薬師岳
- GPS
- 09:46
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,778m
- 下り
- 1,766m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 9:44
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・折立到着時-2℃。まだ寒さに慣れていないので寒く感じる。 トイレはすでに冬期閉鎖。 登山道は日が当たらずハードシェルなどで防寒してスタート。 200mほど登って温まったところで脱ぐ。 ・雪は標高1600m位から出てきて1700m超えると登山道にうっすらと積もる。 太郎平小屋まで同じ状況で例年よりも圧倒的に少ない。 (去年は小屋手前から雪が繋がりどこでも自由に歩けた) 木道は凍結など無く問題なし。 ・薬師峠のキャンプ場を過ぎてすぐの急登は沢水が全面的に凍結していた。 その区間だけチェーンスパイクを付けた。 ・薄らした雪は標高2600m位まで。日当たりのいいところは地面が出ている。 ・標高2600mを超え薬師岳山荘手前から積雪。深いところで膝下位。 先行者の踏み跡あり。同時に西風も強くなりだす(偏西風)。 ・薬師岳山荘から上部も雪は少ないが吹き溜まりあり。 ただし、風が強いところは石や唐松が出ている(雪質はパウダー)。 避難小屋から上の急坂は雪が少なく赤い石が見えていたので、 ここで手間取りそうならアイゼンを付けようと考えていたが、 この日は不要と判断。 12本アイゼンは小屋にデポしチェーンスパイクのみ持参。 ・避難小屋を過ぎると風がさらに強まる。 先行者のトレースは風に飛ばされた細かな雪が積もり踏み跡が消え不明瞭となる。 夏道も新雪が付いて潜るので歩きにくい。石が出ているところを選んで登る。 夏道の跡を中心に進みましたが時々吹き溜まりがあり膝下の深さでプチラッセル。 山頂直下まで同じ状況が続き、強い風と吹き溜まりが難儀でした。 下山は山荘までチェーンスパイクを付けて下山。 下山時、登山道の雪がクッションになるが凍結には注意した。 |
写真
感想
晴天の富山マラソンを終えても晴天が続く。
林道が通行できるのは11月12日までだ。
フルマラソンから四日目、ダメージから回復し切っていないだろうが初冬の薬師岳へ行ってみよう。
山は逃げないがチャンスは逃げてしまう。
有峰林道のゲートに6時少し前に到着。
これまで折立スタートはすべて前日に入っていたので、当日発はおそらく初めての経験だ。
ゲートでは後ろに二台付いていたが登山ではないようだ。
今日は独りだけのようだ。
快晴、外気温は-2℃。非常に寒く感じるのでハードシェルを着込んで歩き出す。
登山道は霜が降り、霜柱も目立つ。すでに冬を迎えようとしていた。
標高を稼ぎ、1600mを超えると今年初の雪と遭遇、更に登ると新鮮なパウダーが道に積もり出す。
尾根に出て2000mを超えると展望が一気に広がる。西には白山、眼下に富山平野と鍬崎山、鉢伏山。北には立山連峰。正面に薬師岳を仰ぐ。
なだらかな尾根を太郎平まで進むと雲の平や水晶岳、黒部五郎、北の俣なども。
山はまだまだ雪が少ない。
薬師に向け進むが薬師岳山荘手前まで雪の量は増えなかった。
偏西風圏内に入ったようで好天だが西風が強い。
薬師岳小屋の脇で補給して山頂アタック。
ここからがアルバイト、本日の核心。
避難小屋横の標高2800mまで進む。ツボ足で上がり固いところはキックステップ。
主に風で雪が飛ばされた斜面を登るが今一つ調子が上がらず。
避難小屋まで来ると山頂が目に入る。
ここまで先行者のトレースが明瞭であったが、その先は風で飛ばされた雪が足跡を奪っていた。
たまに吹き溜まりもあり膝下まで沈んで厄介。夏道も新雪が積もり歩きにくかったがなんとか山頂まで踏破出来た。
山頂の社は改修中で石垣しかなかったのが残念だが、展望は良かった。遠く富士山も見え、富山平野の鮮やかだ。
写真を撮り、軽食を口にする。
防寒対策でハードシェルを着込み、チェーンスパイクを付けて下山開始。
帰りもプチラッセル、すでに冬山ですね。軽装備では来れない世界でした。
帰りは、エネルギーをきたさないように補給を心掛け、写真を撮りながら降りる。
雲の平方面はまた来年ですね。
この時期の山も実はお気に入りです。このコースで誰にも会わない静かな世界を堪能、贅沢なひと時だったのかもしれない。
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