いつもの通行止めゲートの脇を通り,アシビ谷へ。積雪はうっすら積もっている程度。
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いつもの通行止めゲートの脇を通り,アシビ谷へ。積雪はうっすら積もっている程度。
この時期にアシビ谷に入る人はおらず,当然ノートレース。冬なので減水しているだろうと思っていたが,無雪期と変わらず水量豊富でちょっとびっくり。
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この時期にアシビ谷に入る人はおらず,当然ノートレース。冬なので減水しているだろうと思っていたが,無雪期と変わらず水量豊富でちょっとびっくり。
雪景色のアシビ谷も美しい。冬靴は濡れた岩で滑りやすいので,慎重に渡渉を繰り返しながら進んでいく。
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雪景色のアシビ谷も美しい。冬靴は濡れた岩で滑りやすいので,慎重に渡渉を繰り返しながら進んでいく。
ツボクリ谷の一本手前の,ワリ谷出合に到着。昨年見つけたワリ谷の滝が氷瀑になっているかどうか見てみたかったので,ワリ谷に入る。
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ツボクリ谷の一本手前の,ワリ谷出合に到着。昨年見つけたワリ谷の滝が氷瀑になっているかどうか見てみたかったので,ワリ谷に入る。
植林が自然林に変われば,ワリ谷大滝までもうすぐ。でも,雪の下に結構しっかり水が流れてるな…。これは望み薄かも。
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植林が自然林に変われば,ワリ谷大滝までもうすぐ。でも,雪の下に結構しっかり水が流れてるな…。これは望み薄かも。
おっ,見えてきた,ワリ谷大滝だ。さあ,凍結具合はどうだろうか…。
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おっ,見えてきた,ワリ谷大滝だ。さあ,凍結具合はどうだろうか…。
ワリ谷大滝(15m。前衛の2段の滝も合算すれば30mほど)に到着。残念,しっかり水が流れている。この標高だとなかなか氷瀑にはならないようだ。
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ワリ谷大滝(15m。前衛の2段の滝も合算すれば30mほど)に到着。残念,しっかり水が流れている。この標高だとなかなか氷瀑にはならないようだ。
それでも,滝の周りは多くのツララのシャンデリアで飾られていて美しい。
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それでも,滝の周りは多くのツララのシャンデリアで飾られていて美しい。
アシビ谷本流に引き返し,飛び石を伝ったり,雪の側壁をへつったりしながら,さらに上流へ。ツボクリ谷手前で飛び石が続かない箇所が出てくるが,浅瀬をダッシュして渡渉(完全防水の冬靴+ゲイターならほんの一瞬であれば水中でも浸水しない)。
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アシビ谷本流に引き返し,飛び石を伝ったり,雪の側壁をへつったりしながら,さらに上流へ。ツボクリ谷手前で飛び石が続かない箇所が出てくるが,浅瀬をダッシュして渡渉(完全防水の冬靴+ゲイターならほんの一瞬であれば水中でも浸水しない)。
ツボクリ谷出合いに到着。(右が本流,左がツボクリ谷)
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ツボクリ谷出合いに到着。(右が本流,左がツボクリ谷)
雪に埋もれたケルン。
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雪に埋もれたケルン。
ツボクリ谷も,無雪期と変わらない水量で驚いた。むしろ,ちょっと水量が多いかも?
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ツボクリ谷も,無雪期と変わらない水量で驚いた。むしろ,ちょっと水量が多いかも?
モノトーンの凍てついた風景の中,小滝が連続して掛かる水墨画のような世界に歩を進めていく。
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モノトーンの凍てついた風景の中,小滝が連続して掛かる水墨画のような世界に歩を進めていく。
ツボクリ谷に入ると,小滝を高巻く箇所がいくつか出てくる。この小滝は右岸を小さく巻き上がってトラバース(夏道は積雪で隠れてしまっている)。
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ツボクリ谷に入ると,小滝を高巻く箇所がいくつか出てくる。この小滝は右岸を小さく巻き上がってトラバース(夏道は積雪で隠れてしまっている)。
切り立った斜面のトラバース。無雪期ならなんでもない高巻き道だが,積雪があると慎重にならざるを得ない。
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切り立った斜面のトラバース。無雪期ならなんでもない高巻き道だが,積雪があると慎重にならざるを得ない。
この滝の高巻きも気を遣った。
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この滝の高巻きも気を遣った。
けっこう急斜面。雪を払って,ホールドになる木の根や岩角を見つけながら高巻いていく。
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けっこう急斜面。雪を払って,ホールドになる木の根や岩角を見つけながら高巻いていく。
ツボクリ谷のシンボル,大トチノキの広場に到着。
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ツボクリ谷のシンボル,大トチノキの広場に到着。
雪の平となった大トチノキの広場。このあたりで積雪は20cmほど。
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雪の平となった大トチノキの広場。このあたりで積雪は20cmほど。
通常は大トチノキの広場から少し進んだところにある右岸枝谷から皆子山山頂を目指すが,今回はツボクリ大滝を見に行きたいので,そちらには入らず直進する。
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通常は大トチノキの広場から少し進んだところにある右岸枝谷から皆子山山頂を目指すが,今回はツボクリ大滝を見に行きたいので,そちらには入らず直進する。
次第に水量が少なくなり,渡渉が容易になって歩きやすくなる。
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次第に水量が少なくなり,渡渉が容易になって歩きやすくなる。
ツボクリ谷を過ぎて3つ目の右岸枝谷に入り,なおも進む。周囲は雪をかぶった自然林で気持ちがいい。ラッセルというほどの積雪もなく,軽い雪を踏みながら行く。
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ツボクリ谷を過ぎて3つ目の右岸枝谷に入り,なおも進む。周囲は雪をかぶった自然林で気持ちがいい。ラッセルというほどの積雪もなく,軽い雪を踏みながら行く。
おっと,見えてきた,ツボクリ大滝だ。うーん,やっぱり凍結はしておらず,普通に水が流れている様子。
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おっと,見えてきた,ツボクリ大滝だ。うーん,やっぱり凍結はしておらず,普通に水が流れている様子。
ツボクリ大滝,20mほど。滝の両端は氷が発達し始めているものの,残念ながら氷瀑化はしていなかった。それでも,水量は少ないながら,なかなか美しい姿の斜滝だ。
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ツボクリ大滝,20mほど。滝の両端は氷が発達し始めているものの,残念ながら氷瀑化はしていなかった。それでも,水量は少ないながら,なかなか美しい姿の斜滝だ。
滝の直下から。この滝,たぶん直登できるな。もちろん今はしませんが…。
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滝の直下から。この滝,たぶん直登できるな。もちろん今はしませんが…。
滝の周囲には,太いツララが発達していた。
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滝の周囲には,太いツララが発達していた。
この滝は左右どちらからも巻けそうだが,右手の斜面から巻いていく。巻きながら雪中の滝を眺めた図。
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この滝は左右どちらからも巻けそうだが,右手の斜面から巻いていく。巻きながら雪中の滝を眺めた図。
雪の急斜面を登り切り,滝上へ。穏やかな源頭部が広がる。
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雪の急斜面を登り切り,滝上へ。穏やかな源頭部が広がる。
今日は雲が多いが,一瞬の晴れ間も。
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今日は雲が多いが,一瞬の晴れ間も。
穏やかな源頭部をゆっくりと歩いて,稜線へ。
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穏やかな源頭部をゆっくりと歩いて,稜線へ。
皆子山の西尾根に出た。このあたりの西尾根は,京都北山とは思えないような開放的な雪の丘陵が続き,本当に気持ちのいいところ。
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皆子山の西尾根に出た。このあたりの西尾根は,京都北山とは思えないような開放的な雪の丘陵が続き,本当に気持ちのいいところ。
稜線の南側に広がる皆子谷左俣の源頭部。疎林の穏やかなスロープ。
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稜線の南側に広がる皆子谷左俣の源頭部。疎林の穏やかなスロープ。
やっぱりここは良いところ。誰か歩いている人がいるかと思っていたが,トレースはなかった。
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やっぱりここは良いところ。誰か歩いている人がいるかと思っていたが,トレースはなかった。
静かな雪の平の真ん中で倒木の雪を払い,腰かけてお昼にした。穏やかにうねる雪原を眺めながら熱い紅茶を飲んでいるだけで,今日一日が報われたような気分になる。
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静かな雪の平の真ん中で倒木の雪を払い,腰かけてお昼にした。穏やかにうねる雪原を眺めながら熱い紅茶を飲んでいるだけで,今日一日が報われたような気分になる。
一瞬の日差しに,雪面に浮かび上がる木々の影が美しい。
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一瞬の日差しに,雪面に浮かび上がる木々の影が美しい。
琵琶湖もちょっとだけ垣間見えた。
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琵琶湖もちょっとだけ垣間見えた。
さて,皆子山山頂へ。振り返ると,皆子山西尾根の穏やかな広い尾根が連なる。京都北山でも好きな場所の一つ。
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さて,皆子山山頂へ。振り返ると,皆子山西尾根の穏やかな広い尾根が連なる。京都北山でも好きな場所の一つ。
皆子谷右俣の源頭には,スノーシューのトレースが2つ。おそらく源頭を散歩しているのだろう。ここを歩きたくなる気持ちはよくわかる。
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皆子谷右俣の源頭には,スノーシューのトレースが2つ。おそらく源頭を散歩しているのだろう。ここを歩きたくなる気持ちはよくわかる。
皆子山山頂。西尾根の風景に比べて,山頂自体はそれほど印象に残らない。
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皆子山山頂。西尾根の風景に比べて,山頂自体はそれほど印象に残らない。
東尾根を少し下るが,東尾根は植林が続きあまり面白くないので,北側の無名谷(ワリ谷の一本東の谷)を下ってみることに。
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東尾根を少し下るが,東尾根は植林が続きあまり面白くないので,北側の無名谷(ワリ谷の一本東の谷)を下ってみることに。
登山道を外れるといきなり急斜面に。滑落すると事なので,慎重に下っていく。
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登山道を外れるといきなり急斜面に。滑落すると事なので,慎重に下っていく。
谷に降り立つと,急峻な谷筋にナメ滝が連続し始める。これはもしかしたら,ちょっとやっかいな谷かも知れない。用心してアイゼンとハーネスを装着。
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谷に降り立つと,急峻な谷筋にナメ滝が連続し始める。これはもしかしたら,ちょっとやっかいな谷かも知れない。用心してアイゼンとハーネスを装着。
滑り台のような谷を慎重に下降していく。
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滑り台のような谷を慎重に下降していく。
ツララをぶら下げた3〜5mほどの小滝が連続。アイゼンの前歯で慎重にスタンスを探りながらクライムダウンしていく。
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ツララをぶら下げた3〜5mほどの小滝が連続。アイゼンの前歯で慎重にスタンスを探りながらクライムダウンしていく。
どの滝もホールドが豊富で,ロープを出すことなく下降可能で助かった。
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どの滝もホールドが豊富で,ロープを出すことなく下降可能で助かった。
ツララのシャンデリア。
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ツララのシャンデリア。
ちょっとゴルジュっぽいところもあったが,ここもクライムダウンでクリア。
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ちょっとゴルジュっぽいところもあったが,ここもクライムダウンでクリア。
大きな滝が出てこないか半ば期待,半ば不安に思いながら下降していくと,谷は開けて穏やかになってしまった。この谷には大きい滝はないようだ。役目を終えたアイゼンを外す。
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大きな滝が出てこないか半ば期待,半ば不安に思いながら下降していくと,谷は開けて穏やかになってしまった。この谷には大きい滝はないようだ。役目を終えたアイゼンを外す。
680m三俣には,大きなケヤキが立っていた。
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680m三俣には,大きなケヤキが立っていた。
680m三俣からは仕事道らしきものがうっすらと出てきて,急に歩きやすくなった。
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680m三俣からは仕事道らしきものがうっすらと出てきて,急に歩きやすくなった。
そのままアシビ谷本流に合流。
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そのままアシビ谷本流に合流。
雪景色の中,余計に黒々として見えるアシビ谷の淵々を眺めながら,帰路に就いた。
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雪景色の中,余計に黒々として見えるアシビ谷の淵々を眺めながら,帰路に就いた。
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