ぐるっと南アルプス(南部)〜荒川三山・赤石岳・聖岳 縦走
- GPS
- 80:00
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 3,378m
- 下り
- 3,345m
コースタイム
8:50椹島ー12:30清水平ー16:00千枚小屋
■2日目
4:45千枚小屋ー5:30千枚岳ー6:15丸山ー7:00悪沢岳ー8:07中岳ー8:17前岳ー9:20荒川小屋10:10ー10:40大聖寺平ー11:45小赤石岳の肩ー12:10小赤石岳ー12:45赤石岳ー14:10百間平ー14:40百間洞山の家
■3日目
5:00百間洞山の家ー6:20中盛丸山ー7:10小兎岳ー8:10兎岳避難小屋ー10:40聖岳ー14:00聖平小屋
■4日目
4:50聖平小屋ー5:50岩頭滝見台ー6:20吊橋ー8:00聖沢吊橋ー9:00聖沢登山口
天候 | 12日:雨、13日:晴れ、14日:雨、15日:霧雨のみ晴れ(山頂は雨も思われる) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:聖岳登山口〜畑薙ダム臨時駐車場:井川観光協会の送迎バス利用 |
その他周辺情報 | ・新東名新静岡ICより県道27号・189号・60号で畑薙第1ダム臨時駐車場へ ・東海フォーレストのバス 畑薙第1ダム臨時駐車場より椹島ロッジまで無料送迎。3,000円支払い、山小屋泊時に差し引いてもらえる。 http://www.t-forest.com/alps/index.html ・井川観光協会のバス 19人乗り 聖平小屋・茶臼小屋・横窪沢小屋利用者は無料乗車(10:00と13:00発) http://ikawa.ooi-alps.jp/tozan/course.asp ・市営赤石温泉「白樺荘」 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(6)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
ライター(1)
ナイフ(1)
保険証(1)
飲料(2l)
トレペ(1)
三角巾(1)
バンドエイド(5)
タオル(2)
携帯電話(1)
計画書(2)
雨具(1)
防寒着(2)
スパッツ(1)
手袋(2)
ビニール袋(5)
替え衣類(5)
シュラフ(1)
ザックカバー(1)
クマよけ鈴(1)
食器(2)
水筒(1)
時計(1)
日焼け止め(1)
非常食(1)
|
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共同装備 |
テント(1)
テントマット(1)
コンロ(1)
ガスカートリッジ(2)
コッヘル(鍋)(1)
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
ラジオ(1)
カメラ(1)
ポリタンク(1)
|
感想
今年の夏の縦走は、日本百名山4座を回る南アルプスの南部にしました。
■1日日
当初は、10日の夜に畑薙ダムに到着し11日からの入山の予定でしたが台風の影響で1日ずらし12日より入山。台風一過での好天に期待していたが、生憎の雨。
しかも雨足強し。気の乗らない中、椹島を出発。非常に蒸し蒸し。途中何度となく、中止が過ぎるが足だけは前に動かしてる感じです。
何とか清水平に到着した時に工程の半分を越したことを認識します。
千枚小屋の到着とともに、雨が止んだが、濡れた雨具などを乾かすため、躊躇なく山小屋泊を選択しました。小屋到着後は雨もなく、夕暮れ後は富士山のシルエットが見えました。この時点で、光岳への計画はどうでもいいモードに。
■2日目
本日は、唯一の好天日の噂が。早朝より小屋から御来光・富士山がバッチリ見渡せます。全く乾かなった衣服を身にまとい、2日目スタート。
山小屋を出ていきなりの急登でしたが、ゆっくり歩きます。樹木の中から昇りゆく太陽と富士山を見ながら歩きます。やはり天気のいい中を歩くのは気持ちいいものだ、とつくづくと。思いの外、順調に千枚岳、丸山、悪沢岳へと到着。晴れ間のありがたさが身に沁みる感じです。
途中、カップルの女性の防止が飛ばされて僕の目の前を過ぎるがキャッチできず。
目に見える木の枝の引っ掛かるが急斜面の木の上で手が出ません。気の毒なことをしました。
荒川小屋では、名物荒川カレーに惹かれながらも、持参した食料を消費したく断念。代わりに1切れ100円のスイカをいただきながら、昼食を兼ねた大休止。
ここから赤石岳は500mアップ。普通に登山です。ゆっくりリスタートします。大汗を掻きながら何とか小赤石岳の肩に到着。天気がよく風も強いので、昨日乾かしきれなかった雨具をザックにつけて歩きます。前を行くパーティの「雷鳥」という声に引き寄せられ、見事撮影に成功。気持ちのイイ稜線を赤石岳に向かいます。
赤石岳に着く頃には少し雲行きが・・・・・。馬ノ背の当たりで雨があたりはじめ、折角乾いた雨具を身に纏う。1日もたなかったと憂いたが、少し経つと雨が収まり晴れ間も。雨具を脱ぎさり、百間洞山の家へ急ぎます。
本当はこちらの小屋に宿泊したかったのですが、テントを担ぐだけでは癪なのでテン泊に。が、テン場から水場とトイレのある小屋まで遠い遠い。
やっぱりトンカツ食いたかったな。
■3日目
下界の予報は午前中は曇、午後から雨とか。
で、スタートした3日目。
小屋を出た時は霧雨程度でしたが、標高を稼ぐに連れて・・・・・。雨というか完全に雲の中に入って水蒸気に巻き込まれている感じで、昨日の好天が嘘のように周りは何も見えず。中盛丸山・小兎岳、兎岳とパス。ここから最後の難関聖岳です。
ガスで何も見えず、勝手に思い込んだピークで落胆を繰り返す。後ちょっとかな、と思いつつも集中力が途切れ休んでいると、江東区のAさんから励ましのお言葉。
有難かったなぁ。聖岳でお互いに山頂写真を撮り合い、戦友気分に。
丁度、日本縦断山岳レースが開催されていたようで、山頂で待つ方に望月さんの所在を尋ねられるが、その方ご自身を存知ておらず失礼してしまいました(後で伺うところ地元の山の世界の大有名人のようでお恥ずかし限りです)。
天候の回復も見込めず、聖平へ下山を開始。下山開始とともに、明らかに雨が降り始め、それが強い降りでして・・・・・。小聖岳を過ぎるころには完全に集中力は途絶え、聖平では小屋泊を内定。小屋に到着したころは降りも強く、躊躇なく小屋泊の申込書に記入しました。
■4日目
予定どおり!?光岳はパスし、この日に下山へ。どうやら前線が大活躍で天候の回復は見込めないようだ、というのが自分への言い訳。
前夜の小屋で仲良くなった姫路のMさんと下山を開始します。途中、これまた前夜の小屋で仲良くなった苫小牧のSさん親娘とカメラスポット毎に遭遇。
更には、同じく浜松のNさんも加わり3名パーティのように下山。
が、途中やってしまいました。
足をうっかり滑らせそのまま九十九折の登山道の斜面を5〜6mほど滑落。転げ落ちながら、自力下山はむりなんだろうな、とかどうやったら止まるだろう、と考え、最後に木の幹を掴んでストップ。下から転がる様子を見ていたNさんの話によると、,舛磴鵑伴け身をとっていた、大きいザック(75L、20kg)でクッションになっていた(一番危険な岩の上をザックで受け止めていた)、のが幸いしたようです。
止まったところが登山道で少し切傷があった程度で、他はなんともなく、心強いお二人のお陰で無事下山完了しました。
結局、晴れたのは2日目だけでしたが、結果オーライ。下山時のハプニングは自分には起こり得ないことと、過信していたので、今後の戒めとします。
2年ぶりの、ソロ縦走でしたが、今回も多くの出会いがありました。
まずは、4日目の滑落時に居てくれて心強かった姫路のMさん、浜松のNさん。
聖平小屋では、なんと北海道時代に一緒に登っていたKさんが共通の友人だったSさん親娘。3日目の縦走路で、ほぼ同じタイミングで歩き、山頂を踏んだ江東区のAさん、皆さんには励まされ、助けられました。
また、初日の千枚小屋(素泊まり小屋は「百枚小屋」ですが)から、要所要所でご一緒の秦野在住の彼と、山梨の彼(白樺荘で再会できましたね)、それから2日目の縦走からご一緒だったオレンジのカリマーのザックの方は予定通り光岳まで足を伸ばして、100名山98座目とのこと。秋には残り2座は達成ですね。
それから聖平小屋で隣だった前日に光岳で100名山を達成したお父さんと。
終わりよければ総てよし、いい山旅でした。
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