仙塩尾根を歩いて仙丈ケ岳〜間ノ岳〜北岳縦走
- GPS
- 80:00
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 3,179m
- 下り
- 3,703m
コースタイム
仙流荘11:20→(林道バス)→12:15北沢峠 、こもれび山荘チェックイン12:30→仙水峠→14:25こもれび山荘
7/19こもれび山荘1:10→3:55小仙丈ヶ岳(ご来光待ち)4:58→6:10仙丈ヶ岳→6:58大仙丈ヶ岳→(仙塩尾根)→10:34横川岳→10:52野呂川越→11:30両俣小屋(小屋泊)
7/20両俣小屋4:40→5:27野呂川越→8:37三峰岳8:57→9:54間ノ岳10:02→11:03中白根山→12:21北岳山荘→北岳→14:00北岳肩の小屋(テント泊)
7/21北岳肩の小屋6:00→草すべり→7:20白根御池小屋→8:48広河原山荘→8:54広河原ビジターセンター
広河原ビジターセンター9:00→(林道バス)→9:25北沢峠9:35→10:25仙流荘
仙流荘(入浴)→伊那インター11:40→中央道→名神→山陽道→九州道→23:33太宰府インター
天候 | 7/18くもり 7/19くもり/雨 7/20くもり/雨 7/21はれ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
広河原→(林道バス)仙流荘→(林道バス)→仙流荘→伊那インター→太宰府インター 走行距離1903km ガソリン消費量101.6l 平均燃費18.73km/l |
コース状況/ 危険箇所等 |
こもれび山荘→仙水峠 特に危険な箇所はありません。仙水峠から摩利支天を従えた甲斐駒ヶ岳を見る事が出来ます。 こもれび山荘→小仙丈ヶ岳 各所に標識あり、ペース配分しやすい。5~6合目までは樹林帯、そこから森林限界を越えると展望が開けてくる。 小仙丈ヶ岳→仙丈ヶ岳→大仙丈ヶ岳 ガレた登山道。展望が素晴らしく、高山植物も沢山咲いています。注意すれば問題はありませんが、気を抜いて踏み外すと大怪我では済まない箇所あり。 大仙丈ヶ岳→(仙塩尾根)→野呂川越 ダラダラとした下り基調の登山道ですが、所々に登りあり。独標先まではハイマツを掻き分けて進みます。テープを見落とさなければ問題無いと思います。独標先からは樹林帯の中を歩きます。 野呂川越⇔両俣小屋 急坂です。地面が濡れている場合、かなり滑ります。ここもテープを探しながら歩けば問題ありません。 野呂川越→三峰岳 最初は樹林歩き。樹林帯後半から登山道が土→石、岩へと変化してくると登りがきつくなってきて鎖場や岩場が登場し、再び森林限界を越えて展望が開けてきます。天気が良ければ眼前に北岳~間ノ岳~三峰岳が見えます。三峰岳山頂からは塩見岳や農鳥岳、さらに農鳥小屋も見えます。 三峰岳→間ノ岳 岩のマーキングを見落とさない様にすれば問題無いと思います。登りオンリーです。間ノ岳山頂は山頂標識以外何も無し。当日はガスっていたのでなんとも言えませんが、天気が良ければ3000mの天空の稜線が見えたはず。 間ノ岳→北岳 ザレ&ガレ?注意すれば問題ありませんが、場所によっては踏み外すとあの世行きの可能性あり。稜線の斜面は沢山の高山植物が咲き乱れています。まさにハイジの世界! 北岳→北岳肩の小屋 注意して下れば問題無し。 北岳肩の小屋→白根御池小屋 最初はゴーロ帯、途中から土が混じる。雨で濡れているとかなり滑り易くなります。私の前後を歩いていたパーティーの方達が何回も転倒していました。急坂なので注意が必要です。 白根御池小屋→広河原 白根御池小屋を出て数回のアップダウンを繰り返すと、その後はひたすら樹林帯の中を下って行きます。かなりの急坂、転倒注意です。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
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写真
感想
昨年の盆休みに黒戸尾根から登った甲斐駒ヶ岳、七合目のテン場から朝駆けして甲斐駒ヶ岳山頂から見えていた南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」さらに日本第二の高峰「北岳」等…いつか登ってみたいと思っていましたが、今回そのチャンスが訪れました。わざわざ九州からマイカー遠征するのであれば、南アルプスを満喫したいと思いまして
�人生初の3000m峰登頂
�3000mの稜線でのテン泊
�両俣小屋の星さんに会う
�キタダケソウを見てみたい
�ご来光鑑賞
以上、これらの願いを叶えるために入念にスケジュール調整しました。
当初、全てテン泊予定でしたが、出発直前まで天気予報は日程の全てに雨マークが・・・最終日までテントを濡らしたくなかったので18日は長衛小屋テン泊→こもれび山荘小屋泊に変更。出発前日に小屋へ宿泊の予約を入れておきました。長距離運転の為、時間調整が難しかったのですが、結果的に予定よりも早く現地入りする事が出来、臨時便のバスに乗る事が出来たのでスムーズに小屋へチェックインする事ができました。チェックイン後はイケメンスタッフの勧めで仙水峠へ散歩に出掛けました。散歩の後、山荘に戻ってビールを飲んでマッタリ。夕食後は朝食の弁当(こもれび山荘は朝食が弁当になります)を受けとり、翌日の準備を済ませて19時前に就寝。日付が変わり19日、セットした時計のアラームで0:30に起床、物音を立てない様に静かに準備をして朝食の弁当を食べて1:00にお世話になったこもれび山荘を出て、真っ暗な登山口からる小仙丈ヶ岳へ向けて出発!小仙丈ヶ岳までは各所に標識が設置されているのでペース配分しやすく、小まめに小休止をはさみながら順調に高度を稼いでいきます。途中、雨が降ってきたのでレインウェアの上着を羽織る。5~6合目を過ぎると森林限界を越え始め、雨と爆風との戦いになる。しかし、小仙丈ヶ岳に着く頃には雨と風は弱くなった。小仙丈ヶ岳山頂に到着して松本?伊那市?の夜景を撮影していると鳳凰三山の後ろが明るくなってきたので、ここからはご来光鑑賞へスイッチ。三脚をセットして暫く粘りましたが、この日はご来光を見る事が出来ませんでした。ここで長居は出来ないので気を取り直して仙丈ヶ岳へ向けて出発。仙丈ヶ岳出前で人生初の3000m越え達成。その後、仙丈ヶ岳~大仙丈ヶ岳にて3000m峰の登頂達成。生憎ガスっていたので展望は良くなかったけれど無事に登頂する事が出来て感無量です。大仙丈ヶ岳からは念願の仙塩尾根歩き!ここを歩いて野呂川越を下れば両俣小屋です。無理せずマイペースで歩いて野呂川越から両俣小屋へ下り、林の中を抜けて小屋前に出るとそこには会いたかった星さんの姿が!玄関先でスタッフさんとおしゃべりしていました。この日も天気が悪かったのでテン泊から小屋泊まりへ変更。受付を済ませて寝床の準備を済ませて、先ずは遅めのランチタイム。星さんお手製の野菜ラーメンを注文、星さんがラーメンを調理している間に角煮丼を作りました。ビールを飲みながらラーメン、角煮丼を頂いた後は小屋の雑誌を読んで時間を潰しました。夕食は揚げたての野菜の天ぷらが出ました。とても美味しかったですよ。20時に一斉に消灯。翌朝、厨房から聞こえてくる音で目が覚めました。4時頃には宿泊客のほとんどが起床していました。ソロの私は一番に朝食を用意していただき、お陰様で予定よりも早く早立ちする事が出来ました。野呂川越までの急登をクリアしてダラダラと続く長い登りを歩いていくと、森林限界を越えた稜線の先に三峰岳や間ノ岳が見えてきました。三峰岳に登った後、山頂下で休憩していると両俣小屋で一緒だった男女四人のグループに追いつかれた。グループの女性の方と少しお喋り。間ノ岳から北岳へピストンした後に農鳥小屋へ向かうとの事でした。間ノ岳手間では雷鳥親子と御対面!さらに間ノ岳から北岳へ向かう際にyukarinnkoさん達とすれ違う。暫く立ち話した後、yukarinnkoさん達とお別れして北岳へ向かいます。北岳山荘辺りから親子四人と抜きつ抜かれつのデッドヒート。結局、この親子四人と北岳肩の小屋までご一緒する事になりました。肩の小屋でテン場の受付を済ませ、テントを張っていると先程の親子が声を掛けてきた。山好きファミリーの様で、親子で百名山を目指しているとの事でした。テント設営後は遅めの昼食を済ませ、小屋でビールを買ってテント内でくつろいでいると雨が降ってきました。かなり降りましたが夕刻に雨は止み、西の空が少しだけ夕焼け。明日のご来光への期待が膨らむなか、夕食を済ませて寝床の準備を済ませて19時過ぎに就寝。夜中に目が覚めた時に外を見るとガスガス…しかし、山はその時になってみないと分からないので再びシュラフの中へ・・・翌朝、3:30頃には周囲の方達が早立ちの準備をされていて、その際の物音や話し声で目が覚めた。テントのジッパーを開けて外を覗くと、そこには念願の光景が広がっていました。眼下に広がる雲海、うっすらと富士山も見えています。地蔵岳のオベリスクもはっきり見えています。この光景をずっと見ていたかったのですが、帰りの事を考えて肩の小屋ご来光ショーは5:00頃に見切りをつけて撤収作業に入ります、撤収を済ませて6:00に肩の小屋を出発。白根御池小屋のソフトクリームを食べてリフレッシュ、予定よりも早く広河原ビジターセンターに着き、トントン拍子に林道バスを 乗り継ぐ事か出来たので、出発地点の仙流荘へ予定よりも三時間早く到着する事が出来ました。仙流荘でゆっくり汗を流してから一路九州へ。途中、一度だけ睡魔に襲われたので「ギガシャキ」を注入すると、あら不思議!その後は食事、トイレ、給油休憩を挟み、仮眠する事なく無事に帰宅する事が出来ました。
いまスマホからなので短めに
南アルプス遠征お疲れ様でした!
3000mから見る黎明とご来光、その他の景色は全然違いますね〜
素晴らしいです!
北岳登頂もおめでとうございます!
天気が回復して本当に良かったですね♪
あ、それはそうと、kamiさん!以前お会いした時とは別人のように見えるんですが、本当にkamiさんなんですか??
かなりスリムになったような、、、、。
PS 109番の写真が死ぬほどカッコイイです!
>yoko13さん
アルプスの御来光鑑賞は雲海のスケールが半端ないです。最終日に晴れて良かったです。yoko13さんとお会いした時より7〜8kg減量しました。そんなに変わりました?ちょっとうれしいです(笑)イメージ109 お褒めいただき光栄です<(_ _)>
充実の縦走でしたね。
写真と感想を拝見しながら頭の中で想像して楽しかったです。
念願のご来光の写真では、またもやジーーーンと感動してしまって
「kamiさん良かったね!!!!」とつぶやいてしまいました。
お天気の心配もしていました(わたしが心配しても意味無いけど )
でも恵まれて本当に良かった。
キタダケソウ、雷鳥、星さん、ご来光、
全部叶ったのは宝満山の神様が導いてくださったのかも!
長距離運転も無事で良かった、お疲れ様でした!
この山行大成功でお仕事も頑張れますね
わたしの好きな写真はやっぱり109です!!
>kururinさん
オッサンをおだてても何も出ませんよ(笑)雷鳥に会えたのはラッキーでした。(望遠レンズ持って行っておけば良かったと後悔していますが・・・)イメージ109、お褒めいただき光栄です。次も頑張ります
レコしっかり読ませて頂きました!
出発前はお天気が本当に心配でしたが、思ったより降られる事も無くお互い大成功の山行でしたね
特に月曜日の雲海とご来光はこれ以上の程はないような綺麗さで感動の連続でした (足が全然進みませんでした )
途中でお会い出来た事も良い思い出
目標全達成もおめでとうございます
kamiさんも私と同じルナソロでのテン泊縦走だったんですね
私は周りが自立式のしっかりしたテントばかりで、少し心細かったです
特に初日の肩の小屋のテン場はペグが刺さりにくいのと、設営に慣れてないので上手く張れなくて
でももっと勉強と訓練をしてまたルナたんでアルプス縦走したいと思いました
あ、稲光の写真有難うございます
この前コメント入れた後「イナビカリ、雷のことやん」って気づいてお恥ずかしくなりました
そういや農鳥のテン場のまだ暗い中でテントを畳んでる時、富士山付近で何度かピカピカしてたんですよね〜
「カミナリかな?」って思ってたけど、いつも目を離した隙に光ってて、ばっちり見れませんでした(笑)
日曜日の夜はなんだか眠れなくて、ルナたんの窓を開けて空を見てたんですが、星空は見えるのにカミナリでピカピカっていう面白いものが見れましたよ
yukarinnkoさん
お疲れ様でした。最終日、天候に恵まれてお互いに素晴らしい山行になりましたね。ルナ子も肩の小屋でデビューさせる事が出来て良かったです。しかし、ルナソロ…結露凄いですね。私も回りのテントは全て自立型だったので、ルナソロはかなり浮いてましたし、yukarinnkoさんと同じく、テン場ではペグが効かなかったので、ペグの上に大きな岩を置いてテントを固定しました。下山時に甲斐駒ヶ岳が見えていましたが、もう一度黒戸尾根を歩いて甲斐駒ヶ岳を登ってみたくなりました。
改めてお疲れ様でしたぁo(*^▽^*)o~♪
最終日にご来光も見る事が出来てよかったですよねぇ。
勝手にこっちまで行った気になってました(;・∀・)
まだまだ、私には無縁の場所ですが、いつの日かこのような
景色を観れる山に行けたらなぁ〜って思いながら、福岡や九州の
山々を楽しもうと思います(^○^)
>chiaki102さん
日頃の行いが良いので最終日は天候に恵まれて、素晴らしい景色を堪能する事が出来ました(笑)遠征は思っている程ハードではないですよ。勇気を出して遠征してみては?
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