室堂~真砂沢~仙人池~阿曽原温泉~下の廊下~欅平

2014年08月02日(土) ~ 2014年08月04日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 26.5km
• 登り: 2,012m
• 下り: 3,844m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:40
• 合計: 4:50

10:10 室堂
10:50 雷鳥沢ヒュッテ
12:15 12:35 剱御前小舎
13:05 13:25 剱沢キャンプ場
15:00 真砂沢ロッジ

2日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:30

5:15 真砂沢ロッジ
6:15 6:35 二股
8:10 仙人峠
8:25 8:50 仙人池ヒュッテ
10:25 10:50 仙人温泉小屋
13:40 仙人谷ダム
14:45 阿曽原温泉小屋

3日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 0:15
• 合計: 5:45

7:05 阿曽原温泉小屋
8:50 折尾ノ大滝
10:00 大太鼓
11:55 12:10 水平歩道始・終点
12:50 欅平

＜8/2(土)＞
10:10室堂-10:50雷鳥沢キャンプ場-12:15剱御前小屋12:35-13:05剱沢キャンプ場13:25-15:00真砂沢ロッジ
＜8/3(日)＞
5:15真砂沢ロッジ-6:15二股6:35-8:10仙人峠-8:25仙人池ヒュッテ8:50-10:25仙人温泉小屋10:50-13:40仙人谷ダム-14:45阿曽原温泉小屋
＜8/4(月)＞
7:05阿曽原温泉小屋-8:50折尾ノ大滝-10:00大太鼓展望台-11:55水平歩道始・終点12:10-12:50欅平

天候

曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行き）宇奈月温泉駅〜立山；電車・富山地鉄立山線、立山~室堂；立山ケーブル＆高原バス(JAF割引2190円）
帰り）欅平〜宇奈月温泉；トロッコ電車・黒部峡谷鉄道
※車は宇奈月温泉駅前にデポ。山小屋に泊まったというと割引になります。今回は1泊2日の料金1100円でいいと言われました。(ちょっと適当な感じ‥)

コース状況／危険箇所等

室堂に登山届
剱沢雪渓、真砂沢ロッジすぐ下、仙人池ヒュッテから仙人温泉；雪道初級者はアイゼンあった方が安心です

写真

8/2 5:20

＜1日目＞
宇奈月温泉駅朝5:37発の始発に乗車

8/2 5:26

駅に飾ってあった

8/2 7:10

乗り継ぎの寺田駅
レトロすぎる！

8/2 6:57

立山は4番ホームって。ちいさい‥。35分乗り継ぎ待ち〜

8/2 7:29

チャリで乗り込む人激写

8/2 9:38

バスとケーブルカーを乗り継ぎ室堂へ
朝食は立ち食い蕎麦を食す

8/2 10:13

室堂は大賑わいでした
正面、雄山

8/2 10:17

ミクリガ池

8/2 10:44

右下に雷鳥沢キャンプ場
中ほどの雪渓を人が行っているのが見えます

8/2 11:11

雪渓上がって振り返ると蟻さんの行列

8/2 11:35

雄山、一の越、竜王岳

8/2 11:59

ウラジロタデ(オンタデの仲間)

8/2 12:10

雷鳥坂、結構急で息が切れる！

8/2 12:17

剱御前小屋到着2760m(今回の最高地点)
分岐地点のためひといっぱいでした

8/2 12:19

どん。剱岳が見えました！

8/2 12:37

剱沢方面へgo
剱沢小屋は予約満室の記載あり

8/2 12:55

剱沢キャンプ場2520m
いい眺めです！

8/2 12:58

夏道もあったけど雪の方が足に負担がかからないからって。

8/2 13:07

賑わっています
水ゲットです

8/2 13:36

剱沢小屋、満員と
トイレ200円もした‥

8/2 13:37

いよいよ剱沢を行きます！
がんばろう

8/2 13:47

すぐに雪渓が
アイゼン、ピッケルつけました

8/2 14:11

日本三大雪渓のひとつ、剱沢雪渓です

8/2 14:21

平蔵谷はこの岩が目印とのこと

8/2 14:26

源次郎尾根の登り口が右辺りにあるらしい
人が2人

8/2 14:27

平蔵谷バックに

8/2 14:35

小屋へ水を引いている管が
そろそろ近いのかな

8/2 14:43

長次郎谷出合
長次郎挟んで左が源次郎、右が八ツ峰
クライマーたちがここを登るわけなのです

8/2 14:53

このスノーブリッジは用心して夏道を行きました

8/2 14:56

見えました、本日の宿泊地・真砂沢ロッジです
しかし雪渓に岩がごろごろ。落ちてきてるんですね、注意だ

8/2 15:02

要塞のようです
積雪や雪崩に耐えるために

8/2 15:08

真砂沢ロッジとうちゃく〜

8/2 15:08

おつかれさま！とりあえずビール！雪渓に向かい乾杯☆
ほんとに小屋前まで雪渓がきてます。これでもかなり溶けたんでしょう

8/3 4:59

広々寝ました
夕食はカレー、おかわりし放題でした

8/3 5:07

＜2日目＞
小屋から唐松〜不帰が見えます
先々月雨の中行って何も見えなかったとこ(^^;

8/3 5:10

しかしほんとにすごい小屋だよなぁ〜‥！
これでお風呂（かけ湯）があるのがすごく嬉しい♪

8/3 5:17

5時15分、出立です
「阿曽原まで休憩入れて10時間だ」byさえきさん
長いじゃないか。。

8/3 5:35

小屋すぐの雪渓が朝で雪が固く、ノーアイゼンだったのでスプーンカットを歩けと言われたけど難しかった、ドキドキでした

8/3 6:19

それでも1時間で二股到着
二股吊り橋、一人ずつ渡ってくださいの注意書きあり

8/3 6:25

真砂沢ロッジで貰った朝食をここで食べました
ちまき〜

8/3 6:22

三ノ窓雪渓
挟んで右に小窓ノ王、左があのチンネ！！

8/3 6:37

仙人新道入口
暫く急登でキツかったです

8/3 7:08

ミヤマママコナ

8/3 7:09

三ノ窓雪渓
小窓と共に日本で唯一氷河に認定された

8/3 7:23

右側に小窓雪渓も見えてきました。ここも氷河。
チンネ左稜線もばっちり！遠目から見ても険しさが伝わる‥

8/3 8:07

八ツ峰、チンネ

8/3 8:14

仙人峠
こっから木道で小屋へ下ります

8/3 8:13

仙人峠より、右が鹿島槍・左が五竜
仙人池ヒュッテ見えます

8/3 8:10

池の平小屋もいい所らしいのですが、往復1時間かかるため今回は割愛です

8/3 8:15

後立山がきれいに見えてます！
今回の数少ない青空です。

8/3 8:24

仙人池ヒュッテ到着！

8/3 8:27

なんといっても仙人池

8/3 8:31

仙人池に映る裏剱です！
すばらし〜〜

8/3 8:32

紅葉の季節は大勢の人が訪れるそうですが、今は人も少なく静かでのんびりこの景色を眺めることができました

8/3 9:08

仙人池〜仙人温泉小屋間にかなりな雪渓あり。今年は多く残っているとか。アイゼン、ピッケル出しました

8/3 9:11

キヌガサソウはやはりこういう場所にあるのね

8/3 9:32

これ、登りは相当きつそう・・
唐松とか

8/3 10:13

途中から夏道へ
下は雪解け水がじゃんじゃん流れてます

8/3 10:26

おつかれさま　仙人温泉
やったぁ、もうすぐ！

8/3 10:27

仙人温泉小屋到着〜

8/14 12:32

トイレ借りた際お庭拝見、オープンな温泉が。目の前に後立山の山々を見ながら、、こんな立地の温泉ないでしょ

8/3 10:50

小屋脇にお水
助かります

8/3 10:50

雲切新道、阿曽原温泉へ

8/3 10:56

ありゃ、橋がまだかかっていない
仕方ないので左の方の石に赤丸されていたので石飛びで渡る。何気にコワかった

8/3 11:02

サンカヨウの実

8/3 11:04

仙人湯源泉
湯煙あがってます
熱かった

8/3 11:06

阿曽原まで最後の水場
でも温泉小屋で汲んでるからここは飲むだけ

8/3 11:16

上がって振り返ると仙人温泉小屋。改めてすごいところにあります
でもって、今回の山行の個人的核心部だった雲切新道突入です！

8/3 11:39

はしご、ふりかえる

8/3 11:49

なにこれ梯子
付けるの大変だっただろうなぁ

8/3 12:35

急坂でロープや梯子やナイフリッジや
下りなので呼吸的には楽ですが、長くて足にきます
休憩を度々取りました

8/3 13:16

仙人谷を橋で渡る
ここでも休憩

8/3 13:34

湖に向かっておりてくかんじ？

8/3 13:38

仙人谷ダムつきました

8/3 13:41

ダムの上が、阿曽原へ行く雲切新道と、黒部ダムへ向かう旧日電歩道との分岐になっていました

8/3 13:41

谷を渡ってる橋

8/3 13:42

で、何やらドアをあけてダムの施設内を歩くことになってました

8/3 13:42

こんなとこ通るんだ、、おもろい

8/3 13:44

電車の線路が脇に見えます
関西電力専用鉄道だって

8/3 13:47

後の鉄柵から出てきました
熊防止のためドアを閉めましょうと表示あり

8/3 13:51

関電の宿舎
登山中とは思えない風景が一時的に出現なのでした

8/3 13:57

で、そろそろ小屋かと思ったら、
まさかの急登！！

8/3 14:07

これにはやられた・・
その後は水平歩道で

8/3 14:47

万歳、ようやく、やっと着きました、阿曽原温泉小屋！
つかれたー、あしにきたーー。。
真砂から9時間半かかりました。よく頑張った〜

8/4 7:03

何と自販機あり
よってまず冷え冷えのビールで乾杯した！

8/3 17:17

男女でお風呂の時間が指定されております
16時からの部に行くっちゃ

8/3 15:34

部屋は12畳を今日は4人で
ひろびろ〜♪

8/3 15:35

1~4まで部屋があります
どの部屋も広々
紅葉シーズンは大混雑らしいですが

8/3 17:20

さぁさぁ温泉にレッツゴー！！

8/3 16:03

やばい、すごい

8/3 16:22

今まで入った温泉でベストです
お湯は透明でそんなに匂いも強くない

8/3 16:21

囲いもなく大自然の山の中‥!しかも20分程一人貸切状態だったし
超〜〜〜気持ち良かったです！

8/3 16:24

至福の時を過ごしました

8/3 16:58

小屋に戻ってきました
夕ご飯作ってくれてます♪

8/3 16:43

テン場を見下ろす
真砂沢から一緒の高校生ワンゲル

8/3 17:04

コーヒーが妙に美味しかったなぁ

8/3 17:47

落ち着くなぁ〜

8/3 17:53

小屋の左上に雪渓が
こわ

8/3 18:07

夜ご飯
わくわく

8/3 18:08

予想外の量と美味しさに、また空腹も相まって普段食べるのが遅い私が超スピードで食べてしまいびっくりされました

8/3 18:32

席から厨房を見上げる
それにしても美味しかった。最初のそうめんうますぎ

8/3 18:34

何とスイカが〜！うれしすぎ
何だかんだで消灯の9時まで食堂でまったり過ごしました(※虫刺され注意）

8/4 5:56

＜3日目＞
朝食も美味しく頂きました

8/4 6:57

乾燥室ですが、シーズン後はここにプレハブを解体してしまうそうです
（毎年解体し、6月に再び建てる小屋です）

8/4 7:04

テン場に関電専用鉄道が繋がっており、自動販売機はここから入れたそうです
シーズンに数回、荷揚に使わせてくれるとか

8/4 7:08

「阿曽原にまた来られ！」のお言葉を受け、出立
今日は下ノ廊下、いわゆる水平歩道で欅平へ

8/4 7:10

最初水平じゃないし
振り返ると阿曽原小屋

8/4 8:00

水平じゃないし・・

8/4 8:10

やっと水平

8/4 8:49

折尾ノ大滝。迫力あります
どうやら水場だったみたい(わからなかった)

8/4 9:02

砂防堤内トンネル

8/4 9:02

ここは短いからヘッデン不要

8/4 9:25

岩を切り開いてます

8/4 9:58

こわーー
針金ある所は必ず掴みました

8/4 9:59

落ちたら完璧アウトです
こわこわ

8/4 10:01

普通に歩いていれば問題ない幅なのですが、神経遣います

8/4 10:03

大太鼓展望台

8/4 10:03

展望台より

8/4 10:10

わわわ！おそろし
よくみると雪渓の左右に水平に道が見えるかと。そう、この雪渓の中のトンネルを通るのです

8/4 10:18

150mだとか
ヘッデンないと真っ暗で通れまん

8/4 10:19

暗いし長いし寒いし下に水は流れてるし、もう早く出たかった！

8/4 10:25

5.6分ですが長く感じました
トンネル、あまり気持ちのいいものではないです

8/4 10:33

ほんとに水平
そして断崖絶壁

8/4 10:43

眼前の岩肌もすごい

8/4 11:20

こんなとこも

8/4 12:04

もういい加減に終わってくれーーと思って暫くしたころ、漸く水平歩道終点です。とにかく長くて正直飽きました。でもって昨日の雲切新道下りの後遺症が響き足がだるだる

8/4 12:30

ラストの下り、道が崩壊気味で注意

8/4 12:51

やったーー
欅平到着です！おつかれさま！！

8/4 13:03

平和そうな観光客がたくさんおりました
うちら汗だくでへとへと、このギャップたるや

8/4 13:10

欅平にてまたもや立ち食いそば

8/4 13:27

トロッコ電車で帰るちゃ

8/4 14:53

1日目に出発した宇奈月温泉に到着しました〜

8/5 9:24

おまけ。やまびこ展望台から新山彦橋とトロッコ電車

撮影機器：

CX6 RICOH

ISW13HT HTC

感想

motok

＜1日目＞
宇奈月温泉駅から電車、バス、ケーブルを乗り継ぎ、話によく聞くものの初めて訪れる室堂平へ。もうここで2420m、周りは3000m級立山の眺めと、労せず来られる景観の地とあり、登山者はもちろんですが多くの観光客で賑わっていました。周りには宿泊施設も多く超観光地です。ここから登山開始。雷鳥沢キャンプ場すぐの雪渓には多くの人が歩いており、遠くから見るとまるで一列に進む蟻んこのようでした。雷鳥坂が割と急ですでに息が切れ、剱御前小屋に到着、人がいっぱい！そして剱御前に隠れて見えていなかった剱岳がばばんと眼前にお目見えしました。すごーい、こんなに剱近くに見たの初めて。
剱沢小屋までは人が多かったのですが、真砂沢に向かう人は殆どおらず、日本三大雪渓・剱沢雪渓では数名しか会いませんでした。アイゼン・ピッケルつけて下ります。左に目をやると、剱岳の名だたる尾根や谷が見えて超迫力。源次郎、八ツ峰。平蔵谷(谷＝タンと呼ぶらしい）、長次郎谷、ここを登ってのクライミングの話をよく聞いていたので、間近で見ることができて嬉しかったです。
長次郎出合を過ぎ少しすると要塞のような真砂沢ロッジが見えてきました。最後の箇所は念のため夏道を行きましたが気を付ければ雪渓通っても大丈夫そう。これまたさんざん話に聞いていた真砂沢ロッジに到着！ようやく来れました〜。まずはビール飲まれと乾杯☆そして上げたワインでも乾杯。いやいやすごい所です。目の前がこの大雪渓。要塞の如くも、冬は雪崩や大積雪でやられる厳しい環境だからこそのこの陣容なんですね。暫くすると雨が降ってきました。大気が不安定みたい。ちなみに翌々日には仲間と弟がここを訪れる予定のため、もう1本のワインとブルーチーズを小屋に託しました。(後日、美味しく頂きましたとの御礼の電話が(笑)
そして嬉しいことにお風呂がついているのです。かけ湯ですが、水がじゃんじゃん出るのでこんなことができるみたい。汗だくの体にお湯をかぶり、ありがたかったです。夜ご飯はカレー。部屋は今回は人数の関係もあるのでしょうが男女別にしてくれました。女子に優しい?!男性陣はきつそうでしたが私はゆったりと布団を敷いて寝ることができました。
＜2日目＞
この日は阿曽原温泉小屋まで。さえきさんに聞くと休憩入れて10時間かかると。これは気合を入れねば。朝食弁当を持たせて頂き出発です。5時過ぎに出ましたがもう殆どの人が出発してしまってました。すぐの雪渓、朝で固くなっており少しコワかった。アイゼンなしだったのでゆっくり行きました。雪は難しいなぁ。1時間ほどして二股の吊り橋にてちまきを食す。日本で唯一の氷河に認定された三ノ窓雪渓が見えてきました。噂に名高いチンネ左稜線も。うわー尖りまくってます！
ここからの仙人新道は急登なのですが、尾根に出ると左手に三ノ窓、小窓、チンネ、北方稜線、右手に後立山と、絶景のもと歩けます。更に登って仙人峠へ、ん、峠？倒れた標識があるだけでしたが仙人峠から木道を下りてまずは仙人池ヒュッテへ。峠と木道から見える後立山きれい〜。足元はチングルマのお花畑、この辺りはほんとに眺めがよかったです。今回の目的の一つ、仙人池では裏剱の逆さ剱。紅葉の季節は写真を撮るため大勢の人が押し寄せるそうですが、今回は静かな池でした。空が青くないのは残念でしたがまぁまぁよく撮れたかな?!宿泊して朝焼けを撮るのもいいそうです。しばし畔で堪能しました。
仙人温泉小屋までの道に長い雪渓が。斜度もあり下るのはまだしも、登ってくるのは大変そう。登ってくる人いましたが‥。アイゼン効かせてがしがし下りました。相棒さんはノーアイゼンでうまく歩けるものですね。途中から夏道へ入り下っていって仙人温泉小屋に到着〜。これまたびっくりな場所に建ってました！なぜこんなところに小屋が？みたいな。今回は入れませんでしたが、日本有数の景色と立地の露天風呂でしょう。泊まってゆったりするのもよさそうでした。
仙人湯〜仙人ダムまでは雲切新道といって2007.7月に開通した道です。こちらから向かうのは下り。ですが、超きつかった‥。振り返ってみて今回の山行の一番キツかったとこでした。急坂、ロープ、クサリ、梯子あり。足に堪えました。しかしこの道を作るの本当に大変だっただろうなぁ。。仙人谷ダムの中を通ります。仙人ダム上が旧日電歩道との分岐になっているとのこと。トンネルの中を通ったり、電車の線路やら関電宿舎やら、山の中とは思えない景観におもしろびっくり。
でもってダム後の最後の急登がまたしんどかったです。ここでさらに体力消耗、ラストは水平歩道で、少し下がって阿曽原温泉小屋に到着！！いやぁきつかった！結局9時間半。まぁまぁなタイムでささきさんに大したもんだと言われましたが。あーつかれた！
阿曽原温泉露天風呂はまじ最高でした。こんな囲いもない大自然の中、ありのままの姿で〜、、今まで入った温泉で私の中ではベストです。暫く一人だったしで優雅にのんびり至福の時を過ごしました。それに加えて夕食が思いのほかごちそう。そうめん、天ぷら、などなど。食材もよくって料理も上手で美味しかった〜♡（実は着いたらそうめん作ろうとザックに3人前入っていたのですが結局食べられないままで）。腹ペコ相乗効果もあり一気に食べてしまった。まさかのスイカのデザートにも歓声が上がっておりました。そのあと雲切新道や阿曽原温泉小屋のDVDを鑑賞、行くまで知らなかったのですがこの小屋は毎シーズン終わると解体し、始まりにまた建てているそうです。それだけ過酷な環境の中にあるってことなんですね。今の時期はすいていますが、黒部ダムからの下ノ廊下が開通するとそこめがけて沢山の登山客が来るそうです、その時のメニューはカレー(名物と)。というわけで今回我々は広々部屋でゆったりでした。
＜3日目＞
最終日。本日は下ノ廊下は水平歩道の日。小屋のお姉さん曰く5.6時間掛かるとのこと。小屋から少し急登ですがその後はひたすら水平歩道（所々水平じゃないですが）。手持ちワイヤーがあるところは特に落ちたらアウトのとこで要注意で手を掛けます。幅は余裕であるから普通に歩けば問題ない筈なのですが、万が一、があると数百メートル真っ逆さまでこれにて一貫の終わりです。水平なのできつくないはずなんだけど、持続する緊張感と、距離の長さに、疲労しました。トンネルはヘッデン必須なのでお忘れなく。まぁそれにしても黒部の険しい中によくもこんな歩道を作ったものです。写真じゃ伝わらない大自然の険しさ、厳しさ、迫力を感じました。
水平歩道、早くから欅平駅のアナウンスの音や電車の汽笛が聞こえてきているのに、行けども行けども着かず、最初は写真撮ったり景観に騒いでいたけど段々飽きてきて‥。やっぱ少しは変化のある道の方がいいのかも。前日の下りの影響で足もだるだる。長く感じました。水平歩道終点から欅平までの下りも最後の最後で足場の悪い急な坂で、ようやく欅平に着いたときはへとへとでした。観光客多く、汗だく汚い疲れ切ったうちらとのギャップ(笑。おつかれさまでした！！
今回の山行は、今までにないものでした。雪渓あり、峡谷あり、崖あり、奥深い山の厳しさと力を感じました。山小屋も山小屋を営む人もそれぞれ特徴がありすごく楽しかったです。ピークがないっていうのも今までにないかな。ちなみに2泊ともお風呂付き☆これさいこう。また、仙人〜欅平間で蛇に7匹遭遇したことを追記しておきます。種類は不明××
また黒部にこられ〜(^o^)丿