大杉谷から大台ケ原 桃ノ木山の家泊まり
- GPS
- 12:46
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,837m
- 下り
- 1,550m
コースタイム
- 山行
- 3:11
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 4:05
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:38
天候 | 両日とも晴れ 特に2日目は快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
大杉谷登山口へは弟の車で移動 おおだい道の駅からエスパールのバスなら3000円 復路 大台ヶ原駐車場から八木行きの奈良交通バス2700円 この日は臨時便として2便増便されていました 16:00発で橿原神宮前には18:00に到着しました。途中ホテル杉の湯横に10分の トイレ休憩あり 近鉄 橋原神宮前 → 筒井 360円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大杉谷登山口 〜 桃ノ木山の家 岩場の通過が大半を占めます。小刻みなアップダウンが終始続きます これが地味に体力を奪います。心拍数を上げないようにペースを調整し、ふらつか にようにするのが吉。しかし危険と感じるところには頑丈な鎖があり、不安な感じ は無かったです。秘境の割には良く整備されています。揺れる吊り橋、高度のある 吊り橋が多数出現します。余りにも多いので段々慣れてはきます。 桃ノ木山の家 〜 堂倉滝 上記と同じくですが、危険箇所は更に増えます、徐々に高度も上がります。 堂倉谷 〜 日出ヶ岳 谷筋を離れ尾根道にはいります。最初急登ですが平らな処もあり。良く踏まれてい る登山道です。ここでストックを使いました。 日出ヶ岳 〜 大蛇堯 繊‖臑罐姥驚鷦崗 ほぼ木道で大変歩き易いです。大蛇瑤らシオカラ谷迄が岩場があり少し気を使い ます、シオカラ谷からの登りで足が攣りそうになりました。 初心者の登山者や観光目的の人が割と多いのでペースを上げずに行きましょう。 総括 危険箇所はありますが、アルプス経験者なら楽々と行けると思います。登山口への アプローチ、桃ノ木山の家の予約の取りづらさがネックだと思います。 |
その他周辺情報 | 桃ノ木山の家に宿泊 夕食と朝食付きで 10000円 ビール、お酒、つまみ、飲料、お菓子等が売られていました。 ビール500ml缶が800円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
フリースベスト
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
トレランシューズ
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料500mlペット×5全て消費
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
保険証
ストック
カメラ
ファーストエイドキット
スマートフォン×2
ウイスキーミニボトル
缶ビール350ml×1
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感想
プロローグ
前々から行きたいと思っていた、大杉谷から大台ケ原に抜ける大杉谷渓谷の縦走を
一週間前に思い立つ。ネットで調べてみて道の駅おおだいから専用登山バスがでて
いるとの事で早速予約の電話を入れてみる。すると11月19日迄予約が一杯とのこ
と。仕方がないので三瀬谷からタクシーで行くつもりにし、週末の天気も上々なの
で桃ノ木山の家に土曜の予約を入れることにする。宿泊者多数との事であったが、
一名なら行けるとの事だったので予約を入れる。しかし三瀬谷からのタクシー料金
が結構な値段なのでそれならばと弟にLINEを送り、大杉谷への送迎を頼むことにす
る。送迎の値段交渉も成立で一安心だった。
登山1日目
朝の8時前に私の自宅に弟が来る、大和郡山から大杉谷の登山口迄は高見峠経由で
110kmの距離で、約3時間かかった。これは前もってナビで調べていた時間と一緒
で、お昼の12時迄に着けば十分に間に合うと読んでいた。
途中、大杉谷入山協力金の看板を見付け、車を停めて入山協力金1000円を支
払う、元来このような協力金は支払う主義なので積極的に払っている。見返りとし
て大杉谷のガイド冊子、事故発生と危険箇所の冊子、木製のキーホルダーを頂く。
登山口には入山協力金を支払う自販機と登山届のボックスがあったので登山計画書
を入れる。ヤマレコでも奈良県警に登山計画書をメール送信していた。
午前11時に登山開始。他人のヤマレコで見ていた通りの景色が飛び込んで来る、渓
谷の水の色はエメラルドグリーン、新調したカメラを持ってきていたので、どんど
ん撮影枚数が増える。最終的には150枚であった。ただ撮影の際は片側が谷底なの
で安全な場所に身をおいて撮影に挑んだ。前もってヤマレコの山行記録で予習して
いたとおりの景色が飛び込んでくる、高度感にあふれる吊り橋、圧巻の瀑布、さす
がは日本三大渓谷の一つである。ただ渓谷の日暮れは早く2時過ぎには薄暗くな
り、3時過ぎには夕方の様相だった。桃ノ木山の家には15時15分に辿りついた。
山小屋に入ると手を洗えとの事だったのてを洗い受付を済ますと同時に10000円を
支払った、翌日の行先を聞かれ、夕食券と朝食券を渡される、これはどこの山小屋
でも同じようなシステムである。到着が15時で夕食が17時40分だったので、テー
ブルでビールとウイスキーを飲み時間を潰す。同じような登山者が居るのでなるべ
く一人で飲んでいるテーブルに座るようにする。すると登山談義に花が咲き、あれ
よあれよと時間が過ぎていくのである。
夕食はカツカレーであった、食券を渡す時に多めか少な目かを尋ねられ、お替り
OKなシステム。大体どの山小屋もご飯と味噌汁はお替りOKな事が多い。
結局この日は8時消灯と同時に眠りについた、ウイスキーの効き目抜群。疲れも手
伝って爆睡した。12時に一回目が覚めただけだった。
この小屋は、お風呂がある山小屋であるが、当日は宿泊人数が多く、入浴は中止で
あった。小さな湯舟に、宿泊者の人数は130人との事なので、仕方がない。
登山2日目
起床は朝4時半、勝手に目が覚める。前日8時に眠りについているので、それ以上
は眠れない。朝食は5時半からだったので、早めにトイレを済ませ、5時15分ぐ
らいに朝食受取の列に並ぶ。大体どの山小屋でも同じような光景だ。
朝食を早々と済ませ、歯磨き後、ザックのパッキングを手早く済ませ、6時に出発
する。
七つ釜滝や堂倉滝があるので楽しみだ。登山道は徐々に標高を上げていく、初日
は、下りが多く、アップダウンが激しい感じだったが、2日目は登りの方が多い感
じ、ただ谷あいで有るが為に、GPSの受信感度が悪く、ヤマレコのルート逸脱警告
が頻繁にでる。この警告は堂倉滝まで続いた。家に帰りログをチェックしてみたが
結構暴れていた。
2日目の方が危険地帯が多いように感じられた、特に崩壊地の前後が危険地帯が多
かった。次々に現れる瀑布を体に感じながら山行を続けた。滝の写真を撮っている
ものの滝の迫力はなかなか画像では伝わらす、個人的には動画を撮るのが手っ取り
早いと思った。今回、持って行こうと思っていた、旅行用三脚を忘れ非常に悔やま
れた。夜、山小屋から星が綺麗に見えていた。三脚があれば星景写真が撮れたは
ず。8時23分に堂倉滝に到着。これが最後の滝である。ここから急登が始まるの
でストックを取り出す。日出ヶ岳までの4キロ余りで一気に標高を上げるので覚悟
はしていたが、結構な急登である、但し沢音が消える当りから景色が現れ始め、気
分は上場、やっと登山をしている実感が湧いてきた。しばらくすると林道が出現ほ
どなく堂倉雛小屋が現れた、ここまで休憩無く歩いてきていたので、菓子パンと缶
コーヒで休憩することにする。小屋横にはベンチのある広場があるので休憩にはも
ってこい、関東から来られていた女性グループが休憩していた。登りは暫く続くも
ののストックがあるのでそれ程、脚への負担は大きくない。登りと並行移動を繰り
返しシャクナゲ坂の当たりから広葉樹林帯に入る、今日は天気が凄く良く歩行中は
寒さを感じない。時折綺麗な紅葉があったりして、撮影を続けながら日出ヶ岳に到
着する。ここでスマホの電波が復活したので、弟にLINEを送ったりSNSの更新をし
たり軽食を撮ったりして少し休憩。ストックは収納し次の目的地の大蛇瑤妨か
う。日出ヶ岳の展望台もそうだったが、登山者が非常に多かった、暫くして大蛇
に到着したが、撮影の渋滞が酷く途中で引き返した。シオカラ谷に14時11分に到
着、少し水分補給し山行を続ける、シオカラ谷からは登り返しがあるので脚の筋肉
疲労がマックス、今回の山行で初めて脚が攣りそうになったので再度、多めに水分
補給、バスの出発時間までは少し余裕があったので焦らず少しづつ山行を続ける。
ほどなくして、大台ケ原駐車場の到着。奈良交通のバスが3台停まっていた、2台
は臨時便である。ひこにゃんをつけたザックを列に並ばせ、土産物店でビールとう
どんを食す。ビールは公共交通機関を使う登山者の特権、30分前にバスの処に戻
り、出発を待つバスは料金前払い方式だった。
ザック重量
大杉谷登山口 10.7kg
桃ノ木出発時 9.0kg
大台ケ原駐車場到着時 6.5kg
トレランシューズの時ははザック重量軽目がお勧め
こんばんは
大杉谷から大台ヶ原の縦走お疲れ様でした。
久しぶりに気合の入った山行記録を楽しく拝見させていただきました。
2日とも天候に恵まれて良かったですね。大杉谷を満喫された感が伝わってきますよ。
大杉谷は距離は長いですが美しい峡谷と次から次へと現れる滝の景観がいいですね。
堂倉滝までは紅葉の写真があまりないですが時期的に少し早かった感じですか?
その分堂倉避難小屋から日出ヶ岳までの上りはきれいな紅葉が沢山ありますね。
大台ヶ原は車で簡単に行けるのでやっぱり人が多いですね。
今度はテント泊ご一緒しましょう!
こんばんは
コメントありがとうございます
最近は登山自体をさぼっていましたので
大杉谷へ行けたのを機にヤマレコ頑張ってみました
大杉谷を歩くのは普段の登山では味わえない非日常体験ができたと思います
テント泊は藤原岳に行ったのが最後ですね
テント泊は弥山が良いでしょうか?
岩湧山とかも面白いかなと思います。。
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