西穂高岳（新穂高ロープウェイ 西穂高口駅よりピストン）

2022年09月16日(金) [日帰り]

• GPS: 06:35
• 距離: 8.0km
• 登り: 908m
• 下り: 923m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:19
• 休憩: 1:16
• 合計: 6:35

距離 8.0km 登り 908m 下り 923m

9:14 西穂高口
9:33 旧ボッカ道分岐
10:04 10:10 西穂山荘
10:26 10:27 西穂丸山
11:09 11:18 西穂独標
11:42 11:48 ピラミッドピーク
11:56 12:08 チャンピオンピーク４峰
12:33 12:59 西穂高岳
13:28 13:29 チャンピオンピーク４峰
13:41 13:48 ピラミッドピーク
14:12 14:15 西穂独標
14:46 14:48 西穂丸山
15:01 15:03 西穂山荘
15:32 15:33 旧ボッカ道分岐
15:49 西穂高口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

2:30〜8:15 自宅→鍋平登山者用駐車場（下道・約270km）
9:00〜9:10 しらかば平→西穂高口（新穂高第2ロープウェイ）往復2,900円

16:15〜16:25 西穂高口→しらかば平（新穂高ロープウェイ）
17:00〜0:00 鍋平登山者用駐車場→ひがくの湯→自宅（下道・約270km）

コース状況／危険箇所等

西穂高口駅→西穂山荘→西穂丸山：初心者OKなハイキングルート。
西穂丸山→西穂独標：西穂独標直前までは特に危険箇所なし。西穂独標直前だけちょっと大変な岩場があるが初中級ルート。
西穂独標→西穂高岳：危険箇所ありな岩場のアップダウン。マーカーがわかりやすくルートは明瞭（晴れてれば）。独標付近のアップダウンは滑落注意。西穂高岳直前は手がかりの少ない逆スラブ状の大岩があって難しかった。

その他周辺情報

鍋平登山者用駐車場から県道475号に出たところにある「ひがくの湯」で温泉に入りました。スリッパを履いて離れたところにある手作り感満載の露天風呂へ歩いて移動する個性的な温泉ですが、以前来た時よりも立派になってました。
夕飯はコンビニで買ったものを車内で食べながら帰宅しました。

写真

9/16 8:16

新穂高温泉スタートなら新穂高第3駐車場の争奪戦に敗れた者が利用する鍋平登山者用駐車場。だが今回は…

9/16 8:33

西穂が目的な私にはベストな駐車場なのだ。駐車料金無料だし、ロープウェイも第二だけでいいので安上がり！

9/16 8:42

え！？今日金曜日なんですけど？平日でもこの混み具合？

9/16 9:13

始発の新穂高ロープウェイで西穂高口駅に到着。三等三角点「栗尾」。

9/16 9:13

え？もう景色すごいんですが…。正面に笠ヶ岳がドーン！

9/16 9:33

さてさて、日帰りだから最終ロープウェイ16:45に間に合わせなくては。

9/16 10:04

45分で西穂山荘に到着。

9/16 10:04

西穂らーめんが有名だけど今回は食べる余裕なさそう。

9/16 10:10

とりあえずおにぎり1つ食べて出発。

9/16 10:13

もう優勝です。笠ヶ岳から双六岳までが一望。

9/16 10:13

振り返ると焼岳の勇姿が。奥には乗鞍岳。

9/16 10:17

そして正面には今から向かう西穂高岳。めっちゃトゲトゲしてる。

9/16 10:20

あ、ここすごく記憶に残ってる！中学2年の西穂独標登山で行動食の肉大和煮缶を食べたところだと思う！

9/16 10:25

西穂独標の奥に続くピラミッド。

9/16 10:26

西穂丸山を通過。ここまではあっという間ですね。

9/16 10:56

地味にしんどいガレ場の登り。

9/16 11:06

独標も最後はなかなかきつい岩場でした。中学登山の時は山頂直下に鉄のはしごがあってすごく怖かった記憶があるんだけど、今はないですね。

9/16 11:13

やりました！40年ぶりの西穂独標です。卒業アルバムの写真には祠が写ってたんですがそれも無くなってますね。

9/16 11:15

西穂高岳、ジャンダルム、奥穂高岳…。たまらんね、この景色。

9/16 11:22

体力も大丈夫そうなので、西穂高岳まで行っちゃいます！

9/16 11:44

8峰ピラミッドピーク。独標が11峰で西穂高岳が1峰。マーキングがあるから進むたびに征服感があります。

9/16 11:55

独標から30分で6峰まで来ました。思ってた以上に疲れるから休憩しまくり。もしかしたらロープウェイで急に高度をあげたせいもあったかも。

9/16 11:57

高度感あって怖かった。数日前にこの辺りで滑落事故起きてるんですよね…。

9/16 12:10

4峰チャンピオンピークまで来たけど、山頂はまだあんなに遠い。今回はちょっと無理かも…。

9/16 12:12

4峰から2分で3峰に。なるほど、巻いて通過するピークだから間隔が短いのか。もしかして行ける？

9/16 12:19

2峰あたりは急に歩きやすくなった。行けちゃう！？

9/16 12:33

ずっと来たかった西穂高岳山頂。ついに登れました！

9/16 12:33

三等三角点の点名はなぜか「前穂高」。

9/16 12:37

東に見える奥穂高岳、前穂高岳、明神岳。かっこ良すぎ。

9/16 12:49

東南方面。霞沢岳の奥には中央アルプス。

9/16 13:00

下山します。行きも帰りも山頂直下の逆層スラブはちょっと苦労しました。掴むところがなくって…。

9/16 13:01

もしかして西穂高口駅から山頂まで3時間ちょっとかかったことを考えると、あまり余裕がないのでは！？急がなきゃ…。

9/16 13:07

2峰通過。この辺りは楽だけど、この先が難所。

9/16 13:20

4峰チャンピオンピーク。慣れたせい？行きよりも楽に通過できてる気がする。

9/16 13:21

脳内でクイーンが流れ出す。ウィーアーザチャーンピオン…

9/16 13:26

たぬき岩！？あのちょこんと飛び出たところ？

9/16 13:38

8峰ピラミッドピーク。中学登山の時も希望した子は先生が引率してこの辺まで連れてきてたんですよね。もちろん自分は独標で引き返しました（苦笑）。

9/16 13:45

独標が近づいてきました。独標直下が一番怖かったので慎重に…。

9/16 14:00

下るよりは登る方が怖くない。

9/16 14:04

西穂高岳山頂から1時間15分ぐらいで独標に戻ってこれました。

9/16 14:09

独標の南西側もけっこう難所だから気をつけて…。

9/16 14:14

よし、核心部はすぎた！

9/16 14:20

独標を振り返る。

9/16 14:32

あとはスピード重視でひたすら下ります。

9/16 14:45

独標から40分で丸山を通過。

9/16 15:05

さらに20分で西穂山荘に到着。最終ロープウェイは16:45なので余裕なのですが、なぜかこの時「15:45が最終だからあと40分…ギリギリだ！」と1時間勘違いしてたんですよね…。

9/16 15:21

急げ急げ！小走りで移動。

9/16 15:49

途中で間違いに気がついてペースダウン。西穂高口駅に到着。あわてて損した…。

9/16 16:41

鍋平登山者用駐車場へ歩きながら「ついに西穂高に登れたなぁ」と実感を噛み締めてました。

9/16 17:17

登山後の温泉はひがくの湯へ。館内放送でYAMAPの宣伝が流れてて「確かにここなら広告効果バツグン！」と感心してました。

撮影機器：

iPhone 11 Pro Apple

装備

個人装備

靴下 タイツ ズボン ドライレイヤーシャツ Tシャツ フリースジャケット キャップ インナーキャップ アームカバー レインパンツ レインジャケット レイングローブ グローブ トレランシューズ バックパック パックカバー ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット お手拭き 財布 ココヘリ ツェルト ツェルト用ペグ ツェルト用ロープ 保険証 スマホ モバイルバッテリー AppleWatch AppleWatch用モバイルバッテリー メガネ タオル・手拭い 日焼け止め 虫除けスプレー ヘルメット

感想

きたになおき

※2022年9月16日の山行記録です

今はどうなのか知りませんが、私が通っていた中学校では2年生の8月に西穂独標へ登る遠足登山があったんですよ。独標直下につけられた垂直ハシゴ（今はありません）をビクビクしながら登り、なんとか独標まで辿り着いたんですが、引率の先生が「もうちょっと先まで行けそうなやつは連いてこい」とか言って5名ほどの友達がさらに奥まで進んでいったのが、内心ちょっと悔しかったなぁ。独標でさえやっとだったのに、「独標」ってなんだよ？「西穂高」山頂じゃなくてその手前ってこと？せっかく登るなら山頂に行きたいよ…なんて生意気にも思っていたので、本当の山頂に向かった友達が本当に羨ましかったです（今考えると多分ピラミッドピークぐらいまでしか行ってないと思います。時間足りないし…）。

それから40年ほど経ち、なぜか登山にハマってしまった私は、今こそ「西穂独標」ではなく「西穂高岳」山頂まで登りたい！と思うようになっていました。とはいえ山の知識がつき、そのルートの難易度や危険度も知ってしまっているので、なかなか踏ん切りがつかなかったんです。

でも登山を初めて8年目の今なら行けるかも？今月は妻が忙しいので、単独で山へ行くなら西穂高はいいチョイスでは？…と思いたち、決心。コースタイム的に今の自分なら問題なく日帰りできそうだと確信を持ちました。…とはいえ直前の11日には西穂独標付近で100m滑落する死亡事故も起きていたので、不安がなかったわけではありません。もしちょっとでも不安を感じたら途中で引き返すつもりでした。

で、結果として無事に日帰り往復できたわけですが、技術的難易度よりも自分の体力不足を痛感しましたね。チャンピオンピーク4峰あたりでもうヘトヘトにバテてしまってもうやめようかなと思っちゃいました。ちょうどその辺りから簡単なトラバースが増えてサクサク進めるようになったのでなんとか山頂まで頑張れたんですけど。もっと筋トレと有酸素運動がんばって、ここ数年で9kg近くリバウンドしてしまった体重を元に戻さないと…。

あとあらためて思ったんですが、北アルプスの景色って最高にカッコいいですね。こりゃみんな毎年通うわけだ…。