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Yamareco

記録ID: 479135
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ハイキング
丹沢

大倉〜西丹沢自然教室(気合を入れたもののリハビリ登山に・・・)

2014年07月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
14:50
距離
25.2km
登り
2,903m
下り
2,624m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

2:20 大倉 〜 5:20 塔ノ岳 〜 7:35 熊木沢出合 〜 10:15 棚沢ノ頭 〜 11:05 蛭ヶ岳 〜 14:50 檜洞丸 〜 17:00 西丹沢自然教室
天候 午前中晴れ、午後からはほとんど霧の中。
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
皆さんが報告されている通り、大倉尾根ではヒルが出ます。
吸血はされませんでしたが、右足に2匹ついていました。もちろん殺処分。

塔ノ岳から鍋割沢へ降り、箒杉沢沿いの登山道を歩きましたが、942ピーク側の斜面の崩壊が凄まじく、落石・落盤に要注意です。

● 西丹沢自然教室からバス・電車で新松田、新宿方面へ行かれる方へ
西丹沢自然教室から新松田までのバス料金は1180円です。ところが、バスを谷峨駅で降りるとバス代が760円、谷峨駅〜松田駅が200円で合計960円で、220円お得です。
乗るバスによっては谷峨駅での待ち時間が長過ぎて意味が無い場合もありますが、
17:05発のバスは新松田着が18:14で、谷峨駅に17:48に着いて17:59の電車に乗ると、松田駅に18:12に着き、「速くて安い」という嬉しいことになります。
5:20 塔ノ岳山頂から相模湾を眺める。
2014年07月12日 05:34撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/12 5:34
5:20 塔ノ岳山頂から相模湾を眺める。
塔ノ岳からの下り。水場までの距離が金属板で案内されている。
2014年07月12日 05:39撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
7/12 5:39
塔ノ岳からの下り。水場までの距離が金属板で案内されている。
水場。山頂から10分ほど。冷たくて美味しい。
2014年07月12日 05:45撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/12 5:45
水場。山頂から10分ほど。冷たくて美味しい。
落石だらけの登山道。
2014年07月12日 07:05撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/12 7:05
落石だらけの登山道。
カーブミラーが落石でノックアウト、という感じだが、そもそも、ここまで車両はもう入れないだろう。
2014年07月12日 07:07撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/12 7:07
カーブミラーが落石でノックアウト、という感じだが、そもそも、ここまで車両はもう入れないだろう。
斜面ごと崩れている。
2014年07月12日 07:13撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/12 7:13
斜面ごと崩れている。
落石で埋まった登山道が続く。
2014年07月12日 07:18撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/12 7:18
落石で埋まった登山道が続く。
完全に土砂で埋まっている。
2014年07月12日 07:24撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/12 7:24
完全に土砂で埋まっている。
この橋を渡るのか…と思ったらつながっていない。左手前の梯子から登ったが、なぜこのような構造なのか不思議。
2014年07月12日 07:36撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/12 7:36
この橋を渡るのか…と思ったらつながっていない。左手前の梯子から登ったが、なぜこのような構造なのか不思議。
樹林の間から熊木ダムが見えた。
2014年07月12日 08:52撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/12 8:52
樹林の間から熊木ダムが見えた。
撮影機器:

感想

大倉からスタートして、西丹沢側の行けるところまで行ってみよう、という単独行企画で、大倉を2:20に出発。気合を入れて出発したものの、堀山の家あたりでなんだか体調が悪くなり、花立山荘では下山しようかと思うくらいだったのだが、せっかく早くやってきたのだから・・・と思い直し、スローペースで歩き続けることにする。
この時間だから大倉尾根では誰にも会わないと思っていたが、意外にも暗い中を下山してくる3人パーティと、止まっていたので登りか下りか不明の2人パーティ、そして・・・薄明るくなった頃、降りてくるチャンプに会う。

塔ノ岳山頂には2名。一人は写真撮影の方。富士山は残念ながら山頂付近がわずかに見える程度だった。

塔ノ岳には何度も行ってるが、水場のある側の登山道をまだ歩いたことがなかったので、今回はここを歩くことがひとつの目的である。10分ほど下ったところに管で水を引いている水場があった。今回は体調が悪いし、日中暑くなると水の消費も増えるだろうと思い、余分に持ってきた空き容器全てに水を満たす。

歩きやすい登山道なのでスタスタ歩けそうだが、今回はゆっくり下りる。鍋割沢の河原に出たところで堰堤が見えたのでそこで休憩。河原を下りつつ対岸に向かうと道標が見えてきた。熊木沢出合までは登山道を歩くだけ・・・と思ったら、登山道の状態が非常に悪い。ほとんど至る所に落石が散らばり、時には倒木が道をふさぎ、カランカランとまさに今石が落ちてくる音が聞こえたりして、歩きにくいし怖いし、とても登山道と呼べるような状態ではない。

ずーっと緊張しながら歩いていると、箒杉沢を渡る橋が見えてきたのでそちらへ向かう。橋の手前が切れていて、脇の梯子から登らないといけない、不思議な橋であった。このときは朝日がさんさんと降り注いでいて暑いくらいで、河原の上に橋が作る影に入ってゴロ寝をする。サイコーに気持ちが良い。このままユーシン側に向かって帰ろうかな…とちょっと思ったのだが、もう少し歩くことにする。

棚沢ノ頭へ向かう尾根も初めて通る道である。橋を渡った後、尾根末端の適当な場所から取り付く。熊木沢の少し上流に人が見えた。釣り人だろうか?尾根の上を忠実にたどるように踏み跡がついているのでそこを登るが、傾斜がややきつく、下りで通るのは少し怖いかもしれない。濡れていたらかなり怖いだろう。1288ピーク付近は広々とした草原のような場所で気持ちが良い。このピークの少し手前で単独行の方に抜かれた。熊木沢出合で見かけた人かもしれない。小休止の後、再び登る。塔ノ岳を出発してから棚沢ノ頭までの間で会った人はこの人だけであった。

棚沢ノ頭についたときは濃いガスに包まれていた。視程は50mくらいか。このガスに包まれた鬼ヶ岩のあたりを歩くのは危ないから、休憩したら丹沢山に向かおうと決めたのだが、休憩中にどんどんガスが晴れてきて、おまけに薄日も射してきたので、蛭ヶ岳に向かって歩くことにする。ノロノロ歩きなので背後からの音に気を配り、追いつかれたらさっと道を譲るようにする。トレランの人が颯爽と追い越して行った。

蛭ヶ岳山頂では晴れ。テーブルの上に寝転がって30分ほど休憩、そのうち15分ほどが昼寝。ここまで来たから檜洞丸までは行くかー。ずーっと寝転がっていたい気分を振り払って出発する。蛭ヶ岳からの下りは急斜面なので、ボケーっとしながらは歩けない。途中で単独の方に抜かれる。30分ほど歩いた頃から再びガスが湧いてきて、臼ヶ岳山頂はガスの中。しかし、視程は100mくらいはあるか。檜洞丸まではまだ長い。具合が悪くならない程度の速度を維持しながらゆっくり歩く。
元気だったら神ノ川乗越の水場確認をしようと思っていたのだが、今回は諦めた。
14:30、ようやく檜洞丸到着。時間的には犬越路経由でも大丈夫そうだが、気持ちが折れてるのでここから下山することにする。最終バスの前は何時だっけ…と調べると、17:05。あと2時間半、昭文社の地図では2時間10分。いつもなら「なんだ、楽勝」と思うのだが、この体調だし、つつじ新道の下りは苦手だし、ここでの休憩も必要である。微妙なところだ。

休憩後出発したときは14:50、残り2時間15分、昭文社のコースタイムと同じくらいになってしまった。危なくない場所では小走りにするが、長くは続けられない。情けない。上部の階段地帯が終わると、苦手な荒れた斜面が現れる。慌てると痛い目に遭うので、はやる気持ちを抑えつつ慎重に降りる。途中でゴーラ沢が樹林の間から見えるが遥か下である。諦めたくもなるのだが、あせらずに急いで降りる。ゴーラ沢に出る手前にテーブルがあり、ここで小休止。足を止めた直後に、小学生とその親と思われる2人パーティに抜かれる。今日は良く抜かれるなぁ…。ゴーラ沢の渡渉点で16:25。あと40分、昭文社の地図でも40分。う〜ん、いい勝負になってきたぞ〜。おまけに石伝いに渡渉できそうな場所が見当たらず、探す時間も無いのでパッと靴を脱いで裸足渡渉。しかし、これはとても気持ちが良かった。あとはだらだら道を進むだけであるが、これが結構長い!特に危ない場所は無いのだが、気を抜いた途端に悪魔が微笑んだりするらしい。要注意である。舗装路に出たときで残り12分。いくらなんでもこれは間に合う。アスファルトの道をだらだらと歩いて17時ちょうど、西丹沢自然教室に到着した。
バス時刻に間に合うよう下山したのはもしかすると初めてだったかもしれない。なかなかスリリングな経験であった。

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丹沢主要(檜洞丸・蛭ケ岳・丹沢山・塔ノ岳・大山)縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
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