諸羽山・柳山・蔭山→如意越→大文字山
- GPS
- 04:28
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 598m
- 下り
- 594m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路:京都市バス17号系統「百万遍」〜 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●山科疎水〜諸羽山・柳山・蔭山→如意越え 疎水から諸羽山への登りは、急な直登ルートと緩やかなつづら折れが絡み合うようにあるために分岐がたくさんあるように見えます。諸羽山からは所々に小さな案内表示が木に取り付けられています。特に迷うような所はありませんが、P381の手前の分岐を右に登っていかないで、直進すると山科毘沙門天に下りていってしまいます。 ●如意越えの道に入ってすぐに大規模な伐採地となります。「伐採作業中につき、倒木・落石等、ご注意ください」「危険・立ち入り禁止」の表示がありますが、ロープが張られたりして道を塞いでいるわけではありません。「如意越えの道を通るのは自己責任で気を付けて通ってください、道を外れて伐採地には立ち入り禁止ですよ」ということだと判断しました。実際に、作業されている方が数名いらっしゃいましたが、通行することを止められたりはしませんでした。現在如意越えの道の片側にネットが設置されて、近々両側にネットが設置されるでしょう。ネットが貼り終わると張り紙も取り外されるのではないでしょうか。 (kumakumo追記↓) この領域は通路が細く傾斜しており、柔らかな粘土質の滑りやすい道が続く。 ●航空保安施設〜大文字山山頂〜火床〜銀閣寺 如意ヶ岳の航空保安施設は立ち入り禁止ですから、北側か南側迂回する必要があります。どちらのルートも問題ありません。その後のルートはメジャーなルートですから、まったく問題ありません。 |
その他周辺情報 | 山科疎水公園にはトイレがあります。食料調達は山科駅で。 |
写真
感想
kumakumoが日曜日に用事があり、土曜日の午前中が雨だったので、午後からの山行きということで、またまた大文字山へ。
暗くなってもヘッドライトで安心して下りられるのは、山頂から火床経由で銀閣寺だろうということで、山科からの出発にしました。諸羽山・柳山・陰山を経て雨神社を目指し、如意ヶ嶽の南側の如意越え沿いの伐採地へ。広大な伐採地にkumakumoがどのような反応を示すかと興味がありましたが、雨で足下が悪くて滑りやすく、伐採前の状況を知らなかったのもあり、微妙な反応でした。作業している人が数人いる中で通り抜けるのも気が引けたのもありましたし。
大文字山の山頂では景色が真っ白でした。幻想的な雰囲気で、たまには良いかなと思いました。火床からは景色も堪能し、夕暮れが近くてそそくさと下山しましたが、登ってくる方が数人いて、ライトを持っているのだろうかと心配でした。
沈んでいた街が少しずつ姿を現し始めた。霧が晴れてきたようだ。
雨上がりの山は、眺望が違う。光景が違う。岩が違う。道が違う。
向こうに見える音羽山は自らの胸元に層雲を棚引かせ、低山なれど
も高い山のように見える。
山科から諸羽山、柳山、蔭山や小さなピークに立ち寄りながら、如
意越を歩く。丹色はもともと土の色であるが、冬の濡れた落ち葉こ
そまさに丹色ではないか。
小さな鉄塔「みにら」との1年ぶりの再会をたたえ、山のさまざま
なおもしろコーナーを見つけながら歩くうち、如意越の領域に来て
いた。
なにか人の叫び声が聞こえたかと思うと突然視界が開け、目の前に
広大な伐採地が広がった。離れたところに数人の人。どうやら防獣
ネットを設置しているらしい。
斜面を横切るように通る細い道は、セメント塗りたてのようにぬか
るんでいた。張りたてのネットにできるだけ触れないようにして、
作業靴の跡を一歩一歩踏んでいく。ネットが途切れたところからは、
ネットの入った青い袋や金具が順に置かれていた。
ここは、最近までは倒木地帯だったという。これだけの広範囲に手
つかずの自然が広がっている様は、さぞかし圧巻であったろう。
伐採された木々の切り口は、胸に語りかけてくるようだ。やがて、
いつか小さな木が育ち、どんどん伸びて風に揺れ、音を立てるよう
になるだろう。
遠くが霞んでいるのは、自分たちか霧に包まれているからか。植物
のように大地と直接つながることはできないけれど、こうして大気
の中にいるのだから、ま、いいか。伐採地の縁にいてもここが世界
の中心。
背後で、甲高い鳥の声が響き渡った。
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