西穂高〜ジャンダルム〜奥穂高縦走〜涸沢〜上高地
- GPS
- 11:03
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 780m
コースタイム
天候 | 霧〜快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂〜奥穂はまったく雪なし。 ジャンダルムまでに3回ほど落石/崩落の音を聞きました。ヘルメット必須です。 ザイテングラードも雪はなしが、涸沢で雪渓あり、アイゼンは不要。 北穂から涸沢の下りはアイゼン必須。最低でも6本歯が必要のようです。 |
写真
感想
ジャンダルムに登りたいと思って数年、行きたい人数が集まったので、梅雨明けを狙って行って来ました。自分の山行経験からしても最高難易度であるので、だいぶ前から計画を立て、ガイドやビデオを参考に計画を立てていました。その前に黒戸尾根に登ったりこの山行に合わせてきました。初日は西穂山荘に入るだけの日で、霧の中を歩いていました。しかしみんな速いね。初日は素泊まりにして、持ち寄った食材で事前パーティしてました。チーズフォンデュ、パスタ、ポトフなどなかなか豪華な夕食になりました。ロングルートになりますので、翌日は3:00前に起きて準備し、3:30に出発です。西穂から独標の登りは急登です、冬に来たことはあったのですが、夏は初めてでだいぶ雰囲気が違います。独標から先は未経験です。だいぶ明るくなってきたので、ヘッドランプを消しておりました。西穂山頂までもあまり危険なところもなく着きました。ここからはえげつない上り下りの始まりです。最初の巻き道のダウン、アップでこのルートの苛酷さを思い知ります。間ノ岳〜天狗岳の登り降りは激しく、自分的にはこのルートの核心部でした。逆層スラブの登りはところどころ鎖を使いましたが、岩が滑るところもあり、雨天での山行はかなり厳しいと思います。天狗から先は比較的登りやすく(慣れの問題か?)着実に登っていきますが、なかなかジャンダルムが見えないので、予定タイムで歩いているのかどうか不安になってきます。ようやく独特なジャンダルムの形が見えてくるとホッとしてきました。奥穂からみると独特な形のジャンダルムですが、西穂から登る分には難しい感じはしませんでした。ようやくジャンダルムにつくとホッと一息着きました。奥穂が美しく見えます。この直前で大きな落石があり、なにか事故があったのかな、と思ったら救助ヘリがやってきてホバリングしてました。後着の方が滑落したのでしょうか?これを見てメンバーの緊張感が増したのか、その先のペースがなかなか上がりません。特にロバの耳の下りはこのルートの核心部であり、緊張して降りました。そして最後の馬の背、メンバーは呆然とどう登ろうかと考えていました。先行の方は正しく馬乗りになったりで緊張の登りです。自分的にはジャンを超えた当たりからゴールが見えてきて、気分的に楽になったのであまり緊張してませんでしたが・・・。先行者のルートをみながら時間をかけてゆっくり登れば大丈夫です。ここで事故はあまり起きてないと聞いてましたし。(下りに使うならかなり嫌かもしれません)。馬の背を超えると、奥穂までは普通の登山道のようです。ようやく奥穂の山頂に登りました。時間は11時間かかりましたが、グループ山行なのでまぁまぁの時間ではないでしょうか。お迎えに来てくれたメンバーと合流して祝杯をあげました!
奥穂山荘で一泊してザイデンをくだり、涸沢小屋でパフェを食べ、横尾から下山し、嘉門次小屋でイワナを頂いて帰りました。
西穂〜奥穂ルートは緊張の続くハードコースであり、なかなか気軽にいけるところではありません。ただしクライミングの技術がなくても行けるコースです。自分は大キレットなどのコースを行ってるので気分的には落ち着いていくことができました。10時間を超えるのでメンタルを保つのが一番の課題かと思います。今年の最大の目標の一つをクリアしたので、満足感でいっぱいでした。
はじめまして!まったく同じ日程、コースですね。女性1名おられたパーティですね。また、どこかでお会いしましょう
そうです。女性ひとりの4人パーティです。天気に恵まれ最高でしたね〜
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