槍ヶ岳 北鎌尾根縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 2,988m
- 下り
- 2,984m
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションルートです。 |
写真
装備
備考 | 靴ずれ予防のために靴下の替えは持参すべきだった。 |
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感想
新宿発のあずさ最終便(21時発)で北上。
松本駅には24時頃に到着。 松本電鉄の臨時便始発までは4時間半ほどなので、松本駅でステビバしました。
エアーマットさえあれば快適に寝られる気温でした。
13日は4時45分発の新島々行きに乗車します。登山者で満員。
新島々で上高地行きのバスに乗り換える際は長蛇の列でした。
上高地バスターミナルで装備の最終チェックをしてから登山開始。
遊歩道が広いうちにハイカーを抜き去っておこうと考えて横尾まで無休憩。
横尾での休憩で、初めて登る槍ヶ岳のルートを確認しました。
上高地から登ってくる登山者の8割方は涸沢に向かうようで、槍沢方面は一気に静かな登山道になりました。
槍沢ロッジには望遠鏡が設置してあり、槍ヶ岳山頂に登っている人を見ることが出来ました。
※上高地6時50分→槍沢ロッジ10時20分→槍沢大曲11時40分
槍沢大曲りからは殆どの登山者が槍沢ルートに向かいますが、自分は東鎌尾根の水俣乗越へと向かいます。
細い涸れ沢のようなルートをずっと登るのかと思いましたが、すぐに脇道が出てきたので、そちらを進んでみると歩きやすかったです。なかなかの急登でペースが落ちました。多くの人が歩く道では無いようですけど、道はきちんとしています。
※槍沢大曲12時→水俣乗越13時15分
水俣乗越から先はバリエーションルートになります。
下り始めはザレザレの急な下りなので怖いですが、そのうちにマシになります。
天候に恵まれた三連休は北鎌沢出合付近が混み合っていると予想し、「ニセ北鎌沢出合(一本目の沢)」手前でビバーク。
近くに幕を張った登山者と、沢の流木を片付けて焼却処理をするなどして遅くまで談笑していました。
食料や酒の御裾分けはお断りしたけど、人懐っこい性格なので無酸素単独アルパインスタイルじゃなくなっちゃった(笑)
21時ころ就寝。
※水俣乗越13時30分→ニセ北鎌沢出合15時
14日は午前4時半に起床。
暗いうちから行動開始しているパーティーがほとんどでしたが、自分は初見なので明るくならないと厳しいです。ゆっくりと朝食を済ませてから撤収し、明るくなってきた午前5時半に行動開始。
北鎌沢出合はネットで見た画像と同定して確認。 下から見ると一直線に突き上げる明瞭なルートであり、登っているパーティーが見えます。 迷いようがないかなと思いました。この時は・・・
自分も北鎌のコルに向かって登りますが、いつまでたっても右俣との分岐が出てきません。
沢の水は涸れないし、どんどん岩が大きくなってきます。
標高2,000mまで登った時点で間違えて左俣を登っていると仮定して、一旦下降することにしました。
下降途中に足場が崩れて2mほど滑落し川に落ちました。 脛を打撲した程度ですみましたが靴を完全に濡らしてしまい憂鬱になりました。
下降していくと左岸側に獣道レベルの脇道があります。 もしかしたらと思ったら、それが分岐でした。 初見殺し具合に心の中でむせび泣きました。
敗退するか迷いましたが、帰るにしても東鎌尾根や大天井の稜線を目指して登らないといけないので、どうせならと北鎌のコルを目指すことにしました。
クライマーホイホイへ進む道以外は草木に覆われているのか、分岐らしい分岐は見当たらず、無事にコルに到着しました。
※ニセ北鎌沢出合5時30分→北鎌沢出合5時40分→左俣標高2,000m地点6時15分→北鎌沢分岐6時40分→北鎌のコル8時45分→槍ヶ岳山頂17時
バリエーションルートなのでここから先は詳しくは書きません。
存分にルートファインディングを楽しんでください。
北鎌尾根は体力ルートです。 体力が無いと集中力が無くなり落石誘発や滑落をするので危険だと思います。
必要な登攀レベルはそんなに高くありませんが、プラスチッククライマーだと厳しいので外岩(出来れば岩がもろい本チャン系)を経験しておいた方が良いと思います。
ルートファインディングとは既存の踏み跡を見つけることではなく、自分の能力で辿ることが出来るルートを描くという事です。 色んなレベルの人が歩いているので踏み跡が多数になっているのです。
人気のルートなので、条件の良い連休は人が多く入っています。 先行者にベタベタくっついて登っているとラクの餌食になります。
人が多い日は「待ち」が発生することがあります。 こんなところでロープを?と思うこともあるでしょうけど、焦らずに待ちましょう。
体力的に1日で抜けられない人は稜線上でビバークが可能です。 ただし、適地はそれなりの数です。
個人的には北鎌平でビバークをしてみたいです。 なぜならモルゲンロートに染まる大槍が間近で見られるからです。
岩質は脆くザレ場も多いですが、景色が良く気持ちのいいルートでした。
ちなみにこの日は二件のレスキューがあり、内訳は頭部への落石と滑落でした。甘くはありません。
※上高地1,500m、横尾1,615m、水俣乗越2,480m、北鎌沢出合1,830m、北鎌のコル2,470m、独標2,900m、槍ヶ岳3,180m
北鎌尾根でも、下山中の上高地への道のりでも、
何度もお会いした2人組です。お天気にも恵まれて最高でしたね!!
またどこかの山でお会い出来るといいですね
当方、見るの専門で記録無くてすみません.....。
こんにちは。
本当、天気が良くて最高でしたね。
単独だと話す相手が居なくて寂しいので、助かりました(*^_^*)
また、どこかでお会いできるように、お互い気を付けて楽しく山を登り続けましょう!
突然の書き込みで申し訳ございません。はじめまして、tamahiと申します。
先日、友人が北鎌尾根へ行く際にテントを貸しましたが、
9月9日(火)に北鎌尾根でテントのポールを落としてしまいました。
貴殿がそれ以降に歩かれていらしゃるので、お心当たりがあれば?!と思いまして書き込みさせて頂きました。失礼致します。
早速で恐縮ですが、状況は以下の通りです。
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9月8日(月)に北鎌のコルに幕営しました。
翌9月9日(火)に北鎌のコルから槍ヶ岳を通過し、
槍ヶ岳山荘にてポールが無いことに気付きました。
以下に整理させて頂きます。
日時:2014年9月9日(火)
場所:北鎌のコル → 槍ヶ岳山荘 の間
紛失物:テント(プロモンテVL13)のポール(袋は緑色です)
長さは40cm位・・・一般的な長さです(^^;)
特徴は、2本のポールの中心がハブで連結されています
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お心当でしたら、お手数ですがご一報頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します m(_ _)m
こんにちは。
テントのポールですか。 私は出発が遅めだったのですが、ルート上には特にそれらしいものはありませんでした。
もしかしたら先行者が拾ってくれているかもしれませんね。
拾ったとしたら、槍ヶ岳山荘か付近の山小屋に届けている可能性が高いので、問い合わせてみてはいかがでしょう?
見付かりますように・・・
返信遅くなりましてすみません。
情報ありがとうございました。
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