初めての八峰キレットはドキドキワクワクでした!唐松岳ー爺ヶ岳縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,847m
- 下り
- 3,266m
コースタイム
6:00 ゴンドラアダム発
10:00 唐松岳頂上山荘泊 090-5204-7876
7/20
5:00 唐松岳頂上山荘発
12:30 キレット小屋泊 0261-72-2002
7/21
4:00 キレット小屋発
14:00 扇沢着
14:10のバス
15:10白馬八方 着
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
飲料 1
ティッシュ 1
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
軽アイゼン
水筒 1
時計 1
非常食 1
ファーストエイドキット 1
医薬品 1
カメラ 1
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共同装備 |
鍋 1
バーナー 1
ガス缶 1
|
感想
海の日の三連休、去年は雨の中、奥穂にのぼったので、今年こそは、晴れた山に登りたいと
事前にいろいろ準備してました。
とにかく、晴れてるエリアを探し当てるべく、いろんな情報を集めて考え悩みました。
まず、計画は北と南で候補は1つずつ立てました。
北は八峰キレット、南は白根三山。
金曜日の夜に出発だというのに、金曜日の夕方まで悩みに悩んで、チームで相談して最終的に八峰キレットに挑戦することにしました。tさん、天気情報ありがとう。
不安定な天気なので3連休の山行やめました。っていう人も多くて、ほんとに悩みましたが、行ってよかったです。
メンバーは1人ではなく、いつもの大分の山仲間と今年知り合った新潟の山仲間の3名で。
全員、キレット系は初体験。ドキドキ・ワクワクです。
白馬八方のローソンに、朝5:30に集合。
大分の仲間は、千葉でピックアップして集合です。
天気は微妙。ゴンドラは、上の方まで見えてました。
ま、今日は、午後から雨の予報なので、割りきってます。
準備して、6:00のゴンドラアダムに乗り込みます。
二人は、ゴンドラにキャーキャー興奮してました。
雪のないときに載るリフトも新鮮で、すっかり満喫。
あっという間に、八方池山荘到着です。
この時点で、上空はガス。下界はだいたい見えてる感じかな。
木道にそって登っていきます。
このあたりは、花がきれいでしたね〜いろいろ咲いてました。
トイレのあたりで、雨が降ってきた。
今回は、早めにレインウェアに着替えます。濡れると寒いし。
花に癒やされながら、歩きます。
八方池から眺める白馬三山は、・・・・
おもいっきりガスで何も見えず。残念。
4月にきた時は、池はどこにあるかわからなかったけど、今回は池はばっちりわかりました。
思っていた場所と全然違ってたけどね・・・
ここから先は、降ったりやんだり。
風は強くはないけど、時折り吹くし、今日の行程を思い描きながら進んでました。
唐松岳頂上山荘に着いたのは、9:40くらい。
雨と濃いガスに包まれてて、唐松岳はもちろん見えません。
五竜山荘まで行ければいいなと少し思っていたけど、この雨の中、牛首を通過するのはきびしいので
ここで宿泊することにしました。
宿泊は北館で、6つの布団に6人でした。他にも空いてる区画はありましたね。
前日は、移動中に1時間寝ただけなので、昼前から爆睡。
時々起きて、外見て、ガスだ〜、また寝て
を繰り返してると、16時頃にガスが晴れてきた〜
雨も止んでるし、唐松岳も剱岳も見えてます。
テンションアップ。
カメラも持って、靴はいて、走るように唐松岳山頂へ
劔岳にまた会うことができました。(4月以来)
夕食が、4:50だったので、少し遅刻。すみませんでした。
夕食おいしかったです。
お腹いっぱいになって、もう一度散策。
頂上には行かなかったけど、劔・立山をみたりして、山の上の夕暮れを満喫しました。
あとは、少し話をして、就寝です。
次の日は、午後から天気が崩れるとの予報だったので、
3時に起きて4時出発の予定だったけど、3時に起きたら、雨降ってる・・・
なので、ふて寝。なんでやねん。
でも、明るくなり始めたら、雨もやんできたので急いで準備して出発です。4:10
この時点では、とりあえず五竜山荘まで行って、その先はそこから考えようと思っていたんだけど、
山荘の前で県警の方と話をしたら、キレットは道としてはしっかり整備されてるし、今日は
岩にそんなに濡れてないから、慎重に行けば大丈夫だと思いますよ。とのお言葉を頂いて、
ぐっと勇気が出てきました。五竜までしっかり行けたら、その先も行けるぞ〜
でも、出発していきなりの牛首の通過が、結構きびしかった。
まだ、身体も固いし、いきなりの高度感で、かなり腰が引けてました。
言うとおり、岩も濡れてなくて、しっかり歩けたので、無事通過。
この辺りからは、展望も開けてきて、稜線も見えるし、いい感じでした。
五竜山荘にもコースタイム通りで到着。
山荘にもちょっと寄って、パンとかを食べたんだけど、ここで五竜のバッチを買いそびれた。
失敗です・・・
五竜への登りは、覚悟もしていたので、意外とすんなり。
やっぱ、上りの方が楽しい。
山頂について時は、ガスガスだったけど、ザックを下ろして休憩してたら、ガスがサア〜ってはけて、
鹿島槍がみえてきた〜
うんうん、これは行ける、いけるぞ、行くぞ〜
という感じで、キレット小屋に向けて、急勾配を降りて行きました。
ここからは、岩稜地帯がずっと続きます。
ずっと鎖場のような危険なところではありません。普通に歩ける道もあるし、緊張するようなところはそんなになかった気がします。
この区間はめっちゃたのしかった。
岩を超える前の向こうの景色を想像する瞬間とか、
越えて見える景色の、予想を裏切らないすばらしさとか。
全身を使ってのぼっておりる感じがすごくたのしかった。
午後は、雷という話もあったので、すこし急ぎ目ではあったけど、楽しめました。
もう、そろそろキレット小屋かな?
ッて思ったあたりにあった、切り立った壁の連続には、参った。結構きつかった。
(にやけてたけど・・・)
岩を回りこんで、キレット小屋が見えた時にはうれしかったなあ〜
キレット小屋は、思っていたものとは違って、すごく立派できれいでした。
ここで、ビールと思ったんですが、脱水気味だったので、オレンジジュースで無事の到着を祝って乾杯
今日も、みんなよく頑張りました。
ようやくのお昼ごはん。
カップラーメンを食べて、ホッとして、宿泊の受付をして、あとはのんびり。
部屋は、角の3人部屋を、3人で使えたので快適でした。
その後は、食堂で、ビールを飲んで、自炊部屋で他のグループの方の話を聞いたりして過ごしました。
みなさんいろいろいかれててすごいですね〜
いろいろ行った中で、どこがヨカッタですか?の質問に対して、
くじゅうの坊がつるって答えが帰ってきた時には、びっくりしました。
坊がつるは、大分にいた頃、庭みたいにしてつかっていたところで、なにもないのだけがいいところやなあと思っていたので、アルプスや東北の山をおさえてのランクインには驚きでした。
ま、たしかにいいところではありますね。
夕食は、超豪華
ハンバーグに山盛りのキャベツ千切りがメインで、その他にも食欲をそそるものがたくさん。
ほんとにおいしかったです。ごちそうさまでした。
お腹いっぱいになって、夕暮れの山の景色をみれました。
劔方面に落ちていく夕景が見れてしあわせでした。
暗くなったら明日の準備をして、あとは寝るだけ〜
7/21
3時に起きて、様子を伺ってたら、外は星空とのこと。
急いでカメラ持って外に出ます。
久しぶりの満天の星をみれました。
天の川もきっちり分かる感じ。きれいやったなあ〜
写真には、まだうまく取れなかった。三脚で固定しないと無理なようです。
さあ、今日はキレットの本番。
準備して、4:10には出発しました。(たぶん一番乗り)
小屋をでて、いきなりの急登が、かなりこわくてびびる。
身体もあったまってないので、慎重に行きました。
ちょっと上がったら、東の空が明るくなってる。
青からオレンジに変わる世界。しかも、下は見事な雲海。
この景色、ホントにきれい。これ見るために朝のぼりたくなるもん。
岩に取りつきながら、ため息つきながら、のぼって行く感じもまたいい。
で、肝心の八峰キレットは、普通に通過出来ました。
特に、危ない感じはなく、もちろん、普通の道ではないので、慎重さは必要ですが、問題なく通過出来ました。(天気もよかったですしね)
通過してからも、しばらくは、この後またガツンと下るところがあって、そこが怖いところなんだろうなあって思いながら、のぼってましたが、その後降りるところはなく、鹿島槍の北峰の分岐点まで登りでした。
この鹿島槍北峰へののぼりが、たまりませんでした。
がつんとがっつり、のぼってて、岩場もあって、上見ると青空で、横見ると南峰のでかい山塊と少し先に劔の勇姿と、後ろには五竜、右には雲海と朝日もうこれ以上ない景色でした。上り最高〜
早く稜線にでて、向こうの景色見た〜いと思ってました。
で、分岐点に来て吊尾根の稜線に上がると、爺ヶ岳とその先には槍穂がくっきり。うーん、たまらん。
劔も堪能できたし、槍穂もくっきりで、最高でしたね。
ここから、北峰はあっという間。
さくっとあがってみると・・・・・
そこは、天界のようでした。
北峰は尖った山頂で、山頂もそんなに広くないんですが、大町方面に稜線が延びて降りてて、その先がもくもくの真っ白な雲海。
朝日を浴びて真っ白な雲たち
右手には、北アルプスの山々。
ここは、どこなんだ〜って感じでした(^^)
かなりはしゃいでしまって、ジャンプ写真とか撮ってもらいました。
これがまた、きれいに撮れたんです〜(^^)v
北峰では、南峰の方からきたご夫婦の方と、キレット小屋からきた単独の男性の方と女性のかたと団体の方と少しお話をしました。
見事な景色に、みなさん感嘆のご様子でしたね。
団体の代表者の方に、後ろからのぼってて、上の方を歩いている3人は、めっちゃかっこよかったですよ〜、青空に向かってのぼってる感じで(^^)
と言われ、照れました。
鹿島槍の北峰からの景色は、ずっと見ていたい感じでした。
おんなじ景色を、なんどもカメラで撮っちゃう。
そろそろ、次へって言っても、みんななかなか動けない。
俺もそうだけど(^^)
ホントに久しぶりにいい景色見た感じでした。
次は、吊尾根を通って、鹿島槍南峰!
降りるのはあっという間で、またのぼる。うーん楽しい。
ここも楽しめました。
南峰の山頂は広くて、大勢の人がいました。
時間的に、冷池山荘方面からの人が多かったのかな。
みんな笑顔で、わいわいしてました。
ここでも、景色を堪能して、さあ下山です。
今日は扇沢まで下りて、できれば、14:10の白馬行きのバスに乗りたい。
南峰から、これから歩く稜線がくっきりと見えてます。
冷池山荘も、爺ヶ岳も、種池山荘も!その向こうには槍ヶ岳も!
でかいけど、箱庭みたいな景色でした。
下りは楽だけど、降りるにつれて暑くなる。
冷池山荘までが、意外と長かった〜
山荘の手前にあったテン場は、いいロケーションですね。
気持ちよさそうでした。
山荘前で休憩。バッジと手ぬぐいをゲット。
(あ〜、今回、五竜岳のバッジを買いそびれました〜〜〜)
爺ヶ岳へは、ちょっとした登り返し
この時点での登り返しはさすがにきついけど、巻き道なんか行きませんぜ〜
中峰も南峰もしっかり山頂踏んできました。
途中、雷鳥に会ったり、こまくさを見たりしながら、気持ちのいい稜線歩きでした。
この辺りで、鹿島槍とか槍ヶ岳はガスに覆われ始めました。
山はやっぱり朝ですな。
種池山荘で、カップラーメンを食べて、柏原新道を下ります。
長い長い下りだったけど、急なとこは少なくて、いい道だったと思います。
後半は、少しバテ気味な感じ。
さすがに、3日めになると厳しいとこもありますかね。
でもコースタイムを少し上回って、扇沢に到着。
バスターミナルには、14:00についたので、14:10のバスにのることが出来ました。
白馬八方の駐車場について、みみずくの湯に行って(めちゃくちゃ混んでた)。最近オープンした好日山荘白馬店を冷やかしてから、新潟と千葉に分かれて帰路につきました。
千葉方面は、途中渋滞もしたので、自宅についたのは、0:30くらい。
この3連休は、ばっちり遊び通しました。
今回は、大分からの仲間と、最近知り合った新潟からの仲間の3人でのやまのぼりでした。2泊3日で長丁場だし、厳しいルートもあるし、実力的にも厳しい感じはあったのですが、問題なくいけて良かったです。
3人共、穏やかな感じの人なのが、よかったのかな。
みんないい経験になったと思います。
ルートの選定や、天候の判断などで、優柔不断なとこ全開でしたが、最後までご一緒して頂きありがとうございました。
また、いきましょう!
やま最高!!!!!
今回も晴れ間はないかもとびしょ濡れ&真っ白の三日間をなかば覚悟していたのですが、予想外のお天気にうれしいばかりでした。山頂からじっくり景色が見れたのは初めてです!空を飛べそうでした…気持ちは飛んでたかも♫♫♫
キレットは想像がすごすぎたのか、まだまだ先が長いと思ったまま通過してしまったので、できればもうすこし歩きたかったです。
一緒に行っていただいた晴れ男晴れ女のお2人には計画から最終決定までなにかとお世話になり、大変ありがとうございましたm(_ _)m
おかげで素晴らしい経験ができました。
さて、次はどこ行きますか〜〜〜*\(^o^)/**/
ぐほ〜!
りゅーさん達も行ったね〜。
北ぷすの山々の神々しく荘厳な感じがたまらーん!
天気が心配やったけど、思ってた程でもなく、無事で良かった良かった^^
水平移動多めのあっちも良かったわよ(笑)
こんな感じで夏山も楽しみましょ♪
お疲れでしたっ。
taeさん、おはよう
天気予報には一喜一憂したけど、意外とすんなり行けました。
尾瀬もよかったみたいやね。
初めてのキレットはこれまたすんなり無事通過だったよ
キレット過ぎてからの鹿島槍北峰へののぼりがごちそうでした。
青空に向けての上り最高だった
って記事まだ完成してないんだった
ジャンプしてる写真、最高です!
僕もあんな写真撮りたいな〜。
丁度その頃、剱から「あれが鹿島槍やな〜」なんて言いながら眺めてたんですよ。
まさかryuさんがそこでジャンプしてるのも知らず(笑)
またryuさんと一緒に山に行く日を楽しみにしています !
ありがとう〜
あの写真は、ホントによくとれてると思います。
iphoneのカメラすごいですね。
俺もまさか劔を登っているとは思わずに、劔かっこいいなあ、
登りたいなあと思いながら見てました。
バッチリ登れたみたいですごいですね。
また、ご一緒できる日を楽しみにしときます。
朝日と反対方向に、赤い光の帯 わずかな時間ですが 剱の山に撮影でき貴重です!近日中に天気が崩れる 印でもあります。 また、山頂で雲海の中 ジャンプした瞬間の物は 本当に素敵です 素敵な作品沢山ありがとう
chirottonaさん、おはようございます。
いえいえ、ありがとうございます。
剱のモルゲンが見れたのはうれしかったですね。
天気いいと写真もいい(^^)v
キレット小屋から鹿島槍の上りは、めちゃくちゃ楽しかったです。
あのジャンプは、ほんとに気持ちよかったです。
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