20060805-0807太郎平→薬師→立山→仙人温泉→欅平
- GPS
- 56:00
- 距離
- 52.4km
- 登り
- 5,038m
- 下り
- 5,790m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 10:57
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 3:47
- 合計
- 12:35
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 6:47
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
欅平駅がゴール |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
感想
20060805-0807折立→薬師岳→立山→仙人温泉→欅平
先週に引き続きの夏山山行、今回は単独で北アルプスを縦走してきました!コースは富山駅からバスで折立まで行き、そこから入山、太朗平から薬師岳を越えて五色ヶ原までが1日目、2日目は更に立山三山を縦走して剣沢に下り、仙人新道を登り返して仙人池から仙人温泉まで、3日目は阿曽原温泉を経て欅平に下山、というものでした。
薬師岳〜五色ヶ原〜立山の縦走路は1983年7月に梅雨末期の連日の大雨の中を縦走して以来23年ぶりに歩くことができました!
今回は梅雨明け直後の好天に恵まれ3日とも1日中晴れと最高の天候、展望を楽しむことができました\(^o^)/温泉も仙人温泉、阿曽原温泉、宇奈月温泉と三連荘で楽しめましたぁ(~o~)
8月4日(金)、5(土)
金曜の仕事を終え、時間ぎりぎりで「きたぐに」に乗り込んだけど、今回は奮発してB寝台を取ってたので、夕食の弁当後は富山駅まで爆睡状態で行けた(^_^)
予約していたバスに乗り込み折立に到着、自家用車が延々と路駐していて入山者が多いことがわかる!
折立の休憩所の前で身繕いして出発!半袖TシャツにCW-X、ランナーズのLSDザックにダブルストックと見た目だけはマラニックの雰囲気(^_^ゞ実際はほとんど歩きです(^_^;)
折立→太郎平は4年連続の道のり、2時間チョイで薬師峠のテント場に到着、ここで1回目の大休止。冷たい水を補給し、一つ目のピーク薬師岳を目指す!大快晴で周囲の山々の展望が素晴らしい!!!
薬師岳山荘を経て、祠のある薬師岳山頂に到着!結構な数の登山者がいた(ツアー登山?)。といっても富士山の比ではない!周囲の展望を楽しみ、水分とカロリーを補給して縦走開始!北薬師岳からの展望も素晴らしかった!
徐々に高度を下げ、池塘のある間山を過ぎ、前方に赤い屋根のスゴ乗越小屋が望めた。樹林帯に入り、しばらく行くとバルコニーのあるスゴ乗越小屋到着!
既に1日の行程を終えてくつろいでいる登山者も結構いた。しかし、時間はまだまだあるし、天気も良いし、ここで水を補給して、更に次の五色ヶ原を目指すこととした!
が、スゴノ頭への登りは急で樹林帯で風が通らず、しかし、背後からは直射日光が当たり、ここに来てバテバテヘロヘロ状態、軽い日射病みたいな感じだったので、思い切って木陰でしばし横になり昼寝タイム(-_-)zzz実際眠ってたのは10分も無いと思うけど、少し楽になり、頂上を目指した!
そこから10分チョイでようやくスゴノ頭到着!そろそろガスが湧いてきていた。登山道は頂上を少し外れており、荷物を置いて頂上まで行くと眼前に赤牛岳など読売新道が望めた!
次の越中沢岳へも急な登り・・・この時間にすれ違う登山者も何パーティかあったけど、五色ヶ原からというより一ノ越や室堂からの登山者か???
やはりヘロヘロになり、雷鳥の親子に癒されて、スゴノ頭から1時間以上かかってようやく越中沢岳到着!既に時間は午後4時、さすがに他の登山者はいない。ここまで来ると五色ヶ原がかなり近く見えたが、まだ鳶山への登りが残っている・・・
更に1時間20分以上かかってやっとこさ本日最後のピーク鳶山に到着!湧いてきたガスも晴れてきて、眼下の五色ヶ原はもちろん、剱や立山、後立山もはっきり見ることができた!薬師岳にはまだガスがかかっていた。しかしまぁよくここまで歩いて来れたもんだ(^_^)ひとしきり写真を撮り下ろうとすると、五色ヶ原山荘から夕食後登ってきたという男性が夕日を見に登ってきた!写真を撮ってもらって小屋に向かう!
鷲岳への稜線から外れて下るとそこは五色ヶ原、木道が始まる。そこから数分でようやく今宵の泊まり場の五色ヶ原山荘に到着!
1泊夕食弁当付きで\8600。夕食は19:15-19:45、朝食は5時からとのことで弁当をお願いした。部屋は6畳間に10人だった!この小屋、縦走路にありながら風呂があるのだが17時までとのことで残念ながら入れず(;_;)夕食後は疲労のためかあっと言う間に爆睡状態(-_-)zzzでも途中暑かったりして何回か目が醒めた・・・
8月6日(日)
この日は3時前に起床、弁当を早目にもらって食べて、3時30分過ぎに出発!まさに満天の星空!天の川もよく見え、西の空には夏の大三角形、南の空にはペガサスの四方形、東の空にはオリオン座、プレアデス等の冬の星座、北の空にはカシオペア、ペルセウス、北極星など、星空に押し潰されそうな感じ!!!
テント場への分岐を過ぎるとザラ峠への下降。ザラ峠からは獅子岳への登り返し!獅子岳頂上に着く頃にはすっかり明るくなり、後立山の稜線から御来光である!
次の鬼岳は東面の雪渓を斜上して巻いて通過。次の龍王岳へも急登、途中から左に斜上して龍王岳北西鞍部に登り付き、富山大学立山研究所のあるピーク(浄土山南峰)に登りついた!ここは既に立山の範疇である。ここにザックを置いてカメラだけ持って龍王岳山頂2872mを往復!まさに360°の素晴らしい展望を満喫!!!
浄土山南峰から別山までは、いわゆる立山三山の縦走路、さすがに登山者が多い!別山は折角だし、ケルンがいくつかある北峰も往復してみた。
別山から少し下って、剣沢に下る。ここからは谷筋になるので、下山地の欅平まで携帯はずっと圏外!剣沢で大休止、結構な数のテントがあった。今年は剣山荘が雪害で営業していないので、この辺りの小屋はかなりの混雑らしい。冷たい水を補給し、富山県警の登山補導所で剣沢の情報を聞き、真砂沢ヒュッテを目指す。
20分程下ると剣沢の雪渓に降り立つ。今回は軽アイゼンを持ってきていなかったので、滑らないようにユックリと剣沢雪渓を下っていった。登ってくるパーティからも情報収集、特に問題なく欅平に抜けられそうである(^o^)
平蔵谷、長次郎谷、別山谷と出合うと前方に真砂沢ロッジとテント場、結構な数のテントが張ってある!ここまでずっと雪渓の下り、しばし休憩。小屋の主人から仙人新道は暑いから水分をちゃんと補給するようアドバイスを受けた!
真砂沢ロッジから二股までは一部雪上を歩くが、基本的に薮っぽい夏道を辿った。二股で新しく架けられた吊橋を渡り、また大休止(^_^ゞ残雪期に見たよりも近藤岩が大きく見えた!三の窓雪渓や剱岳が素晴らしい!
暑さに備えて、CW-Xを脱ぎ下はランパンになって、仙人新道を登りだした!標高1580mから2140mまで約560mの登りである!中間点の少し下にあるベンチで大休止、眼前の剱岳と三の窓雪渓が迫力!更に登るとテント泊まりのパーティのメンバーが暑さと重荷にバテバテとなっていた!徐々に展望が開け、剱岳、三の窓雪渓、小窓雪渓、池ノ平山が素晴らしい!
右方に赤い屋根の仙人池ヒュッテが見えてしばらく登ると、仙人峠、池ノ平への分岐に到着!二股から1時間半かかった・・・当初の予定では池ノ平を往復するつもりだったが、時間も押してきたのであっさり省略。仙人池ヒュッテへの木道が結構付けられた道を下っていった。
既にそこそこの数の登山者が休んでいる仙人池ヒュッテで、仙人谷の情報収集。このときでは仙人温泉まで2回、その下で1回雪渓を下るとのこと。仙人池を前景とした裏剣のお約束の写真を撮って仙人温泉に向かう。
樹林帯を下り、涸れ沢にで少し下って雪渓に降り立つ。下っていくと滝の所で雪渓が途切れていたがどうにか滝のすぐ上で右岸の夏道に入れた。もう少し時期が遅いと雪渓から一度沢身に下って夏道に取り付くことになろう!
小尾根を乗っ越して2つ目の雪渓、ずっと下り、仙人池ヒュッテの方の言う通りに左岸から土砂が押し出している所で雪渓を外れ、左岸の夏道に入った。そこから10分チョイでようやく今日の泊まり場の仙人温泉小屋に到着(^o^)/
1泊2食付きで\8400。夕食は18時、朝食は5時半から、消灯は20時。この日は他に客は無く、部屋も温泉も貸切状態\(^o^)/布団はシュラフ状のを使わせてもらった。湯船は混浴1つと女性用1つあり。混浴のは小屋の前の休憩場所のもろ目の前にあり、脱居場所も無く女性客がいると男性でもなかなか入りづらい感じ(*^_^*)でも、この日は小屋の主人以外誰もいないので、大胆に入湯(^_^ゞ眼前に天狗、不帰、唐松、餓鬼山が望める!夕食は衛星テレビを見つつ小屋の主人と談笑。「赤マムシの刺身 時価」と書いてあったが、今年はまだ取りにいってないとのことだった、残念・・・夕食後はランプの明かりで女性用の温泉にも入らせてもらい、20時前に眠りについた(-_-)zzz
8月7日(月)
この日は5時前起床、朝飯前に朝風呂(^_^)/雲はある程度あるが、今日も晴れ!朝食後ノンビリ用意して6時半頃ようやく出発!仙人岩屋を過ぎ、数分で雪渓上に降り立った。
仙人池ヒュッテでの説明では雪渓上あるいはその側を下れるかもとのことだったが、既に雪渓が割れていたので、対岸のペンキ印に従い、夏道に入り、再び雪渓に降り立った。
ここからは雪渓通しで下れたのだが、少し下ってパッと見た感じ、土砂が被っていたり、水音が結構してたりで、通るのは難しそうと思ってしまい、登り返して、秋道を見つけて、秋道を通ることにしあ。まだ、刈り払い等の整備前で、道が崩れてたりする所もあり、慎重に辿った。かなり登り返してようやく下降に入り、雪渓からの道と合流。阿曽原温泉小屋の方によると秋道の方が30分以上は時間がかかるとのこと、今日刈り払いをするとのことだった(>_<)
ここからはよく整備された道、送電鉄塔の手前が阿曽原峠。下ノ廊下からの道と合流すると一下りで阿曽原温泉小屋!自動販売機があり缶ビール\500。入浴は\300。小屋の方以外は誰もいず、ここでも温泉は貸切\(^o^)/
小屋から少しの下りでテント場、そこからユックリ数分の下りで湯船!トンネルの中が脱衣場替わり!昼間だと直射日光でかなり日焼けしそうでした!ここは湯船は一つで、男女は時間交替制とのこと!
野天風呂を満喫し、テント場で水を補給して、欅平に向けて出発!標高も下がって暑そうなので、Tシャツランパンで行くこととした!沢を二つ木橋で渡り、水平道までの登り。水平道でも崩壊ヶ所の高巻きがあり疲れる(>_<)ただ、日陰が多いのは助かる(^_^)
折尾谷のすぐ手前の滝のある沢で休憩。折尾谷はトンネルで渡るが、残雪が多い!丁度作業の方々が道の整備中、お疲れ様です!
尾根を回り込む所の「大太鼓」付近からは奥鐘山の岩壁が大迫力!志合谷は真っ暗な長いトンネルで越えるので、トンネル入口でヘッドランプを取り出した。トンネルの中は寒いくらい!1984年10月に下ノ廊下から来た時は、トンネルの中は水溜りだらけだった記憶があるが、今回はトンネルの端に溝がちゃんと作ってあり、靴をぬらすことなく通過できた!トンネル出口でまた休憩(^_^ゞ
ここから4つめの鉄塔の所が水平道の終点=欅平への下降点。下り始めて2つめの所でコースミス、発電所関係らしき施設への道に入ってしまい10分タイムロス(^_^;)柵を越えるとそこは観光客が溢れる黒部峡谷鉄道の終点の欅平駅だった!
最初の列車に乗ることができ、宇奈月温泉に出た。温泉会館は月曜日との事で休み、駅に近い宇奈月ニューオータニホテルで温泉に浸かり(\1000)、汗を流して魚津駅経由で富山駅に出て帰阪した。
今回登山中は下界は超猛暑、3日とも好天&眺望に恵まれほぼ計画通りの行程を歩くことができました\(^o^)/23年振りの縦走路、剣沢&仙人谷の雪渓歩き、温泉×3のハシゴ、高山植物も綺麗だったし、何も文句の付けようの無い夏山縦走を満喫できました!
060805(土)所要時間10h57m、実働時間8h16m、コースタイム16h50m
折立720→805 1879.6m三角点807→911太郎平914→924薬師峠938→956薬師平→1025薬師山荘→1049東南稜の頭1052→1102薬師岳1125→1151北薬師岳1155→1235間山1239→1307スゴ乗越小屋1330→1351鞍部→1414rest1430→1441スゴノ頭1456→1502鞍部→1505鞍部→1511コンタクトタイム1516→1600越中沢岳1625→1628木挽山分岐→1646鞍部→1720rest1730→1747鳶山1801→1812木道→1817五色ヶ原山荘(泊)
2,3,14,3,23,4,4,23,16,15,5,25,10,14=2h41m
060806(日)所要時間12h35m、実働時間8h48m、コースタイム15h55m
五色ヶ原山荘337→345キャンプ場分岐→359ザラ峠401→444写真タイム452→458獅子岳513→529鬼岳東面534→543鬼岳東面→610浄土山南峰613→619龍王岳往復625→630浄土山南峰→643一ノ越702→721三ノ越→734五ノ越・雄山神社752→804大汝山810→817富士ノ折立分岐→829大走り分岐833→841真砂岳→902巻き道分岐→914立山別山南峰916→923立山別山北峰往復927→933立山別山南峰949→954分岐956→1009分岐→1019剣沢1046→1105雪渓に出る1108→11??平蔵谷出合→1132長次郎谷出合→1143別山沢出合→1151真砂沢ロッジ1206→1247剣沢二股1311→1341ベンチ1400→1439仙人峠1441→1449仙人池ヒュッテ1516→15??雪渓→16002番目の雪渓外れる・夏道取り付き→1612仙人温泉(泊)
2,8,15,5,3,6,19,18,6,4,2,4,16,2,27,3,15,24,19,2,27=3h47m
060807(月)所要時間6h47m、実働時間4h55m、コースタイム7h10m
仙人温泉629→632岩穴→635雪渓638→646対岸取り付き648→702雪渓→720秋道発見722→742尾根→754夏道合流点757→812阿曽原峠815→824下ノ廊下分岐→829阿曽原温泉小屋835→842温泉931→937テント場952→957写真&日焼け止めタイム1000→1013水平道→1033写真タイム1035→1051rest1101→1106折尾谷→1134写真タイム1137→1141大太鼓→1149志合谷トンネル入口1151→1156志合谷トンネル出口1203→1211トンネル→1225トンネル→1228鉄塔→1232鉄塔→1239鉄塔→1246下降点1248→1253鉄塔→1256鉄塔→1258施設→130?引き返し点→1305再び施設→1306再び鉄塔→1315柵→1316欅平
3,2,2,3,3,6,49,15,3,2,10,3,2,7,2=1h52m
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