記録ID: 486215
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
鳥倉〜塩見〜蝙蝠〜白峰南嶺〜奈良田
2014年07月27日(日) ~
2014年07月29日(火)
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 49:51
- 距離
- 54.5km
- 登り
- 4,657m
- 下り
- 5,593m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:59
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 3:28
距離 6.3km
登り 1,038m
下り 267m
2日目
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 12:14
距離 22.3km
登り 1,900m
下り 2,478m
3日目
- 山行
- 12:14
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 12:46
距離 25.7km
登り 1,682m
下り 2,872m
3:34
117分
幕営地
16:20
ゴール地点
天候 | 27日 晴れ一時雨 28日 晴れ 29日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿高速BT7:00発〜松川IC渋滞で11:40着(京王電鉄バス4,000円) 松川IC12:00発〜鳥倉登山口14:00着(伊那バス2,630円・手荷物ザック代含) ◎帰り 奈良田17:30発〜甲府駅19:32着(山梨交通920円) ※奈良田→甲府駅は夜叉神〜広河原間での落石による通行止めのため代替運行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
気になったところ ◎北俣岳の先〜蝙蝠岳周辺 展望が利く時は全く問題ありませんが、ここが濃霧の場合を想像すると難しい稜線になる気がします。 広い稜線のガレ場に踏み跡などなく、ケルンはありますがこのケルンをどこまで確認できるかわかりません。 ◎伝付〜奈良田越 林道なので明るい時間に通過するのは勿論問題ありません。ただ夜明け前の暗闇に歩く場合は100ルーメン位のヘッデンでは心細いです。登山道と違い道幅が広いので弱いヘッデンでは視界が狭すぎます。自分は光量のあるハンドライトを併用しました。 ◎奈良田越 伝付の幕営地で近くに張られた方がいらっしゃいました。その方は「奈良田越までは行けるけど、その先がわからない。奈良田越から山の中に入る道があるけど、どうしても林道に戻ってしまう」と仰ってました。奈良田越は樹林の中です。手前で直角に右折して辿り着く展望のない所なので一瞬方向感覚を失います。標柱の先に踏み跡がありますが、そちらに進んでしまうと恐らく林道に戻ってしまいます。コンパスを確認して左後Vターンの尾根に取付きます。 ◎笹山北峰からハイマツ漕ぎを抜けたあと 藪漕ぎのあと樹林帯に入りますが、倒木があり道を塞いでました。その左右に薄い踏み跡が錯綜して釣られました。正解はその倒木の先に道があったのですが、しばらく気付かず、南嶺で唯一ウロウロしてしまったところです。恐らく逆から歩く場合は全く問題ないと思います。(これは個々のレベルで状況判断が変わる話です) ◎白河内手前の森林限界地以降 視界は利きますが、何しろだだっ広いのでケルンを頼りに進む道になります。蝙蝠の稜線と同じですが、濃霧時にこのケルンがどこまで確認できるかわかりません。濃霧時は一気に難易度が上がると思います。 ※南嶺に短パンで入ると藪こぎ等で足が傷だらけになります(僕のことです)。 それと、虫にもやられます。 |
その他周辺情報 | ◎町営 奈良田の里温泉 入浴料550円 素晴らしいヌルヌルの湯。浴槽の縁までヌルヌルです。 山でコケずに最後の風呂で本気でコケました。 |
写真
感想
三伏で一泊して何とか頑張って二軒小屋で2泊目を張り、南嶺の適地で野営という3泊が当初のプランでした。
予定より順調に歩けたことにより、2泊に変更。
一泊減らした事で疲れもありますが、自分にとってより濃い山行になった気がします。
当初伝付で翌日のプランを考えていた時、奈良田下山は下調べしておいた身延行きのバスには恐らく間に合わないので奈良田の民宿で素泊まりし、翌朝6:35始発の市営バスで帰る事を計画。
ところが大門沢小屋の掲示で代替運行の奈良田発甲府行きの最終バスが17:36というのを知り、これは間に合うんじゃねーの!と思い、その後は下山マシーンになってひたすら降りました。
最近、花に興味を持ち始め、今回は花も撮りながら歩いてみました。
花の写真は難しいですね。
風があると常に揺れるのでピンボケしするし、コンデジの限界で接写もピンが合わずうまく撮れません。
しっかり撮ろうとして腰を据えると予定していた行程の時間はどんどん過ぎて行き焦ります。
たくさん撮りましたが、7割方没にしました。
花の名前はいくつかはわかりますが、これからもっと覚えていきたいと思います。
また新しい山の楽しみが増えました。
南アルプスは素晴らしかったです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1237人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
toshさん、はじめまして。
29日に奈良田から笹山に登った者です。
コースタイムを拝見すると、ほんの2時間ばかりの差で、ニアミスでした。
下山してからの温泉も同じでしたね。確かにあのヌルヌルはやみつきになりそうです
実は、南峰の山頂で朝農鳥岳を起ったという方にお会いしました。
その方に、今日唯一会ったのが塩見岳、蝙蝠岳から伝付峠を経て白峰南嶺を縦走されてきた方だったとお伺いしました。それがtoshさんだったんですね。
レコを改めて拝見して、山々の絶景に加えて可憐なお花たちの写真に感銘を受けました。ホシガラスや雷鳥にも会えたんですね。
加えて印象深かったのが、蝙蝠岳を目前にされてのこのコメントです。
>少しづつ近づいてしまう
まだ着きたくない
まだ歩いていたい
近づかないでくれ
辛く苦しい登りも、いざゴールが見えると今のこのかけがえのない時間がとても愛おしく思えてならないんですよね。とても共感できます。
好天にも恵まれ、南アの素晴らしい稜線美を満喫されたようで羨ましいです。
私もぜひ、お会いしてお話を伺いたかったです。
私が今回垣間見たのは白峰南嶺のほんの一端にすぎません。
toshさんのレコを参考に、憧れを現実にできたら…と思います。
これからもますますのご活躍を祈念しております。
どうぞよい山旅を。
lynx1218さん、はじめまして
何だか素晴らしいコメントをありがとうございます。
そうです!農鳥から縦走してこられて笹山から奈良田へ降るという男性にお会いしました!
農鳥のオヤジが今朝は機嫌が良くて、珍しくコーヒーをご馳走されたよーって話をされて笑わせてくれました。
伝付から広河内への道でお会いしたのはこの方だけでした。
あの鳥はホシガラスっていうんですね。
野鳥は詳しくないので勉強になりました。ありがとうございます。
いつかお会いできる気がします。
lynx1218さんもどうぞ素晴らしい山行を繋いでください。
toshさん こんばんは
さすが、健脚ですね〜。
そして、筆記体のvの字ルート魅力的です。
これまで、白根南陵は実力以上なので、考えてもみなかったのですが、
レコをみて行ってみたい!って思いました。
新しい目標が見つかったって感じです。ありがとうございます。
とても充実した山行だったのですね。
写真コメントと感想に感動しました。
私も、そのような山行を行いたいです!
hyouchanさん!こんにちわ!
うれしいコメントありがとうございます!
直線型の縦走は地図上での行動半径が大きく、歩いた距離に充実感を覚えますが、
V字型や周回型は自分がこれから歩くところ、これまで歩いてきたところを見渡せることができ、また違う充実感がありますよね。
是非歩かれてください!
いつかhyouchanさんに再び遭遇できるのを楽しみにしています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する