鉢盛山(3年ぶり開通の朝日村林道より)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 731m
- 下り
- 751m
コースタイム
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝日村役場玄関(24時間開放)で予め電話予約した林道通行許可書+キー+案内図を受け取り(登山計画書もここで提出)。新登山路は最近開削されたばかり、村界尾根まではやや急登ながらフカフカで足にやさしい道(但し下りは笹の根やぬかるみですべり易いので要注意)。山頂までは歩きやすい尾根道(鉢盛坂新道の標識前後で一旦稜線南側を巻く形)、雨の後は所々ぬかるみ出現。山頂直下の高層湿原・権現の庭は登山路のすぐ脇に湿原植物あり、踏まないよう注意… |
写真
感想
4年近くにわたり、朝日村からの林道&登山路が豪雨被害により通行止めとなり、波田側からの長い林道歩き+登降を余儀なくされていた鉢盛山に朗報!朝日村ルートがいよいよ7月より開通!…ということで、梅雨明け宣言を期待して海の日連休初日の19日に日帰り登山を画策、朝日村役場に林道通行許可の予約を入れるも、土日の予報がどうも芳しくないため、急きょ20日夕刻からの夜行日帰りに計画変更。東京&中央道八ヶ岳前後の夕立豪雨をすり抜け、渋滞なしで塩尻より前夜22時半過ぎに朝日村役場到着。林道のカギ+通行許可書+ルート案内図と至れり尽くせりの鉢盛山行パッケージの封筒を受け取り、沢音涼やかな野俣沢キャンプ場の駐車場で仮眠。
21日は4時半起床、朝から前夜の雷雨が嘘のような、穏やかな晴天。前夜下見した林道入り口のゲートの南京錠を開け、待望の鉢盛山林道へ進入。路肩が不安、所々雨裂にタイヤを取られるも慎重に通過、約30分強で岳沢の新道登山口を過ぎ、作り立ての駐車場に「一番乗り」。ひょっとして、今日も他の登山者とすれ違わずに一人旅⁉と一瞬不安に駆られながら、こちらも出来立てホヤホヤの新登山路へ。先駆者各位のヤマレコで「フカフカで歩きやすいが、すべりやすいので注意」のお言葉通り、時々笹の刈り払い跡やぬかるみに足を取られつつ、樹林帯を縫うように付けられた登路で快調に高度を稼ぐ。途中、ちょうど良いお休みポイントでは周囲の尾根や塩尻方面の雲海が望め、ガスが晴れたらアルプスの遠望もさぞかし良かろう、としばし妄想。暑さでバテつつも、稜線近くまで上がってきたガスに涼しい空気をもらい、何とか村界尾根にたどり着くと、後は快適な尾根道の逍遥となります。途中、「鉢盛坂新道」の標識に「最後の長い登り、頑張れ!」とエールをもらい、ひょいと山頂直下の高層湿原・権現の庭に到着。やや盛りを過ぎた高山植物を目に焼き付けつつ先を急ぐと、朝日村作成ガイドマップよりはだいぶ早く山頂到着。ここは樹林に囲まれ展望イマイチ、虫たちの手荒なお出迎えを受け、ほうほうの体で西面の反射板ピークへ移動。ここは三方が拓け、展望バツグンなるも、この日は下界から上がってくる雲・ガスの量が半端なく、折角の北アルプス&乗鞍他の山々も白いスクリーンの陰に。一人昼食を済ませ、雷雨に遭わぬうち午前中に下山を、と身支度していると、本日初の登山者(男女カップル)が反射板ピークに到着。この後、山頂でお二人、下山途中に約6組の登山者とすれ違い、「新装開店」鉢盛山の人気ぶりにホッとする一方、これから林道を上がってくる車があるとすれ違いが大変かも、と余計な心配が(結局杞憂でしたが)。見るからにすべり易い下りの新道では、案の定3度にわたり尻餅をつく失態を演じながら、無事11時過ぎに駐車場帰着。
駐車場は車8台で満杯ながら、朝日村役場まではすれ違う車もなく、慎重かつ快調に移動。感謝の意を込め、役場でカギ返却の封筒にメッセージをしたため、「一口500円の協力金を」の呼びかけにもしっかり応え、本格渋滞前に笹子越えを、と意気揚々と中央高速へ突入。時間節約のため、13時過ぎに計画通り諏訪湖SA内の温泉にて入浴・着替え(いい湯&いい眺め、意外に空いてました)。家族・職場向けの土産も手早く仕入れ、いざ甲府盆地へ下ると、夏休みスタート、3連休最終日ということで、いつもより早く混雑が始まったようで、甲府南の先で3km余の先触れ渋滞の後、笹子手前で11km、小仏手前でとどめの19km(通過に1時間半!)のノロノロ運転の洗礼…。ようやく17時半過ぎに石川PAへたどり着き、空腹に駆られて軽食の後、睡魔に襲われる前に何とか明るい時間に自宅へ帰り着きました。
関東も早ければ明日(7/22)にも梅雨明け、ということで、いよいよ夏山シーズンも本番。300名山巡りの方は、標高の高い山々が残り少なくなり、暑い季節の低山歩きは避けたいところです。鉢盛山は、アクセスがぐっと楽になりましたが、山頂周辺は意外に高山歩きの雰囲気が味わえ、隠れた「好展望の山」としてビギナーや山ガールにもおススメできる良い山だと思いました。それにつけても、朝日村役場はじめ関係各位の林道+登山路整備・保全の粘り強いご努力に、心から頭の下がる思いがした次第です。
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