屋久島縦走(宮之浦岳、栗生岳、永田岳;楠川から大川の滝)3泊4日
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- GPS
- 26:38
- 距離
- 46.5km
- 登り
- 3,233m
- 下り
- 3,315m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 5:26
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:21
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 6:46
天候 | 4日間ともに晴れ、しかし山中は時折夕方に雨が降っていた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船 飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滑落するような危険箇所はほぼなし、道迷いが1番の危険か。 水はふんだんにあるので、ペットボトルや水筒があると便利。 |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
![]() |
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
感想
マイレージのフライトを見てみると、秋の後半三連休でフライトが取れるではないですか。
1日つけて屋久島登山を計画。
前半三連休に台風の直撃があり、天気予報を毎日チェックしてなんとか荒れなさそうということで予定通り登山決行。
0日目
前日18:10のソラシドエアで20:00鹿児島着。
鹿児島市内行きバスは満席で、次のバスで天文館下車(1300円)。
宿は高速船乗り場と天文館の間にあるサンフレックス鹿児島。
ザックは既にホテルに送っており、なんと部屋に入れておいてくれていた。
チェックイン後すぐに夕飯に天文館へ。
一人壮行会として焼肉なべしま天文館店へ。
喉が渇いていてい生ビールが美味しい。
肉は塩でもらっていたが柚子胡椒をつけてくれたことが珍しい。
1日目 晴れ。
トッピーは予約していて、歩いて高速船乗り場へ。
最初、7:30で取っていたが、宮之浦到着が10:30と3時間、その次の7:45発は9:45と2時間で到着することがわかり、便を変更、座席指定をして乗船。
途中指宿でさらに乗客を乗せて宮之浦到着。
一度食料調達に港を離れるも、港周りに何も商店がないため、再度乗り場に戻って焼酎水ノ森の四合瓶と軽食パンなどを調達、トイレに行っていたら10時発のバスを逃してしまった。
10:35発のバスに乗車、楠川入口で間違って降りてしまった(200円)。
楠川歩道はその次のバス停楠川で降りねばならなかった。
一停車分歩いて、楠川到着。
ザックをデポして海岸へ行き、タッチ。
ここから登山スタート。
流石に下界は照りつける暑さで、溶けそう。
途中、サンダルから登山靴に履き替え、日焼け止めを塗り、サングラスをかける。
厳重に電気柵で囲われた畑?の間の道を進み、そのうち舗装もなくなり、荒れた道を進む。
徐々に森の中を歩くようになり、ジメジメとした空気感の中を歩く。
渡渉時に滑り、靴と服を濡らしてしまう。
ここまで誰も会わず自分一人の登山路を進み、
疲れてヘロヘロになりながら白谷雲水峡に到着。
やはりジメジメとした空気は引き続き。
駐車場に車がいっぱい。
軽装の観光客が多い。
その中を整備された歩道をゆく。
歩きやすいが、3年ぶりのテント泊装備の重さと湿気にやられて既に疲労度大の中、観光する気分にもならずにひたすらに小屋を目指して進み、小屋到着。
先着2名の出迎えで、小屋の中は人がおらず、電気が使える方の2階をめいいっぱい使う。
服を真っ先に干す。
後から1名入ってきたが、この日は小屋の宿泊は外も含めて4人。
水もトイレもあるが苔が生えジメジメとした中で就寝。
2日目
この日は新高塚小屋までと行程が短いので、出発は日の出後。
やはり服は乾いていないので我慢して着用。
辻峠で荷物をデポして太鼓岩へ。
深い森の中から一転、遠く宮之浦岳まで見渡せて心地よい。
辻峠に戻って下ると、楠川分れ。
ここから軌道の上を歩いていく。
軌道上なので急な上り下りもなく、ひたすら進む。
ここは荒川登山口を起点とする観光客が多く、何人も追い越したりすれ違ったりした。
橋のそばに登り階段とその先に水場&トイレの建物がある大株歩道入口に到着。
観光客がここで大勢が一服。
そこから少し登るとウィルソン株。
たくさんの登山客に混じり、株の中へ。
ハートが見える位置が右手にあり、そこから明るいハートをキャッチ。
大株歩道はそこかしこにいろいろな名前の付いた屋久杉が林立している。
大王杉や縄文杉はデッキの上から観光客に埋もれて鑑賞。
縄文杉から先はぐっと人がいなくなって、登山の世界に戻る。
少し歩くと高塚小屋着。
小屋内はザックが一つで誰もおらず、外にもテントスペースが小屋脇2張&離れが3張?にも誰もおらず。
ひと休憩してから新高塚小屋へ。
ここも休憩者はいたが、デッキにまだテントは張られておらず、場所を選びたい放題。
いい場所を確保してテント内で寝ていると、徐々にテントが埋まってゆき、テントスペースが全て埋まったようで賑やかになった。
日中はテントの外に干していた服も、夕方からの霧雨でテント内に避難。
また服は乾かなかった。。。
3日目
この日の目的地も鹿ノ沢小屋までと行程が短いので、前日と同様、5時前に起床、日が出てからスタート。
下山者が多いのか、登る者はこれまた少なくなった。
徐々に木々の背丈も低くなり、ガスが濃いが、日の明るさを感じられるようになった。
登山路も濡れていなくて良い。
大きな花崗岩がそこらに転がって奇妙な景観を生んでいる。
この辺りから屋久猿を見るようになる。
人と同じでやはりある程度乾燥した環境を好むのでしょう。
焼野三叉路で荷物をデポして宮之浦岳へ。
身体が軽く、軽快に進み宮之浦岳山頂到着。
流石にここには登山者が数名いた。
ガスで視界が開けていないのは残念であるが、雨に降られないだけましか。
スマホがつながった。
休憩後、栗生岳へ。
ここは標識が登山路途中にあり、大きな山頂の岩は登れないので、引き返す。
ザックを回収して永田岳へ。
ここの登山路に入るともう一人も人に会わない。
永田岳はガスの中。
ここでもスマホはつながった。
ザックをデポしてロープをつたって岩の上の山頂へ。
ここからもガスで視界がひらけず。
デッキのあるローソク岩展望台を抜け、沢の音が聞こえたら、鹿ノ沢小屋に到着。
もちろん小屋には誰もおらず一人宿泊。
日が差していたので、服を日干ししたが、また徐々に霧雨が降り出し、小屋内に干す。またしても乾かず。
4日目
この日は大川の滝11時発のバスに乗るため、
コースタイム8時間を考え、1時半起床、2時50分発となった。
真っ暗闇の中、ヘッドライトを頼りに日の出6時過ぎまでの3時間強を凌がなければならない。
何度かルート間違いをして戻ったり、ルート選択で迷ったりしながら、なんとかコースタイム3時間内で花山広場に到達。
そこからは明るくなってきた登山路を道を間違えることなくひたすら時間を気にしながら下る。
長い下の先に花山歩道入口に出た。
ここからはこれまた2時間の大川林道歩き。
最初、左手が登り、右手が下りのため、地図とコンパスで慎重に確認をして、左手を進む。
しばらくの上りから下りに転じ、所々林業の作業車が停車している。
間違いなく下りを確信してスピードを上げ、大川の滝の水流の音を聞きながらここはノンストップで車道まで出た。
時間がだいぶあるのでバス停でデポして、大川の滝見学と、海岸に出られる場所を探す。
道路が海岸からかなり高い位置にあり、なかなか降りられる場所がなく、そのまま大川の滝を見学。
観光客も数名いた。
バス停に戻る途中に大川の滝のトイレから先に何か海に出られそうと、先に進むと、やった!海岸に出られた!
海にタッチしてSea to Summit & Summit to Sea完成だ!と喜びでいっぱいとなった。
バス停&バス内で下界用の服に着替え、さっぱり。
12時に安房港到着。
港近くのスーパーで黒豚ハンバーグ弁当(600円)を購入して高速船待合室で食事。
13時30分のトッピーで鹿児島港に戻る。
ザックは高速船乗り場前のセブンイレブンで宅急便の発送をして身軽になり、ホテルニューニシノで汗流し(1500円)。
下界用帰宅服に着替え、鹿児島中央駅へ向かい、とんかつ川久へ。
上黒豚ロースカツと生ビールで祝杯。
18時40分の空港行きバスに乗り、20時40分のフライトで22時20分羽田着。
なんとかその日中に家に戻れた。
お疲れ様。
久々の長い登山で湿気に苦しめられたが、計画通り進めて、まだまだ衰えておらず自信になった。
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