新穂高温泉から槍ケ岳,南岳
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- GPS
- 45:50
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,589m
- 下り
- 2,553m
コースタイム
新穂高温泉・登山者無料駐車場2:19-2:36登山指導センター-4:07白出小屋(跡)-5:11滝谷避難小屋5:19-6:06槍平小屋6:18-8:03千丈沢乗越分岐8:16-9:28飛騨乗越9:35-9:47槍岳山荘9:54-10:08槍ヶ岳10:21-10:40槍岳山荘11:09-12:07中岳-13:03南岳-13:11南岳小屋
8/4
南岳小屋7:00-9:00槍平小屋9:33-11:07白出沢・工事現場休憩所11:14-12:19新穂高温泉・登山指導センター-12:28駐車場
天候 | 3日: 曇り稜線は霧,後雨 4日: 稜線は風雨,下界は曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に整備は良好、迷う所は少ないが、沢の横断と岩ゴロ地帯でマーキングを見逃さないように。 南岳新道上部には一部雪上歩行有、飛騨沢にはなし。 |
その他周辺情報 | ひがくの湯は入浴\700だが、登山者割で100円引き。自分で言わないと、登山の格好してても自動的には引かれない様だった。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
シェラフ
ヘルメット
ピッケル
アイゼン
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感想
当初槍から奥穂までを1泊で踏破して新穂高温泉に戻る計画だった。日・月の日程で前日までの予報では曇り一時晴れ程度で問題ないと思われたが、槍の肩に上がると霧、その後雨、南岳に着いて翌日予報曇りのち晴れだったのに未明からの風雨止まず、キレット越えを断念して南岳より下山とした。
土曜午後9時頃に新穂高温泉の登山者用無料駐車場に到着。ぐるっと一回りして、5、6台位の空きの様だったが、この後満杯になったと思われる。一杯やって一寝入り、2時頃起きて出発、登山届出して右俣林道に入り砂利道をひた歩く。奥穂高への白出沢登山道分岐を過ぎると直ぐに白出沢の横断になる。前は心許ない角材の橋を渡ったと思うが、現在かなり大規模な工事中で現場の脇に作られた歩道を行き、鉄の橋を渡った。ここから登山道らしくなり、滝谷避難小屋辺りで灯りが要らなくなった。
槍平小屋で水を補給したが、ここから小一時間登った所に看板のかかった最終水場があり、下山して来た人が大勢休んでいた。標高2200m位まで上がってくると展望が開けて来て、穂高の連峰、乗鞍と焼岳の重なり、笠ヶ岳から抜戸岳と眺められる。ここまでは天気の心配をしていなかった。
飛騨沢の最上部、飛騨乗越までを見上げるようになり、千丈沢乗越への分岐点で一休み。この前後で軽装の人たちに次々と抜かれる。追走しても見るが止む無く離される。こちらはテント装備にピッケル・アイゼンも背負ってるので仕方ないか。この間に稜線には霧がかかり出し、その霧に突入してから飛騨乗越に着いた。
飛騨乗越に荷物をデポして空身で槍岳山荘へ。ここはかなりの人口密度だ。直ぐに霧が晴れる模様ではないのでともかく槍には登っておこうと出かける。風が強く、寒い。指切りの手袋しかしてなかったのですっかり手が白くなってしまった。証拠写真を撮ったら下ろう。小屋から13分で登って来たのだが、下りは人の後になったので20分近くかかった。
しばらく小屋に入って冷えた手を回復させ、さらに少しは天気が良くならないかと待ってみるが、雨にもなって来て駄目の様だ。意を決して小屋を出て、飛騨乗越の荷物に戻って防雨防寒を万全にし、南岳へとトボトボ歩く。大喰岳、中岳と登り下りし、南岳に到着。丁度2年前に日帰りで来た懐かしい場所だ。相変わらず視界が無いのでさっさと下り南岳小屋へ、西寄りの風を気にしながらテントを張った。ラジオでは始終「暑いですね」「今日も暑かったですね」と言っているが、ここはこんなに寒いのにと思って聴いている。
夕刻に小屋で見た予報では、今夜は雨が残るが明けて月曜日は曇りのち晴れ、これなら明日はキレットを行けるだろうと思って寝たが、午前2時頃から起きて様子を見るも相変わらず雨交じりの霧で風が一層強い。時折雨粒が強くなりテントを鳴らす。朝食など済ませても様子が変わらないが、天気の変わりが遅れているのであれば待てば良くなるのではと言う希望もまだ持っていた。ところが、小屋に行って見ると今朝発令の予報が出ていて、昼間中雨に変わっているではないか。これではキレットは駄目だと撤退を決意した。びしょ濡れテントを撤収し、一昨年は登って来た南岳新道を下降する。風雨の中を辛抱して下り、森林限界まで来れば風は収まり、雨も弱くなって来た。随所に鎖、梯子もある急勾配をひたすら下り、雪渓の残る南沢に出た。ここは増水の問題なく、沢を横断して再び山道だが間もなく槍平小屋前に飛び出す。
小屋で休憩の後、滝谷の横断では岩伝いのショートカットルートは増水で危なくなったが、木の橋を渡って問題なし。白出沢を渡った所で雨も止んでいるので雨具も脱いだ。後は林道をすたすた歩き、ロープウェイを過ぎたら登山指導センターで下山届、車に戻った。さっさと温泉入って帰ってビールにしよう。
しかし、
梅雨明け十日というのは温暖化前の伝説になってしまったのだろうか...嗚呼
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