越百山から空木岳 豪雨・暴風・濃霧の縦走
- GPS
- 17:29
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,482m
- 下り
- 2,495m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:55
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:50
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:45
8/13 伊奈川ダム上駐車場9:40-10:35福栃平10:45-11:30下のコル
-12:30上のコル-14:35越百小屋(泊)
8/14 越百山6:00-6:50越百山7:05-8:25仙涯嶺8:35-8:45崩落地9:00
-10:15南駒ケ岳10:30-10:50擂鉢窪分岐-11:15赤榔岳11:15
-12:35空木岳12:45-12:50駒峰ヒュッテ(泊)
8/15 駒峰ヒュッテ6:25-6:30空木岳-7:45木曾殿小屋7:55-8:05義仲の力水8:10
-8:30見晴台-8:55八合目-9:25仙人泉9:30-10:10北沢
-11:05ウサギ平11:15-11:40金沢土場-13:10伊奈川ダム上駐車場
天候 | 8/13 曇ときどき晴 一時雨も 8/14 終日雨 風も強し 8/15 雨 風も強し 下山後は一時晴天も |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中央アルプス南部の主稜線で道ははっきりしています。 仙涯嶺の下が崩落というHOT情報があり、縦走が危ぶまれましたが、 行って見れば特に問題はありませんでした。 通行規制も翌日には解除されたようです。 |
写真
感想
台風一過の青空を期待したのですが、
秋雨前線もどきが居座り、あいにくの天気となりました。
それでも、天気予報の急変に合わせて1日早く出発した甲斐があり、
初日は曇天ながら、越百小屋から越百山や南駒ケ岳を展望できました。
おまけに小屋主さんが「明日は天気だよ」って言うので、さらに舞いあがって。
夕方、WV誌の取材班の方々が越百山から下りて来られて、
仙涯嶺の先で崩落があるとの情報。
残った足場を何とか渡ってきたが、残りはいつ崩落してもおかしくない、
何人かは渡れるがいつ崩れるかはロシアンルーレットだとのこと。
「え〜。ここからひきかえすのかぁ」と、一気にテンション下がります。
越百小屋は収容30人と小さな小屋ですが、
この日は天候のせいか、宿泊はさらに少なくわずか10人。
伊奈川ダムの駐車場に前夜泊して、朝一で登ってきた隣町四条畷からのご夫妻。
yos達と前後して登ってきた大阪からお兄さん2人。
東京から単独行のお兄さん。
それからWV誌の3人。
WV誌の小屋取材も混ざりながらも、和気あいあいと夕食。
山の中を感じさせない手間暇かけた美味しい食事です。
夜はコーヒー(yosは焼酎)を飲みながら談笑。
小さな小屋ならではの気配りのきいた居心地のいい小屋でした。
翌朝は雨。夜半からけっこう降っていました。
まあ予定どおりなのですが、小屋主さん期待持たせないでよ(^^;
とりあえず越百山に登り、仙涯嶺の崩落地を見て判断しようと出発。
越百山はガスの中。
先行していた東京さんと仙涯嶺へ。
その先、件の崩落現場まで足を延ばします。
絶壁の足場が崩落して土が雪庇状に残っているとイメージしていたのですが、
足場の下が抉られているわけではなく、すぐに崩落するとは思われず、
また仮に崩落しても1~2m下で止まりそうです。
結果、問題なく通過し、
仙涯嶺にザックをデポってきた東京さんを待って先を進みます。
稜線は険しく、晴れていれば素晴らしい展望が楽しめるのでしょうが、
風雨はますます強く、視界はほとんどありません。
ガスの中に岩峰が現れるたびに、晴天時の光景を想像するばかりです。
下から吹き上げてくる雨風に濡れねずみになった頃、ようやく空木岳に到着。
3年前の大展望を思い出しながら駒峰ヒュッテに転がり込みます。
駒峰ヒュッテは避難小屋ですが、明るく開放感のあるきれいな小屋です。
シーズン中は管理人さんもいてビールが買えるのが最高です(笑)
人気の小屋ですが、この天候では宿泊は少なく、
木曾殿小屋をキャンセルした東京さんの他、京都の忍者さん、
東京から来た沢ママさん、静岡からの山グルメママさんお二方、
神戸のユーハイムさん(神戸のドイツ人というので勝手に名づけてしまいました)
と、yos達を含めて総勢8名。
昼食から夕食まで延々飲み食いしながら楽しく歓談し続けてしまいました。
3日目も雨。
朝食は好物の棒ラーメンでちょっと嬉しかったのですが、
まだ濡れたままのザックを見ると気が重くなります。
ユーハイムさん、忍者さん、東京さん次々に出発していきます。
で、静岡の山グルメさん達はビールを注文しています。おいおい。。
笑いながら出発。
空木岳の岩場を越えて木曾殿越を目指して急降下していきます。
正面から雨が吹き上げてくるので、木曾殿小屋に着く頃には早くもずぶ濡れです。
ここから先は森の中なので、風がない分ちょっと楽かなと思ったのですが、
暑い。たまらない蒸し暑さでへろへろになりながらうさぎ平に到着。
ここから雨の上がった林道を下って行きますが、長いこと遠いこと(泣)
谷を挟んで駐車場が見えたときの嬉しさは格別でした。
今回も天候に恵まれず、大展望の稜線歩きができず残念ですが、
単純に翌日の好天を祈ったり、縦走路崩落の情報に一喜一憂したり、
いつもと違う楽しみ方をしたような気もします。
荒天の中を縦走できたこともいい経験になりましたし。
でも、次はやはり青空がいいですね。
風雨に祟られ、過酷な稜線でしたが、酒を十分に楽しむことができたこと
は満足じゃ。。
駒峰ヒュッテの中で主のように寛いでいらっしゃいましたね。
はなびら茸ごちそうさまでした。
とても美味でした。さすが忍者食(^^
またどこかでゴチしてください。
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