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記録ID: 4840457
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ハイキング
甲信越

鬼面山(一等三角点)地蔵峠から

2022年10月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:07
距離
12.1km
登り
942m
下り
942m

コースタイム

日帰り
山行
5:29
休憩
0:33
合計
6:02
距離 12.1km 登り 943m 下り 942m
7:07
176
スタート地点
10:03
10:36
153
13:09
ゴール地点
07:07 安康露頭駐車スペース
07:51 地蔵峠
07:53 地蔵菩薩像
08 42 貴ノ峰 08:58
10:03 鬼面山 10:36
11:42 貴ノ峰
12:30 地蔵峠
13:09 安康露頭駐車スペース
天候 朝方晴れ、のち曇りときどき晴れ (駐車場3℃、貴ノ峰7℃、山頂12℃)
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内−首都高速−<高井戸IC>−中央自動車道−<諏訪IC>−国道152号ー杖突峠ー分杭峠ー<道の駅「歌舞伎の里大鹿」>ー安康露頭駐車スペース
(都内ー諏訪IC:214km/諏訪ICー安康露頭:79km)

■復路:安康露頭駐車−国道152号ー<大鹿村役場>ー県道59号−<松川IC>−中央自動車道−<高井戸IC>−首都高速−都内
(安康露頭ー松川IC:29km/松川ICー都内:282km)

■駐車場:安康露頭駐車スペース マップコード 625 857 301*34
安康露頭橋の手前に公衆トイレがあり、トイレの前とトイレの上側に20台ほどの駐車スペースがあります。ちなみにトイレは洋式水洗でペーパー付き、手洗いの水もでます。毎日掃除がされているのか大変きれいです。
コース状況/
危険箇所等
■国道152号線
国道152号線は災害復旧工事のため安康露頭橋より先は全面通行止めです。
橋の手前に車止めのゲートがあるので、橋手前の駐車スペースに車を止めて地蔵峠の登山口まで45分ほど歩くことになります。
地蔵峠まで歩いた感じでは、復旧工事の場所は地蔵峠より先のようですが、地蔵峠付近には駐車スペースが無いため安康露頭橋手前の公衆トイレの駐車スペースに車を止めるようです。
地蔵峠にも通行禁止のゲートが設けられていました。安康露頭のゲートと違うのは、「冬期閉鎖中」と書かれた看板が掛けられていました。
日曜日で休工なのか、工事車両は全く走っていませんでした。

■地蔵峠登山口−鬼面山
峠の北側に登山口があり、峠から登山道が始まります。登り始めてすぐに地蔵菩薩像があり、登山道はやせ尾根の急登で始まります。
短いながら手掛かりの少ない岩稜の急坂もありますが、危険とおぼしき場所にはほとんどトラロープが掛けられていますので危険を感じることは少ないと思います。

このルートはほとんど尾根道です。ヤセ尾根のルートは明確ですが、尾根が広くなるとルートは不明確になります。歩く道は登山道と云うより程度のよい踏み跡という感じです。
尾根が広くなると、落ち葉が積もって山肌と踏み跡の区別が不明瞭になります。でも大丈夫、このような場所には探せばピンテが必ずあります。

登りでは問題ありませんが、下りで気を付けるのは支尾根と二重山稜です。ここにもピンテが多めにありますので見逃さないように...
深夜に着いたので、道の駅「歌舞伎の里大鹿」で車中泊をしましたが、みごとに寝坊をしました。朝食を摂らずに案康露頭(あんこうろとう)に移動します。
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深夜に着いたので、道の駅「歌舞伎の里大鹿」で車中泊をしましたが、みごとに寝坊をしました。朝食を摂らずに案康露頭(あんこうろとう)に移動します。
ここ大鹿村と云えば大断層「中央構造線」が南北に走る村。安康露頭では断層の境目を見ることができます。下山後に寄る予定です。(写真は安康露頭ではありません)
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ここ大鹿村と云えば大断層「中央構造線」が南北に走る村。安康露頭では断層の境目を見ることができます。下山後に寄る予定です。(写真は安康露頭ではありません)
すでに7時を回ってしまいました。上空は青空が広がってきました。午後は雲が出そうなので、早めに山頂に着きたかったのですが...
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すでに7時を回ってしまいました。上空は青空が広がってきました。午後は雲が出そうなので、早めに山頂に着きたかったのですが...
安康(ここの地名)露頭(地層の露出)に着きました。酷道152号線は安康露頭橋の手前で通行止めです。
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安康(ここの地名)露頭(地層の露出)に着きました。酷道152号線は安康露頭橋の手前で通行止めです。
橋の手前には公衆トイレがあります。洋式の水洗トイレで水が出ます。ペーパーもたくさん備えられています。
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橋の手前には公衆トイレがあります。洋式の水洗トイレで水が出ます。ペーパーもたくさん備えられています。
安康露頭の周辺マップがあります。トイレ前の駐車スペースには「×」マークがあるので...
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安康露頭の周辺マップがあります。トイレ前の駐車スペースには「×」マークがあるので...
トイレのすぐ上の広い駐車スペースに駐めました。周囲には1台の車も見当たりません。今日も一人旅のようです。
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トイレのすぐ上の広い駐車スペースに駐めました。周囲には1台の車も見当たりません。今日も一人旅のようです。
安康露頭から地蔵峠まで約45分、舗装道路を歩きます。周囲の山々の紅葉はソロソロ終盤のようです。
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安康露頭から地蔵峠まで約45分、舗装道路を歩きます。周囲の山々の紅葉はソロソロ終盤のようです。
途中に「秘境信州遠山郷」と書かれた大きなガイド用の案内板がありました。
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途中に「秘境信州遠山郷」と書かれた大きなガイド用の案内板がありました。
地蔵峠まで登ってきました。休工中なのか工事車両は1台も通っていません。
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地蔵峠まで登ってきました。休工中なのか工事車両は1台も通っていません。
地蔵峠の飯田市側にも通行止めのゲートがあります。安康露頭から地蔵峠まで工事箇所はありませんが、駐車スペースがありません。
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地蔵峠の飯田市側にも通行止めのゲートがあります。安康露頭から地蔵峠まで工事箇所はありませんが、駐車スペースがありません。
峠の登山口です。鬼面山まで2.9kmと書かれています。
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峠の登山口です。鬼面山まで2.9kmと書かれています。
登山口を入るとすぐに地蔵菩薩像です。安全を祈願して祠の左側から尾根に取り付きます。
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登山口を入るとすぐに地蔵菩薩像です。安全を祈願して祠の左側から尾根に取り付きます。
ヤセ尾根で両サイドは切れ落ちていますが木があるのでそれほど危険は感じません。
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ヤセ尾根で両サイドは切れ落ちていますが木があるのでそれほど危険は感じません。
標高の標識です。100m毎に標高と鬼面山までの距離が記載されています。
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標高の標識です。100m毎に標高と鬼面山までの距離が記載されています。
登りはじめはピンテを見かけませんでしたが、このような標識をときどき見かけました。
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登りはじめはピンテを見かけませんでしたが、このような標識をときどき見かけました。
ときには岩稜も出てきますが、危険と思われる箇所にはトラロープが掛けられています。
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ときには岩稜も出てきますが、危険と思われる箇所にはトラロープが掛けられています。
山頂までの途中で展望が開ける場所は多くありませんが、2ヶ所ほど木々の切れ目から視界が開けます。雲海が見えますが小渋川の辺りでしょうか。
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山頂までの途中で展望が開ける場所は多くありませんが、2ヶ所ほど木々の切れ目から視界が開けます。雲海が見えますが小渋川の辺りでしょうか。
アップにしてみると、雲海の奥には奥茶臼山と前茶臼山のような感じですが、前岳辺りから見た感じとだいぶ違うので自信はありません。
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アップにしてみると、雲海の奥には奥茶臼山と前茶臼山のような感じですが、前岳辺りから見た感じとだいぶ違うので自信はありません。
ヤセ尾根や岩稜を登ってピークに立ちました。貴ノ峰と記されたプレートが掛けられていました。朝から何も食べていないので、ここで朝食です。
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ヤセ尾根や岩稜を登ってピークに立ちました。貴ノ峰と記されたプレートが掛けられていました。朝から何も食べていないので、ここで朝食です。
だいぶ落葉していますが、フカフカで歩きやすい登山道です。
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だいぶ落葉していますが、フカフカで歩きやすい登山道です。
落葉は踏まれていないので多くの人は入っていないようです。
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落葉は踏まれていないので多くの人は入っていないようです。
標高1600m辺りは広葉樹林です。
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標高1600m辺りは広葉樹林です。
落ち葉で登山道が判りにくいです。
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落ち葉で登山道が判りにくいです。
登山道は境界尾根です。境界見出標がいい間隔であります。見逃さなければ迷うことはありません。
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登山道は境界尾根です。境界見出標がいい間隔であります。見逃さなければ迷うことはありません。
豊丘村からの登山道・虻川コースと合流しました。
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豊丘村からの登山道・虻川コースと合流しました。
合流地点は山頂の少し手前、飯田市(旧上村)、豊丘村、大鹿村の境界です。三村境界石柱、各村の境界杭が3つあります。
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合流地点は山頂の少し手前、飯田市(旧上村)、豊丘村、大鹿村の境界です。三村境界石柱、各村の境界杭が3つあります。
鬼面山の山頂です。信州山歩き地図などに紹介されている頂上の櫓はたいぶ前に撤去されたようです。
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鬼面山の山頂です。信州山歩き地図などに紹介されている頂上の櫓はたいぶ前に撤去されたようです。
基準点名:鬼面山 等級:一等 標高:1889.79m
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基準点名:鬼面山 等級:一等 標高:1889.79m
伊那谷の向こうには中央アルプスです。
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伊那谷の向こうには中央アルプスです。
アップにしてみると、南駒ヶ岳と空木岳のようです。
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アップにしてみると、南駒ヶ岳と空木岳のようです。
宝剣岳と木曽駒ヶ岳でしょう。
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宝剣岳と木曽駒ヶ岳でしょう。
伊那谷を俯瞰、飯田市街でしょうか。
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伊那谷を俯瞰、飯田市街でしょうか。
これは撤去された櫓の残骸です。
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これは撤去された櫓の残骸です。
山頂西側の木々は展望のために伐採されています。
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山頂西側の木々は展望のために伐採されています。
山頂はそれほど広くありませんが、伐採した木で手作りしたイスやベンチが置かれています。
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山頂はそれほど広くありませんが、伐採した木で手作りしたイスやベンチが置かれています。
下山途中で見えた南アルプスです。木の間から見えるのは塩見岳のようです。
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下山途中で見えた南アルプスです。木の間から見えるのは塩見岳のようです。
これは農鳥岳だと思いますが...
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これは農鳥岳だと思いますが...
やはり終盤、だいぶ落葉しています。
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やはり終盤、だいぶ落葉しています。
登山道周辺は赤系が多いように思います。
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登山道周辺は赤系が多いように思います。
折角の赤系も陽が差さないと発色が悪いです。
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折角の赤系も陽が差さないと発色が悪いです。
この山域の登山道は、全体的に踏み跡に毛が生えたような道です。
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この山域の登山道は、全体的に踏み跡に毛が生えたような道です。
下山途中ですが、ここから二重山稜となります。右の尾根に入らないように注意、左の尾根にピンテが見えます。
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下山途中ですが、ここから二重山稜となります。右の尾根に入らないように注意、左の尾根にピンテが見えます。
中央構造線の影響か、崩落箇所があちこち目に付きます。
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中央構造線の影響か、崩落箇所があちこち目に付きます。
お地蔵様、無事に戻ってきました。ありがとうございました。
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お地蔵様、無事に戻ってきました。ありがとうございました。
地蔵峠まで下ってきて、稜線を振り返ります。奥の山が鬼面山だと思って見ていましたけれど、違うかも知れません。
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地蔵峠まで下ってきて、稜線を振り返ります。奥の山が鬼面山だと思って見ていましたけれど、違うかも知れません。
酷道152号線をぶらぶら下ってきました。陽が差すと赤色は鮮やかです。
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酷道152号線をぶらぶら下ってきました。陽が差すと赤色は鮮やかです。
大西山だと思います。当初、ここに登って鬼面山を周回することを考えていました。
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大西山だと思います。当初、ここに登って鬼面山を周回することを考えていました。
安康露頭の駐車スペースまで戻ってきました。まだ青空はありますが、雲が増えてきました。
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安康露頭の駐車スペースまで戻ってきました。まだ青空はありますが、雲が増えてきました。
中央構造線・安康露頭を見に行ってきます。
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中央構造線・安康露頭を見に行ってきます。
安康露頭です。ふたつの異質の岩石が接する断層が見えます。お疲れ〜...
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安康露頭です。ふたつの異質の岩石が接する断層が見えます。お疲れ〜...

感想

今週末はどこへ行こうか...
紅葉の時期とはいえ、コロナ禍が終わったわけではない。人が多く繰り出しそうな場所は避けたい。

中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那山地、地元では伊那山脈と呼ぶらしい。
この伊那山脈、今までほとんど登る機会がなかったが、先週末に最北部の守屋山の頂上から見た展望は雲で残念だったが、山頂付近の木々は取り払われ晴れればきっと素晴らしいだろう。

そこで今回は伊那山脈の最高峰である鬼面山に登ってみることにした。
鬼面山といえば大鹿村、大鹿村といえば大鹿歌舞伎と中央構造線、なんといっても安康露頭が有名。以前、小渋川を遡上したときに安康露頭まで足を伸ばす予定だったが、時間的に無理だった。
とくに地質学に興味があるわけではないが、安康露頭は一度見ておきたかった。

安康露頭は国道152号線、地蔵峠の登り口にある。そこで鬼面山の登山口は地蔵峠とした。
諏訪ICで降りて国道152号線を走って深夜大鹿村に入った。いまは鹿の繁殖期、大きなオス鹿が道路まで降りているのを2度見かけた。
安康での車中泊はチョット怖いので、道の駅「歌舞伎の里大鹿」に車を入れた。車中泊と思しき車が2台いたが、広い駐車場はガラガラ。

月齢4.7で月は細かったが、満天の星空。雲も見えない。
夜明け前に安康露頭に移動しようとシュラフに潜り込んだが、目が覚めたときは6時半を回っていた。またも朝食抜きで登山口に向かった。

山中は紅葉の真っ盛りか、終盤に差し掛かった頃か、モミジ系が多いので赤が目立った。
山頂ではネットで見た櫓は撤去されていたが、西側の木々は伐採され、伊那谷と中央アルプス側の展望は開けていた。
下山時、1組の登山者が登ってきたが、山中ほかに登山者はいないようだった。
しばらくは里山のハイキングが続きそう...

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