ふらっと富良野の山旅はフラット♭な秋🍁

2022年10月01日(土) [日帰り]

• GPS: 08:53
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,530m
• 下り: 1,527m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:33
• 休憩: 1:18
• 合計: 8:51

7:02 十勝岳温泉凌雲閣
7:25 7:26 新Z
7:37 7:37 新D
7:45 7:46 上富良野岳分岐
8:42 8:50 縦走路分岐
9:49 9:49 富良野岳
10:06 10:07 縦走路分岐
10:51 10:51 三峰山
11:15 11:22 上富良野岳
11:37 11:37 上ホロカメットク山
11:47 11:48 上ホロ避難小屋
11:59 12:00 大砲岩
12:32 13:07 十勝岳
13:31 13:31 大砲岩
13:41 13:41 上ホロ避難小屋
13:59 14:05 上ホロカメットク山
14:17 14:18 上富良野岳
14:30 14:30 旧D
14:54 14:54 上富良野岳分岐
15:02 15:03 新D
15:15 15:29 新Z
15:52 15:53 十勝岳温泉凌雲閣
15:53 ゴール地点

天候

超快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【往路】
　札幌の自室〜R275・R12・道道917・R457〜中富良野町〜上富良野町〜道道291〜十勝岳温泉郷※1
　　
【駐車場】
　十勝岳温泉郷駐車場
　（無料、トイレ有、約40台＋大型3台＋余地に10台程度）
　（前夜0時過ぎに到着で先着5台程度。朝5時過ぎにはほぼ満車で道路の路肩も続々と）
　　
【復路】
　十勝岳温泉郷〜吹上温泉※2〜白銀温泉※3〜道道353〜上富良野町〜中富良野町〜富良野市〜山部自然公園太陽の里※4
　　
※1：前夜泊
※2：露天風呂の見学
※3：温泉
※4：翌日山行の前夜泊

コース状況／危険箇所等

【十勝岳温泉郷(a)〜新Z(b)】
　駐車場から林道に入り、整備の良い道を詰めて、終点からヌッカクシ富良野川の源流部に下り、その徒渉部（伏流なので水は無い）が新Z（北大山岳部が1927年に名付けたポイント名）。
　
【〜上富良野岳分岐(c)〜縦走路分岐(d)】
　左岸によじ登ってトラバース調の緩い登りが続く。
　上富良野岳への分岐を過ぎてもトラバース調の道は富良野の盆地を見下ろしながらの快適な道。
　縦走路分岐は尾根ルートの絶景と富良野岳を見上げる絶好の展望台。
　
【〜△富良野岳〜(d)】
　ジグザグで前衛峰を巻くと原始ヶ原を見下ろす向こうに道東の山々が霞んで浮かぶ。
　ピークの上は紛う事なき360℃の絶景ビュー。
　両翼の絶景を惜しみながら縦走路分岐へ戻る。
　
【〜△三峰山〜△上富良野岳(e)】
　北へ向かって、ゆるゆる下ったらゆるゆる登る繰り返しで三峰山の前後はちょっとだけ急登。
　尾根の東側は緩斜面の笹やハイマツなのに、西側は切れ落ちた岩稜の組合わせが蠱惑的に見せてくれるルート。
　旧Dからの合流点とともに上富良野岳のちょい高ピーク。
　
【〜△上ホロカメットク山(f)〜△十勝岳】
　西側に安政火口の爆裂谷を見下ろしながらダウン＆キュッとアップでカミホロ。
　十勝岳の先鋭が益々近寄って、強風の尾根からニコニコな顔たちが戻ってくる。十勝岳山頂の絶景に大満足だったそう。
　上ホロ小屋へのコルはここらで一番の急斜面。縦走路で度々お会いする高速オジサンが「この下りは苦手なんだよなぁ」と呟くように、崩れた急斜面はちょっともろいので足元注意。
　この日も風が強いが、8月のガスガス＆強風（単なる修行だった）とは全く違うクリアな尾根のアップダウンはせっせと脚が進み、三角錐に金粉を塗したような十勝岳のゴロゴロ急斜面で仕上げたら、噴煙の霞の向こうに火星のような広い広い尾根が平ヶ岳に続き、美瑛岳が威張るように尖っていた。うーん、6月に望岳台から登った時よりもさらにいい！
　
【〜(f)〜(e)】
　往路を戻るが、上ホロ〜上フラ〜フラが繋がる尾根に頬を緩ませながらの歩き。
　建て直し中の上ホロ小屋に寄って、工事中のカップルに中を見せていただいた。雪が降る前に一気に仕上げるとおっしゃっていたが、「この陽気ならば来週も大丈夫では」と思ったら翌週は冠雪していたね(^^;
　
【〜旧D〜(c)】
　十勝岳温泉への直結ルートの旧D尾根へ。
　秋色を見下ろしながら、往路と合流する上フラ分岐まで木段・ゴロ岩を下っていく。
　
【〜(b)〜安政火口の手前〜(b)】
　往路に合流してヌッカクシ富良野川の徒渉点（涸れ沢だが）である新Z地点に下る。
　そこから広いゴロゴロ厳つい涸れ沢を遡行し、硫黄の薫りが強い谷を辿る。
　温泉マークのある地点まで来たがお湯の気配は無く、安政火口方面は上から見たとおり噴煙の気配も無いので、直前で引き返した。

【〜(a)】
　紅・黄が緑の笹の上で輝く秋の林道を下って、まだまだ賑わう駐車場へ下る。

その他周辺情報

【温泉】
�　嵶娠棲奸�
→　登山口にあるが登山者で激混みのためパス
�◆嵜畩絏浩堯�
　→　フリーの露天風呂だがオッサンたちが占拠中のためパス
��「白金国民保養センター」
　（300円、アメニティ無し、ドライヤー無し）
　（地元客のオジサン１人のみ。昭和＆平成初期感満載の施設。熱めのお湯でゆっくりできる）

【買い物】
　近辺には何もない。
　美瑛もしくは上富良野町の中心部に、地域唯一の安売りスーパー・ＤＺマートとコンビニ（セイコマ、ローソン等）がある。

写真

10/1 6:57

【十勝岳温泉・登山口】
　目覚めたらぎっしり！
　日付変更線の頃は数台だったけど・・・

10/1 7:02

【十勝岳温泉・登山口】
　今日からおニューの靴。
　5足連続同じ製品だけど、モデルチェンジしてからは2足目(^^;

10/1 7:38

【十勝岳温泉郷〜新Z】
　ぷらぷら林道歩きからクッキリ富良野岳(^O^)

10/1 7:39

【新Z〜上富良野岳分岐】
　一気に気温が上がってきて里が霞始める。

10/1 7:42

【上富良野岳分岐】
　本日は未踏の富良野岳側へ！

10/1 8:00

【上富良野岳分岐〜縦走路分岐】
　カサカサカサ♪
　乾いた音を見たらシマリーが冬の糧を埋めているところo^^o)

10/1 8:13

【上富良野岳分岐〜縦走路分岐】
　陽向と山陰の狭間。山裾の紅葉と黄葉が小さく鮮やかに(^-^)

10/1 8:45

【縦走路分岐】
　富良野岳のほうを見上げるとグリーン＆ブルーのエッジライン(^-^)
　でも、あれは前衛峰だった。

10/1 8:59

【縦走路分岐〜富良野岳】
　道内有数の手付かずの自然「原始ヶ原」の秋色が広がる。
　道東の霞む空から染まってきたようだね〜

10/1 9:01

【縦走路分岐〜富良野岳】
　富良野岳のピークが輝く(^^)

10/1 9:07

【縦走路分岐〜富良野岳】
　尾根の傍に一輪だけひっそりと(^^)

10/1 9:16

【富良野岳ピーク】
　超快晴の一等三角点ゲット！(^^)1

10/1 9:17

【富良野岳ピーク】
　南麓の原始ヶ原からのルート。
　来夏は歩いてみたのう〜

10/1 9:20

【富良野岳ピーク】
　超満悦の空の下、北海道百名山28座目ハント！(^^)v

10/1 9:38

【富良野岳ピーク】
　大雪山系の南端・原始の湿原の向こう、富良野盆地の上に夕張山地が霞んで浮かぶ(^^ゞ　

10/1 10:00

【富良野岳〜縦走路分岐】
　10時近くなって気温がぐんぐん上がり、霞が金色を映えさせるね〜

10/1 10:05

【縦走路分岐】
　さ、上ホロへの魅惑の尾根を歩きに行こうー

10/1 10:17

【富良野岳縦走路】
　秋の収穫〜

10/1 10:23

【富良野岳縦走路】
　秋色マーブル(^^)

10/1 10:26

【富良野岳縦走路】
　秋色パステル(^^)

10/1 10:26

【富良野岳縦走路】
　青と緑の境が好きー

10/1 10:52

【富良野岳縦走路】
　爆裂の端っこの道がなんともそそるねー　

10/1 10:56

【富良野岳縦走路】
　富良野岳〜上富良野岳の真ん中にキリッと三峰山(^。^)

10/1 11:00

【富良野岳縦走路】
　行会う度に、ニコヤカな笑みくれたトレラン女子でした(^-^)

10/1 11:11

【富良野岳縦走路】
　ここらは秋肌の縦走尾根(^-^***

10/1 11:20

【上富良野岳ピーク】
　到着とともに・・・やっぱココは強風―>_<　

10/1 11:21

【上富良野岳〜上ホロカメットク】
　風に揺られながら、極上の空でコルを抜ける(^^)

10/1 11:24

【上富良野岳〜上ホロカメットク】
　上ホロから戻ってきたそうー
　速いね〜

10/1 11:35

【上ホロカメットク山ピーク】
　十勝岳へのルートは踏破済だけど、この空で行かないってのはないでしょー

10/1 11:37

【上ホロカメットク山〜十勝岳】
　安政火口に向かって切れ落ちる崖の端っこから十勝岳へ続くルート。
　8月に歩いたガッスガスの時とは別世界(^○^)

10/1 11:38

【上ホロカメットク山〜十勝岳】
　建替え中の上ホロ小屋がポツンと秋色に包まれつつ***　

10/1 11:47

【上ホロカメットク山〜十勝岳】
　ほぼ出来上がったねー
　帰りに寄ってみよ(^^)

10/1 11:58

【上ホロカメットク山〜十勝岳】
　大砲岩。
　別角度なら大砲に見えるんかな？

10/1 11:59

【上ホロカメットク山〜十勝岳】
　なーんにもないけど歩きたくなる道(^^)

10/1 12:08

【上ホロカメットク山〜十勝岳】
　金粉を塗した十勝岳(^○^)✨

10/1 12:16

【十勝岳の直下】
　ずおぉぉーんと十勝岳を見上げる薄い道を行く。　

10/1 12:30

【十勝岳ピーク】
　6月は美瑛周回だったけど、今度はトムラウシまでの道を歩きたいのう〜

10/1 12:30

【十勝岳ピーク】
　3回目ハント！
　今日が最高中の最高！！

10/1 12:32

【十勝岳ピーク】
　メインランチはベジ食べる
　o(^▽^)o

10/1 12:58

【十勝岳ピーク】
　“火星の地上”もうっすら秋色(^^)
　平ヶ岳〜美瑛岳へ続く道には噴煙が走って行く。

10/1 13:07

【十勝岳ピーク】
　望岳台の向こうに美瑛・旭川と霞んでいくー

10/1 13:07

【十勝岳の直下】
　富良野の山々の向こうに夕張の山々が霞む。
　ポツンと向かい合うカップルがなんだか素敵だね〜

10/1 13:15

【十勝岳の直下】
　ちょっと下がると、火山原の草たちがゴールド世界を作る。

10/1 13:29

【十勝岳〜上ホロカメットク山】
　下ホロカメットクへの稜線。
　ゆったりしているのに登山道は無い・・・

10/1 13:40

【十勝岳〜上ホロカメットク山】
　安政火口を見下ろす。
　地図上では噴煙の印があるけど休暇中のようだね〜

10/1 13:44

【上ホロ避難小屋】
　建替え工事中のオジサンとオネエサンは雪が降る前のラストスパートを開始したそう(^^)

10/1 14:02

【上ホロカメットク山ピーク】
　午後2時になっても最高の空―　

10/1 14:02

【上ホロカメットク山ピーク】
　山名はアイヌ語が由来だけど語源は諸説ある。
　私は「カムイ・メ・トゥ・カ・ヌプリ＝神も寒い峰の上の山」の解釈がしっくり(^-^)

10/1 14:19

【上富良野岳〜旧D尾根】
　さて、ゆるっと下りるかね〜

10/1 14:23

【上富良野岳〜旧D尾根】
　短い秋を惜しむようにチングルマがゆらり(^^)

10/1 14:35

【旧D尾根】
　上ホロカメットク山〜十勝岳の岩岩連山を振り返っていーわ〜(^^ゞ　

10/1 15:20

【ヌッカクシ富良野川】
　ちょっとだけ休憩―

10/1 15:24

【ヌッカクシ富良野川】
　ちょっと安政火口のほうへ伏流の沢を遡行。
　噴煙や温泉マークはあるけど気配はかんじられませんでした。

10/1 15:44

【十勝岳温泉へ下山】
　名残惜しく振り返ったらー(^○^)

10/1 15:49

【十勝岳温泉へ下山】
　16時近くなってもパンパン。

10/1 16:22

【吹上温泉あたり】
　美瑛岳につながる尾根が夕陽に染まる時間が近づいた(^^)

10/1 16:30

【吹上温泉】
　名所のフリーなお風呂はオッサンたちのパラダイス。
　やっぱ遠慮して、私は白銀温泉へ〜

撮影機器：

Galaxy S8 SC-02J docomo サムスン

AQUOS sense5G SH-53A docomo シャープ

装備

個人装備

ザック：チャチャ35 靴：ツォロミー5（この日から使用開始）

感想

oobantou

『ふらっと富良野の山旅はフラット♭な秋🍁』
　〜　富良野岳 〜 上ホロメッカトク山 〜 十勝岳　編〜
　　　
　北海道の早い秋は短いけど鮮やかな空と山脈だらけー想い出すたびに(^-^)
　10/1(土)は、会社の同僚情報を参考に紅葉が狙えそうな標高を歩いてみたら大当たり！(^○^)v
　雲を探すのが難しい好天の下、夏のような気温に急上昇した下界の靄に浮かぶ秋色の美尾根を見渡しながら、行会う人とニンマリがやまない天空の旅になりました(^-^)
　　
　　
【山行記】
　
　アイヌ語の「フラヌイ」は“臭いをもつ所”
　十勝の山々から硫黄の薫りを運んでくるからかも。
　そんな眠らない火山たちの秋は
　山の上の透明な空気が
　里の上へと流れてきて
　森の上を錦に彩ったら
　野の上を霞みに包んで
　私の上は心地良すぎた(^-^)