山上ヶ岳 阿古滝 瑪瑙窟
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- GPS
- 07:25
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,523m
- 下り
- 1,485m
コースタイム
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 9:10
天候 | 晴 時々 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路: 往路と逆順で帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1. 清浄大橋-レンゲ辻-山上ヶ岳 沢沿いの急斜面を詰めて行きます.所々踏み跡が不明瞭な箇所がありますので地図やリボンを確認しながら登りました。 2. 山上ヶ岳-投地蔵辻 基本的に歩きやすい道ですが、ところどころ崩落したような箇所があります. 大峰山寺をこえて直ぐの崩落箇所は少し歩きやすくなっていました. 3. 投地蔵辻-阿古滝 部分的にしか踏み跡のないバリエーションルートです.標高差350mの急斜面を下りますが『道なき道』の様相の箇所も多くピンクテープがあり忠実に追いました.急で足元も滑りやすくスピードは出しにくいですが特段の危険箇所はないように感じました.熊の雰囲気が濃厚でしたので対策が必要だと思います.(初心者の方は必ず経験者の方といらっしゃってください) |
その他周辺情報 | [温泉] 洞川温泉 http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/127/ |
写真
中に入り天井を照らすとあまりの美しさに思わず声を上げました.蒔絵のように少し沈んだような金銀の小さな点が光り輝き、銀河の様な様相を呈していました.何とも神秘的で心打たれました.
感想
大峰山寺から大普賢岳までの区間の美しい森が大好きで、山上参りをさせて頂く際は小笹ノ宿や大普賢岳まで足を伸ばすことが多いのですが、投地蔵辻にかけられている『阿古滝』の標識にいつも心惹かれていました.
少し調べてみると阿古滝の近くには『瑪瑙窟』という洞窟があるということを知りました.それ以来阿古滝と瑪瑙窟に訪れてみたいという気持ちが徐々に高まり、熟成したので、相棒のあきさんと歩いてきました.
投地蔵辻で大峯奥駈道から一歩外れると、それまでとは一転バリエーションルートらしい道なき道が続いていました.見通しがよく無い中に新しい足跡や糞など熊の濃厚な気配があり、なかなか気疲れしましたが、あきさんと手を叩いたり、口笛を吹いたり、少し大きめに会話をしたりしながら何とか無事に約350mの標高差を下り阿古滝の滝口まで辿りつきました.
阿古滝は想像していたより遥かに高さがあり、滝口から下を覗き込むと心臓がぐっと掴まれるような高度感がありました.美しく迫力のある滝を満喫した後、瑪瑙窟に向かいました.
滝口から美しい谷筋を登っていくと向かって左手に段瀑が見え、その下にある三角のアーチを潜ると瑪瑙窟が口を開いていました.
這いつくばって内部に入り、天井を照らすと思わず息を呑みました.蒔絵の様な金銀の点が壁面に広がり、きらきらと輝き、まるで銀河の様な様相を呈しており何とも美しかったからです.窟内には擦りたての墨の様な心地よい香りが漂い、ぽたぽたと天井から不規則に落ちる雫の音がして、窟内にいると、どこか別の世界に来たような、あるいは自分の内面に入り込んだような不思議な感覚を覚えました.洞窟の中にはお不動様が祀られており、一心にお勤めしました.とても心地よかったです.
お山を降りて、お腹が空いたので洞川で鮎の塩焼きを頂いたのですが、店主さんが鮎にまつわる色々なお話をして下さって、滅茶苦茶面白かったです.
とても充実した良い一日になりました.
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