梅雨の晴れ間には巻機山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,468m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
天候 | 午前は快晴、11頃より雷雲発生。13時頃より降り始める。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありません。 |
写真
感想
今週の天候は荒れ気味で、上空に寒気が入り込んだ影響で栃木、群馬、埼玉では集中豪雨多発、関東から出ないととても山には登れないと考え、今月最後の登山は巻機山です。
桜坂駐車場に着いた時は他に8台くらい先客がいました。橋を渡り駐車場の奥から登山道に入ります、井戸尾根方面です。暫く薄暗い細道を登って行くと東面に開けた五合目に出ました。前方にニセ巻機山、残雪の米子沢が、北東に目を向けると遠くに大源太山の突起が見えます。(ここで地元の方に行き会い、結局前後になりながら頂上までご一緒させていただきました)。
休憩の後は道脇のイワカガミを見ながら明るいブナ林を登って行きます。カーキ色の粘土の登山道は滑りやすく、雨が降れば沢のようになるんでしょう。時々、地面にムラサキヤシオやタムシバの花びらが落ちていたりして、思わず上を見上げる事がありました。
そのうちに六合目です。足元の谷を挟んで割引山の手前の天狗岩と石畳、ヌクビ沢の残雪の景色が突然目に飛び込んできます。(こんなのぜんぜん想像をしていなかったといった景色です)
七合目の物見台は、その名のとおりでした。一ノ倉〜茂倉岳〜武能岳はあの辺りか、清水峠の小屋らしきものが見えます、大源太山〜七ッ小屋山・・・但し一転して巻機山(ニセ)を見ると先はまだまだです。
ここで栃木人と行き会いますが、この人とも前後しながら頂上から牛ヶ岳までご一緒しました。
笹薮の九十九折の道をぐんぐん上がって行き、振り返ればさっきの物見台辺りの新緑が、梅雨の晴れ間の陽光に照らされて輝いて見えます。
八合目からはいよいよガレ場になり、木段の広がる斜面をゆっくり登ります。標高が上がるにつれて見えてくる景色も違ってきます。あ〜やっぱりここはニセ巻機山なんだと実感します、本物はあの先に有るではないですか。その先が南に走る尾根は朝日岳へ繋がる縦走路なんですね、新緑と白のコントラストがいいね。
避難小屋先にある池塘にはミズバショウが数株(池の中にはカエルの卵塊のような物も)周りの景色のアクセントになっています。
ここからが巻機山本体への登りとなるんですね(まるで浅間山だと思っていたら前掛山だったというのと同じ)。
登り詰めると頂上は広く、ゆったり割引山、牛ヶ岳を左右に見ることが出来ます。(地図ではここは御機屋といい、最高地点は尾根道を牛ヶ岳寄りに進んだ所になっています)
さて今日はここから牛ヶ岳往復、割引山往復の予定なので、尾根に沿った登山道を東に歩き始めます。この時、地塘の脇を進んでいると、突然空からヘリコプターが降りてきました。何してるんですかと聞くと訓練中との事、どうもニセ巻機山の山腹から巻機山の朝日岳分岐手前の広場までを往復しているようでした、時々ホバーリングしながら春の山に轟音を響かせていました(珍しいものを見てしまって、得した気持ち)
朝日岳分岐を分けてその先に進み、草原の木道を一旦下り、登るとぽつんと三角点と木柱があります。どうやらこれが牛ヶ岳頂上のようです(その先まで行きましたが、遭難者の石碑がありました、見晴らしが良かったので。早いけどここでお昼にしました、今日初めて腰を下ろしました)
続いて巻機山から裏へ下りる登山道を割引山へ向かいましたが、木段が途中から残雪に埋もれていました。とにかくここは乗り越えましたが、この辺りで雷が鳴り始め、稜線歩きで目の前の割引山を登るのは危ない気がしたので、ここは断念。
帰りは同じ道を、雨に降られる前にと思いさっさと下ってきましたが、駐車場に着いた途端に本降りになりました、助かった〜。駐車料金後払い500円也。
天気がもう少し持ってくれれば帰りも余裕があったかな〜。
でもやっぱり巻機山、ゆったりしていて良い山でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する