唐松岳〜五竜岳 『ヤバイ』の日
- GPS
- 13:43
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,153m
- 下り
- 2,121m
コースタイム
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 3:41
- 合計
- 13:43
天候 | 晴れ&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【黒菱駐車場〜唐松岳】 ・黒菱ゲレンデの作業道は何気に急登。 ・山荘から八方池まで完全整備の木道。 【唐松岳〜五竜山荘】 ・牛首の岩場は一部高度感あるが、足元の傾斜はきつくない。鎖あり。 ・大黒岳付近の岩場は一部逆相気味の箇所有。濡れてたら嫌らしい。鎖あり。 【五竜山荘〜五竜岳】 ・G0、G1共に岩場を巻くように登る。グリップ、スタンス共に豊富。鎖あり。 ・G2は高度感はそんなにない。やや登り上げる感じ。鎖あり。 ・山頂直下の岩場が核心。一部高度感もあり落ちたらアウト。鎖あり。 ・G0〜山頂直下の各岩場の鎖は使用しなかった。全て鎖を使用するよりは グリップを見つけて登った方が姿勢が安定する場合もある。 【五竜岳〜五竜山荘】 ・山頂直下〜G0の各岩場の鎖は使用しなかった。 ・鎖の使用、不使用に拘わらず安定姿勢(前向き、後ろ向き)で下降できる事を第一に。 ・岩が濡れてたら鎖を積極利用。否、そもそも濡れてたら行きたくない。 【五竜山荘〜大遠見山】 ・白岳直下に鎖場あり。使用しなくても降りられます。 ・地味なアップダウンあり。 【大遠見〜アルプス平(ゴンドラ駅舎)】 ・中遠見は約60mの登り返し。 |
写真
感想
久し振りのまこっちゃんとの山行は唐松岳〜五竜岳を車2台使用して周回する。
前日、仕事が終わったら帰宅せず直接白馬へ向かいサンサンパークで夕食後車中泊。たっぷり4時間以上分寝る。
五竜エスカルプラザ駐車場で合流しハスラー号をデポ。まこっちゃん号で黒菱駐車場へ向かう。2時10分過ぎオリオン座が輝くなか元気よくスタート。
出だしの黒菱ゲレンデは予想外の急登でびっくりした。八方池山荘から先は整備された木道を歩いて行き八方池へ。まこっちゃんは今回のミッションとして闇の八方池撮影がある。八方池に着くと道中ではガスが出たり切れたりしていたが、ガスが切れ最高の撮影となり「ヤバイ、ヤバイ」と大喜び。
5時を過ぎた頃から東の空に変化が見られマジックアワーの開始。お互い背後を振り返っては「ヤバイ」を連呼し、パシャりまくっているので進まない。結果、唐松岳山頂でのご来光は間に合わず、山頂下20mでご来光を迎える事とする。
5時57分、東の空からおはようSUN。眼下に広がる雲海に頚城山塊、八ヶ岳連峰、南アそしてMt.Fujiが浮かんでいる。北には不帰、白馬鑓、杓子が連なり日本海も見える。南西には剱立山、薬師からの裏銀、槍穂。南に五竜。上空の雲も朝陽を受けて重厚感を出す。お互いに出てくる言葉は「ヤバイ」のみ。最高の時間を過ごしたら荷物をデポしたまま山頂へ。
唐松岳登頂〜。
山頂はサッと済ませようと言っていたが結局パシャりまくる。とりあえず山荘まで降りて腹ごしらえをしよう。今日はまこっちゃんとの山行なので食料を沢山持って来ている(自分史上最大量)。正面に毛勝三山、剱立山、左に五竜を見る贅沢な場所で朝ご飯。まったり1時間過ごす。お互い既にやり切った感を出している。。。
ボチボチ先へ進もう。
牛首の岩場は連続する鎖場だがグリップスタンス共に豊富で使用しなくてもほぼ通過できる。ただ落ちたらアウトの場所もあり判断は慎重になる。白岳のトラバース道を通過している頃から長野県側からガスが徐々に湧いてくるが稜線で止まる。その光景も素晴らしく「ヤバイ」。
五竜山荘に到着したら、またもやまったりとエネ補給をする。眼前に五竜岳が厳つく聳えている。
さぁ五竜岳に行きますか。
P2658のポコをトラバースし終えると左下にAルンゼが見える。出だしのV字峡の先は全く見えない。
G0〜G2までの岩場を越えて山頂直下の稜線に出るとザレをジグりながら登って行き、岩ゴロを過ぎると岩壁が出てくる。高度感もなかなかで落ちたらただでは済まない。ここの鎖もほぼ使用せず登り上げたらBルンゼを覗き込む。冬季にBルンゼの滑走となると遠見尾根から五竜山荘の間で1泊必要だな。
五竜岳登頂〜。
お互い初ピークとなるのでがっちり握手。そして景色はと言うと「ヤッベ〜」です。八峰キレットから鹿島槍にかかるガスの雰囲気も「ヤバイ」。まこっちゃんはタイムラプスをセット。当初は五竜山荘まで降りて休憩しようと思ったが、お互い無言の同調でまったりタイムに突入。ここでも40分を過ごした。
ゴンドラの最終時間もあるので下山しよう。下山は登行時より慎重に岩場をこなしていく。五竜山荘に降りたら最後の休憩をし、アルプス平まで約7劼猟垢け鷂尾根を降っていく。
上空には雲があり日差しが無いので太陽に体力を削られる事はない。少しだけ歩行速度を速める。ガスっていて眺望も無いので西遠見、大遠見の地味なアップダウンをサクサク降る。晴れていれば五竜、鹿島槍が見えるのにな。池塘に映る五竜も見たかった。。。
大遠見を過ぎると雲を抜け眺望がでる。中遠見の登り返しにうんざりするが、紅葉が色付いてくる。左を見ると八方尾根の八方池辺りから落ち込む八方沢が見える。2020年2月にスキーで下ノ樺付近から滑走したのを思い出す。よく単独であんなところを滑ったもんだ。
小遠見を過ぎると更に紅葉は色付き、のんびりお喋りしながらアルプス平のゴンドラ乗り場へ到着し無事下山。コーラで乾杯。
ゴンドラに乗り込み文明の利器で降る。ゴンドラから見える紅葉も綺麗だった。デポした車で黒菱まで戻り周回完了。
素晴らしい(ヤバイ)ご来光、景色と見どころが多くパシャりまくり、まったり休憩も多く計画時間を2時間も超過した。こんなヤバイ日はパシャりタイムが多くなるのは仕方ないよねと、お互い大納得の遠足となった。
まこっちゃん同行ありがとう。お疲れ様でした。
次回は前から話しているあそこの縦走を提案します。
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