南面白山・小東岳:面白山高原駅⇒山寺駅、半袖隊長、行きはよいよい帰りは恐い…難路だったΣ( ̄□ ̄|||)
- GPS
- 07:09
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,141m
- 下り
- 1,338m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:30
累積標高(上り): 1141m/ 累積標高(下り): 1338m
★EK度数(地理院標高値):32.87=16.84+(633÷100)+(640÷100÷2)
→→→判定「●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献/記録】
➊分県登山ガイド03宮城県の山(山と渓谷社/2017年1月5日初版)
16小東岳1130m二口峠から県境の変化にとんだ展望の尾根コース
➋分県登山ガイド05山形県の山(山と渓谷社/2017年8月5日初版)
43南面白山1225mコスモス揺れる登山口。美しい森と大東岳の展望が魅力
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
地元駅新宿駅赤羽駅宇都宮駅黒磯駅新白河駅郡山駅福島駅庭坂駅米沢駅山形駅 【当日:往路】山形駅面白山高原駅 【当日:復路】山寺駅山形駅(⇒泊) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]】 [概論]小東岳はまではごく一般登山道だったが、間違えて計画外で使った下山道は難路だったした ●面白山高原駅⇒南面白山 途中で岩場区間はあるも、ごく一般登山道です ●南面白山⇒猿鼻山⇒小東岳(小東峠) 猿鼻山までは見た目以上に笹深い道ですが、足許はしっかりしており、軽く掻き分ける程度で進めます 小東岳までは笹がなくなり、普通の登山道です ●小東岳(小東峠)⇒781m分岐 山腹に張り付く細く狭く斜めのトラバース道です、滑りやすいので転倒注意です ●781m分岐⇒黒岩分岐 沢沿いに張り付いた難路です 滑り落ちたら沢床まで直滑降地帯も多いです 奥多摩・丹沢だったらロープ・階段等があって当然…の難所にもありません それでもロープ設置箇所が数ヶ所ありますが、それは本当に危ない・ヤバイ地点です 「山と高原地図」に「危」「難路」とある通りですので、「上級者」で「時間に余裕がある」方のみにお勧めします ●黒岩分岐⇒登山口⇒山寺駅 分岐以降は普通の登山道となり、登山口から駅までは長い林道・県道歩きです ★水場:なし ★渡渉箇所:1ヶ所3m幅あり ★泥濘状況:泥濘はないも、小東峠からは滑りやすい地質なので要注意 ★積雪状況:なし ★蜘蛛の巣 :特にありません ☆半袖 タイム:最初から最後まで全行程 ★半袖 出会い指数:ゼロ ☆半袖 驚かれ指数:ゼロ ★入山者:面白山スキー場近くで、山菜採りのご夫婦と出逢ったのみ |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:面白山高原駅 ★トイレ:面白山高原駅、山寺駅 ★携帯:圏外地帯が多し ★飲・食料調達処:夕食用に…マックスバリュ山形駅西店店 ★酒類調達処:同上 ★お土産処:せず ★飲食店:寄らず ★温泉:寄らず ★宿泊施設:東横イン山形駅西口 |
写真
感想
【記録登録日:2022年10月26日】
今年10月「は鉄道開業150年」企画で、JRからお得な切符が発売されました。
そこで天気予報と照らし合わせながら、今年テーマの一つだった「山形・宮城県境の山々」を歩くことにしました。
初日は北蔵王(名号峰・雁戸山)縦走…のはずでしたが、列車に乗り遅れるとの失態。
あれこれ考えた結果、この時刻ならまだ間に合う南面白山・小東岳縦走に転じました。
ポイントは以下三つ。
ゝ譟μ滅鮖灰好ー場に咲くコスモス鑑賞
∈鯒の北面白山に続き、南面白山に登り、「南北」とも完了させる
小東岳も経て、面白山高原駅から山寺駅へ下り、踏み跡(赤線)を拡充する
天気は最初は晴れているも、山中で曇りに転じましたが、雨が降る気配はなく、南面白山からも、小東岳からも、周囲の山並み展望を楽しめました。
また標高1000m付近では紅葉がまだ残っていましたが、日差しが当たればもっと輝いて見えたのに…曇ってしまって残念でした。
それと南面白山中腹辺りのブナ(まだ細い若木)の美林が印象に残りました。
でも…小東岳から山寺駅への下り道で大失敗。
43番写真の781m分岐点にて……当初計画では「道なりに右へ」でした。
最初はその通りに行ったのですが、すぐに道が細くなり引き返しました。
その分岐点を左(キャンプ場跡⇒)へ行ってみると、それなりの道が続いていました。
地形図にも破線(山道)が載っているし、こっちが正しい、計画もこっちだったんだ…と思い込んでしまい、そのまま突き進みました。
すると難関に続く難関…この数年来では特級品並みの悪路…いや難路でした。
細い・狭い・斜め・急・濡れてる……斜面に張り付いた道から滑り落ちたら一気に沢床へ!!!
ホントに嫌ぁな・危険な道…特に下りに使ったからそう強く感じたのだと思いますが、登りでも使いたくないですな。
周囲が杉林となって「こりゃ普通の道になるな!」と感じた時にはとても嬉しかったっす。
そして下山後によくよく計画図を見てみたら…
「ありゃ、間違ってる!!あそこ(分岐点)をそのまま真っ直ぐだったか!!」
と反省すべき山行となりました。
そこで改めてヤマプラ(山と高原地図)機能を利用し、今回歩いた通りの赤線をCT1.0で引っ張ってみたところ、「所要6時間28分」となりました。
拙者の今回実績は7時間10分…写真撮影タイムに加え、デジカメ・スマホ充電作業などで少なくとも30分を要したことを考えば…ネット6時間40分。
よくよくヤマプラ・タイムを見ると、難路をスイスイと下る時間設定となっており、当該コースに関しては、山と高原地図のCTは誤っていると断言します。
皆さん、当該コースを歩く場合は、計画段階から慎重に行うことをお勧めします。
ヤマレコで調べてみると、この難関区間を歩いた記録は最近では「2021年に1件、2018年に2件」のみ。
昨年は全く同じ周回コースを歩かれた記録がありましたが、やはり大変な思いをして下ったとの感想に「そうだよねぇ…」と同情の念を禁じ得ませんでした。
●2021年06月06日(日) mshrt2000さん
南面白山(面白山高原駅〜山寺駅 縦走)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3251374.html
もう、絶対に行かないぞ、あの道は…目の前に100万円積まれても、1000万円積まれても。
なお1億円なら行くと思います。
でもホントにケガなく無事に下山できて好かった…って、ルートミスした拙者が悪いんですけどねm(__)m
【今回登った主な山】
★南面白山(みなみおもしろやま)1225m:初…みちのく38/120、東京周辺310/350、分県山形G16/61
★猿鼻山(さるはなやま)1216m:初…無冠
★小東岳(こあずまだけ)1130m:初…新分県宮城G15/51、旧分県宮城G13/57
お疲れさんどした<m(__)m>
【個人用過去記録リンク:山形・宮城県境関連】
▲2019年06月26日(水)
蔵王山:刈田岳・熊野岳・地蔵山を縦走、半袖隊長、眺望と花と温泉を楽しみました(^^)v
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1907506.html
▲2021年09月13日(月)
屏風岳:無料シャトルバスで南蔵王の宮城県最高峰へ、半袖隊長、余った時間で刈田岳に登り返し御釜見学
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3516010.html
▲2021年09月29日(水)
面白山(山形宮城県境):駅から登山に打って付けの美林と大展望の山、半袖隊長、余った時間で紅葉川渓谷巡りも
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3580019.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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お!山寺(当方が先日お邪魔した)をゴールに歩かれてる
と思ったのですが、急遽の代替案だったのですね。
色んなコースをトライされてるなぁ、と読み進めると難路とな
いやいや、1000万円積まれても二度と行かないとは相当なものですね。よくぞご無事で
私も東北の山が好きなので多少ワイルドなルートも嫌いではないですが、程度問題ですよね。
行く際は「レコの多さ」も重要なファクターだと思いました。
お疲れ様でした
ちょうど「栃木100を目指す」レコにコメントを入れようかと思っていたところでした
超・超・長期的な赤線繋ぎを意識して、そもそも山寺駅を機着点とする計画ではあったのですが、なぜか計画しなかった方の道を下ってしまいました。
なんか違うなぁ…とは思ったのですが、下山後に山行計画を見直すまでは、計画通りの道を下った!!!と思ってました。
デジカメの電池切れで、肝心の難ルートでの写真がほとんどないのが残念ですが、派手な危険ではなく、地味な危険ばかりでしたので、写真で見たところであまりイメージは湧かないような気がしました。
なお計画通りの道で降っても、昨年のレコが1件、その前年にもう1件…と少ないのが現実。
小東岳に登るのは、クルマで二口峠まで上がってピストン(⇒分県ガイド掲載コース)が大多数ですね。
隊長
行きましたね〜、猪鼻、小東。行く人も少ない静かな二口主稜線。
紅葉も派手ではないが丁度いい時期で。下りの難路は大変でしたが、何とかできる隊長だから引き寄せたのでは。
小生も仙台時代、狙ってて行きそびれたピーク達。更にマイナー稜線を神室までつなげたかったな〜。
お疲れさんでした。
おはようございます!
そうそう…この辺りを二口山塊と呼ばれていますね。
そもそも仙山線から直接歩ける南面白山をメインとして立てた計画ですが、グルっと回って帰着も同じ面白山高原駅では面白みがないので、小東岳を組み込んでみました。
南面白(面白山高原駅から)・小東(二口峠から)ともそれなりに歩かれていますが、中途半端な位置にある猿鼻山となると、ぐっと少なくなるんですね。
仙山線と国道286号線(山形自動車道)の間の県境稜線には拙者も興味津々ですが、思い立ってふらっと行ける山域ではありませんね。
早出はもちろんですが、帰りのアシの心配とか、その先の避難小屋の利用とか…。
来年は是非、山形・仙台神室を歩いてみたいと願っています。
できれば二口峠から南下したいのですが、まず二口峠まで行くだけで大変です。
関沢バス停を起点(基点)に時間に追われる山行になりそうです。
隊長
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