剱岳(別山尾根ルート)
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- GPS
- 12:30
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,188m
- 下り
- 2,200m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:59
天候 | 1日目 ガス時々青空時々小雨 2日目 晴れかつ強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
21:50時点で第一駐車場(無料)ラス5ぐらい 翌朝5:30時点でケーブルカー始発6:40は売り切れ、臨時便の始発6:50を買うことができた ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂8:00着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
剣山荘から剱岳までは岩場・鎖場で危険箇所多いです 自身の体力又は技術、そして天候の条件が揃わない時は引き返す勇気も必要だと思います |
その他周辺情報 | ホテル森の風立山の温泉(900円) |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
念願だった剱岳⛰
台風が来る予報が出てた三連休の後半2日、台風の進行速度が思ったより遅かったのが幸いし、台風に競り勝って登頂成功!
直前まで行くか行かないか決めかねて、行けるとしたら台風が遠い1日目に山頂アタックしてから小屋入りの予定で、前日は富山駅まで迎えに来てくれた今回の相方の車で車中泊。
翌朝ケーブルカー当日券の早いやつ(6:50)をゲットし、8:00から室堂をスタート。
もう可能な限り早く剱岳まで行ってしまいたかったから、室堂での記念撮影も一切なしで雷鳥沢キャンプ場から剱御前小屋へ急登を駆け上がる。
やっと登った剱御前小屋から剱沢キャンプ場まで一旦下り、剣山荘に荷物をデポして山頂への道に取り付く。
この時点で時刻は10:50。
ちょうど朝イチでアタックしてきた人とすれ違う時に、「今から行くの?」と言われることもあったが、(そら行きますよ!)笑顔で会釈。天気は時折ガスるも晴れ間も見えるのでまだ持ちそう。
剱岳までの道のりは、山頂までに一服剱、前剱とピークを経てから剱岳本体に取り付く。本体に至るまでにも岩場や鎖場のオンパレードなんだけど、一番怖かったのが山頂直下の「カニのタテばい」。10mくらいの垂直の岩壁を鎖と杭と岩の窪みを使ってよじ登る。だいたい一歩進むと次の一歩に足が届くようにできている。けど、一箇所どうにも次の杭まで足が届かないところがあって、どうしようかと一瞬心底焦った。結局誰も助けちゃくれないので(周りには誰もいないし)、鎖を全面的に信用して両手で鎖を掴みつつ、岩壁にに足を引っ掛けて体を持ち上げ、なんとか杭に足を届かせた。ほっと一息。
12:50。そこからもう一息歩いてやっと着いた山頂は、なんとタイミング悪くガスに取り巻かれてしまった。
時折晴れてガスが取れる瞬間もあったのに悔しい…!
本日はこれにてと剱澤小屋を目指して下山を開始したところ、みるみるうちに晴れ間が広がるじゃありませんか笑
もう少し粘って午後の日光の力に期待しても良かったかもしれない。
宿泊した剱澤小屋は、ラッキーなことにキャンセルが出たらしく、8人部屋を私たち2人でのびのびと使うことができたほか、トイレも食堂も綺麗だったし、なんと山小屋で温水シャワーも浴びることができて超快適!電波が届かなかったことはまぁ普通そんなもんだ。
翌朝は、昨日の山頂の天気にどうしても納得できなかった相方が、もう一回剱岳アタックを試みようと発案。私は昨日で疲れたし今日は台風迫ってるし帰らなきゃだしでだいぶ渋ったんだけど、せっかく来たからとりあえず前剱まで行こうということで、4:45ごろ暗いうちから再び前剱に向けてスタート。
夜明け前の紫色に染まる山の景色は厳かで神秘的で最高。しかし、標高を上げるにつれてどんどん風が強くなる。
こりゃ前剱までが関の山と、さすがの相方も納得し、朝日に輝く剱岳の雄姿をしかと目に焼き付けて下山開始。私たちの後に前剱に来た3人は山頂を目指し、その後更に3人ほどすれ違ったけど、皆の無事を祈る。
下山開始とは言っても、これがそう簡単には下りられない。まず昨夜泊まった剱澤小屋まで荷物を回収しに下りたら、すぐに剱澤キャンプ場から剱御前小屋まで上り返す。そしたらまた雷鳥沢キャンプ場まで激下ったと思ったら、室堂までに地獄の階段登り…!
今回どんだけアップダウンやったんだ〜ってぐらい登って下って全身使った山行だった。
いつも涼しい顔で飛ばしまくる相方も、今回ばかりは「筋肉痛の兆しが出てて既に足が痛い」と疲れを身に染みて感じている様子。
そんなこんなで無事下山完了。一時は台風で無しになるかと思いきや、思い切って決行して良かったと満足。山頂からの景色は、道中の景色を合成してなんとなく想像できるし笑 また今度快晴の剱岳に来れますように!
この台風縦断の折、みんなが行きたいと思うお山に決断していく勇気?気合い?は本当にすごいですね!
台風も進行が遅くなって、天気もまずまずで、剱岳の山頂を小雨程度でゲットでき良かったですね。まさに奇跡に近い天候だったと思います。
天候のお陰で、山小屋もスキスキで快適な環境のようでしたね。
これも、Yaneoさんの日頃の行ないのお陰でしょうか!?
無事に下山され、お友達との楽しい山行の思い出となり本当に良かったです。
私もいつか剱岳に行きたいと思わずにはいられませんでした。
台風が来てる中ではありましたが、既に剱澤小屋に予約金を振り込んでしまっていたのもあって、諦め悪くギリギリまで可能性を探っていたところでした。
なので勇気でも気合でもなく貧乏根性?笑
山頂だけはガスってしまいましたが、道中レインウェアにお世話になることもなく、無事山頂に到達して下山できたことは奇跡でした!
景色も望めれば言うことなしなのでしょうが、山頂に至るまでの過程は達成感を得るのに十分でした!
また次の機会があればその時は快晴の景色が見れたらいいなと思います。
Shinさんもいつか行けますように!
p.s. Shinさんのレコは山の魅力を存分に楽しまれてて、いつも私も真似してみたいと思いながら楽しく見させていただいてます。
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