鹿島槍ヶ岳〜剱岳 黒部横断(春)



- GPS
- 176:00
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 4,813m
- 下り
- 5,141m
コースタイム
4/28 晴れ 冷池山荘(4:00)〜鹿島槍ヶ岳〜牛首尾根1100m(19:00)
4/29 晴れ CS(5:00)〜S字峡〜雲切谷〜雲切新道〜1720(16:30)
4/30 雨のち曇り 1720(10:30)〜池平山(17:00)
5/1 雨 停滞
5/2 雪のち晴れ CS(12:30)〜小窓のコル(15:00)
5/3 晴れ 小窓(7:00)〜剱岳(16:30)
5/4 晴れ 剱岳〜馬場島
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
大谷原〜赤岩尾根〜鹿島槍ヶ岳〜S字峡〜雲切新道〜北方稜線〜剱岳〜馬場島
1日目 4/27 雪 大谷原〜冷池山荘(17:00)
最後まで悩んだけれどワカンは持っていくことに。
スタートからずっと雪だった。稜線は吹雪で、お金を払って山荘に泊まってしまったのが悔やまれる。稜線に出ないでテントを張る方が登山者として正しかった。
2日目 4/28 晴れ 冷池山荘(4:00)〜鹿島槍ヶ岳〜牛首尾根1100m(19:00)
前日の降雪で牛首山へのラッセルがつらい。同じ方面を目指す2人と行動を共に。牛首尾根の下降は完璧。一度も間違えることなく進む。ここは自分の得意分野だから自信を持って藪漕ぎ。途中懸垂1回。19:00を回ってしまいタイムアップ。先が見えないので少し引き返して適当に幕営して翌朝明るくなってからスタートすることに。
3日目 4/29 晴れ CS(5:00)〜S字峡〜雲切谷〜雲切新道〜1720(16:30)
先が見えなくて引き返したところは切れ落ちてて結局懸垂。昨日進まなくてよかった。そしてS字峡の東谷出合にピンポイントでたどり着く。ノーミス。スノーブリッジめがけて降りていく。薄いもののギリギリわたれた。(後続PTの情報によると翌日にはもう落ちていて渡渉したらしい)
東谷の水をガブ飲み。ガンドウ尾根を見るも雪は少しはついているが東面で状態が悪そう。雲切新道にプラン変更して、仙人ダムを目指しトンネルへ。トンネルを抜けるとそこにあったのは雲切谷からのデブリでできたスノーブリッジ。黒部横断はこれを利用。人工物なしで渡れた。雲切新道への取り付きはラインが色々見えるものの雲切谷を少し登ってからトラバース気味に取り付くことに。ここの牛首尾根下降〜黒部横断〜雲切新道までの自分のテンションは最高潮。
今回の山行で1番楽しかった。
4日目 4/30 雨のち曇り 1720(10:30)〜池平山(17:00)
朝から雨。朝ごはんだけ食べて、1時間ごとに寝て起きてを繰り返して様子見。10:30頃出発。午後は回復するから小雨だけれど進むことに。仙人峠で一緒に牛首尾根を下降したPTに別れを告げる。彼らは源次郎尾根をやるため仙人新道を下る。お互いの無事を祈って。その後、池平山まで足を伸ばして幕営。
5日目 5/1 雨 停滞
1日停滞。トイレに行くのも億劫でずっと寝てた。昨日積み上げたブロックは雨でほとんど溶けてしまったけれど風が弱くて助かった。
6日目 5/2 雪のち晴れ CS(12:30)〜小窓のコル(15:00)
朝からずっと雪。ガスガスで真っ白。準備だけして、1時間おきに天気を確認して寝ての繰り返し。午後になって晴れてきたので出発。風が午後から強まる予報のため、三ノ窓まで伸ばそうか迷った末に小窓までとして停滞。
7日目 5/3 晴れ 小窓(7:00)〜剱岳(16:30)
朝から天気がいい。久しぶりの晴れに心踊る。ヤマテンの予報では、晴れるが風が強く朝は風速18mとのことだが、天気図の等圧線は広いし、実際上空は強くなさそうなので出発。風は強くなかったが、小窓ノ王から懸垂中に剱がどんどんガスに包まれていく。三ノ窓に着く頃には真っ白。ここまできたら、晴れの日に剱の山頂に立ちたい。明日の晴れは約束されてるからここで停滞してもいいか迷うが、30分くらいダラダラ悩んで進むことに。風も弱い。結局、北方稜線はずっとガスの中。下の方は晴れてるんだけれど…。剱岳の山頂を目指して最後の登りをこなしていると、みるみる空が晴れていく。ゆるやかな尾根に飛び出すと山頂は目の前。すると、ブロッケン現象が。そしてその奥には鹿島槍ヶ岳が透けて見える。なんだこのベタすぎる演出は!最高。ゆっくりゆっくり歩いて、山頂に着く頃には完全に晴れた。初めて踏んだ剱岳のピーク。一緒に歩いてくれた仲間に感謝。この景色。早月小屋まで降りる選択肢は無かった。テントを張って夕陽をみてのんびり過ごした。予備の食料を食べてお腹を満たす。夜は星空と富山の街が見えた。風は強くなく、ブロックを念入りに積んだので快適に眠れた。
8日目 5/4 晴れ 剱岳〜馬場島
剱岳の山頂で日の出を見てから出発。あとは早月尾根を降りるだけ。途中懸垂。早月小屋の下も雪がグサグサで歩きにくいし、ところどころ怖い。のんびりと馬場島に到着。行動食は全部食べきった。登攀要素が無くて、自分の得意分野の山だからできると思ってたけれど、自分にとって大きな山を実際に完遂できたのは素直に嬉しい。山荘に泊まってしまったが、それも実力だ。一緒に歩いてくれた二人に感謝。
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(〜富山駅〜無印〜剱の湯〜いろり〜ボロ宿)
富山駅に移動してお楽しみタイム。テキトーに予約した宿はくっそボロい。なんと1泊2000円。ドアノブ外れそうだし、学生も泊まらないのでは…。無印で服を購入。これがオシャレ?とりあえず白えび丼を食べる。うまい。路面電車に乗って剱の湯に移動して人権を取り戻す。食べ処 いろり に移動して打ち上げ。出てくる食べ物全てにうまいしか言わなかった。食べまくる。3キロ痩せてたから3キロ食べれる。
5/5
富山駅〜信濃大町〜東京
朝からきときと寿司。のどぐろあった。食いまくる。全部うまい。帰る途中に北方稜線の末端や栂海新道の末端を見る。長いなあ…。信濃大町でパンケーキ食べてから東京へ。お疲れ様でした。
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