茶臼山〜縞枯山〜三ッ岳〜北横岳〈変貌の眼差し〉
- GPS
- 05:09
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 679m
- 下り
- 558m
コースタイム
6:18 麦草ヒュッテ
6:23 茶水の池
6:34 大石峠
6:45 中小場
7:14 茶臼山7:23
7:40 縞枯山 展望台
7:52 縞枯山
8:14 雨池峠
8:22 雨池山
9:07 三ッ岳9:13
9:39 三ツ岳分岐
9:46 北横岳ヒュッテ9:55
10:03 北横岳(南峰)
10:06 北横岳10:34
11:12 坪庭
11:23 北八ヶ岳ロープウェイ 山頂駅(旧称ピラタス蓼科ロープウェイ)
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅アウト 大人一人片道1000円 ロープウェイで下山後デポしておいたもう1台の車で麦草峠へ移動 http://www.kitayatu.jp/ 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅駐車場はトイレあり(真っ暗なのでライト必要) 麦草峠駐車場はトイレあり どちらの駐車場も無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
麦草峠〜縞枯山 スタート時から苔むした樹林帯が続く。火山帯特有のザレた地質と岩稜の茶臼山展望台が好展望。一旦標高を下げ縞枯山特有の立ち枯れた木立を時折通りつつ登り返すと縞枯山展望台。縞枯山山頂は展望無し。 雨池山 縞枯山から大きく標高を下げ雨池峠。雨池峠からの登りはやや急坂 三ッ岳(やや危険) 雨池山からやはり標高を一度下げ岩の多い急登を超えると岩稜帯で大きな岩を飛び歩く道。ペンキマークがあるがマークをたどっても歩きづらいところもあるので滑落に注意 北横岳 三ッ岳から三ッ岳分岐までは岩飛び歩きの名残を残しつつ徐々に土道に。分岐からヒュッテまではごくわずかに登りつつ短時間で着く。ヒュッテでは100円でトイレ使用可。ヒュッテからはやや急な坂を10分ほど登ると南峰。3分ほどで北峰に行ける。 下山後は尖石温泉縄文の湯 400円 http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000763000/ |
写真
感想
当初では先週の火曜日、悪天候だった場合の予備日として開けていたこの日。
先週めでたく天気に恵まれ乗鞍岳に登ることが出来たので予定がぽっかり開いた日。
梅雨のさなかで運良く雨に見舞われないようなので縞枯山から北横岳を歩いて見る。
最初はロープウェイで山頂駅から登る予定だったがそうすると北横岳と縞枯山が真逆の位置で効率よく回れないのと、運行時間が遅いので車2台できたメリットを活かし麦草峠まで移動し、ロープウェイ下山で時短しつつ北八ヶ岳ロープウェイ界隈をぐるり回るコース設定とした。
北八ヶ岳ロープウェイといえば冬に友人と一度訪れた場所。スノーシューを初体験し、もうけっこうお腹いっぱいで飽きちゃった思い出がある。
その時に一面雪に覆われた景色や登山道がどう変わっているのか、興味深い。
そんな検証も念頭に入れつつまずは麦草峠からスタートする。
麦草峠といえば昨年に独りで一度訪れた場所。八ヶ岳自体を初体験し、中盤からガス、後半土砂降りの雨にやられてやんなっちゃった思い出がある。
話が逸れてしまったが、その時向かった中山へ行く道とよく似た苔むした樹林帯が続く。
静かな足取りで茶臼山の展望台に着く。なぜって曇り予報で全く展望には期待してないから。
ところがどっこいしょ、と見渡してみれば雲海がまだ低い位置にあり標高の高い山々がズラリと見える。
山の天気は変わりやすい、この展望が今日見られるのはこれが最後かも、との思いが強く、ガッツリ写真を撮った。
縞枯山の縞枯れを目の当たりにし、立ち枯れの登山道をゆくと未だに天気予報を裏切る晴天のためもあって気分は上々。コースタイムと照らし合わせながら雨池山、三ッ岳と進む。この区間は雨池山では笹の露にやられ、三ッ岳では岩の急登後、岩稜帯の岩飛びでその登山道は目まぐるしく変貌を遂げる。特に三ッ岳では私の乏しい登山経験の中から想像すれば、天狗岳〜黒百合ヒュッテにある「天狗の奥庭」や権現岳に向かって進む時の編笠山の下山のような印象。
そのせいか、この岩飛び歩きも八ヶ岳ならでは、と思ってしまった。
三ッ岳分岐から先は以前通ったことのある道。とはいえ、先述した通り雪面だったあの時とは様変わりしており、当然周りの景色も変貌している、というより記憶に無い。
そうは言っても北横岳ヒュッテや道標などに変化があったわけもなく、登山道は雰囲気的には覚えている。
ヒュッテから山頂への登り、なるほど夏は階段なのかと疲れでうつむき加減の視線を変貌した登山道を検証することでごまかしつつ、まず南峰。すぐそこが北峰なのでpeachがベンチに腰掛けた5秒後に出発を促す。MK5(マジで休憩する5秒後)だ、ネタが古い・・・
山頂ではもうドンドン広がりつつある雲にご近所さんの蓼科山だけがハッキリと見えるのでそれだけでもう充分。すぐ下には血の池と呼ばれる池があるようだが気分の良いネーミングではないので上から眺めるだけでもう十分。昼休憩した後ロープウェイ乗り場へ下山する。
出発してすぐルリビタキがやってきて追いかけ撮影を試み、後に確認してみたらピント外れまくりだった。
坪庭も雪原だったあの時とは全く違い、立てられていたコースマーク用のポールもすっかり撤去されており、ロープでしっかり区切られた散策路は簡易舗装までしてある。そうだ、ここは山であるが観光地なのだ、と改めての納得。サンダルでも坪庭は歩けるだろう。
おかげさまで天気の方は変貌を遂げること無く登山終了。いつもの通り、開いた時間で観光するのが俺のスタイル、と気取る私に羨望の眼差しを送るpeach。
しかしよくよく見ればその視線の先には、鳥であり、滝であり、遺跡であり・・・
悔しいので最終手段で挑んだ縄文人への変貌。そしてウケた!でも受けた眼差しは好奇に満ちたものであった。
羨望の眼差しを得るための戦法は潜望鏡で覗きこむがごとく深い深いところへ沈んでいったようだ。
北八ヶ岳初進入〜。
いくつかの山をピックアップしておき、天気・プランともにギリギリまではっきりしなかったが、なんとかまとまって前日はロープウェー駅で待ち合わせ。向かう道中は雨、濃霧の中の深い登りカーブ、飛び出す鹿、鳥のヒナ救助…ついてみたら真っ暗〜。移動だけでもドキドキであった。
翌朝は私の車でえっちらおっちら10分ほど走ったところで、bo-さん「車に靴忘れた」・・・怒りはしなかったがだめじゃーん!つって戻ったりして、それでもほぼ予定から大きく遅れることもなく麦草峠へ。
登山道に入ってすぐから、アイラブ苔の私にうれしい苔むした道を行き、入口の看板にいたゆるきゃら「コケ丸」に心を奪われつつ進む。
標高と天気のおかげか高湿度だが涼しく、快適に整備された道を登ってゆけばさくっと茶臼山へ。無展望の山頂だが、近くに展望台があるということで行ってみると。
ぱーん。
起床時にウダウダするレベルには曇っていたのでまったく期待していなかったのだが、なんとまぁ雲海からにょきにょきと、アルプスが全貌とはいかないがよく見える。南の八っちゃんたちもクリアだ。
今日はもうこれ以上の展望は望めないだろうという天気予報だったので、自分たちのプランやナイスタイミングを祝いドヤ顔のまま縞枯山へ。
こちらは噂の縞枯を目前に立ち枯れの樹林帯をあるく、まるで作られた話の世界のようだ。縞枯山自体もその直前の展望台も、やはり思った通り最初ほど景色を楽しめなかったが、縞枯れという現象が特殊すぎて気にならなかった。それ以外の印象がうすいともいえるけど。
登った分見事に下り、雨池峠にて雨池山・三ツ岳に進むかどうかを考えるが、元気いっぱい&天気も持ちそうなのでレッツチャレンジ。
すぐの雨池山をクリアして、三ツ岳への道はだんだん様子がかわってゆく。両手を使っての傾斜のきつい岩場になってくると楽しくもあるが気が抜けない。
しかし最近ありがちな高いとこ怖いスイッチが入ることもなく、岩場にヒカリゴケを見つけたり小花を楽しめる余裕はあった。綺麗に塗ったネイルがはがれるのも惜しむことなく登り続ければ山頂はごりごりの岩山。カッコいい!
岩の隙間の深さと暗さには声がでるが、滑ることもないので慎重ささえ欠かなければとても楽しめる山だった。広い坪庭も見えるので、ご機嫌よろしくいつもの見栄きりを見届けたのち唯一、今回の山行の中名前だけは知っていた北横岳へコツコツむかう。
先週違和感のあった左ひざも問題なく元気ではあったが、北横ヒュッテから南峰への階段攻撃で見事ヘロ〜。
北峰まで階段だったら怒りそうなところだったが、こちらは普通の土道でした。
すぐ下に見える血の池に興味をひかれて分岐探しにいらない体力を消耗したのち、蓼科山を眺めながらご飯を食べて坪庭へ。
北横岳に来るまで登山者とは縞枯山で1組すれ違うだけだったが、時間的にロープウェーで来た人たちだろう、ここではたくさんの人とすれ違った。
ハイシーズンはどんなに人気なのだろう…そんなことを考えながら坪庭もまったり楽しみ、珍鳥オオモズに会えたりしたらロープウェーに乗り込んで下山完了。
山麓駅テラスでも食事をとり、車を回収して例によって欲張りな私たちは近場も散策して入浴。さらに思い付きで近くにあった尖石縄文考古館へ。
なんと「仮面の女神」国宝記念で入館無料となっており、ここでもナイスタイミングにドヤ顔さげて入館。教科書で見たことのある非常に興味深く面白い土器や土偶を観察。
さらに体験コーナーでは手前味噌だが、縄文土器の絵付けの出来に満足の私、そして見事な縄文人顔のbo-tyu-zaiさんによる縄文人の完全再現に感動、と30分もいなかったのに楽しみまくって本日も笑顔で解散。お疲れ様でした。
bo-tyu-zaiさん peachさん こんばんは。
北八ツ、いいですね。車2台使っての美味しいとこ取りなコース。梅雨の最中ですが眺望もあって、かつてのbo-tyu-zaiさんらしくありません(笑)。
我が隊、北横岳から大岳、双子池に抜けましたが、北横岳はさっぱり眺望が無く。すぐ隣の蓼科山すら見えませんでした。大岳も岩だらけで楽しかったですが三ッ岳もイワイワしてて楽しそうですね。七ツ池にも行きそびれたし、縞枯山にも登っていないしまた行きたくなりました。
今回、2人とも青いシャツにショートパンツでお揃いですね。
yuzupapaさん、こんばんは。
大岳にはいつか行ってみたいな、と思ってます。岩の山は歩きづらくて怖い面もありますが、そのスリルが楽しくもありますもんね。
天気はその日の運次第なのでたまたま運が良かったり悪かったりで晴れ男や曇天男なんてまあ気休めですもんね。
ペアルックのように見えちゃいましたでしょうか?決して申し合わせた服装ではないので誤解なさらずに・・・
こんばんはyuzupapaさん〜♪
たくさんのピークや見どころがあって、どんなふうにも行き甲斐のありそうな八ヶ岳、去年からは眺めるばかりでしたがやっと行ってきました
全体的にはわりとゆる〜いコースでしたが、三ツ岳でメリとハリをトッピングの楽しいハイキングとなり満足満足です
そして言われて気づいたペアルック、たくさんの人とすれ違っちゃいましたが…まぁいいや
北八南八良八 何言ってんだ???
私も雲海見てみたいな。
本当そういえばペアルックだ。
何かとそのうち似てくるかもね
nanchiさん、おはようございます。
快晴登山とは縁遠い私だからこそ見られる?雲海なのかな。
高いところに登るからこそ見られる雲海。登山で得られる景色の醍醐味ですね。
ペアルックという既成事実を作られてしまっていますが、まあ、どっちでもいいです
何かと似ている部分がすでに多く、逆にこれ以上私に似てほしくない部分も多々あるのでpeachの様子がおかしいな?と思ったら遠慮無く正しい方向へ導いてあげて下さい。
雲海あると空と山ばっかりの世界〜いいよね
来月が楽しみだよ!
ペアルックは事故ですが、似かよってる・・・すでにいろいろ。なんだかなー
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