大山から東丹沢七沢温泉郷広沢寺温泉へ―小春日和の山道はワタムシ舞い初冬の気配
- GPS
- 04:50
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 571m
- 下り
- 1,208m
コースタイム
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子06:18(JR横浜線) 町田06:44/06:56(小田急小田原線) 秦野07:29 秦野駅07:44(神奈川中央交通)¥483 ※7時台の定刻は07:20・44だが混雑のため増発が随時出発 ヤビツ峠08:32 復路: 広沢寺温泉15:06(神奈川中央交通)¥388 本厚木駅15:47 本厚木15:55(小田急小田原線) 町田16:09/16:16(JR横浜線) 八王子16:41 |
写真
感想
先週、西丹沢の甲相国境尾根を歩いて標高1200mくらいの紅葉が見頃だったので今週は標高1252mの丹沢の大山へ行くことにした。
大山へは過去2回行っているが、前回から10年ぶり。
一緒に行く友人が温泉に入りたがっていたので今回は東丹沢七沢温泉郷のひとつである広沢寺温泉方面へ下ってみることにした。
広沢寺温泉方面へはそれなりに距離があるので登りは一番簡単なヤビツ峠からにすることにした。
紅葉の時季の丹沢なのでそれなりに混むとは思っていたのだが、ヤビツ峠方面へのバスが出る秦野駅に先に着いていた友人からの連絡によるとものすごい混雑とのこと。
秦野駅北口へ出てバス停に向かうと思わず笑ってしまうほどの長蛇の列だった。
ただこのような場合西東京バスもそうだが、神奈川中央交通も時刻表関係なしに次々にバスを出してくれるので、思ったより早く列も解消されていった。
7時台の定刻のバスは20分と44分なのだが、7時29分に秦野駅に到着し臨時バス3台目に乗れたのはほぼ定刻と同じ7時45分くらいだった。
到着したヤビツ峠は次々と到着するバスから降りてきた人で溢れていたが、トイレ待ちで25分ほど経つと、その人たちもいつの間にかいなくなっている。
どちらかというと三ノ塔から塔ノ岳方面に向かう人が多いのだろうか。
歩き始めた大山方面の登山道は登山者で渋滞するなんていうこともなかった。
ヤビツ峠からの大山は記憶通り歩きやすい道で、本当にひと登りといった感じで山頂に到着。
登り始めはいい具合の紅葉の木もあったが、今年の紅葉は早かったようで標高1000mを越えるともう枯れ枝ばかりとなっている。
今日は小春日和で暖かだが、井上靖の小説「しろばんば」で知られるワタムシが周囲を漂っていて、もう秋も終わりだなあと思う。
行きの小田急線内から少し富士山が見えていたので今日は大山山頂から富士山が見られるかなと思っていたのだが、富士山方面は雲の中だった。
南から湿った風が入っているため、富士山だけでなく塔ノ岳、丹沢山といった丹沢の主峰も雲の中に隠れている。
雲から出ているのは今いる大山と目の前にある三ノ塔くらいだ。
大山は雲がかかったり離れたりといった状態で、時折青空も見える。
富士山方面も雲が流れるかと1時間ほど粘ってみたが駄目そうなので広沢寺温泉方面へ下り始めることにした。
途中見晴台方面への道を分けると、その先はほとんど人とすれ違わなくなった。
ひとり登って来た方にどちらからか友人が訪ねると煤ヶ谷のバス停から大山三峰山を越えてきたとのこと。
大山三峰山をそちらから登るのも楽しそうだ。
ただ、自分たちの場合大山三峰山を歩いたらそれだけで満足で大山まで足を延ばそうと思わない気がする。
大山山頂辺りではもう紅葉も終わっていたが、標高を下げるにつれ紅葉がきれいな箇所が次々と現れる。
痩せ尾根もあったりして変化に富んでいて歩いていて楽しい尾根道だ。
広沢寺温泉方面への下りである唐沢峠付近が今回一番紅葉がきれいだった。
きれいな沢のある不動尻まで下りるとあとは林道歩き。
周囲の山はパッチワーク状にきれいに紅葉している。
道端でユズが売られていると思って近づいたらカボスだった。
冬場の山歩きでユズやウンシュウミカンを道端で買ったことはあるがカボスは初めてだ。
ユズは刻んで砂糖をかけて食べるのが好きだが、カボスも同じようにして食べてみようと思う。
カボス畑が広がっていると思ったら、その横が広沢寺温泉の玉翠楼だった。
こんなところにバスが入ってくるのかなという場所にバス停があり、商店街にありそうな街灯も設置されていて不思議なタイムスリップしたような雰囲気。
玉翠楼は日帰り客は露天風呂のみと書いてあったが、露天風呂に入れるなんてありがたい話だ。
思った以上に熱めの強アルカリのつるつるするお湯だった。
マイナーな温泉なのかなと思っていたが日帰り入浴も賑わっていて、友人が尋ねたところ今日は宿泊も満室とのこと。
バスの時間まで1時間ほどゆっくりと温泉でくつろぎ、色付くケヤキの向こうにのぞいた青空を見ながら今年の秋ももう終わりだなと思う。
本厚木駅から乗った帰りの小田急線内で、目の前に座っていた方が海老名駅で降りた。
その方がカード入れを落としていることにその後に座ろうとした方が気付いた。
あわててドアの所で呼びかけたが、降りた方も登山の恰好をしていたので足が速いらしくあっという間に階段を上って行ってしまったようだ。
なるべく海老名駅に近い駅がいいだろうと一番最初に乗り換える自分が預かり、乗換えする町田駅で窓口に届けたところ、小田急の「ありがとうカード」をいただいた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する