宮之浦岳
- GPS
- 16:53
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 2,286m
- 下り
- 2,896m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 9:15
天候 | 晴れ後豪雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは明瞭で、迷いやすい箇所はありません。雨になると木の階段はとても滑りやすいです。特に斜めの木には要注意。何度も転びました。 |
その他周辺情報 | 尾之間温泉は熱湯で最高でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
タオル
ナイフ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
今秋のメインイベント、宮之浦岳に登ってきました。初日は朝の5時にタクシーで安房の宿舎(コテージくつろき)から出発、ヤクスギランドを経て、紀元杉に。予定では紀元杉を見学してからスタートのはずが、タクシーを降りると完全な暗闇。仕方がないので、ヘッドライトをつけて、淀川登山口に。6時過ぎに到着したら既に満車状態。平日の早朝にこんな人出!?皆さんどこに?(黒味岳か宮之浦岳の日帰りのようでした。)
日の出の時間を過ぎている(?)にも関わらず森の中はまだまだ暗く、ヘッドライトの明かりを頼りに淀川小屋を目指して出発。多少明るくなって、30分程で小屋に到着。小屋には数名の方が出発準備中でした。屋久杉の巨木の中をひたすら進み、1時間半程で霧にたたずむ花之江河に。きれいな高層湿原が目の前に。残念ながらとうふ岩は見えず。黒味分かれで重たいメインのリュックを置いて軽装で黒味岳に。登っていくと徐々に霧が晴れる気配が。そして、突然視界が開け、海が! 山頂に到着するころには永田岳から宮之浦岳まで徐々に霧が晴れ始め、絶景でした。岩に登ると足下には先ほどいた花之江河が。その後、黒味分かれまで戻り、投石平、安房岳麓、げんこつ岩、栗尾岳を経て、宮之浦岳に!途中いくつも水場があり、きれいな水が溢れてました。山頂からは永田岳から黒味岳、小杉谷、縄文杉方面まで360度の展望が広がっていました。
山頂で軽く昼食を摂って、焼野三叉路まで下り、黒味岳と同様にメインのリュックをデポして、身軽になって永田岳に。山頂手前は結構急登で、息を切らせてやっとの思いで山頂に。宮之浦岳同様に360度の展望が広がっていました。特に障子尾根の岩肌が見事で、暫し見とれていました。その後は三叉路に戻って今夜の宿泊地である新高塚小屋に。どんどん宮之浦岳が遠くになっていきました。評判通り(?)小屋はきれいで、テント場も広く、快適そうでした。(この日はテント2張、小屋泊3名)ただ、ペグが使えないことに気が付き、やもなくちょっと上がった平らな場所にテントを張りました。
前泊した安房で天気予報を確認したときは、翌日は曇りで昼頃に小雨となっていたので、降っても大したことはないと、高をくくっていたのですが、大間違いでした。0時を過ぎた頃からポツポツと降り始め、1時過ぎに豪雨に。見る間にテントの周りに水がたまりはじめ(平らな場所を優先して、水はけはほとんど見てませんでした。)、あっという間に2〜3cmの水たまりが!一向に止む気配もなく、これ以上深くなるとテント内に浸水する可能性もあるので、撤収!と一大決心。ヘッドライトの明かりを頼りに、シュラフ、マット、その他をリュックに詰め込み、雨具を着て、準備万端でテントの入口を開けたらいつの間にか集まった羽虫や蛾の大群がライトをめがけて殺到!慌てて、ライトをテントの外に放り出し、暗闇かつ豪雨の中で靴を履いて、テントを撤収して、散々でした。その後、なんとか小屋にたどり着いて、5時半頃まで仮眠しました。
翌朝は簡単に朝食を済ませて、6時過ぎに小屋を出発。天気は相変わらずの土砂降り。高塚小屋をパスして、縄文杉に。お立ち台からみる縄文杉は威厳に満ちていました。ただ、30年前は一周したり、直接触れたりできたのですが、遠くから眺めるだけでちょっと残念。まぁ、すれ違ったツアーの人の数やマナーを見れば納得ですが。降り続く豪雨の中を更に下って、ウィルソン株に。噂のハートは教えて頂いて、やっと判りました。(株に入って右手前から)。ちらほら登ってくるツアー御一行をやり過ごし、大株歩道入口に。一息入れている御一行が50名ぐらい?山中のすれ違いにならなくて、本当に良かったです。トロッコ道でもすれ違いましたが、大抵の御一行は道を譲っても挨拶なし、傘をよけるそぶりもしないし、挙げ句の果ては先が渋滞してても登ってくる方々で。ツアー参加時に最低限の山のマナーをレクチャーしてほしいものです。まぁ、ガイドもピンキリのようでしたが。
楠川分かれから辻峠を経て、太鼓岩に。到着したときは五里霧中でしたが、シャツを絞ったりしていると、突然霧が晴れて、小杉谷が眼下に。水墨画のようでした。白谷山荘で昼食を摂り、弥生杉をはじめとしたいろいろな杉を巡り、白谷広場に到着。本当は楠川まで更に下る予定でしたが、雨で下着までずぶ濡れで、足の痛みもあったりして、見るべきものは全て見たと言い聞かせ、ここを今回のゴールとしました。その後は、宮之浦でバスを乗り換え、島の反対側にある尾之間温泉に!熱湯でしっかり疲れを癒やしました。夕食は同じ宿(コテージくろき)近くのかたぎりさんで、トビウオのひつまぶしを頂きました。翌日は、溶岩海岸を見学がてら安房から空港まで歩き、帰路につきました。最後まで山の方は曇っていました。初日は天候に恵まれ、本当に素晴らしい山行でした。次回は別のルート、或いは冬場に是非チャレンジしたいと思います。
以下、御参考
タクシー:安房〜紀元杉 6460円(深夜割り増しがちょっと入っているので高めです。朝五時以降の乗車なら6200円ぐらい?)淀川口までは定額、その他は賃走?
ツアー:早いツアーでウィルソン株に8時過ぎに到着するようです。静寂を愛する方は8時前がおすすめです。山中でのすれ違いを避けるには、大株歩道入口に8時前に到着しておく必要があるようです。とはいえ、トロッコ道のすれ違いもやっかいですが、、、。
ガスカードリッジ:空港内の売店で売っていました。空港を出て宮之浦方面に数百m行って左側のSOMESにもありました。その手前のドラッグ店にはありませんでした。安房のレンタル店で回収はしてくれます。
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