城山・御岳山《多摩100山》
- GPS
- 07:05
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,813m
- 下り
- 1,834m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
終点:同古里駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
地形図に登山道のない尾根も踏み跡がある |
写真
感想
青梅線の電車を鳩ノ巣駅で降りた。多摩川を渡り坂下集落から地形図に登山道の記載のない尾根に取り付くとしっかりした登山道があり一安心だ。樹林帯を只管登り標高650m位で奥多摩線5号の送電鉄塔があった。更に登ると50分足らずで多摩100山の城山(760m)に達した。「じょうやま」と読ませるようで城跡ではないようだった。3等三角点「海沢城山」が設置され、奥多摩主稜線への支尾根にしては存在感のある山で展望が得られないのが残念だった。
北に下り切った処は小楢峠で地図にはないが上坂(あがっさか)からの道が越えていたようだ。登り返すと直ぐにタワ山(691m)で展望もなければ山頂標識もないピークだった。小さなコブを3つほど越えると大楢峠で上坂から御岳山に到る林道が越えていたが両方向とも通行止めになっていた。林道で分断された尾根に這い上がると林道から登山道があったのか道が現れた。西からの尾根が合流する地点は中目木山(836m)で此処も樹林帯の中、ピーク性はなく山頂標識もなかった。P961は単なる標高点かと思っていたが、ピークの木に小さなプレートがあり「黒薙窪の頭」と記されていた。次の小ピークで一旦1,000mを越え最後の登りで鍋割山(1,084m)に達した。今日の最高峰の山で多摩100山に指定されている。此の後奥の院峰、御岳山と多摩100山が続く。奥多摩主稜線のメジャーな山域となり山頂には2組の登山者が先着しており、ケーブルで上がって来たそうだ。
東へと主稜線を下るとケーブル駅をスタートした登山者に次々行き合った。巻き道分岐から奥の院峰(1,077m)へと岩場の急坂を登った。山頂には祠があり樹林越し鍋割山が望めた。少し下った処に男具那社の社殿があった。奥の院峰は尖った山で下りは結構険しい。登山道の傍らに橘姫の命の祀られた所があり石碑に注連縄が掛けられていた。御岳山の取り付き点に達すると東京都水道局の御岳山原水調整所があった。メインの登山道は東側を巻いているが稜線に道が有り、もしや裏側から直登できるのではと「神苑の森→」の指導標に従って斜面を登ると直ぐに巻き道となり山頂には向かうことなく御岳山の北側を巻いて御岳神社の参道入口に出てきた。正規の道を歩いたほうが近かったが、初めての道を歩けて満足だった。
御岳神社は御岳山(929m)の山頂にあり観光客を交えて大変な賑わいだった。本殿にお参りして裏手に回ると御岳山山頂で大口真神社(おおくちまがみしゃ)の奥に奥宮遙拝所があり、あの尖った奥の院峰を拝むことができた。参道を降りると神代欅があり日本武尊東征の昔からあると云う。狭い稜線に宿坊や土産物店が門前町を形成し、吉野山のような独特の雰囲気を持っていた。門前町を通りケーブル駅方向に向かい富士峰(883m)に登った。山頂には産安社(うぶやすしゃ)があり夫婦杉、安産杉、子宝檜等の注連縄の張られた大木があった。日溜まりのベンチで昼食を摂りゆっくりした。リフト沿いに下りケーブル駅に立ち寄ると此れから参拝に行く大勢の人がいた。
富士峰の北側の林道から大塚山への縦走路に戻り、円塚山(まるつかやま860m')に立ち寄る。両側を巻く道が有るが中央の尾根を登って行くと山頂には東屋があり園地となっているが展望は得られない。尾根の両側に道があるが尾根上は墓地でその先で西側の道が尾根に上がってきた。次の大塚山(920m)も展望のない山頂だが3等三角点「富士峰」が置かれていた。中ノ棒山(846m)の尾根から男性が一人登って来た。北西尾根を下り始めると電波塔があり脇を抜け行くと踏み跡があった。15分程で広沢山(848m)に達したが展望もなく北東へと進路を変え下って行った。コンピラ山(722m’)と下コンピラ山(526m)があるが殆どピーク性はなく山頂標識もなかった。テープと踏み跡と思われる処を辿り下って行くと上空に送電線はあるが送電鉄塔がなく一つ西の尾根に入り込んでしまったようだ。急な斜面をトラバースして奥多摩線7号鉄塔に到ると明瞭な送電巡視路となって寸庭(すにわ)集落へ降りることができた。
当初の計画ではこのまま古里駅に向かって終わりの筈だったが行程を2時間短縮しているので丹三郎山にアルバイトすることにした。寸庭川を渡って直ぐの尾根に取り付き急斜面の微かな踏み跡を辿り稜線に乗り上がった処はアタゴ山(380m')で祠があった。愛宕神社かと思ったが中は石仏のようだった。薄越しに展望が良く赤久那山(924m)、三ノ戸山(809m)、ズマド山(690m)や高水三山の惣岳山(756m)が望めた。北尾根にも登山道があるようで鳥居マークの所辺りからも登れるのだろうか。尾根道を潅木の枝が煩くどうなることかと思っていたが寸庭川から送電巡視路が上がってくると道は格段に良くなった。
標高460m位で送電線が横切り、奥多摩線8号鉄塔があった。石積川ノ頭(570m')は展望なく、赤テープに山名が記されていた。丹三郎からの尾根が近づいてくると丹三郎山(667m)で此処も展望は得られなかった。以前は此の山の直ぐ北で登山地図に出ている道を丹三郎へ下ったので尾根を繋ぐべく分岐まで行ってみた。すると分岐には丹三郎集落への下山路だけが示され丹三郎山への道はロープで止められていた。丹三郎山に引き返し北東尾根を下り始めた。標高370m位に11号鉄塔があり、惣岳山が再び望めた。小高い処にある稲荷神社に到るともう下界で万世橋を渡って古里駅に到着した。着くと同時に上り電車が発車してしまい30分待ちで帰路に付いた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する