黒部ダム〜梯子谷乗越〜真砂沢〜池ノ平山(南峰)〜仙人温泉〜欅平
- GPS
- 55:30
- 距離
- 33.5km
- 登り
- 3,151m
- 下り
- 3,985m
コースタイム
07:45黒部ダム駅
09:00内蔵助谷出合
11:40真砂沢分岐
15:40真砂沢ロッジ
【第二日目】
06:00真砂沢ロッジ
07:05二俣吊橋
09:30仙人峠
10:00池ノ平小屋
11:40池ノ平山(南峰)山頂
14:10仙人池ヒュッテ
16:05仙人温泉小屋
【第三日目】
04:45仙人温泉小屋
07:25仙人ダム
08:45阿曽原温泉小屋
12:30大太鼓
15:15欅平駅
天候 | 三日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
市営無料駐車場がスノーシェッドを通り抜けてすぐ左側にあり、 扇沢駅付近は有料、値段も違うので、注意してください 有料駐車場入り口付近に待機している回送会社に 宇奈月温泉駅まで車を回送してもらいました 料金は2万円、プラス駐車料金1000円でした 大勢で行けば回送料が安くなり、 帰りの時間のロスもなく快適です 「立山黒部アルペンルート」の発着については、下記で確認してください http://www.alpen-route.com/access/timetable/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【第一日目】黒部ダム〜真砂沢ロッジ 内蔵助出合から内蔵助平に向かう途中、土砂の崩落箇所があります ロープが張ってありますが、 足を固定できる石が落ち滑りやすい急坂、滑落注意です ハシゴ谷乗越下りは梯子の連続 痛んでいる梯子もあり、通行に注意してください 【第二日目】真砂沢ロッジ〜仙人温泉 ロッジから二俣吊橋の間に雪は殆どなく、アイゼンは要りません 池ノ平山南峰まで、しっかりした踏み跡があり、お花畑が見事です 草を刈ってくださる方に出会いました 有難うございます 仙人池ヒュッテから仙人温泉小屋までが 三日間を通じて最大の難関でした ヒュッテの方に、雪渓の状況を詳しく聞いて下ったのですが 夏道への入口が分かりにくい場所もありますので注意です 急斜面もあり、アイゼンを着け慎重に雪渓を下りました 【第三日目】仙人温泉小屋〜欅平 雲霧新道は温泉小屋から川を越え尾根に登った後、急坂の尾根を下ります ロープ、鎖、鉄梯子など多彩に付いている汗を絞られるコース でも、登ってくる単独の方に幾人か行き会いました 仙人ダムで下の廊下と合流すると 欅平まで、高巻きもある水平道が延々と続きます 垂直の岩を穿ってつけられたワイヤー付きの道に 早くも、今年のシーズンに向け ワイヤーや木橋の付け替え作業をしている方々がいました 登山者にとって、本当に有難いことです 安全に作業を終了される事を祈ります 水平道から欅平駅に下る道は正に激下り 途中にガラス瓶の破片が多数落ちている場所あり 疲労もたまっていますので、転倒にはくれぐれもご注意ください |
写真
感想
仙人池に映る剱岳を眺め、仙人温泉に泊まる計画を
CLに立案して頂いてからはや三年、ようやく実行に至りました。
三日間の休みが取りにくく、諦めかけたりしましたが
強引に休みを取っての(職場の皆様すみません)参加です。
天気予報も上々で、あれほど昨年は剱岳に嫌われていたのが嘘のよう。
大迫力の裏剱の山容はもちろんですが、
このコースの通り過ぎる風景もひとつひとつが、
他からは決して見られない個性的な景色の連続
長いコースを歩く素晴らしさを堪能させていただきました。
もちろん、欅平に着く頃には疲労困憊しておりましたが…
このコース上でピークが踏める山頂はないかと
池ノ平小屋まで足を伸ばし、池ノ平山(日本の山1000)に
登って行くことに。
小屋の真上に見える草原上から先、
細い尾根が思ったより長く険しい岩稜帯。
北峰へ続くと思われる踏み跡が山頂標識のある大岩の脇にありましたが
その先が切れ落ちているように見え、時間もありませんし
思いとどまり、モンローのセクシーな唇を心行くまで間近に楽しみました。
仙人池からの剱岳は既に午後の雲に覆われていましたが
仙人峠から完璧な剱岳を堪能したので、大満足。
今夜の宿泊地、仙人温泉小屋に向かいます。
ヒュッテから先の雪渓歩きが三日間での最難関、
ダブルストック、アイゼン着用で慎重に下りました。
今までこれほど雪渓の怖さを身近に感じた経験はありません。
仙人温泉小屋に無事到着し、温泉に浸かった気分は
なんといって良いのでしょうか?言葉にならない感動でした。
これからも、幾度となく最高の温泉に浸かった最高の気分を
思い出すことでしょう。
雲切新道を下り、下の廊下に合流して欅平に着いた時
疲れは半端ではありませんでしたが
ようやく完全にコースを歩き切った満足感でいっぱいでした。
今年もまた、登山者が下の廊下を歩く時期に備えて
今から暑い中、桟道整備に汗を流していた方々が思い出されます。
こんな方々のお陰で私たちは楽しませていただいていると思うと
機会があったら、感謝を忘れずに下の廊下を再び歩いてみたくなります。
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