西穂高岳 小屋泊でゆったり満喫♪

2022年09月24日(土) ~ 2022年09月25日(日)

• GPS: 08:17
• 距離: 7.9km
• 登り: 839m
• 下り: 922m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:23
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:24

距離 2.1km 登り 293m 下り 78m

15:11 西穂高口
15:35 15:36 旧ボッカ道分岐
16:35 西穂山荘

2日目

• 山行: 7:29
• 休憩: 3:32
• 合計: 11:01

距離 5.8km 登り 585m 下り 875m

4:11 西穂山荘
4:26 4:29 西穂丸山
5:34 6:19 西穂独標
7:32 7:45 ピラミッドピーク
7:56 8:18 チャンピオンピーク４峰
9:36 9:57 西穂高岳
10:32 10:38 チャンピオンピーク４峰
10:59 11:06 ピラミッドピーク
11:38 11:47 西穂独標
12:26 12:30 西穂丸山
12:43 14:05 西穂山荘
14:39 旧ボッカ道分岐
15:12 西穂高口

天候

＜初日＞
松本から国道158を梓川沿いに進む。山道に入りダム湖が見え始める頃からそれまでの厚い雲に覆われた空から晴れ間が出てきた。さわんどバスターミナルを過ぎる頃には上高地方面は眩しいほどの青空に。
長い安房トンネルを抜けるとまるで別世界で、見渡す限りの暗い曇り空に。鍋平高原の駐車場からしらかば平ロープウェイまでは、肌寒い霧雨でレインジャケットを着用。ロープウェイ乗車中もガスで眺望なし。

西穂高口駅からの登山道はうっすらとガスってるがレインは必要なし。山荘近くの標高2,200m付近を境にガスは消え山頂方向には青空が見えてきた。日差しで暑く半袖でも汗だくになるほど。山荘到着頃からの夕暮れの雲海が綺麗でした。西穂山荘の支配人の話では、今年3本の指に入るほどの雲海だったそうです。夜は満天の星空でした。

＜2日目＞
朝の気温は4時の出発時点で5℃。独標までの稜線は風が強くて肌寒い。
独標山頂から先は日差しに恵まれ風も静穏に。山行中は青空に恵まれ景色も良好。
下山時は気温も20℃近くまで上がり山荘からの樹林帯は湿度が高く蒸し暑かった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

鍋平高原登山者用駐車場（300円/日）を利用。しらかば平駅までは10分弱です。
鍋平登山者用 駐車場 P8（無料）は600mほど遠く、下山後の舗装路歩きが辛そうなのでこちらはスルーしました。

しらかば平駅で2日駐車券600円、第2ロープウェイ往復乗車券2,900円、荷物券200円（往路は当日のみ、復路は3日間有効）を自動券売機で同時に購入。電子マネー対応で今回はau PAYで支払いしました。
復路の荷物券が必要なのか購入時は分からなかったのですが、帰りの検札の際、係の方に尋ねると『大丈夫ですよー』とのこと。これで良かったのかな？
少し分かりにくいですね。

コース状況／危険箇所等

【西穂高口駅〜西穂山荘】
樹林帯の登山道で特に危険個所はなし

【西穂山荘〜西穂独標】
広い尾根道で特に危険個所はナシ
不安定な岩や小石のザレ道の下りは足元に注意

【西穂独標〜西穂高岳】
岩場のピークを幾つも超える。細尾根や鎖場、ザレた岩場などバリエーション豊か。
高度感のある場所も多いが、基本良く整備されている。白◎を確認しながら三点支持を心掛けて歩けば、手掛り足掛りが見つかるので初心者の私達でも問題なかった。
基本的にコースが限られているため、上り下りのすれ違いやペースの違いで渋滞しがちです。ゆとりを持ったコースタイムを推薦。

その他周辺情報

しらかば平ロープウェイ駅を出てすぐの無料の足湯を利用しました。足の疲れが取れて駐車場までの歩道歩きが楽になりました。😊

写真

9/24 14:24

霧雨の中しらかば平ロープウェイ駅に到着。
手前に足湯がありました。これは嬉しい。

9/24 15:55

西穂高口からの樹林帯はひたすら霧の中。
湿度が高くて汗が止まらない。

9/24 15:55

山荘の近くでガスが取れてきて青空が見えてきた。時より吹く風が心地よい。気持ちも少し晴れてきた。

9/24 16:29

雲海と笠ヶ岳。さっきまでのガスが嘘のような青空に。✨

9/24 16:33

本日お世話になる西穂山荘が見えてきた。

9/24 16:38

山荘脇のテント場⛺️。取り急ぎチェックインを済ませます。

9/24 17:11

山荘の部屋から見た雲海。

9/24 17:38

夕陽で雲海がオレンジ色に染まってきた。

9/24 18:03

夕飯まで時間があるので山荘の少し上まで登ります。霞沢岳、乗鞍岳が顔を出してます。

9/24 18:03

焼岳方面。

9/24 18:07

シルエットの笠ケ岳。幻想的。

9/24 18:04

あまりの美しさに、ずっと見ていても飽きません。✨

9/24 18:06

パノラマで撮影

9/24 18:19

山荘前の広場も夕食や景色を眺める人たちで賑やか。テントの明かりが良い雰囲気。

9/24 18:47

山荘の夕食🍴
ビールと梅酒で乾杯🍻
20時半に就寝。

9/25 4:27

翌朝。メインのザックは山荘にデポして4時に出発しました。丸山に到着。

9/25 5:03

空が白み始めて西穂高の峰々が見えてきた。カッコいいね。

9/25 5:15

山荘から歩いてきた稜線にも日が指してきた。　奥に焼岳、乗鞍岳も。

9/25 5:22

霞沢岳、焼岳、乗鞍岳が一堂に。
上高地は朝靄のようだ。

9/25 5:23

笠ヶ岳。

9/25 5:23

西穂高も東の空が明るくなってきた。

9/25 5:24

雲海の先が染まり始めた。独標の山頂で朝日を見たかったけど間に合わないな。雲海の先に八ヶ岳、富士山、南アルプス。

9/25 5:27

独標の手前まできた。岩山の凛々しさに感動と緊張が入り混じって妙な高揚感。たまらない。

9/25 5:40

笠ヶ岳。山頂だけ僅かだけどモルゲン。

9/25 5:41

乗鞍岳も。

9/25 6:03

独標手前の鞍部。明神岳から日が出てきた。冷えた身体に日の光が暖かい。ありがたい。少し休憩して心を落ち着けました。

9/25 6:07

振り返ると何組か登ってきてる。宿泊組だけの時間なのでまだ静かな登山道。

9/25 6:07

独標の取りつき付近で岩間にイワツメクサが咲いてました。岩登りの緊張がなごみます♪

9/25 6:16

独標に到着。😊　しばし山頂を2人で満喫。下から見上げると登れるのか不安だったけど、登り始めるとしっかり○Xで進む方向が分かるので不安なく登れた。

9/25 6:16

独標から先の西穂高の山々。
独標で厳しいと判断したら独標から引き返すつもりでいたが、ツレも大丈夫そう。

9/25 6:16

奥穂高方面への縦走はまだまだとてもムリだな。

9/25 6:16

雲海から八ケ岳、富士山、南アルプスも見える。

9/25 6:17

美しい尾根道。
西穂山荘の赤い屋根が日に照らされてます。

9/25 6:17

笠ヶ岳を入れて記念写真。

9/25 6:19

私は富士山🗻を入れて記念写真。
この後登ってきた方たちと会話を楽しむ。岩場初心者の私たちに色々とアドバイスをしていただいた。おかげで先へ進む勇気が湧いてきた。ありがとうございました。

9/25 6:37

振り返って独標の下り。ここが怖いと感じたら独標で引き返した方が良いと、事前の下調べで読んだのだが、楽しかった。

9/25 6:41

10峰、到着。

9/25 6:48

振り返って10峰。

9/25 6:50

9峰、到着。

9/25 6:56

振り返って9峰。右斜めに大きくスラントした大岩の所が下り時は少し怖い。狭い足の置き場に左右の爪先を乗せてトラバース気味に超える。
しばらく休憩しながら後続の方たちを見ていたが皆さん恐る恐るで苦労されてた。ツレはここが1番怖かったそう。(・_・;

9/25 7:32

8峰、到着。

9/25 7:53

7峰は気付かず6峰、到着。

9/25 7:57

たぬき岩。とは、、、？
見えないこともないか。

9/25 8:19

5峰も気付かず4峰チャンピオンピーク、到着。

9/25 8:23

3峰、通過。トラバース気味に巻いていく。浮石が多く、崩れ易い所多し。落石に気をつかった。

9/25 8:31

もう少しで山頂かな。近くに見えるのに中々辿りつかない。空気が薄いのか、息が上がる。

9/25 8:45

とうとう西穂高岳をとらえた。まだ登る前から感無量の私たち。ルートを確認しつつ、のんびりと朝食に。

9/25 9:36

朝食中、下山してきた三河のグループと楽しく歓談して、体力も復活。緊張もほぐれたので最後の難関に向かう。

9/25 9:42

先行する登りの方が登り終え、山頂で待っていた下りの方たちが下り切るまで待ってから登る。目の前で登り下りの様子を見れたおかげで安心して登頂できた。＼(^o^)／

9/25 9:43

槍ヶ岳まで一望。

9/25 9:45

飛騨側は深く切れ落ちてかなりの高度感。

9/25 9:46

前穂高岳、明神岳方面。

9/25 9:46

最高の景色が見れました。（╹◡╹)

9/25 10:24

イワツメ草にほっこり。
可愛いのでつい撮ってしまう♪

9/25 10:25

西穂高からの帰路。
体力的にはキツそうだけど楽しそう。

9/25 11:48

独標から下はかなりの賑わい。

9/25 11:53

六百山、霞沢岳。麓の梓川沿いに上高地帝国ホテル、奥に田代湿原も見える。

9/25 12:09

山荘から上は紅葉するのだろうか？遠目に木々が黄やオレンジに染まり始めていた。

9/25 12:23

丸山まで戻ってきた。朝は暗くてわからなかったけど、名前の通りの丸い山だね。

9/25 12:29

写真撮影の列で5分ほど並ぶ。ソロのお兄さんと交互にに撮影。ポーズまで指示していたがいてありがとうございました。まるで親子のようだな〜。

9/25 12:35

名残惜しくて何度も振り返りながら下山。

9/25 12:40

西穂山荘まで戻ってきた。

9/25 13:03

ツレの希望で味噌ラーメンと生ビールを注文 🍜🍻。ラーメンは2人で半分こでいただいた。硬めのちぢれ麺の食感が初めての味わい。最初、スープの味が薄くて、んっ、えっ、と思ったけどスープを掻き回すと本来の味噌の味になって美味しくいただけました。半熟玉子、絶品でした。完食

9/25 15:12

西穂高口駅に到着。下山を急ぐ方たちのペースに引っ張られて良いぺースで怪我なく下山。とは言え、ロープウェイ乗り場手前の登りで置いてかれましたが💦。しらかば平駅で足湯に寄ってから帰りました。楽しかった。

撮影機器：

Foodie Linecorp

iPhone 13 mini Apple

装備

個人装備

行動着（予備）行動食２日分 昼食1日分 飲料1.5L 防寒着及び装備 レインウェアー上下 防水手袋 ファーストエイドセット 薬類 日焼け止め ハンディーライト ヘッドランプ モバイルバッテリー＆ケーブル iPhone GPS レジャーシート 折りたたみクッション 計画書 保険証 サングラス タオル ストック 熊鈴 インナーシーツ アタックザック ヘルメット

感想

みなみぃ

9月唯一、ツレと休みが合う日程の天気。テレビのニュースで「台風の接近に注意を」促す中、「てんくら」と「Windy」の好天の予報を信じて、以前から行ってみたい山候補だった西穂高に行ってきました。

初日は霧雨や濃霧で不安なスタートでしたが、どうやら雲海の真っただ中を歩いていたようで山荘に近づく頃には青空が見え始めました。山荘前の小路で小走りに走ってきた女性に「雲海、見ました？すごいですよね」と嬉しそうに声を掛けられ、こちらまで気持ちが上がりました。チェックインで順番を待っていると先程の女性が受付に。笑顔の素敵な女性は小屋番さんでした。あまりに雲海が綺麗なので急いで写真を撮りにダッシュしてたそうです♪

夕暮れの雲海、満点の星空、夜明けの西穂高、青空の岩稜歩きと、見たいことやりたいことすべて達成できました。小屋泊ならではの「ゆったり、あせらず、無理なく」の山行で楽しい休日を満喫できました。途中お会いできた皆さま、ありがとうございました♪♪