明光山 紅葉
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 14:45
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,554m
- 下り
- 2,551m
コースタイム
天候 | 快晴 気温:スタート14℃ -> 渡渉点10℃ -> 日中24℃ -> ゴール16℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
豪雨の影響で数年間使えなかったけど今年から使えるみたい。良かった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今日はヤブ漕ぎなし!嬉ぴー! |
その他周辺情報 | 電波状況:docomo 61% / au 44% / softbank 28% https://chizroid.info/denpa/ex/map?tid=htRRYqNI6F |
写真
感想
なーんか気になる山、放っておけない山、他人事とは思えない山。
自分にとってのそれがこの「明光山」。「めいこうさん」もしくは「あけみつやま」と読みます。どこ?と思われるかもしれないけど、まあそれもそのはず、朝日連峰の最深部にあるこの山はかつて登山道があったものの去年までは全く整備されてなく、長らく完全な廃道状態で放置され、訪れる人もほとんどいませんでした。
何故、そんな山に自分がこのような感情を抱くようになったのか。最初の目的は単なる赤線繋ぎだった。悪く言えばただの通過点。けど、廃道状態のこの道を何度も失敗しながら死ぬ思いで歩き通したり、またそのために綿密に情報収集する中で、この山が自分にとってすっかり特別な、愛着のある山になってしまった、というわけです。
去年レコを書いた時点ではまだ完全なるヤブ状態だったのであまり良いことは書けなかったけど、実は中間地点から見た景色は自分史に残るくらい衝撃的だった。一言で言えば「サラウンド感」。四方を山に囲まれ、右にエズラ峰、左に戸立山、背後にオツボ峰、そして正面には明光山と障子ヶ岳。一段下がったところから見上げるそれらの山々はものすごい迫力で自分に襲い掛かって来るようだったのを今でも鮮明に覚えてる。
その景色をもう一度見たい!またあの感動を味わいたい!次回は出来れば紅葉で!と去年からずっと思っていたけど、幸運にもその後この登山ルートの復活プロジェクトが始動し、2年掛けて途中まで道が切り拓かれたとの話を聞いたので、今回の紅葉の最盛期、好天が保証された最高のタイミングでの再訪となりました。今回はヤブ漕ぎじゃなかったー。嬉しー。改めてshinonshinon氏および地元山岳会等、関係各位の御尽力に心より感謝申し上げます。
しかしこのルートもすっかりメジャーになりましたね。何と今回、3パーティー7名とすれ違った。去年までの状況を考えると全く信じられない。ただそのうち1組は去年までの状況も全く知らないまま来てたみたいでしたが、、。
一応注意として、まだ完全に道は繋がってません。コース上部、オツボ峰の下あたりの灌木帯がまだ数百メートルほどヤブ漕ぎだそうです。歩くのもいちばん大変なところだったので切り拓くのも大変なのでしょう。周回される方はお気をつけて。
というわけで、また心に残る山行が一つ増えました。ありがとうございます。
#山名板設置について
上記に書いたようにすっかり愛着のある山になってしまったため、この登山道復活プロジェクトに当たって自分も何か貢献したいと考え、山名板を寄贈することを思いつきました。ただ無断で置いてくるのはただの不法投棄になるので正式な設置許可をもらうべく、環境省や県、林野庁などに問い合わせましたが、一言で言うと「責任能力から個人での申請は認められない」ということ。確かに個人レベルのものがバカバカ置かれても困るしね。というわけで今回は写真だけ撮って持ち帰りましたが、もし何かの役に立てて頂けるのであれば喜んで贈呈致しますので何かあればご連絡頂ければ幸いです。お待ちしております。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
日曜はニアミスだったようです。
こちら、両足をつりながら、以東岳を満喫しておりました。
さらにビックリなことに、shinonshinonさんと山小屋で同泊して、貴重な最新情報をお聞きすることができました。私のレコを見て頂いていたようで大変光栄でした。
herozoさんの話題もさせていただきました。
そうそう、若者二人、無事に以東小屋に到着して時の人になっていました。短パンでの突入ははさすがに諌められていましたが。
私も何かしら感謝したいと思っていますが、まずは開通後の来シーズンに歩き、下山後に地元のお土産を買おうと思っています。
はい、その若者2名ですね。間違いなく私が話した2人です。自分が丁度出合川に降りた際に登ってきて、今から登るの?と正直思ったし、いでたちは短パン半袖サングラスだし、心の中では「山なめんなよ」と思ったけど、山では全ては自己責任の自己判断、こちらがとやかく言う筋合いも無いのでせめて情報提供だけでもと詳しい話はしておきました。狐穴まで行く予定だとは言ってたけど、やはり以東小屋まででしたか。それは少なくとも賢明な判断でしたね。
shinon氏、何言ってたんだ?ちょと気になる。(笑)
お役所は事なかれ主義なので残念でしたね。
私の登山候補リストには上げているのですが、色々行きたいトコロがあって先日は飯豊で変態と呼ばれるプレイをしてヘロヘロになってきました(笑)。
ダイグラはシノン氏に「今年行く」と言っておきながらまだ行ってません。理由はテントの交換用ショックコードをamazonで注文してたけどなかなか来なくてそのうちに寒くなっちゃったから!なのでまた来年!(笑)
昨日、”元” 激ヤバコースを歩いてきました。
これまでにはできなかったピストンも十分可能な程整備されているので、これから多くの人に歩いてもらいたいですね。
そうですね。今は少し「祭り」的な感じになっちゃってるので、これからが本当の試金石でしょうね。やはりネックは徒渉で、特に融雪期は大変危険なので。是非皆さんにこれからも安全に歩いて頂きたいですね。
ホント、同感です!
shinonさんと話をしていたときも、雪どけ時期の渡渉は厳しいものがあるので時期が限られるというような会話をしました。
今回、私が渡渉しない変なルートを歩いたのも、安全を優先に考えたためです。ヨボヨボの足取りですので。(笑)
ボクにとっても特別なコースです。
明光山のサラウンド感、わかります!
この日、ボクはこの上の激藪紅葉刈りに参加してました。
そして、偶然にも上から降りてきたという四人パーティは知り合いでした。
実は9月にこの激藪区間が残っている段階でまた歩いてきてしまいました。
彼らはそのレポを見て計画を立てたようです。
その9月の時、残る激藪区間は高低差100m。それでもやっぱり大変でしたが、最後にあの藪を味わえて、今ではなんだか良かったような気がします。
あの激藪を歩いたらやっぱりここは特別な場所になっちゃいますよね。
それももう思い出話になると考えると、ちょっと寂しいような気もしますが、これからたくさんの人が歩くルートになるでしょうね。
たくさんの人に歩いてもらえるようになれば、もう自分の役目は終わりかな〜、なんて思ったりもしますけど。
そしたらまた別の特別な場所を探すかな〜。竜ヶ岳でも登るか?(笑)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する