至仏山・笠ヶ岳(尾瀬)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 853m
- 下り
- 853m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ、時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
14:10鳩待峠→19:30新宿 尾瀬へのバスはいろいろ出ていますが、個人的に、要チェック事項は ・温泉入浴券がついているかどうか ・(戸倉で)バス乗り換えの必要があるかどうか ・バスの中に荷物が置いていけるかどうか ・運転手二人体制かどうか |
コース状況/ 危険箇所等 |
分岐から笠ヶ岳方面への道 前日の雨が降ったせいか、ドロドロでした。道ははっきりしていますが、至仏山方面の道と比べると、やや歩きにくいと思います。 ただ、人は少なく、変化に富み、笠ヶ岳からの眺めは(晴れていれば)素晴らしいですよ。 |
写真
感想
■至仏山
何年も前の話です。山を始めるか始めないかという時に、至仏山に連れてきてもらいました。どこを歩いたか、何を見たか記憶がなく、暴風雨の中を歩き、どこかの山荘に泊まりました。泊り客は私達だけだったこと、お風呂に入れたことしか覚えていません。
何かを思い出すかもしれないと、至仏山に出かけることにしました。
あいかわらず混んでいる鳩待峠を抜け出してブナ林の中を歩きます。やがて展望が開け、明るい樹林帯をくぐると、小さい湿原が現れます。オヤマ沢田代に敷かれている木道を歩きながら、尾瀬ヶ原や燧ケ岳が見えるはずの左側に目を走らせますが、ガスがかかっていて展望は悪い〜。正面にある小至仏山の岩稜は、はっきり見えるのですが。
ハイマツが両脇に茂る岩稜をどうにか登ると、小至仏山に着きます。展望はいまいちですが、石楠花が慰めてくれました。そこから、岩稜が続き、かなりキツイ!!尾瀬ヶ原のイメージがあるせいか、至仏山はもっと緩やかな山だと思ったのに。甘く見ていました。
至仏山の山頂。風が気持ちいい。
■笠ヶ岳
至仏山からの分岐から、一歩、笠ヶ岳方面に入ったとたん、道が悪くなります。差別だ!!木道など皆無。前日の雨のせいもあると思いますが、あちこちに水溜りがあり、そこにズボッとはまり、靴はドロドロ。
水溜りを避け、飛び跳ねながら樹林帯を歩いていくと、標識が見え、悪沢岳に着いたことが分かります。やがて、前方が開け、笠ヶ岳が見えます。意外と遠い。それから続く、笹原、ツガやシラビソの樹林、小湿原をひたすら歩きます。
頭をあげると、目の前に笠ヶ岳が。大きい。登れないような気がしますが、とにかく歩く、歩く。笠ヶ岳を回り込むように歩くと、方瀬沼との分岐を示す標識が見えてきます。真上に覆いかぶさる岩稜を、ヤケクソになって登る、登る。
登頂。至仏山と燧ケ岳がよく見える!!来てよかった〜と、思っていたら、みるみるガスが出てきて、山々を隠してしまいました。だから、山って…
笠ヶ岳頂上から鳩待峠まで、バスの時間に間に合うように、飛ばしに飛ばしました。
尾瀬の名にふさわしく、花も楽しめました。ただ、尾瀬ヶ原のイメージと異なり、至仏山と笠ヶ岳はキツイ。
慌ただしい山行で、昔のことなど思い出す時間はありませんでした。それはそれでよかったのかもしれません。
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