十文字峠越え(栃本関所跡〜白泰山〜十文字峠〜毛木平)
- GPS
- 07:16
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,955m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:梓山 〜 バス 信濃川上駅 (バス料金\550) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:栃本林道の登山口にありました。 道の状況(危険だと思った個所) ※二里観音〜三里観音 新旧多くの倒木がありました。大きな木も倒れて道を塞いでました。ただし多くが通過した方々の踏跡があり、それを参考に通過しました。 今回のルートの中で最も危険だと感じたのは、赤沢山前後の巻道でした。とても細く、ときには、もはや「道」の体を成しておらず、ザレバをトラバースするような個所も散在しておりました。切れ落ちている箇所も多いので、地味ですが、長くつづくので集中力を持って乗り切ることが必要だと感じました。 ※白泰山への道 道標からの白泰山への道は、傾斜がきつく、苔むした岩、木の根など、滑りやすい箇所が散在しているので、特に下りは注意が必要でした。 |
写真
感想
今日は、この夏の奥秩父山行の締めとして、十文字峠越えに挑んでみました。7月に大弛峠〜甲武信〜十文字峠〜毛木平を歩いた時に五里観音像に出合い、その前に鎮座する一里から四里までのそれぞれの観音様にもお目にかかりたいと思ったこと、またこの道は、その昔、信州在の方々の三峰神社参りをはじめとする要の道であったとのことで、いにしえに思いを馳せてみたいとも思いました。実際は、思いを馳せるどころか、とてもハードな行程でした。
川又までのバス時間の都合上、どうしてもスタート時間が遅くなってしまいます。また、私が利用したバスは、栃本関所跡は通らないので、川又バス停からの出発になりました。実は、今日はあわよくば十文字峠から三国尾根を新三国峠まで行き、そこから梓山へ降りようとも考えていましたが、時間的にも体力的にも妄想に近かったものと思い知らされました。結果的には、一里観音から五里観音まで通してお目にかかれて良かったと思うことにします(負け惜しみ)。
残念ながら、今日のルートは眺望がほとんどありませんでした。もくもくと道と格闘しました。しかしまさに奥秩父という感じの苔むした景観と鬱蒼とした樹林は、奥秩父を代表するルートなのかもしれません。帰宅途中の車中で、むかしヤマケイで奥秩父の特集記事があったことを思いだし、帰宅後に早速本棚を眺めると、それは背表紙のタイトルからあっけなく見つかりました。1977年10月号で特集のタイトルは、「奥秩父の森と谷へ」でした。すぐに記事を再読しました。なかでも清水武甲さんのインタビュー記事が良く、これが記憶の片隅に残っていたようです。インタビューの中で十文字付近にも多く触れられています。この峠道は中津川林道が出来たこともあり、人の行き来がへったことで道が荒れたと述べられてました。40年前と今の状況は違いがあるのでしょうか?訪れる前に読むべきだったのかもしれませんが、私はむしろ後から読んだことにより先入観なく歩けたことが良かったと感じました。そしてインタビュー記事の中に同感できる点がいくつかあり、何かとても充足感がありました。
この特集は、約40年前に書かれたものですが、そこに掲載されている奥秩父の概観図を見ると、山と高原の地図では現在破線にも無い道がたくさん描かれています。しかし、そのような道のほとんどはその当時すでに荒廃していた道のようです。道も歩かれなくなれば、やがて廃道になる運命であり、道も人間とともに生きているのだと改めて思いました。蛇足になりますが、特集記事には宿泊施設として、西沢渓谷の西沢山荘がオープンしたとありましたが、この山荘もすでに閉荘されて数年が経ちました。時の流れをつくずく感じました。
本日の温泉:なし
本日出合った人
※栃本関所跡〜十文字峠
すれ違った人:1パーティ:約10名(白泰山線登山口に駐車していた方々のようでした)、その後1名
※十文字峠:1名
※十文字峠〜毛木平
すれ違った人:3名
GPS記録から
※時刻 経過時間 7:16:23 / 移動時間 6:28:59 / 停止時間 0:47:24
※スピード 平均 3.5�/h / 移動平均 4.0�/h
※標高 上り 2198m / 下り 1563m
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