白馬岳〜不帰ノ嶮〜唐松岳
- GPS
- 33:01
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,725m
- 下り
- 2,124m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 8:26
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 10:21
天候 | 1日目:晴れ11時ごろからガス 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
白馬八方〜バスタ新宿(京王バス) \5800 八方アルペンライン(ゴンドラ、リフト片道) \1800 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・白馬尻小屋〜避難小屋 10/1現在は一部200mくらい雪渓歩きあり 硬い雪なのでチェーンスパイクがあると安全だが、ステップが付いているので無くても問題はなさそう。 ・頂上宿舎〜白馬岳 ザレザレの登り。 ・頂上宿舎〜白馬鑓ヶ岳 丸山まで登った後はほぼ下り。 夜だと九十九折が多少見づらい。 杓子岳は時間的、体力的にやめた方が良いと判断して巻いた。 白馬鑓ヶ岳は岩登りもあって急斜面。 巻道はあるが巻く意味はほとんどない。 ・白馬鑓ヶ岳〜天狗の大下り 天狗の大下りの下降ポイントまではザレ場ガレ場のアップダウンで特に危険な箇所はなし ・天狗の大下り〜不帰II峰北峰 天狗の大下り序盤の鎖と序中盤の長い鎖は危険なポイントで、慎重に足の置き場、手の掴み場を探すべき。 石も崩れやすく落石に注意が必要。 最低コルからの登りもミスが命に関わる所が多く慎重になった。 梯子が二箇所あり。 ・不帰II峰北峰〜唐松岳 危険な箇所は減るがガレ場、ザレ場などは引き続き注意が必要だった。 三峰が巨大に見えたがピークは巻くので、ビビり散らかす必要はなかった。 ・唐松岳〜八方池山荘 特に危険箇所はないが、疲れた足にゴロゴロ石の下りはしんどい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
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共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
感想
8,9月は天気が優れずまたしても久しぶりの登山となりました。(こんなのばかりです)
アルプスは1年ぶり。
その状態1日で標高差1700mはやはりつらすぎて、終盤ふくらはぎは疲労で動かないし、空気が薄く、シャリバテも重なって本当にきつかったです。
特に頂上宿舎が見えてからが長かったです。
でも行けたことは少し自信にはなりました。
楽しみにしていた雪渓はほとんどなくなってましたが、ちょっとだけあの涼しさとスケール感を体験出来て良かったです。
溶けた部分は沢が豪快に流れていて、周囲の山々も含め、途中まで針ノ木雪渓とそっくりな光景でした。
登山道もどこか似ていた気がします。
杓子岳を横目に、浅間山や四阿山、高妻山や妙高の山々を背にして稜線に出ると、
剱岳、毛勝山、旭岳など迫力ある山並みがどどんと現れ、疲れを忘れて写真を撮りまくりでした。
やはり北アルプスは凄い。
絵の世界に飛び込んだ感覚になります。
宿の手続きを済ませて、疲労した身体に鞭を打ちながらちょうど白馬岳山頂に着いた頃にガスが湧いてきてしまい、2時間半近く粘りましたが無理そうだと諦めました。
これは今回の山行で少し心残りでした。
宿の夕食は豪華でした。
ビュッフェ形式でおかずやデザートが全部で10種類以上あって食べ放題。もちろんご飯や味噌汁も食べ放題。
山小屋のご飯てこれまでも満足するものが多かったですが、これほどまで豪華なのは初めてでした。
翌日にハードな山行が出来たのもここでのエネルギー補給が大きかったと思います。
寝室はスタンダードですが不都合な点はなく、トイレはきれい、洗面所の水は飲み水として使えますし、充電も出来ます(30分100円)。
ぜひ皆さんにお勧めしたい山小屋でした。
夕食後は腹ごなしに夕陽を見に丸山へ行きました。
片道10分くらいの所です。
先ほどまでのガスは何処へやら。
東側は雲海とビーナスベルト。
西側はダイナミックな雲がありつつも太陽と主要な山は全て見えてます。
南北の稜線もくっきり。
テント泊の人などがたくさん詰めかけていましたがそれも納得の景色でした。
三日月が眩しいせいか天の川はちょこっと見えるくらいでした。でも星は地元ではあり得ないくらいたくさん見えました。
翌朝は3時過ぎに起きて支度しました。
唐松まで8時間かかると案内があったので帰りのバスに間に合わせるためです。
あとご来光も見たかったので。
案の定丸山から白馬鑓ヶ岳の取り付きまでの素晴らしい景色も暗すぎて写真が全く撮れず。
杓子岳の巻道には雷鳥もいたんですけどね。
悔しい思いもありましたが、白馬鑓ヶ岳の山頂の日の出が全て帳消しにするような絶景で、幻想的な色合いの中で富士山から何から全部見えているわけで、自分の中の織田裕二が地球について感嘆の意を表明する所でした。
天狗の大下りから不帰ノ嶮は景色は最高ですけれど、とにかく長かった。そして怖かったです。
キレットと呼ばれるような岩場にはほぼこの一年登ってないのもありますが、こんなに怖かったかなと言うくらいでした。
特に下りは足場探しが難しいので余計思いますね。
帰りの八方尾根を下る最中に来た道を見返して、あそこ危ないんだよなぁとか、あのピークは登ってないとか一人で振り返るのは楽しかったです。
景色が味わい深くなります。
2日目の山行も天気が良くて、今まで我慢した甲斐があったと思いました。
堪能しすぎてしばらくは登らなくて良いかもと思ってしまったのは良いのか悪いのか。
次の山行は年明けとかにならないようにしたいものです。
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