紅葉の涸沢カールと北穂高岳


- GPS
- 49:02
- 距離
- 39.3km
- 登り
- 2,068m
- 下り
- 2,058m
コースタイム
- 山行
- 1:33
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 1:51
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:59
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:26
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
紅葉の涸沢カールと北穂高岳
いくつかある泊まってみたい小屋のベスト1が北穂高小屋、なおかつ各山小屋のブログをチェックしているとどうやら今季は紅葉が早目らしい、との情報を得て週末で混雑するのを覚悟で小屋どまりで計画した。
北穂高小屋はやはり混雑していて、二つの布団スペースに5人でした、足の踏み場ももちろん無い、みんな押し合いへしあいながらも、翌日は「寝れました?」なんて会話で、みんななぜか一体感があった気がしたのは私だけでしょうか?
そしてあの憧れのテラスで心ゆくまで、のんびりできて夢が叶いました。
そして涸沢はやはり特別だった、あの場にいた皆が幸せそうだった、そんな雰囲気がよりいっそう涸沢の紅葉を引き立てているのではないかと感じました。
初日は夜勤を終えてそのまま上高地へ直行、中央道諏訪SAで風呂タイム。
さっぱりして順調に沢渡へ、新しいバスターミナルは初めて、立派すぎてびっくり。
河童橋で少し景色を楽しむ、いつもの長い林道歩き。本日は徳澤ロッヂ泊まり、夕食食べてすぐに寝てしまった。 夜明け前に目が覚める、予定より早いがよく寝たので外のベンチで頼んでおいた弁当を食べ、ヘッドランプで歩き出す。上高地は熊が出没しているので非常に怖い、熊鈴を忘れたのも心細かった。
涸沢へ到着すると早速おでんを注文した、ベンチでゆっくり紅葉見物、まだ目的地の北穂高岳があるのでアルコールは自粛した。ヒュッテ裏の池を散策して北穂高へ向かう。
険しい北穂南陵ルートを登りきると大キレットから槍まで見渡せた、すぐにガスがかかって見えなくなってしまったけど。
小屋で受付してあとは天空のテラスで心ゆくまでのんびり、夢がかなった瞬間でした。まずは昼食にパスタ、生ビールで祝杯、持参したつまみ類をかじりつつ、コーヒー、紅茶をすすりながら、ずーっと常念山脈の紅葉を眺めながらくつろぐ、幸せな時間が流れる。
楽しみな夕飯は行列ができていた、全部で五回戦行われた、並ぶのも疲れるので外で日没を見ていた。 寝床は二枚の布団に五人、正確には6人一人は通路に寝ていた様です、こんな混雑も経験できていい思い出になりました。
3日目は夜明け前、早々に目が覚めた、朝食に替えて弁当にしていたので外ベンチで朝飯タイム、その後日の出を見て涸沢へ下った、涸沢小屋からカールを巡るパノラマルートで紅葉見物、テント場を抜けてヒュッテへ着いた、カールを見ながアイスを食べて仕方なく涸沢とお別れした。
本谷橋までの紅葉も素晴らしく、立ち止まっては全身で紅葉を浴びた。
大勢の登山者でにぎわう横尾で休憩して、上高地までノンストップで歩いた、徳沢のアイスも混雑していたのでパス、明神も同様にパス、河童橋の売店で牛乳を飲み干してバス待ちの列に並んで今回の山行は幕を閉じた。
美しい山と自然災害のリスク
山中で他の登山者から聞いて知った御嶽の噴火、下山してすぐにその報道を見てショックを受けた、御嶽山はいつか必ず登ろうとしていたからで、たまたまあの日登らなかっただけだからだ、多くの山登りを愛する方たちが亡くなったのは悲痛でしかない。山は私たちを幸せにしてくれるだけではないということを、改めて思い知らされた気がする、これからも自分は山に登り続けるだろうが、そういうリスクがあるという事を改めて考え、備えを最大限しなくてはいけないという事を痛切に感じる。
今は犠牲になられた方のご冥福をただ祈るだけです。
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