せっかち前のめり〜白馬岳白馬鑓周回〜もっとゆっくり山を楽しまないと…反省。
- GPS
- 16:29
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 3,099m
- 下り
- 3,100m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:14
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:51
天候 | 2日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
水
食糧
行動食
バックパック
使い捨てカイロ
アンダーシャツ
サポートタイツ
シャツ
パンツ
ダウンジャケット
ダウンパンツ
靴下
ウインドブレーカー
レインパンツ
レインジャケット
帽子
ピンチ缶
ヘッデン
予備電池
メガネ
GPS
笛
コンパス
ナイフ
非常食
登山靴
ツェルト
ゲイター
ストック
グローブ
無線機
チェストバッグ
マット
燃料ガス
テント
シュラフカバー
シュラフ
クッカー
着替え上下
ガスストーブ
インナーシュラフ
モバイルバッテリー
|
---|
感想
3連休×2回は天候に振り回され、計画の変更を余儀なくされた山行だった。
結果的にはまずまずの天気となり、それなりに山を楽しみ、達成感を得る事が出来たのでヨシだったが、計画〜準備〜実行までの行程調整に精神的に疲れた。
今回こそは大名登山を期待したいと天気予報を見ると、この上ない好条件。
計画もユルユル計画なので余裕綽々だ。
金曜22時半に猿倉に着くと、上の駐車場が残り10台が厳しいか?って感じ。
下の駐車場は見ていないからわからないが(そもそも下って登山者用?)好天を期待してか皆さん到着が早いようで。
明けて土曜日5時スタート。
先行者も結構居るみたいで、そこかしこにヘッデンの光が見える。
スタート5分後、前を行く方が滑落。
3m程落ちたが、無傷で這い上がってきた。
独標行った時に滑落で一名死亡、檜尾行った時に一名行方不明、ちょっと何かあるのか?次はオレか?と心配になる事が多発する。
亡くなられた方のご冥福と行方不明の方の一刻も早くのご家族の元への帰還を願っていますが、まずは我々登山者全員、今一度安全登山を肝に銘じなければならない。
さて、とんだスタートイベントだったが明るくなる頃には大雪渓の入り口に。
流石メジャールートであり、一年で最も雪の無い時期なので何らメンドイ所なくサクサク進む。
雪渓歩きポイントに着いて、チラと見て「ノースパイクでも行けるかな?」と数歩進んでダメだこりゃと。
結構硬かったw
ま、ザック脇に4爪ぶら下げていて即座に装着できるから試しに突っ込んだのだけど。
チェーンスパイクより軽いし手入れ簡単だし、今回は4爪で正解だった。
雪渓渡ったらあとは粛々と高度上げるのみ。
日差しが強くて暑さを感じるが、背後からなので大汗掻くほどではない。
しかし、この程度のルートであっても耐えれない人はいるようで、登山道の真ん中に足を投げ出し座り込み、道の大半を占有してスマホいじっている登山者の姿。
いや、登山者と呼びたくないな、同類項とされたくない。
一言注意したが、無視された。
もうね、二度と山に来てもらわんでエエわ。
世の中には色々な方が居るからなぁと呆れて、もうね、腹立たしい事は折角の好天登山にケチがつくから気にしないでおこうと。
で、テン場に着いたらさっさと設営、軽くなったザックをヒョイと担いでイザピークハントへ。
白馬岳で強力伝を読んだ事を思い出し、小蓮華山への尾根では毎度の雷鳥先生に癒され、小蓮華山では朝日雪倉の奥深さに触れ、なかなか楽しい行程だった。
テン場に戻る道中、現在時刻と明日の予定を考えた。
明日は旭岳で朝日を見てからテン場に戻り撤収。
その後、杓子岳と白馬鑓ヶ岳と進み、鑓温泉で小一時間マッタリの予定だ。
もうちょっと早巻けるんじゃね?
朝日は杓子でいいだろう。
よし、旭岳は今日登っておこう。
で、さっさと登ってピンポンダッシュ。
テン場に帰ったら、食って呑んで6時間寝て起きるだけさ。
杓子までは1.5時間あれば余裕だろうから4時前に出れば良いかな?と。
ところがだ。
夜中ずっと隣のテントから定期的に「ブキュキュ キュビビ」とまあまあな音量でエアマットの軋み音が響いてくる。
山岳メーカーの製品なら、あんな音はしないのだが…密林でポチったんだろうなぁ。
寝てる本人が一番うるさく感じてるんだろうけど、隣にいるオレもうるさく感じてるんだよ。
勘弁してほしい。
ま、就寝時刻が17時半なのでw 22時頃まではしっかり寝れたからイイんだけど。
とは言え、夜半過ぎの冷え込みもあいまって早い時刻に起床となった。
結果、3時半スタートだ。
杓子で日の出待つのも寒いよなぁ、と考えつつ、寒いがゆえに歩行速度も速くなり、杓子に着いたものの日の出はまだまだ先。
したらば白馬鑓への稜線で拝むか、と更に進む。
途中々々で時々刻々と変化する東の空の色を楽しみながら。
なかなかアサー!が来ないなぁ、雲に邪魔されて今日はアサー!無しか?と心配したら、白馬鑓山頂に着いたと同時に日の出だった。
ベストタイミングで日の出を拝めて、劔立山唐松五竜槍に富士山とそりゃもうスゲー景色。
素晴らしい日の出だった。
さて、あとは下山だが流石に時間余り過ぎ。
これは温泉をタップリ楽しめるぞ、と期待が高まる。
カールの下降に入ると遠くから硫化物の臭い。(硫黄の臭いじゃないですよ硫黄は無臭)
ついつい歩行速度が上がってしまう。
まてまて、時間はあるのだから、紅葉のカールを楽しまなければと…。
ま、紅葉ハズレだったんだけどね。
で、遠くに鑓温泉が見えだした。
お?テント張ってあるぞ?小屋は閉まってるハズだから、あ、そうかテントで着替えたりマッタリしたりとしてるんだな。
どうしようか、オレもテント張ろうかな…酒残ってるし少しなら呑んでもイイかな?
まさか、そんな期待が打ち砕かれる事になるとは…。
着いてビックリ。
フツーにテン泊してるじゃない。
小屋閉め作業していてバタついてるし。
風呂の上では洗濯機が「ヴぃーんヴぃーん」と唸ってるし。
洗濯物がハタハタとはためいていて、田舎の民家の軒先感を演出。
違う違うコレじゃない。
丸FスポーツのF嶋さんから聞いた楽しげな鑓温泉はコレじゃない。
山スキーヤーがレコしてる鑓温泉はコレじゃない。
もうね、泣けたよ。
真っ白な背景に四角く切り取られた薄緑色の湯舟。
あれは幻想だったのか…。
イヤ違う、幻想じゃない。
これは半年後においでと鑓温泉からのメッセージ。
しょっぱい想いを胸中にその場を華麗にスルー…。
気付けばそこは猿倉荘。
時刻は10時半。
おびなたの湯は休業中。
前のめりが過ぎるんだよオレは…。
なんかなー。
ヤマは良かったんだけど。
少し引っかかる物が残ったな。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する