激闘16時間 八丁尾根→甲斐駒ヶ岳→黒戸尾根日帰り周回 誕生祝いついでに山の凄さをこぴっと再確認
- GPS
- 16:05
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 3,067m
- 下り
- 3,071m
コースタイム
5:15 尾白川駐車場
5:51 矢立石登山口
7:08 日向山山頂 7:20
7:24 ザレ場から駒岩方面への入り口
7:38 錦滝から合流するコル
8:49 駒岩
8:53 山梨の森林100選 天然カラマツ林
9:37 熊手(登山道整備道具置き場)
10:02 大岩山 10:20
10:30 鎖場開始
10:46 最後の梯子を下りたコル
12:03 石室(鋸岳がよく見える)
12:34 烏帽子岳前のピーク 12:48
12:53 烏帽子岳 13:01
13:15 三ツ頭分岐
13:39 石室前のザレ場
13:40 六合石室 13:55
13:57 石室前のザレ場
14:02 水場 14:13
14:21 石室前のザレ場 14:32
15:04 鎖場
15:23 鎖場終了
16:16 山頂 17:01
17:31 八合目
17:52 七丈小屋 18:02
18:28 甲斐駒と黒戸山のコル 18:35
19:00 刀利天狗
19:13 刃渡り
20:00 竹宇・横手分岐
21:18 尾白川駐車場
◆行動時間
登り 9:32
下り 4:00
休憩 2:31
計 16:03
◆行動距離(アンドロイドアプリ 山旅ロガーを使いスマホで計測)
24.9km
天候 | 晴れ!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
温泉はべるがの中にある「尾白の湯」 21時まで営業。 http://www.verga.jp/?page_id=41 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山道 “白川駐車場→矢立石登山口→日向山→駒岩 矢立石までが結構急登。 日向山から駒岩も途中急登。 詳しくは下記、鞍掛山に行った私の下記レコ参照。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-452670.html 駒岩→大岩山 ランできる感じな道。 山梨森林100選 天然カラマツ林もあり 途中に登山道整備道具を置いてある熊手の目印あり 大岩山の山頂は展望なし B膣篁晦烏帽子岳 すぐに鎖場開始。慎重に。 最後に梯子を下りるとコルに到着。 コルからは急登あり、石室あり、梯子あり。 ハイマツの稜線に出ると一気に視界が開け展望が素晴らしい。 烏帽子岳前にも展望台。 烏帽子岳もを素晴らしい展望。 昼寝したいくらい・・・・ け帽子岳→六合石室 鋸岳分岐の道標もしっかりしている。 三ツ頭の道標は・・・・ 稜線歩きとなり、仙丈がよく見える。 頂上も見えるので、あそこまで歩くのかと思うと・・・・ 六合石室は中はきれいだが、外が・・・・ ハ珊臉仄滋凌緇 六合石室手前の石柱が二つ立つザレ場の脇に入り口があります。 下り5分。登り8分ってとこです。急坂なのでサンダルではいけませんので注意。 空身でも吊せる物を持って行くといいです。 とてもおいしい水です。 ο珊臉仄滋頂上 途中の鎖場が核心部。 最初は見上げて左側を通り、中腹で真ん中を登ると登り易い。 最後の登りがきついが、山頂が近づいてくるので励みになる。 景色も最高。 頂上→七丈小屋 岩が多い、急な下り。 剣や石碑があちこちにあり信仰が盛んだったことが伺える。 ┝珪羮屋→甲斐駒と黒戸山の鞍部 七丈小屋はきれい。 テン場も大盛況で、押し合いへし合いの状況。 水も豊富に出ていて、とてもおいしい。 ここから先がアスレチック。 鎖有り、梯子あり、階段ありと飽きがこない。 長い最後の階段が終わると甲斐駒終了。 黒戸山の鞍部→登山口 とにかく長い。 九十九折れが終わると平坦に進み、また九十九折れ。 トレランの方に人気なのも頷ける。 長い距離のラストで、夜行にもなったのでヘトヘトでした。 ◆登山ポスト 登山口にあり ◆トイレ 駐車場にあり 七丈小屋(有料) ◆水場 六合石室(こんこんと出てます) 七丈小屋(1リットル=100円) ◆服装 上 ベースレイヤー:ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュ半袖 セカンドレイヤー:WHMのTシャツ アームカバー:C3fit 下 1層 機能タイツ:ワコール CW-Xスタビライクスモデル 2層 短パン:フェニックスの短パン 靴:キャラバン グランドキング GK78 ゲイター:OR フレックステックスゲイター 靴下:スマートウール Phd 手袋:ワークマンで買った ◆予備防寒具 雨具上:モンベル トレントフライヤー 雨具下:モンベル サンダーパスパンツ ◆水(各1日使用量) 飲料用:バーム500ml×2本→飲みきり ザック外付けでボトルケース入れて携行。 アクエリアス ハンディパック 300ml 2本 を 凍らせオールフリーシトラス 350ml 1本 と 一緒に保冷バックに携行。甲斐駒頂上でもキンキンに冷たかった。 煮炊き用:プラティパス1リットル×1本→飲みきり 計約3 六合石室と七丈小屋で補充した量と合わせると 5〜6リットルは必要。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
5/24の鞍掛山は下見。
今回が本番となる八丁尾根を登りに使い甲斐駒へ登頂、黒戸尾根を下る周回ルート。
fickleさんとkosanさんで企画していたが、私も八丁尾根は行って見たかったので参戦。
5時に開始遅くとも14時には山頂、18〜19時には下山を目標に開始。
日向山登山口では何かの取材をしていた。
日向山の奇跡群の形が雨の為、形を大きく変えていた。いつかなくなってしまうのか・・・
駒岩への登りで、1組のご夫婦に遭遇。同じルートを行くそうだ。
既に足が重い私。甲斐駒はまだはっきりとは見えない。
駒岩に到着する頃、kosanに鞍掛山に行っておいでと冗談をいう。
ここからが未踏エリア。
駒岩をすぎると、山梨の森林100選に選ばれたカラマツの林が美しい。
大岩山までと、大岩山山頂に赤マーク整備用機材があり、
このルートの整備に尽力を頂いた方々に感謝、感謝。
いよいよ、ほぼ垂直に下りる壁に突入。
本来ならロープを出し懸垂下降するべき場所だが
昨年整備され、ずっと私達の中でも話題となっているゾーンだ。
鎖、黄色の樹脂で被覆されたワイヤーが組み合わさり、下までずっと続いている。
1区画ずつ慎重に1人ずつ降りていく。
結構下まで降りた時に6mほどある梯子が現れる。完全に垂直。
ここをクリアして最後の鎖で降りるとコルに到着。
15分かかった。
登りで使う方が大変かもしれない。腕力が必要。
この後は、烏帽子岳への登り開始。
赤マークはちょうど悩みそうな所にうまいこと配置されている。
途中に大きな石室があり、kosan、寝そべって見る。
目の前には鋸岳がバーンと広がる。
急登と稜線をしばらく繰り返し、ハイマツが続く稜線に到着。
360度の素晴らしい景色。
石碑がある岩稜帯でしばらく休憩。
その少し先にある、烏帽子岳の頂上でも休憩。
どちらも岩の上で、横になって寝て行きたい衝動にかられる。
写真撮影をして、出発。
甲斐駒が見えるが、まだ、遠い。
おまけに水がやばい。
全員合わせて4リットルあるかどうか・・・
ここからがまだ高度を上げる部分。
六合石室で水場を探すことに決める。
鋸岳との分岐から三ツ頭を経由して、甲斐駒を正面に見る稜線歩きに。
右側が切れ落ちている所もあり、注意が必要。
風もなく、暑い!!
樹林帯の中に六合石室が見え出す。
手前に石碑が2つ並び門のようになったザレ場があった。
石室に到着して水場を探すことに。
ネットをつなげてみると、すごい急坂を下るとあるが、どこが入り口かわからない。
kosanが誰かと電話している。
知り合いの方に水場の位置を聞いている!!!
「わかりました。さっきのザレ場の方に入り口があるそうです。」
そそくさと、荷物を背負い行ってみる。
「本当だ。道があったあった。」
荷物をデポして水が出てるか確認に行く。
すごい急坂。
kosanが一番乗り。
「ありました。出てます。」
水の消耗が激しい、私とfickleさんは歓喜の雄たけび。
すごく美味しい水でした。
かぶのみし、プラティパスに補充。
これで遅くなってもヘッデンで帰る気力がよみがえる。
水が無かったら、頂上までは行けたかもしれないが、下山できたか・・
kosanのファインプレーに救われた。
水を得て少し元気になるも、今までの疲労が貯まっている。
景色が素晴らしいのが励み。黙々と登る。
すると、また長い鎖場。
体力を消耗しているので、きつい!!
fickleさん、特攻隊長。その後にkosan。最後にみんなの登り方を見て私。
楽させてもらいました。
いよいよ頂上が近づき、なんとか山頂到着。
16時を過ぎているのに、360度パノラマの絶景。
こんなラッキーな日はない。
頂上でサプライズでkosanの誕生日を祝い、小太郎河童を決める。
水も得たのでここでみんなでカップ麺。
やっとまともな食事。
ずっと寝ながらこの景色を堪能したいが、そうもいかない。
17時に出発→21時駐車場着を目指す。
4時間で下山だ。
まずは七丈小屋に18時着。
日が暮れる前に、刃渡りまで行くことをBMとする。
二人は黒戸尾根経験者なので、すいすいと下る。
私は下りが二人より遅いので、しんがりでとにかく頑張る。
石碑、剣、鎖、梯子がある岩場を、ガンガン下る。
七丈小屋に着くと、テン場は大盛況。
なんとか目標の1時間かからず到着。
水場で水を汲んで最後の下りに備える。
ここから下がアスレチックの連続。
スリリングな梯子や鎖が連続して、とても楽しめる。
長い梯子を下りると甲斐駒が終了。
ここで休憩を入れてから最後の難敵、黒戸山に。
刃渡りに着く頃、空が焼けて、とてもきれい。
八ヶ岳方面には雲海も現れた。
こんな時間に下山すると、こんなご褒美ももらえるのか。
すっかり日が暮れてヘッデンを装着。
しかし、本当に長い。
まだかまだかという言葉が頭の中でぐるぐる回る。
みんなの隊列が崩れだし、黙って黙々と歩くようになる。
無の境地・・・・
もうみんな足がパンパン。
吊り橋が見えた時、みな安堵の表情を浮かべる。
駐車場に着いたときには、温泉はもうやっていないし
服もぐちゃぐちゃだから、コンビニに寄って、まっすぐ家に帰ることにした。
晴天に恵まれたが、とても厳しい山行となった。
fickleさんが最後まで引っ張り、kosanのファインプレーで水を確保。
辛いが故に、山友との結束を感じた充実した山行であった。
また行く?と聞かれれば・・・その内、行くかもしれない。
今日も山と山友に感謝!!
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