宮之浦岳-永田岳(ヤクスギランド-白谷雲水峡)
- GPS
- 16:41
- 距離
- 38.8km
- 登り
- 2,536m
- 下り
- 3,543m
コースタイム
- 山行
- 15:21
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 16:40
天候 | 晴れ!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山は白谷雲水峡からバスを使う予定だったが計画ミスって間に合わず。 仕方ないので楠川まで自力で歩いて降りた。ちなみにバスの最終は16:10なので注意。 レンタカーは翌日バスで回収する予定。 (ヤクスギランドへは周回している普通のバスの合庁前で乗り換え、ヤクスギランドへ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に水場は豊富。トイレは携帯トイレブースが基本なので準備する必要あり。 ◆ヤクスギランド〜黒味岳 ・ヤクスギランド内は階段、木道などがしっかり整備されている。 ・花之江河登山道は地味にルーファイが難しくピンクテープとGPSをハイブリッドで活用。途中悩んだり戻ることもしばしば。 ・花之江河から黒味岳は整備完璧で全く問題なし。黒味岳へは分岐でザックをデポしている人が多かった。 ・黒味岳はちょっとマイナーなので人は少なめ。 ◆黒味岳〜宮之浦岳 ・アップダウンがあったり登山道が川になっていたりと変化に富んだルートだが明瞭で歩きやすい。木道は若干滑る。 ・宮之浦岳の山頂はそれほど広くないしその割に人が多いので落ち着かない印象。 ◆宮之浦岳〜永田岳 ・一旦200mほど落として150mほど上げる。 ・ルートは明瞭で歩きやすい。 ◆永田岳〜縄文杉〜ウィルソン株〜大株歩道入口 ・永田岳から宮之浦岳方面にちょっと戻って縄文杉方面へ降りる。 ・この区間も整備はバッチリで歩きやすい。 ・新高塚小屋は通過時点で無人だった。高塚小屋は人が少し。テントも張ってあった。 ・縄文杉まで来ると木道が完璧に整備されていて観光客仕様になってくる。歩きやすい。 ・縄文杉を過ぎると観光客が増えてくる。 ◆大株歩道入口〜楠川分岐 ・トロッコのレールに沿って快適に木道を歩く。走れる。 ◆楠川分岐〜白谷雲水峡 ・かなり歩いた後の登りが堪える。 ・ルートは明瞭なので問題なし。 ・見せ場の杉や岩がたくさんあるのでゆっくりしたい。(自分は時間切れでできなかった) ◆白谷雲水峡〜楠川 ・駐車場の先から左の谷に入っていく。 ・ルート上部はわかりづらい。ピンクテープ依存。 ・林道に合流してしまえば後は下るだけ。 |
写真
感想
雪が降らないので屋久島に来た。
9月に計画していたが狙ったように大型台風の直撃を受けてキャンセル。
冬の屋久島もいいらしいが山スキーで忙しくなる前に行ってしまおう!ということでうまく勤労感謝の日を絡めて屋久島に飛んだ。
目当ては宮之浦岳。百名山95座まで来てるのでそろそろ登っておきたい。
逆に言うとモチベーションはそれだけで心底いきたいと願っているわけではなかった。
それでもどうせ行くならガッツリ歩くぜ!ってことで屋久島三山(宮之浦岳、永田岳、黒味岳)を一気に登るルートを計画した。
レンタカーでヤクスギランドに向かい、花之江河〜黒味岳、宮之浦岳、永田岳の三山をピクったら観光客モードに切り替えて縄文杉、ウィルソン株、白谷雲水峡を楽しむ。完璧じゃないか。
夜中2時にヤクスギランドをスタート。こんな時間には誰もいない。そもそもヤクスギランドから登る人も少ないのかも。
みんな普通は淀川スタートなんでしょうね。
そして思ったよりこのルートは手ごわかった。藪が薄いので一見どこでも歩けそうに見えるが道を外すと復帰は大変。ちゃんとGPSとピンクテープを見ながら歩かないといけない。ということで意外と時間を要した。
黒味岳に着いたのが8時。遅い。この時点で帰りのバスがヤバいのでは?と頭をよぎる。
だが最悪歩けばいいやと楽観モードへ。いつもロングをやっているとこういう時にビビらなくて良い。
黒味岳はマイナーで素晴らしいピークだった。人も少なくてすれ違った人は6人程度。でっかい岩の上に乗って360度の眺望を楽しむ。もちろん屋久島なので周りは全部海!これから向かう宮之浦岳や永田岳を横から眺めると既に登った気分になってくる。
スライドしたガイドさんが「こんないい天気なのは珍しいですよ、いつもは風も強いので写真撮ったら即撤退です」と言っていた。いつもは自分がそのパターンになることが多いのに今回は真逆。ガス男卒業ってことなのかな。
さて次は宮之浦岳へ。
花之江河登山道に比べればどこもめっちゃ歩きやすい。さすが水の山ということで登山道が川になっている箇所がいくつもあったが問題ない。宮之浦岳に至るまでに多くのピークを踏んだり眺めたりしたがどのピークにも岩が乗っかっているのが面白い。こんな山他にない。既に屋久島の山に魅了されつつある自分がいた。
しかし宮之浦岳はやはり人が多かった。山頂も広くないし長居する雰囲気でもない。
標柱の写真だけ撮ったら撤収、次の目的地である永田岳に向かおう。宮之浦岳から眺めた永田岳は圧倒的な存在感を放っていた。まるで恐竜の足みたいだ。
それにしても人が少ない、みんな淀川から宮之浦岳のみ踏んで降りるのだろうか?
永田岳も貸し切りだった。いやここ最高でしょう。九州本土の開聞岳も見える。しばし景色を楽しんだら元来た道を戻る。
分岐まで来ると女性がひとり立っていた。あ、この女性は黒味でもスライドしたしその後もパスさせてもらった方だ。本日3回目。
どうやら永田に行くか悩んでいる様子だったので「貸切だし良いピークなので是非!」と背中を押させてもらった。
女性のソロテン泊ということですごいなぁと思った。
あとは下山して終わり!と言いたいがここからが長かった。
縄文杉は貸切!ウィルソン株も3人のみということで時間が遅かったのが功を奏したのか人気スポットはガラガラだった。
大株歩道入口まで降りるとなんとトロッコのレールが敷かれていた。おおー下の廊下みたいじゃないか。
違うのはトロッコに乗るわけではなく自分で歩かなければならない点。いやー長いけどなにか電車ごっこしてるみたいで楽しい。小走りで疲れも忘れてはしゃいでしまった。
楠川分岐まで来たら白谷雲水峡まであと少し…と言いたいところだがなんとここは最後の登り返し区間だった。250mも!
もう結構ヘトヘトなんですけど…そして最終バスに間には合わないことが確定。でも暗くなると面倒なので早く歩こう。
白谷雲水峡もガイドハイカーが一組いただけで静かだった。
案内所に到着してタクシーを呼ぼうと試みたものの既に出払っていてアウト。自力で海まで降りるしかない。
まあ公共交通機関なんか使うなってことだな。はいはい、いつも通り頑張りますよ。
途中民宿の親父さんから電話がかかってきた。心配してくれるってありがたいけどゴメンナサイ。
勢いでほっともっとまで歩いて弁当買い出し。ゴールが弁当屋ってどうなのよ?
結局下山は19時過ぎ、ヘッデン下山になってしまった。
そういえばウィルソン株で会った方が荒川登山口まで降りてタクシー呼ぶって言ってたけど大丈夫だったのだろうか?(きっと駄目だったんだろうな)
自分と同じく海まで歩く羽目になったのかもしれない。
まあ少し波乱万丈だったが屋久島らしからぬ晴天に恵まれ360度の眺望を楽しめたので100点満点ということにしよう。
コメント
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屋久島への遠征、お疲れ様でした。
教えてほしいのですが、下山後の車両回収はどのようにされたのですか??
私は楠川に宿泊していたので朝8時50分頃のバスで合庁前まで行き、そこで紀元杉行きのバスに乗り換えてヤクスギランドで下車しました。
料金も1200円ほどなのでタクシーより安くてお得です。
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