赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳
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- GPS
- 19:54
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,671m
- 下り
- 2,048m
コースタイム
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 3:17
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 8:04
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 8:15
天候 | 初日快晴のち一時雨・2日目快晴のちガスガス・3日目快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
茅野駅10:20発美濃戸口10:58着1,000円 白駒の池バス停15:33発茅野駅16:42着アルピコ交通麦草峠線1,500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵尾根・赤岳・横岳はクサリ場・ハシゴあり。ヘルメット着用のこと。 根石岳から東天狗岳への登りは一部岩場をよじ登る箇所あり。また、高度感のある橋を渡る。 |
その他周辺情報 | 白駒の池バス停に売店あり。土産物やスーパードライ350mLあり。 |
写真
装備
個人装備 |
マスク
グローブ(軍手)
防寒着
雨具(カッパ)
昼ご飯
行動食
計画書
保険証
携帯
サングラス
トレッキングポール
携帯バッテリー
サブバッグ
水1.5L
ヘッドランプ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
クッカー・ストーブセット
非常食
コンパス
笛
計画書
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
|
感想
さて、今回は。昨年群発地震で登れなかった奥穂高岳を目指してギリギリまでscw予測を見ながら交通手段と宿泊場所を確保できないかと探っていたのだけれど。どうしても1泊目の横尾山荘や徳沢の山荘が確保できないまま。涸沢ヒュッテや涸沢小屋はとうに予約でいっぱいらしかった。と、2日目ちょうどザイテングラートに差し掛かる時に雨雲が掛かるとscw予測。初めての奥穂高で雨のザイテングラートは危ない。
で、折角月曜休み取ったことだし、他の山域を探して八ヶ岳。ここは、初日赤岳鉱泉手前で時間1mm程度の雨雲が掛かる予測以外は3日とも晴れか曇り。ここだ!というわけで直前に赤岳鉱泉にtel。連泊すれば荷物は預かってくれて、空身に近いアタックザックで赤岳・横岳・硫黄岳周回ができるだろうと見込み。
あずさ1号は満席。だったら臨時列車のあずさ75号があるじゃない。ま、その後のあずさでも美濃戸口へのバスに間に合ったみたいだけど。バスの一番後ろに座って、ザックは座席の後ろに乗せて、膝の上に乗せずに済んだからいいじゃない?
美濃戸口では、一般車はその先赤岳山荘付近の駐車場は一杯だったらしく、通行止めになっていた。登山届はコンパスで提出。
美濃戸山荘でお昼休憩。湯を沸かして味噌汁とフリーズドライ五目飯。あとコーヒー。湧き水がうまい。
林道を順調に歩いて行き、大幅にショートカットする場所に出た。年上のパーティーから近道かと声が掛かった。のはずだが保証はできない。確か前回降りた時にここに降りたはずの記憶でしかない。少し進んでヤマレコマップを確認すると、予定コース。苔むした樹林帯を登っていく。
で、林道に復帰。先に出た女性ハイカーとカップルに追いついた。けれども彼らの方が我々よりもペースが速い。あっという間に置いてけぼりに。
林道終点。ここからは山道。心拍数が140をできるだけ超えないよう、150以上は避けるよう登っていく。増水時に高巻くルートの分岐に出た。今回は増水の心配はなく、予定ルートを遡上する。パラパラと石に小雨が。「これが予言の雨か?」とは同行者の揶揄い。いやいや。予言でなくてscwの予測だって。
ちょうど14:00を回った頃、樹林帯に入る手前で結構本降りになった。scw予測やるじゃん。「おお、予言通りだ。」。いやいや、scw予測だって。雨でも唯一蒸れない雨具傘をさす。連れは堪らずカッパを羽織る。この先の林を抜ければ赤岳鉱泉は間近のはずなんだが。
ちょっと歩いたら開けてテント場に出た。美濃戸口へはここを降りるかと女性ハイカーが尋ねてきてそうだと答える。
赤岳鉱泉では、皆が雨宿り。
マスクをして中に入り、受付。大部屋に案内してくれて、宿泊カードに記入してから受付に戻り、そこで支払い。連泊の予定だが、一旦2日分を支払ってしまうと返金はできない。山では何があるかわからないから、2日目の分は翌日支払うと良い。宿泊カードを翌日も記入しなければならないだけのこと。リスクを考えて、初日の分だけ支払う。で、分かったのだが、個室でない限り、大部屋では部屋に荷物は置けない。乾燥室に置いておかねばならず、それは連泊客でも1泊の客でも同じことだった。行って泊まってみなければわからないことのひとつ。
大部屋は盛況で、両脇の二段のベッドは全部埋まって、床に多くの布団が敷いてあり、その一角が我々の今夜の場所だった。訝しく思ったのは、カップルと思しきパーティーも同じ大部屋にいて、女性は今時他の男性客と同じ部屋に泊まることが嫌じゃないんだろうかと感じたこと。ま、こちらが気にしてもしょうがない。
さ、それより風呂風呂。ここは鉱泉だけあって風呂がある。例によって石鹸・シャンプーはご法度だが、汗を流せるのはいい。湯船はちと狭く、熱い湯が出るところを避けようとすると3人が入ればいっぱい。
風呂の後は生ビールでしょう。1杯1,000円。自炊場でまったり飲んでいると、夕食の支度が進む。旅館の夕食に出てくるような、一人鍋のコンロが置いてある。で、肉が乗ったプレートがその上に。あれは牛?それともブタ?スタッフに尋ねると、牛ステーキだと言う。ワオ。山小屋でビーフステーキかい。なんと豪勢な。
例によってご飯とソーセージポトフはお代わり自由。ただし、食器はその都度新しいのにスタッフが盛るからマスクをして手ぶらでスタッフに告げる。飯が旨い。飯が旨い山小屋は繁盛するよね。三条の湯も飯が旨く、相部屋になった新潟出身の2人がしきりにここの飯は旨いと言っていたっけ。というわけで飯をお代わり2杯。食った食った。部屋に戻ると、あっという間に眠りについてしまった。
さて翌朝。朝飯はアジの開き。ちと小さい気がするが飯と味噌汁はお代わり自由。かっこんでから用事を済ませ、ザックを乾燥室に置いて、いざ。
行者小屋まで。そこから先はヘルメット着用。上の方でクサリ場が出てきて緊張する。その先は岩場をよじ登る。ルートはあってないような感じ。お地蔵様のところで休憩。今回は赤岳までの往復が初体験。岩場をよじ登る箇所はあったが、クサリ場は、クサリに頼らなくてもいいかも。
赤岳山頂からは、富士山がシルエットで綺麗。
赤岳展望荘でトイレを借りる。100円。
地蔵の頭に戻り、いざ横岳へ。今回は前回の逆ルート。降りた覚えがあるところを登っていく。前回は初めてで、結構緊張したが、今回は逆ルートとはいえ要所要所で覚えがあり、難なく登っていけた。
ただ、トレランの格好をした人たちにはちと閉口。ここはそんな軽装で来るところじゃないと思うんだが。それに何やら喧しい。
横岳山頂に着いて写真を撮っていると、登山道でないところから人が登ってきた。ロッククライミングの人たちだった。うぉ。ここを登って来るか。
横岳からの下りは、前回垂直の上りをクサリに捕まりながら登ったと記憶していた箇所が、全然垂直じゃなかった。クサリ場のトラバースは相変わらずドキドキしたけど。そこを過ぎれば後はヘルメット必ずしも要らないところに出る。ずっと降って硫黄岳山荘。登って、七つのケルンに導かれ、と山と高原地図にあるのだが、数えると9つくらいあった。
硫黄岳ではガスガスで、遠くが見えない。行き止まりまで行ってみる。
戻って赤岩の頭に降りるもガスガス。こんなガスはscw予測にはなかったんだけどな。さっさと赤岳鉱泉に降りる。と、結構な時刻になっていたのに、登って来る人がいる。聞くと硫黄岳山荘に泊まるのだとか。美濃戸口を昨日の我々と同じ時刻に出発し、硫黄岳山荘を目指すとその時刻になると理解。
赤岳山荘に着くと、ザックを回収して受付。夕食は、昨夜と同じ牛ステーキかエビフライを選べるようだった。
風呂は3時から。一番風呂で汗を流す。着るものは変わらないから汗臭いんだけどね。
外に出て生ビールで乾杯。
夕食のメインは変わらないんだけど、汁は豚汁に変わっていた。
朝の食事のアジが、アジが一匹じゃん!飯お代わりして最終日に備える。
赤岩の頭に登り、オーレン小屋に降り、途中くたびれたら夏沢鉱泉や唐沢鉱泉に降りることを相談しながら先へ進む。オーレン小屋でトイレを借りる。200円。パンフレットを持ち帰った。なかなか良さげな小屋だった。今度は桜平からの入山を計画しようか。オーレン小屋から箕冠山への登りは歩きやすいのなんの。比較的登りが緩やかなのに加え、段差があるところには大きな石が置いてあって、一足がさほど高くないようにしてある。所々に止水版もある。オーレン小屋のスタッフが整備してくれているのだろう。
根石岳はあっという間。天狗岳も、ちょっとよじ登る箇所はあったが直に着いてしまった。天狗岳山頂直下の橋は、崖側からハイマツ側に架け替えてあったように思う。
天狗岳まで来ると、渋の湯に降りるのと白駒池に降りるのと大した差はない。中山峠からニュウへ向かい、ニュウ山頂でゴム弓を射るのを撮った後白駒の池へ下山。流石にこの下りは堪えた。苔むした岩を降りたり、泥濘を避けて通ろうとして泥濘にはまったりしながら何とか無事に下山。帰りのバスにも間に合った。
白駒池バス停には売店があり、土産物や缶ビール・アイスが買える。トイレは50円。
コメント
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