ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 489384
全員に公開
沢登り
中央アルプス

中ア・正沢川細尾沢

2014年08月02日(土) ~ 2014年08月03日(日)
 - 拍手
midori28 その他4人
GPS
32:00
距離
12.1km
登り
1,608m
下り
1,603m

コースタイム

<1日目>木曽駒高原スキー場11:10−沢コース分岐11:35ー正沢川入渓12:15~40ー玉ノ窪沢出合13:50ー細尾沢出合14:40
<2日目>細尾沢出合5:05ー大滝5:40〜6:40−2500m二俣9:20ー枝尾根11:30ー頂上木曽小屋11:33ー木曽駒ヶ岳山頂11:45ー頂上木曽小屋11:55〜12:10ー七合目避難小屋14:15〜30ー福島Bコース登山口(幸ノ川徒渉点)16:10ー木曽駒高原スキー場16:40
天候 1日目、曇り一時小雨
2日目、曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
名古屋8:00−木曽駒高原スキー場跡10:45
コース状況/
危険箇所等
<大滝の高巻き>右の枝沢を尾根まで上がる直前に左に逃げると鞍部があり、そこを下りるとザレ場の上部に出るので、そこから少し登り返してザレ場の上を巻くように進み、樹林の中を右へ右へと下りていくと、大滝の落ち口に出ます。
<詰め>2500m付近の枝沢を右に入り、沢を忠実に詰めると稜線直下でゴミが散乱するザレ場となります。滑るし、落石を起こしそうになるので、左のハイマツ帯に逃げ、ハイマツを掴んで稜線に出ました。
<過酷な下山>1日で沢を1000m登り、木曽駒ヶ岳山頂から木曽駒高原まで1600m一気下りするのは大変で、特に7合目避難小屋までは道も悪く、足が揃ったメンバーでないと難しいと思います。
休業中の木曽駒高原スキー場
2014年08月02日 11:00撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
8/2 11:00
休業中の木曽駒高原スキー場
茶臼岳への登山道を25分進んで、標識から右へ薄い踏み跡に入りました。
2014年08月02日 11:35撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/2 11:35
茶臼岳への登山道を25分進んで、標識から右へ薄い踏み跡に入りました。
踏み跡が不明瞭になると赤テープが現れ、我慢して藪漕ぎを続けると自然に河原に降りたちました。
2014年08月02日 12:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/2 12:12
踏み跡が不明瞭になると赤テープが現れ、我慢して藪漕ぎを続けると自然に河原に降りたちました。
正沢川1560m付近で入渓
正沢川1560m付近で入渓
ゴーロ歩きが続きます。
ゴーロ歩きが続きます。
今宵の宿は細尾沢出合
1
今宵の宿は細尾沢出合
炎を眺めているだけで癒されます。
2014年08月02日 19:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
8/2 19:20
炎を眺めているだけで癒されます。
2日目。細尾沢に入ります。
2日目。細尾沢に入ります。
細尾沢大滝2段40m
登る人もいるらしい。
登る人もいるらしい。
右の枝沢を尾根まで詰めました。
2014年08月03日 05:43撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/3 5:43
右の枝沢を尾根まで詰めました。
最後のナメ滝が滑りやすく、ザイルが出ました。ナメ滝取りつきの右寄りに残置ハーケンあり。
2014年08月03日 06:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/3 6:02
最後のナメ滝が滑りやすく、ザイルが出ました。ナメ滝取りつきの右寄りに残置ハーケンあり。
大滝の後も次々に滝が現れます。
大滝の後も次々に滝が現れます。
連瀑帯の始まりです…
1
連瀑帯の始まりです…
のはずが残雪が…(×_×)
1
のはずが残雪が…(×_×)
踏み抜かないように慎重に…
1
踏み抜かないように慎重に…
ハイライトの連瀑帯は雪の下
2014年08月03日 08:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/3 8:11
ハイライトの連瀑帯は雪の下
こわごわ…
サンカヨウ
2500m付近で右の枝沢に入り、そのまま詰め上げると頂上木曽小屋から派生する枝尾根に乗り、3分で小屋に着きました。
2014年08月03日 09:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/3 9:02
2500m付近で右の枝沢に入り、そのまま詰め上げると頂上木曽小屋から派生する枝尾根に乗り、3分で小屋に着きました。
アオノツガザクラ。詰めは辛かったが、沢山の高山植物に慰められました。
2014年08月03日 09:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
8/3 9:44
アオノツガザクラ。詰めは辛かったが、沢山の高山植物に慰められました。
オオヒョウタンボク
2014年08月03日 10:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/3 10:09
オオヒョウタンボク
ガスガスの木曽駒ヶ岳山頂から福島Bコースを下山。
2014年08月05日 09:03撮影
3
8/5 9:03
ガスガスの木曽駒ヶ岳山頂から福島Bコースを下山。
8〜9合目付近に沢山咲いていたチングルマ
8〜9合目付近に沢山咲いていたチングルマ

感想

細尾沢は2007年に一度登っているが、当時はヤマレコをやっていなかったので記録が全くなく、1日目のゴーロ歩きでバテてしまったことと、大滝の高巻きで草つきをトラバースするのが怖かったことぐらいしか憶えていなかった。
ネットで多くの記録を読ませていただき研究した結果、大滝の高巻きを前回のやり方とは変え、右の枝沢を尾根まで登って巻くことにした。草つきのトラバースでザイルを出すと、1時間かかってしまうからだ。
最後の詰めは本流を詰めるのではなく、前回同様2500m二俣で右に入り、そのまま沢を詰め上げ、木曽小屋から派生する枝尾根に乗ることにした。
沢に雪渓が残っているのは覚悟の上だったが、ハイライトの連瀑帯の半分が雪の下だったのは想定外だった。
高巻きはナメ滝の最後で一歩がです、ザイルを出してもらうことになり、結局1時間かかってしまったし、詰めの最後でザレ場を登るのに苦労し(前回と同じコースなのに詰めのルートが思い出せなかった)、サブリーダーの指示で左のハイマツに逃げて、やっとのことで詰めあげた。
3000メートル級の山に突き上げる沢のリーダーをやれる力量がないことを思い知らされたと同時に、記録を残すことの大切さを痛感し(あれ程大変な詰めを全く憶えていなかった)、帰宅早々パソコンに向かってヤマレコ投稿記事を書いている。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:629人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら