人の波乗り越えて 憧れの奥穂高岳
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- GPS
- 17:40
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 1,833m
- 下り
- 1,843m
コースタイム
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 2:55
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 9:30
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:30
-15:00明神館15:10-15:50徳沢園-16:50横尾 宿泊)横尾山荘
9/21 横尾5:50-6:45本谷橋6:55-8:35涸沢ヒュッテ9:05
-11:30白出のコル(昼食)12:30
-13:20奥穂高岳14:15-15:20白出のコル 宿泊)穂高岳山荘
9/22 白出のコル6:10-8:00涸沢小屋8:10-9:40本谷橋9:45
-10:40横尾10:50-11:50徳沢園(昼食)12:20
-13:30河童橋-13:35-13:40上高地バスターミナル
天候 | 9/20 晴 9/21 晴 9/22 雨のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
1日500円×2泊3日=1,500円 |
写真
感想
今年は秋に5連休。
シルバーウィークと話題になりました。
折からの1,000円高速と相まって、これは混むかなと警戒。
朝5時に生駒を発ち、高山経由で平湯に入ったのが11時半。
これは余裕で上高地に入れる。
と一安心したのですが、
アカンダナ駐車場が満車で入れない。。。
入場待ちの車列の15台目に並んだが、30分待って進んだのは3台分。
しかも、その3台は待ち切れずにUターンして行った車。
実質1台も入っていない。
連休の初日に満車になったら日帰りの観光客が戻ってくる夕方まで空かない?
でもそれから上高地に向かっても、横尾までたどり着けない。。
このまま待つべきか?
別の駐車場を探すべきか?
後ろにも10台以上並んでいるので、
一旦去って万一他の駐車場が見つけられないと、
そのまた後ろに並ぶことになり、致命傷です。
悩みながらさらに30分。
ぱらりぱらりと車が出てきはじめ、何台かずつ動き始めてホッ。
予定よりちょっと遅めですが、無事バスで上高地入り。
観光地価格の山菜そば食べて出発。
昨年槍ヶ岳目指したときは工事中だった横尾山荘が、
今日はピカピカの新築になって今夜の宿です。
ちょっとゆったりめの2段ベッドが最高です。
予約していないと大部屋にすし詰めのようですが…。
食事も美味しく風呂もあり、
表に出て満天の星を楽しんだ後は熟睡です。
翌朝、明神岳のモルゲンロートを楽しみ、奥穂を目指します。
横尾橋を渡り、明るくなり始めた針葉樹林の中をしばらく行くと、
左手に高く聳える屏風岩。
こんなの登れないよねと舌を巻きながら進むと、谷間から正面に北穂高岳。
双眼鏡で見ると山頂に小屋が見えて、テンションが上がる。
いつか登るよぉ〜。
写真では何度も見た涸沢だけど、
涸沢ヒュッテのテラスからのこの大展望はちょっと圧巻です。
しばし堪能。ずっとここにいたい。
遠目には小さな支稜にしか見えないザイテンクラートですが、
けっこう険しい岩場も混ざって登り応えのある尾根です。
高度が上がるに連れて涸沢カールが一望の下に広がってきます。
2度ばかりカール上部のガレをガラガラ音をたてて落石が転がって行きました。
ザイテンクラートが唯一登れるルートだというのがよくわかります。
ようやく白出のコルに着き、穂高岳山荘の前のテラスで昼食。
そうこうしているうちにだんだん雲が出始める。
やはり山は午前中でないとダメだね。
うん、奥穂は明日の朝空気の澄んだときに登ろう。
隣り合わせたおっちゃんと意気投合して、ビールをおかわり。
午後はのんびり過ごして、また晴れたら涸沢岳でも登るか、
なんて寛ぎモードになりかけていましたが、
そうは相方が許してくれません。
明日天気がいいとは限らないじゃない!!
そりゃそうだね。下り坂だったね。
荷物は山荘前にデポって、
奥穂を目指して岩場にとっかかります。
が、そこで足止め。
次から次へと下山者が続き、前に進めません。
登りの10人くらいが山荘から10mくらいの岩棚で立ち往生。
その真ん中当たりで無為に時間を過ごします。
たまりかねて先頭の男性が、交代で登らせてもらえないかと言うと、
こっちもずっと待ってるんだと東京弁で一蹴。
30分近く待たされ、ようやく下山者が少なくなったところで登り始めます。
奥穂の山頂からは360度の大パノラマ。
涸沢岳・北穂の向こうに槍が天を突き、その先には立山や後立山連峰、
西にはジャンダルムが大きく聳え、東には前穂が間近に見えています。
雲が多めで、見えたり隠れたりしながらの展望ですが、
雲がかかっていればこその絶景を楽しめました。
翌朝、起きてがっかり。
雨です。ガスも濃い。
予報でも下り坂だったので、ある程度は覚悟してましたが。
いきなり雨かあ。
しばらく様子を見ますが、
好転の気配はなく、
涸沢岳は諦めて下山を開始。
昨日、奥穂に登っておいてよかったと相方に感謝しながら、
ザイテンクラートを下りました。
【2014.11.03作成の過去レコです】
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