスが切れていくようで、これから視界が良くなりそうだ。お釜の側の柵の傍の道を歩いて行くと、見える、見える。道は一度主道に合し、緩く登って行くが、熊野岳が近づくと十字路に向かう右の道をとる。この辺りはコマクサの群落があるが、特徴的なモスグリーンの株は多く見かけるが、つぼみもまだ出ていない。ここから熊野岳まで往復する。熊野岳では周囲の展望はなかったが、時々ガスがとれる傾向は続いていた。熊野十字路まで戻り、北東に一段下った所にもコマクサが多いので行って見る。道の両側、時には道にもモスグリーンのコマクサの株が出ているが、この辺でもつぼみは出ていない。満開にはまだ3週間位はかかりそうだ。

だんだん調子は良くなってきたし、天気も良くなってきたので、名号峰まで行ってみることにする。分岐から北東に向かうと極端に人が少なくなる。今日出会った人は往復で10人程度だった。熊野十字路から名号峰まで、土壌や地形が変化に富み、それぞれの環境にあった多種類の花が咲いていて興味深い場所で楽しめる。先ず、水捌けの良い砂礫地にはコマクサ、徐々にハイ松と岩の混ざった道となり、この辺りはイワカガミが多い。段々と周りは潅木が高くなり、道端にはツマトリソウやマイズルソウがキレイである。自然園から登り下りは緩くなるが、北蔵王らしい木の中の山道になり、やや湿地の感じになる。この辺では、サンカヨウ、これも良い花である。昨年の同時期には道の両側にコバイケイソウが一杯咲いていたのだか、今年は花はもちろん、葉の伸びもまだまだのようで、全体的にやや遅いようである。一部潅木の若葉も十分開いていない所もある。そこは雪が深かったのかもしれない。名号峰の山頂付近は周囲と異なり岩や砂礫地がある。その砂礫地に小規模ではあるがコマクサの群落があり、今年もここで咲いているコマクサを数株ではあるが、見つける事ができた。

名号峰の山頂は、顕著なピークではないのだが、不思議と魅力的な場所であり、蔵王連峰の中心にあり眺望も良い。今日は名号峰から北の雁戸山や仙台神室岳は見えなかった。南は割りと良く見え、不帰ノ滝とその上にある大黒天の駐車場から今日通ってきた稜線が全て見えた。帰りは時々陽があたるようになり、熊野岳からの下りではお釜が良く見えるようになっていた。刈田岳と大黒天の間の道も、火山としての蔵王の特徴がよく分かるお薦めの道である。火口ふちを通る柵のある砂礫の所では、少しではあるがコマクサが開花していた。今日は下って大黒天近くになると、東の谷から雲が上がってくるようになり、周りが全く見えなくなってきた。車でも下って行く間、ずっとガスで、かなり視界の悪いところもあった。川町では一時雨、やや不安定な天気になってきたようだった。


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コメント

定点観測
ですかね。去年はハイラインの上からだったので、今年は意欲的に見えますね。

蔵王のコマクサ、実はワタクシはまだ拝んだことがありません(爆) いやー、行こう行こうと思ってはいるのですが、なかなか足とタイミングが向かなくて、ノビノビになっています。でも、kyenさんらしい堅実な記録のおかげで、光景が目に浮かぶようです。

長いトンネルを抜けて、来月になったら復帰できそうな気がしています。kyenさんの次回は、岩手山か早池峰あたりですかね?(ヽ゜ω゜)ノ
2014/6/23 22:02
Re: 定点観測
意欲的?そうでもないんですよね。昨年はこの時期、既に大東岳や岩手山に行っていましたからね。体力が落ちたような気がします。

今年は昨年より、少し色々な花の開花が遅れているようです。コマクサは割と花期が長いし、もっと遅い時期がよいことは分っているのです。沢山咲いているのも良いのですが、まだかなーと思いながら、初もののコマクサを探すのも面白いのです。

名号峰は不思議な魅力のある場所なんですよね。顕著なピークではないのですが眺めが良いし、標高が低いので、ちょっと秘密のコマクサが早めに咲く場所があるし。まあ、行けばわかるので、大した秘密ではないんですが、人は少ないですよ。
2014/6/23 23:19
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