北岳(池山吊り尾根)
- GPS
- 52:49
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 3,796m
- 下り
- 3,794m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 6:42
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 11:26
天候 | 毎日ぴぴぴーかん |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に5〜10冂度の積雪でトレースがありよく踏み固められていた。 つり橋を渡り林道へ上がる箇所と八本歯のコルのクライムダウンが積雪状況によってはロープが必要 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉:やまなみの湯 食事:甚六 |
写真
装備
備考 | 樹林帯から稜線となり、コースを通して雪面を横切る動きや雪崩の危険性が高い箇所を通行する可能性は低いため、アバランチセットは携帯しなくてもよかったと思う。 |
---|
感想
以前から歩いてみたかった厳冬期北岳。
山行中好天に恵まれて、かなり優しいコンディションで最高の景色をみせてくれた。
当初は2500mの幕営適地で設置予定だったが、急登に体力を消費したこと、小屋が空いてたことで小屋泊を即決。水を作ること(森林限界まで雪の上に落ち葉でゴミ取りが難儀)とその後のコース(2600mまでそこそこ急で全装は大変)を考えるとよい判断であった。
備忘録的にコースの感想を記す。
・夜叉神峠〜野呂川下降点
林道長い。途中のトンネルはヘッデン必須。たまに工事車両が通過するので注意。
・野呂川下降点〜鷲ノ住山〜野呂川吊橋
凍結はあり、チェーンスパイクを装着。道幅が狭い。鷲ノ住山〜吊橋までは400mを一気に下る。帰りのことを考えると憂鬱。
・野呂川吊橋〜アルキ沢橋登山口
吊橋渡ってから林道に出るところもなかなか急で全装を背負って登り降りは注意が必要
・アルキ沢橋登山口〜1900mの稜線にのるまで
急。積雪があるがチェーンスパイクで十分。
・1900m地点〜池山小屋
等高線よりも緩やかな印象。それまでが急だったからか?池山小屋の水場が出ているかは未確認。幕営適地多数あり。
・池山小屋〜城峰〜ボーコン沢ノ頭
城峰の手前の直登とボーコン沢ノ頭までは急登。幕営適地多数あり。
・ボーコン沢ノ頭〜八本歯のコル
穏やかな稜線。ここから白根三山が見えるようになる。日の出と美しい山なみで元気になる。幕営適地多数あり。
・八本歯のコル〜北岳山頂
八本歯のコルは積雪次第で難易度が変化すると思われる。クライムダウンの箇所にはトラロープが設置されているが、心許ない。岩が露出していれば、ホールドは豊富で容易であったが、積雪が多いときは懸垂下降が必要と思われる。梯子の登りについても同様で、積雪次第でロープを出してスタカットで登攀する必要があると思われる。主稜線から先は西から風が強烈だがピークまで危険個所は特になし。
せっかくの3連休なのでガッツリ歩こう企画で、厳冬期ルートの池山吊り尾根で北岳へ。
ながーい林道歩きから、鷲ノ住山へ登り、そこから400mの急な下り。早くも帰りが憂鬱になるが、明後日の事は忘れよう。歩き沢橋まで歩いて、ここから800mUP、急登すぎてヨタヨタ歩き。。。今回も食担で、晩飯を重量級なお餅とおでん🍢にしたことを後悔、カロリー少ないし。
当初は城峰あたりでビバーク予定だったが、池山小屋が空いてたので小屋泊に変更。ティータイムとすき焼きを楽しんで就寝。
3時起き4時発で真っ暗な中出発、寒すぎて足の感覚がずっと無く、早く太陽が出てくれる事を祈りながら黙々と高度を上げる。とにかく足の感覚が戻らない。。。樹林を抜けると夜が明け始めそうな良い雰囲気🌄!!だけど、感動より寒いが勝つw
とはいえ天気良すぎるので写真撮りながら進む。稜線に出ると風もあり、寒すぎてカメラ📷を同行者に託してひたすらお湯を飲む。
太陽が出てきてからはポカポカ☀
ほんと太陽がありがとう!!!!☀☀☀
ボーコンから八本歯までは広い稜線、トレースバッチリだし雲が出てくる様子も無いのでゆっくり進む。八本歯の下りは、雪が少なくトラロープと岩が出てたのでロープ等出さずに降れた。ハシゴも埋まってなかったので今回は問題無かった。
最後の稜線は風が強かった?(強いと思ったけど恐らく5m/sくらいなのでアルプス的にはそよ風)が、あとちょっとなのでウキウキルンルンで歩いて、登頂🏔山頂は無風でいつまでも居たい気分だった。寒かったけど。帰りも同じルートを歩いて下山。ちなみに出発早々に無くなった足の感覚は帰りの樹林帯でようやく戻った。身体はポカポカなのに足の感覚だけ戻らなかったので靴の中で指取れてるかと思ったけど、付いてて安心。終始雲☁がほぼ無くて無風快晴で最高だった。小屋に戻って餅とおでんを食して就寝。
最終日は鷲ノ住山へ登り返しに苦しめられたが無事下山。初の北岳、初の雪山で2泊以上の山行、初の雪山で3000m超えと初めてが満載だったが、心強い体力マンと先生たちのおかげで怪我なく帰ってくる事ができた。ありがとうございました
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