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記録ID: 509287
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

後立山連峰縦走(扇沢→鹿島槍ヶ岳→五竜岳→白馬岳→猿倉)

2014年09月11日(木) ~ 2014年09月13日(土)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
80:00
距離
36.2km
登り
4,065m
下り
4,238m

コースタイム

1日目
山行
5:00
休憩
0:10
合計
5:10
8:20
10
11:30
11:40
40
12:20
60
13:20
10
13:30
2日目
山行
8:50
休憩
0:50
合計
9:40
5:30
60
6:30
110
8:20
10
8:30
8:50
180
11:50
12:00
30
12:30
12:50
140
五竜山荘
3日目
山行
10:40
休憩
0:30
合計
11:10
5:20
100
7:20
90
8:50
9:00
50
9:50
10:00
120
12:00
10
12:10
12:20
50
13:10
130
15:20
50
16:10
猿倉荘
天候 9/11(木) ガス(たまに晴れ間)
9/12(金) 晴れのちガス&強風
9/13(土) 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
白馬駅前の白馬館駐車場(8月中旬以降は無料)に車を停め、JR大糸線で信濃大町駅へ。そこからアルピコバスで扇沢まで。
帰りは猿倉からバスまたはタクシー(\3,700)で白馬駅まで戻ります。私は猿倉でお会い方に白馬駅まで送っていただきました。岐阜から来たおじいさん、本当にありがとうございました!
コース状況/
危険箇所等
コースが長いのポイントだけ。
■9/11(木)
柏原新道〜冷池山荘:危険箇所なし。ゆるやかに登り続けるとゴール。
■9/12(金)
鹿島槍南峰〜八峰キレット:岩場の下りですが、難易度はさほど高くありません。
キレット小屋〜五竜山荘:G5,G4から五竜への上りがめっちゃキツい。踏ん張り所。
五竜山荘〜唐松頂上山荘:アップダウンが多く、この日一番キツかった。
■9/13(土)
不帰ノ嶮:北上コースだと垂直に鎖を下るのでかなり怖い。個人的には大キレットや剱岳よりイヤだった。ただし距離は短いので慎重に行けば大丈夫。
天狗の大下り:話には聞いてましたが予想以上に急登でバッテバテ。
白馬三山:全体的にガレ場で、アップダウンも多いのですごい疲れました。
大雪渓:この時期でも軽アイゼン必須。自分は無くて何度も転びました(泣)
その他周辺情報 みみずくの湯で日帰り入浴。晴れていれば露天から白馬三山が見えます。
夕食は白馬の蕎麦や「膳」。ざるそば&ミニ天丼がお勧め。
東京を深夜に出発して白馬駅近くの無料駐車場に停めます。目の前にはオープンしたばかりの好日山荘白馬店。
東京を深夜に出発して白馬駅近くの無料駐車場に停めます。目の前にはオープンしたばかりの好日山荘白馬店。
JR白馬駅から始発電車とバスを乗り継いで、扇沢へ移動。
JR白馬駅から始発電車とバスを乗り継いで、扇沢へ移動。
柏原新道より縦走スタート
柏原新道より縦走スタート
種池山荘まで樹林帯をひたすら登ります。あつー
種池山荘まで樹林帯をひたすら登ります。あつー
山はすっかり秋めいてます。
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山はすっかり秋めいてます。
ガスが切れ、種池山荘が見えてきました。
ガスが切れ、種池山荘が見えてきました。
可愛らしい種池山荘。ピザの販売を始めたそうです。ここで栂池から乗鞍岳(白馬じゃないほう)まで縦走する方とお話し。すごいなぁ!
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可愛らしい種池山荘。ピザの販売を始めたそうです。ここで栂池から乗鞍岳(白馬じゃないほう)まで縦走する方とお話し。すごいなぁ!
爺ヶ岳までゆるゆると登りつめます。晴れろ晴れろー。
爺ヶ岳までゆるゆると登りつめます。晴れろ晴れろー。
ガスが取れた!
爺ヶ岳到着。この旅最初のピークです。
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爺ヶ岳到着。この旅最初のピークです。
もうすっかり秋ですね。
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もうすっかり秋ですね。
本日の宿泊地、冷池山荘。テン場はさらに上ること5分。600円。外トイレは綺麗で快適。水は150円/1ℓ。
本日の宿泊地、冷池山荘。テン場はさらに上ること5分。600円。外トイレは綺麗で快適。水は150円/1ℓ。
ハイマツ帯の中の個室をキープ。風が強かったので安心。この日はガスが取れないのでさっさと就寝。と思いきや、あまりの寒さに夜中に目が覚め、そのまま寝れず。
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ハイマツ帯の中の個室をキープ。風が強かったので安心。この日はガスが取れないのでさっさと就寝。と思いきや、あまりの寒さに夜中に目が覚め、そのまま寝れず。
2日目。明け方までガスでしたが突然晴れてきました。慌てて準備開始。
2日目。明け方までガスでしたが突然晴れてきました。慌てて準備開始。
完璧な御来光でした。
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完璧な御来光でした。
立山連峰が目覚めます。
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立山連峰が目覚めます。
鹿島槍の双耳峰が出迎えてくれます。
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鹿島槍の双耳峰が出迎えてくれます。
朝露のチングルマ。
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朝露のチングルマ。
月と剱岳。
もうちょい
鹿島槍ヶ岳南峰。
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鹿島槍ヶ岳南峰。
昨年縦走した立山連峰。
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昨年縦走した立山連峰。
こちらは一昨年縦走した槍穂連峰。
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こちらは一昨年縦走した槍穂連峰。
今夏に予定しつつ悪天候に阻まれた裏銀座。来年こそは!
今夏に予定しつつ悪天候に阻まれた裏銀座。来年こそは!
これから目指す五竜、唐松、白馬岳。ゴールのあまりの遠さにボーゼン。
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これから目指す五竜、唐松、白馬岳。ゴールのあまりの遠さにボーゼン。
いよいよ八峰キレットに入ります。
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いよいよ八峰キレットに入ります。
ヘリが飛んでます。パトロールかな?
ヘリが飛んでます。パトロールかな?
あれ、今まで歩いてきた道はキレットじゃなかったのかw
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あれ、今まで歩いてきた道はキレットじゃなかったのかw
こんな感じ。そんなに危険ではありませんでした。
こんな感じ。そんなに危険ではありませんでした。
すごい所に立っているキレット小屋。
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すごい所に立っているキレット小屋。
さて、五竜岳まで頑張ります
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さて、五竜岳まで頑張ります
G5→G4→山頂までは岩場と急登の連続。しんどー
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G5→G4→山頂までは岩場と急登の連続。しんどー
縦走路を振り返って。よく歩いてきたなぁ。
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縦走路を振り返って。よく歩いてきたなぁ。
五竜岳山頂。予定よりもいいペース。
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五竜岳山頂。予定よりもいいペース。
五竜山荘が見えてきました。ここでパック牛乳(300円)と水(100円/1ℓ)を補充。
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五竜山荘が見えてきました。ここでパック牛乳(300円)と水(100円/1ℓ)を補充。
まだ時間が早いので唐松頂上山荘まで行くことにします。
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まだ時間が早いので唐松頂上山荘まで行くことにします。
白馬村が眼下に
全然たどり着かない唐松岳。こんなにキツイと思わなんだー。強風とガスも発生し、ハイマツ帯に逃げ込みながら進みます。
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全然たどり着かない唐松岳。こんなにキツイと思わなんだー。強風とガスも発生し、ハイマツ帯に逃げ込みながら進みます。
ばってばて状態で唐松頂上山荘へ。テントは山荘内トイレ込で900円。水は煮沸要で150円/1ℓ。この夜もめっちゃ寒い!起きたらテントが凍っていました
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ばってばて状態で唐松頂上山荘へ。テントは山荘内トイレ込で900円。水は煮沸要で150円/1ℓ。この夜もめっちゃ寒い!起きたらテントが凍っていました
3日目。夜明け前に山荘を出発します。
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3日目。夜明け前に山荘を出発します。
山荘から15分で唐松岳山頂。立山連峰をバックに。
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山荘から15分で唐松岳山頂。立山連峰をバックに。
この日の御来光は残念ながら雲の中。
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この日の御来光は残念ながら雲の中。
不帰2峰南峰より白馬鑓ヶ岳。むむむ、遠いですな
不帰2峰南峰より白馬鑓ヶ岳。むむむ、遠いですな
がくーと切れ落ちてます。ひえー。
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がくーと切れ落ちてます。ひえー。
不帰2峰北峰。北上ルートだと不帰嶮は下りになるので、苦手な方は南下がよいです。
不帰2峰北峰。北上ルートだと不帰嶮は下りになるので、苦手な方は南下がよいです。
けっこう岩場は平気な方ですが、今回は怖かった
けっこう岩場は平気な方ですが、今回は怖かった
不帰嶮を振り返って。
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不帰嶮を振り返って。
次の難所、天狗の大下り。休めるポイントもなく一気に登り詰めます。
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次の難所、天狗の大下り。休めるポイントもなく一気に登り詰めます。
3日間ずっと見えていた剱岳ともここでお別れ。
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3日間ずっと見えていた剱岳ともここでお別れ。
天狗の頭に到着。しんどかったー。
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天狗の頭に到着。しんどかったー。
白馬鑓ヶ岳。想像よりも山体がデカイ!てっきりこれが白馬岳だと勘違いしてました。
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白馬鑓ヶ岳。想像よりも山体がデカイ!てっきりこれが白馬岳だと勘違いしてました。
ガスが立ち込める中、急なザレ場を登ります。
ガスが立ち込める中、急なザレ場を登ります。
げーなにこのアップダウン。白馬三山を完全にナメてました。
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げーなにこのアップダウン。白馬三山を完全にナメてました。
杓子岳。こちらもデカイなぁ。
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杓子岳。こちらもデカイなぁ。
縦走路はガスの中。しかも白馬岳はさらに向こう。
縦走路はガスの中。しかも白馬岳はさらに向こう。
ホシガラスがたくさんいました。
ホシガラスがたくさんいました。
最低コルに到着。この縦走路、本当にアップダウンが多い。
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最低コルに到着。この縦走路、本当にアップダウンが多い。
白馬山荘が見えてきました。パルテノン神殿みたい。
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白馬山荘が見えてきました。パルテノン神殿みたい。
あとひと頑張り。
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あとひと頑張り。
今回の縦走の最後のピーク!時間の都合で1分しかいませんでした。
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今回の縦走の最後のピーク!時間の都合で1分しかいませんでした。
白馬山荘のスカイレストラン。次来るときはここで優雅なときを過ごそう。
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白馬山荘のスカイレストラン。次来るときはここで優雅なときを過ごそう。
ここからは時間と体力との戦い。行くぞ大雪渓
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ここからは時間と体力との戦い。行くぞ大雪渓
すごい人人人。
いよいよ大雪渓に入ります。自分はノーアイゼンのため超鈍足。
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いよいよ大雪渓に入ります。自分はノーアイゼンのため超鈍足。
大雪渓を振り返って。いやはや予想以上に大変でした。
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大雪渓を振り返って。いやはや予想以上に大変でした。
本当におつかれさまでした!
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本当におつかれさまでした!
白馬岳ともいよいよお別れ。また来るよー
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白馬岳ともいよいよお別れ。また来るよー

感想

いよいよ待ちに待った3連休。有給2日をくっつけ、念願の後立山連峰を縦走することにしました。3泊4日テント泊(+予備日)、もし体力に余裕があれば予備日を使って雨飾山もやってしまおうとの欲張りプランです。
初日はガスの中、予定通り冷池山荘まで。眺望はありませんが本番は明日だからいいや〜と思い早めに就寝します。ところが万全の秋山装備にも関わらず、あまりの寒さガクブル!ザックに足をつっこんでようやく寝ることができるくらい。ひえー。

2日目。朝になっても一面はガスだし、予報だと雪が降るかもと言われ、テンションガタ落ちの中、下山も考えながら準備します。ところが夜が明けると最高の御来光!北アルプス、頚城山塊、遠くは富士山まで見渡しながら大縦走の始まりです。
順調に鹿島槍、八峰キレットを越えて五竜岳へ。当初予定の五竜山荘に12:30に到着し、体力に余裕があるうちに予定を変更して唐松山荘まで進むことに決めます。ところが山荘までの道のりがめっちゃキツかった。強風で凍えそうになりながらも何とか到着。人一倍寒がりな自分は日本酒を飲んで身体を温めながら寝袋に潜りこみます。このあたりからテント泊は寒くてツライな〜脚がバカになっても一気に下山する方がまだマシだな〜との考えが湧き出します。そしてこの日もやっぱり激寒!ガクブル。

3日目。起きたらテントがパリパリに凍ってます。ぎょえー。こうなったら時間と体力の許す限り行けるところまで行って、可能なら一気に下山しようと心を決めて出発します。不帰嶮、天狗の大下りは想像通りのツラさ。と言いつつ9:00前には天狗山荘に到着し、これなら今日中に下山できるんじゃないの?と淡い期待が沸き起こります。ところが白馬三山が予想以上に手ごわかった。ザレ場ガレ場の連続で歩きづらいわアップダウンは多いわで、完全になめてました・・・。
それでも12:30までに白馬岳山頂に着けたら大雪渓経由で下山しようと決め、突き進みます。息も絶え絶えになりながらも12:00に登頂。ここからは体力と時間との戦いです。大雪渓を下り、猿倉に無事到着。やり切りました。

後立山連峰は想像以上にアップダウンも多くめちゃんこ疲れましたが、達成感がハンパないです。でももう一回と言われたら、次は絶対3泊4日にします。
温泉で汗を流して蕎麦に舌鼓を打った後は、車を走らせ雨飾山登山口へ向かいます。

雨飾山レポはこちら
↓↓↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-509731.html

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