サイマル山〜大ダビ山 山の本のルートをたどる
- GPS
- 05:11
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 665m
- 下り
- 555m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
でも、大月での接続が45分もあるのですよね。大月でゆっくり朝食を とって準備します。で、富士急行で禾生駅へ 帰り:無生野からのバスは、冬期運休中。4月にならないとバスが来ないのね。 よく調べてなかったので、現地で気づいて!!。タクシー呼びました…。 上野原駅まで\6680。あー…。 上野原〜無生野のバス時刻表:https://www.fujikyubus.co.jp/pdf/rosen/uenohara/uenohara-busyono_202204.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
★この行程を示すような標識類はありません。赤テープはたまにありますが、見極めは必要。コースには踏み跡が無いところもあり、あっても作業用のものが多いと思います。 ◆禾生駅〜石船神社 県道を1時間ほど歩いていきます。道に沿って断続的に集落があり、工場や物流会社などもあるのですが、かつてあったバスはデマンドタクシーに変わっていました。完全に車社会ということで、需要が無いんですね。途中で、第一目標のサイマル山が見えてきます。 ◆石船神社〜サイマル山 石船神社の角からゴルフ場に向かう道に入り、しばらく車道を緩やかに登って行きます。対岸に渡る地点で右下に下り、民家の先の橋を渡りますが、橋の向こう側は金網で閉ざされており、これを乗り越えていきました。動物除け?(あるいはハイカーも動物の一種なのか…) 対岸に渡って、川沿いに進むのか?と思いましたが、テープが正面についていたので、斜面を登るとしっかりした道がありました。巡視路かなと思いましたが、川下から上がってきているようですので、下流の橋を渡ってここに来れるのかな?このあたりは北面で、樹木が無い部分はなど、ところどころ雪に埋もれています。やがて斜面を登って行くようになりますが、この登り口のすぐ下まで、上流側から車道が来ているようです。回り込んできた方が、いいのかもしれません。 第一の鉄塔を過ぎ、一旦植林地の中に入って、高度をあげながら谷を回り込んで出てくると第二の鉄塔です。サイマル山へは第三の鉄塔から直答するのが正解ルートのようですが、鉄塔の下は雪が残っていて道がどこにあるかわからず、テープを見つけたので、藪を漕いで鉄塔の上に向かって見ると、どうやら山仕事用のものでした。正しい道に復帰できそうな兆しも見えず、右上はずっと尾根が見えているので、歩きやすいところを見つけて這い上がり、明るく開けた尾根の肩に出ました。この尾根はルートの尾根の一つ隣の尾根になります。地形図では厳しそうな傾斜はなさそうなので、これを登ることにしました。とはいっても、直登はさすがにきつく、木や岩につかまりながら体を持ち上げていきます。尾根上に小さな岩場もありましたが、幸い直登で問題なく越えていける程度のものでした。最後まで登り切ってサイマル山山頂。標識はありませんが、冬枯れの明るいピークでした。 ◆サイマル山〜大ダビ山 サイマル山から急斜面を下り、小さなピークを登り返しながら進みます。鉄塔のある四等三角点峰の手前から巡視路が合流してきますので、歩きやすくなりますが、ハイキングコースのような道にはなりません。細かなピークは巻いていくようになります。高取山の手前で巡視路は北側の巻道に入りますが、雪がしっかりついた北面のトラバースは問題外ですので、高取山に直登します。枯れ木を掻き分けつつ登った山頂はサイマル山と同じような感じの冬枯れの風景でした。 反対側に下って道に復帰。アップダウンしつつ、じわじわと高度をあげながら焼室山を目指します。このあたりから植林地も絡むようになってきます。巡視路とは途中で別れますが、はっきりとした踏み跡ではないものの、藪も無く進む方向ははっきりしていると言う感じです。焼室山は狭い山頂で、尾根はここで向きを変え、高岩へと向かいます。自然の傾斜のままの直登は、それほど急ではなくてもきつく感じます。そして高岩に到着。ここから大ダビ山までは、道志と前道志を連絡する登山道の一部で、ちょっと歩きやすくなります。大ダビ山は縦に長い山頂で、857mの三角点への下降点は、南側から登りついたあたりです。 ◆大ダビ山〜無生野 大ダビ山から急斜面を下ると、緩やかなプロムナード。この行程で一番歩きやすかったところではないでしょうか。三角点を過ぎると尾根は下り始め、木が密集し始めます。そして植林地に出ます。右側が下りやすそうに見えますが、ここは斜面を左に下ります。植林地と雑木林の間のはっきりした尾根になり、この尾根を外さないように、左に寄ることを意識しつつ下っていくと、やがて車道が見え始めます。ここからいかに着地するかです。じわじわ左に寄っていって、このあたりかな…と下ってみると、車道の擁壁に阻まれました。少し登り返してもっと左に進むと、ちょうど楢峠への分岐点に降り立ちました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
毛糸帽子
靴
ザック
昼食
行動食
非常食
飲料
地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
カメラ
ゲーター
チェーンスパイク
ストーブ
食器
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感想
「山の本」がついに休刊という事になってしまいました。先日Amazonで調べると最新号が出ていましたので、まだ続いているんだと思って買ってみたのですが、その中には次号で休刊との報せ。やっぱりねと思うのと共に、大変寂しい気分になります。と言うのも、創刊された時期と、山に登り始めた時期が重複し、かつて長い間定期購読していたからで、今でも本棚の一角をびっしり占めているのです。今回はその報せを受けて、最新号の122号から掲載されているルートを辿ることにしました。選んだのは「歳丸山〜大旅山」。静山紀行の項目の一コースです。
久しぶりに、千葉から直通する「あずさ3号」に乗車。いつも通勤の時に目に入るのですが、適当な時間帯にあるので、山に行くのにも何度か使っていました。今日は満席。家族連れや外国人も多く、華やかな雰囲気です。この雰囲気と、これから行く山の対比に、ふっと笑みが漏れます。この列車は八ヶ岳あたりに行くのが似合っているような雰囲気です。
禾生からは車道を1時間歩きましたが、山の本の記事では、ここはタクシーになっています。最終目標は14:55の無生野からのバスに乗ることで、時間的には大丈夫だろうと考えてのことです。山すそを回り込んでいくと、正面にサイマル山が現れてきました。もっさりした風采の上がらない里山という印象。隣に見える高畑山がカッコよく見えました。
山に入るスタート地点で、いきなりネットに阻まれる試練。さすが山の本コースです。しばらく斜面と藪との戦いですが、藪山は最初の取付きが一つの核心部。隣の尾根に乗ってしまったので、ここは記事のコース通りではなくなりましたが、やり直す気力はないのでそのまま行きました。風采の上がらない山だと言ってしまって悪かった、とサイマル山に謝りつつ、冬枯れの尾根を這い上がって辿り着いた山頂は、何も表示は無いですが、麓から見上げた印象とは異なり、落ち着ける、穏やかな明るい山頂でした。
巡視路はそれほどしっかりした感じではないと思いましたが、道があれば楽です。しかし、バスの時間が気になり、静かな山を楽しむと言うよりは、慌ただしい気分になってきました。そして、どこかでゆっくり落ち着く訳でもなく、大タビ山から尾根を辿って下山。着地点を探すのに一苦労したあと、バス停には15分前に到着です。良かった、良かったという事なのですが、バスが来ません。ネットを改めて見ていると、あ……。バスは4月まで来ません!穴路峠を越えて中央線に出る気力はなく、タクシーを呼んでしまいました。山の本の記事には、去年の3月に無生野からバスに乗ったと書いてあるけど、今年から変わったのかな…?
いろいろ、しっかり準備していないと、遭難?するという事を改めて感じた山行です。道中は冬枯れを通して、道志や前道志の山々の展望を楽しみながらの山行です。帽子をかぶった富士山も見えました。また、山の本コース、面白いので時々行ってみたいと思います。
コメント
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確かに立野峠も穴路峠も3時間超コ−スなので、流石に登り直すのは自分でも嫌かなぁ
3年ぐらい前にムギチロから秋山支局あたりに下山した時は午後便があったのですが、今は朝便しかないのですねぇ。
地元の人もこれじゃ使えないですね。
あ〜あ、やらかした。という感じでしたね(笑)。気が付いたのが15時ですし、もう下山報告もしたあとで、登り返す気にはなれませんでした。確かに、昔は午後便ありましたね。道志川沿いも、秋山川沿いもバスがどんどん不便になって、駐車場もあまり無くて、行きづらいです。ムギチロも何度か行こう考えたのですが、なかなか交通機関がかみ合わなくて…。朝便だけだと、登山口までは連れて行ってあげるから、別のところに降りてね、という事でしょうね。めげずに頑張ります。
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